ホワイトカラー S3E8【鉱山からの告発】
2019年08月25日 公開
シーズン3エピソード8【鉱山からの告発】
ネタバレありのあらすじ&感想をまとめています。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
天才詐欺師兼FBIコンサルタントのニール、
優秀なFBI捜査官ピーターのコンビが
知能犯たちを華麗に追い詰めていく!
脇の面々もきらりと光る、痛快サスペンス!
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
ナチスの財宝の映像を見てしまったサラ。そこへニールが帰ってきて、サラは急に別れを告げる。
サラ「私たちは住む世界が違うわ」
ニール「そんなこと・・今まで何の問題もなかった。俺が何者かだって知っていただろう?」
サラ「ええそうよ」
ニール「・・そうか、すべて知ってしまったんだ」
サラの動揺した様子に、パソコンの映像を見たのだと察したニール。
サラ「ええ、すべてを知ったわ。あなたは夢の中にいる。私は現実を生きているわ」
ニール「それでも上手くいっていた」
サラ「・・身体にだけは気を付けて」
サラは最後までニールを心配して、部屋を出て行った。
翌日、ニールは、サラとの関係の終わりを、ピーターに告げた。
もちろんナチスの財宝のことは隠したまま。
ピーター「いきなり出て行ったのか?」
ニール「ああ、突然」
ピーター「お前も望んでいたのか?」
ニール「いや」
ピーター「それで、サラはなんて?」
ニール「住む世界が違うって」
ピーター「・・だから面白いんだろう?ほかには?」
ニール「別に・・」
ピーター「これからどうする?」
ニール「何もしないよ」
ピーター「え?何もしないのか」
ニール「お互い決めたことなんだ」
ピーター「それでいいのか」
ニール「仕方がないよ」
ピーターは何とかサラに復縁を迫れ・・と言いたげだったが、ニールの様子に背中を押すのをやめる。
FBIワゴンで顔を合わすいつもの面々。ニールが来た代わりに、ジョーンズは帰宅する。
ご機嫌なジョーンズは、タクシーで自宅に帰るが、門扉の様子から何者かが侵入していることに気づき、銃を取り出す。
静かに扉を開けると、部屋の中を荒らす男が一人。犯人ともみ合いになったジョーンズは犯人の右肩を狙撃するが、逃げられてしまう。
捜査が始まり、家にピーターとニールがやってくる。
ピーター「NY市警とヘリから捜索しているが、怪しい人物は見当たらない」
ジョーンズ「相手はプロです。柔術を心得ていた」
ピーター「犯人の目的は?」
ジョーンズ「これです」
そう言って絵ハガキを差し出すジョーンズ。
ピーター「絵ハガキ?ジミーってだれだ?」
ジョーンズ「海軍兵学校時代の友人です」
ニール「旧友からの便りはトラブルの元だけどね。経験上の話」
ジョーンズ「勤め先はバレット・ダン社。一応セキュリティー会社です、消印は南アフリカです」
ニール「随分遠いね。ちょっと見てもいい?」
ハガキを透かして見ると、切手の裏に何かがあるのを発見したニール。
そこにはマイクロドットが隠されていた。
マイクロドットの解析は出来たが、勤め先からは、ジミーの行方は教えられないと断られる。
ピーター「バレット・ダンという会社はかなり危険な会社で、暗殺集団やテロ組織ともつながりがあるとか」
ジョーンズ「ジミーはいい奴でした。あいつがなんでそんな会社に」
ピーター「君との仲は?」
ジョーンズ「海軍兵学校で知り合って、兄弟のような関係に」
ピーター「でも5年も音信不通だろう?」
ジョーンズ「ええ、彼は軍にそのまま残り、僕はハーバード大学へ進学したので・・」
ピーター「とりあえず事情を訊きに、奥さんのところへ行ってみるか」
ジョーンズ「イサベルに会いに?」
ピーター「ああ、FBIに来てもらっている。何か問題でも?」
なんだかジョーンズの様子がおかしい。
FBIのオフィスでイザベルと対面するピーターたち。ジョーンズとも再会を喜ぶが・・
なんとジョーンズとは結婚寸前までいった元カノだったのだ。よそよそしくも、なんだかよい雰囲気の二人。
捜査会議にて
ダイアナ「ジミーは2カ月前から、南アフリカのパラジウム鉱山に警備員として派遣されているわ」
ピーター「ニール?」
ニール「・・俺は行ったことないよ!」
ピーター「違う、パラジウムについて説明してくれないか?」
ニール「ああ・・パラジウムは、携帯やパソコンに使われている金属で、価値は銀の20倍」
ピーター「ジミーはストライカーという男の依頼で派遣されたが、ストライカーという人物の本名は、会社から明かしてもらえない」
ジョーンズ「バレット・ダン社が協力を拒んでいる」
ダイアナ「イザベルの話だと、ジミーは携帯の通話やメールなどをすべて会社に監視されている気がする、と最後に会ったときに話していたそうです」
それでマイクロドットという古典的な手法でしか、ジョーンズに報せられなかったのだと一同は解釈する。
ピーター「それでマイクロドットはどうだった?」
マイクロドットには鉱山の鉱脈図があった。
情報を解析した結果、国に提出された地図には乗っていない掘削場所が残されていた。
パラジウムを不正に採掘して、違法に売りさばいているのではないか、とピーターたちは考える。
ピーター「この情報をストライカーはジミーにばらされると思って、それを阻止したいんだろう」
この事件の捜査をしながら、ピーターはダイアナと共に財宝のことも追っていた。
二人で話しているところをニールは動画で記録し、モジーの読唇術で読み取ってもらうと、自分たちに捜査の手が伸びようとしていることに気づき焦る。
ジミーに関する捜査の続報が入る。鉱山の不正をリークしようとした職員が、何者かによって殺されていたのだ。
実行犯がジミーではないかと疑うピーターを、ジョーンズは否定する。
ジョーンズ「彼は、善悪は分かっている、今回だって真実を伝えようと、僕に連絡してきた」
ダイアナ「真実を確かめるには、ストライカーを捜さないと」
ニール「・・簡単に見つかるかも」
そう言って、バレット・ダン社が開くパーティーのチラシを見せるニール。
ニール「退役軍人たちや、関係者も来る。もしかしたらストライカーも来るかもね」
ピーター「イザベルはストライカーの顔をしっているし、面通しは出来るだろう。ジョーンズ、君が退役軍人として参加しろ」
パーティー会場に潜入したジョーンズ。イザベルに教えてもらい、ストライカーという男を特定する。
なんと、ストライカーはバレット・ダン社の社長をしている、ヘンリーだった。
ジョーンズが話しかけると、その男の体格などから明らかに自分の家に侵入した男だと確信を持ったジョーンズは、自ら身分を明かし、ジミーのことを尋ねるが、ヘンリーは白を切る。
ちょうどヘンリーに電話が掛かってきて、彼は足早に会場を後にする。警戒するピーターのすぐ近くになんとジミーが立っていた。
ピーターは彼を引き留めるが、「FBIでは守り切れない」と言って、弾丸を一発置いてジミーは逃走してしまう。
ジョーンズはイザベルを家まで送っていた。話はもちろんジミーのことに・・
イザベル「どうしてFBIに助けを求めなかったのかしら・・」
ジョーンズ「大きな企業の圧力と戦っているんだよ、彼は」
イザベル「ねえ、ジョーンズ。あなたが思っているほど、彼はヒーローじゃないわ」
ジョーンズ「どういう意味?」
イザベル「彼は、きっと不正にかかわっているわ。前もボーナスが入ったからって大金を送ってきた・・」
ジョーンズ「なんでそんなことを・・もっと早く教えてほしかった」
イザベル「夫を守りたかったの。夫はいつもあなたと自分を比べて、もっと稼がないとって言っていた」
ジョーンズ「俺と?なんで?俺はちっともすごくないよ、住んでいるところだっていい所じゃない」
イザベル「あなたは謙虚ね。本当に、素晴らしい人・・」
その頃ピーターは、ダイアナからセザンヌの絵について聞いていた。
出品されていたセザンヌの絵は、財宝目録に載っていたものではなかったと分かり、胸をなでおろすピーター。
内心、ニールを疑い続けたくないと思っていた。しかしその二人の様子を見ていたニールは、気が気ではなかった。
そして、ピーターが財宝目録を持っているに違いないと考え、それを盗みだそうとする。
夜遅くなって、再びFBIオフィスに向かうニール。もう帰っていると思っていたピーターが、まだ残っており、オフィスでジミーが残した弾丸を見ていた。
ニール「まだ残業?」
ピーター「この弾丸の中に、パラジウムが入っていた。どういう意味か一緒に考えてくれ」
ニール「銃弾の中にパラジウムを忍ばせる意味・・もしかして関税逃れ?」
弾丸の中にパラジウムを仕込んで輸入すれば、関税を押さえることが出来る。
一度では数ドルの関税でも、年間にすれば数万ドルの関税を減らすことが出来るのではないかというニールの考えに、ピーターも納得する。
ピーター「・・そうか!さすが俺たちだ!」
喜ぶピーターを、複雑な気持ち見つめるニール。
ピーターはヘンリーを呼び出し、直接話を聞こう・・と思ったが、ヘンリーは司法省を巻き込み事情聴取を逃れようとする。
手も足も出ない状況にジョーンズも苛立ち、殴りかかってしまう。
一方ニールは、財宝目録を盗み出そうとピーターのデスクを漁るが、鍵がかかっていて開けられない。
彼のキーホルダーから金庫の鍵を見つけ、型を取ったニールはモジーと作戦決行の日を段取りするが・・・
どうしても踏ん切りが付けられない。ピーターを裏切ること、そしてサラとの別れがニールの気持ちを揺らがせる。
部屋に戻ってきたニールは、残されたままのサラの荷物を見て、複雑な思いになる。
ニールはその足でジョーンズの部屋に行き、二人で酒を呑む。
ジョーンズはヘンリーの挑発に乗って、手を出してしまったことを後悔していた。
ジョーンズ「なんでアイツの挑発に乗ってしまったのか」
ニール「それは情熱だよ。何かを欲しがったり、失ったものを取り戻したいってこと」
ジョーンズ「俺がイザベルと別れたのは、理由がある。一緒にいたら彼女のためにならないと・・。もし一緒になったら、彼女は仕事を辞めなきゃならなくなっただろうし、こんな激務だとなかなか会う時間も作れない。彼女を不幸にすると思って、別れたんだ。すべてを手に入れることはできない。必要な方を取り、そうではない方と諦めないといけない」
ニール「どうして?」
ジョーンズ「・・どうして?じゃあきくけど、ニールにとって、すべてを手に入れるって?」
ニール「まずは、お金に困らないこと。あとは尊敬できる人と意義あることをする・・まあ、夢みたいな話だけど」
ジョーンズ「・・よく言うよ」
ニール「なにが?」
ジョーンズ「その夢なら、もう叶ってる。足枷が、現実に引き戻しているだけで」
ニール「ジョーンズだってそうだろう?」
ジョーンズ「確かに。幸せだよ」
ニールとジョーンズがグラスを傾けていると、そこへイザベルが訪ねてくる。
ニールは帰るが、すぐにピーターからの電話が掛かってくる。なんとジミーがヘンリーに拉致されたのだ。
ジミーはヘンリーのオフィスで監禁されていると推測できたが、内情が分からないためFBIが踏み込むこともできない。
そこで、ピーターはニールを潜入させる。
ニールは警備員の配置から、上階の一室にジミーが居るとピーターたちに報告し、自らも救出に向かう。
FBIが突入してきたことに抵抗するヘンリーの手下たち。ヘンリーは逃亡しようとするが、監視カメラに映るニールを発見し、殺そうと武器を手にする。
ボウガンを持ったヘンリーに追い回されるニール。階段を転げ落ち、追い詰められるが・・・
そこへジョーンズたちが現れて万事休す。ヘンリーは無事逮捕され、ジミーも解放される。
ジミーは有罪だったが、司法取引で減刑が認められた。
ジョーンズとイザベルは、二人で街を歩いていた。
イザベルは彼が出所するまで待つと言い、ジョーンズはイザベルに別れの挨拶をして、名残惜しみながらも、それぞれの生活へ戻る。
金曜日の夜、モジーとの計画通り、ピーターの家に忍び込んだニール。気が進まないながらも、目録を探して部屋を探し回る。
そして、金庫を見つけたニールはそれを破り、財宝目録をの写真を撮ることに成功する。
しかし、金庫の前に並ぶFBIのメンバーたちと自分の記念写真を見て、ニールの心がざわつく。
そこへ追い打ちを掛けるように、ピーターからの電話が鳴る。
ニール「どうしたの?張り込みは?」
ピーター「ちょうど、ジョーンズがコーヒーを買いに行ったところだ。なあ、さっきオフィスを出る前、誰かに電話していただろう?相手はサラか?」
ニール「何度掛けても出てくれないよ」
ピーター「それは、、辛いな」
ニール「ほんとにね」
ピーター「なあ・・俺たちは色々あったし、何でも話せる間柄ってわけじゃないけど、もし、何か相談があったらいつでも言ってほしい」
ニール「張り込み中に感傷的になっちゃったの?」
ピーター「・・そうかもな。いや、でもお前には幸せになって欲しいんだ。俺に出来ることがあるなら言ってくれ、何でもな」
ニール「ありがとう」
ピーター「いいんだ。また明日な」
ニール「お疲れ様・・」
ピーターとの電話を終えて、項垂れるニール。ピーターの優しい言葉に、胸が詰まる。
そこへ状況を心配したモジーから電話が掛かってくるが、ニールは目録は見つからなかったと嘘を吐いてしまう・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ジョーンズの過去が明らかになり、何よりラストのニール!!
何でも手に入れたいニールの気持ちはよく分かる。満たされたいし、飽くなき欲望が生きるためにも必要だけどね。
ジョーンズの言葉がいいですね、ニールが夢を語ったあとで「それならもう手に入っている」って。
これが真理ですよ。
ニールは欲しいもののほとんどを手に入れている。それを「十分」と取るのか、「まだまだ」と取るのか・・
他の人と比べたら、多い少ないとか、自分の過去と比べたら、多いとか少ないとかあるけど
今、過ごしている穏やか?な生活こそ、幸せってことなんですよ~
自分のことを大切にしてくれる人と過ごす時間が、何よりの宝物なんですよ!
と声を大にしていいたい。
さて、モジーにウソをついてしまったニール。モジーを誤魔化せる気がしませんが・・これからどうなるのか楽しみです。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
ランキング参加中♥よろしくお願いします
ネタバレありのあらすじ&感想をまとめています。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
天才詐欺師兼FBIコンサルタントのニール、
優秀なFBI捜査官ピーターのコンビが
知能犯たちを華麗に追い詰めていく!
脇の面々もきらりと光る、痛快サスペンス!
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
ナチスの財宝の映像を見てしまったサラ。そこへニールが帰ってきて、サラは急に別れを告げる。
サラ「私たちは住む世界が違うわ」
ニール「そんなこと・・今まで何の問題もなかった。俺が何者かだって知っていただろう?」
サラ「ええそうよ」
ニール「・・そうか、すべて知ってしまったんだ」
サラの動揺した様子に、パソコンの映像を見たのだと察したニール。
サラ「ええ、すべてを知ったわ。あなたは夢の中にいる。私は現実を生きているわ」
ニール「それでも上手くいっていた」
サラ「・・身体にだけは気を付けて」
サラは最後までニールを心配して、部屋を出て行った。
翌日、ニールは、サラとの関係の終わりを、ピーターに告げた。
もちろんナチスの財宝のことは隠したまま。
ピーター「いきなり出て行ったのか?」
ニール「ああ、突然」
ピーター「お前も望んでいたのか?」
ニール「いや」
ピーター「それで、サラはなんて?」
ニール「住む世界が違うって」
ピーター「・・だから面白いんだろう?ほかには?」
ニール「別に・・」
ピーター「これからどうする?」
ニール「何もしないよ」
ピーター「え?何もしないのか」
ニール「お互い決めたことなんだ」
ピーター「それでいいのか」
ニール「仕方がないよ」
ピーターは何とかサラに復縁を迫れ・・と言いたげだったが、ニールの様子に背中を押すのをやめる。
FBIワゴンで顔を合わすいつもの面々。ニールが来た代わりに、ジョーンズは帰宅する。
ご機嫌なジョーンズは、タクシーで自宅に帰るが、門扉の様子から何者かが侵入していることに気づき、銃を取り出す。
静かに扉を開けると、部屋の中を荒らす男が一人。犯人ともみ合いになったジョーンズは犯人の右肩を狙撃するが、逃げられてしまう。
捜査が始まり、家にピーターとニールがやってくる。
ピーター「NY市警とヘリから捜索しているが、怪しい人物は見当たらない」
ジョーンズ「相手はプロです。柔術を心得ていた」
ピーター「犯人の目的は?」
ジョーンズ「これです」
そう言って絵ハガキを差し出すジョーンズ。
ピーター「絵ハガキ?ジミーってだれだ?」
ジョーンズ「海軍兵学校時代の友人です」
ニール「旧友からの便りはトラブルの元だけどね。経験上の話」
ジョーンズ「勤め先はバレット・ダン社。一応セキュリティー会社です、消印は南アフリカです」
ニール「随分遠いね。ちょっと見てもいい?」
ハガキを透かして見ると、切手の裏に何かがあるのを発見したニール。
そこにはマイクロドットが隠されていた。
マイクロドットの解析は出来たが、勤め先からは、ジミーの行方は教えられないと断られる。
ピーター「バレット・ダンという会社はかなり危険な会社で、暗殺集団やテロ組織ともつながりがあるとか」
ジョーンズ「ジミーはいい奴でした。あいつがなんでそんな会社に」
ピーター「君との仲は?」
ジョーンズ「海軍兵学校で知り合って、兄弟のような関係に」
ピーター「でも5年も音信不通だろう?」
ジョーンズ「ええ、彼は軍にそのまま残り、僕はハーバード大学へ進学したので・・」
ピーター「とりあえず事情を訊きに、奥さんのところへ行ってみるか」
ジョーンズ「イサベルに会いに?」
ピーター「ああ、FBIに来てもらっている。何か問題でも?」
なんだかジョーンズの様子がおかしい。
FBIのオフィスでイザベルと対面するピーターたち。ジョーンズとも再会を喜ぶが・・
なんとジョーンズとは結婚寸前までいった元カノだったのだ。よそよそしくも、なんだかよい雰囲気の二人。
捜査会議にて
ダイアナ「ジミーは2カ月前から、南アフリカのパラジウム鉱山に警備員として派遣されているわ」
ピーター「ニール?」
ニール「・・俺は行ったことないよ!」
ピーター「違う、パラジウムについて説明してくれないか?」
ニール「ああ・・パラジウムは、携帯やパソコンに使われている金属で、価値は銀の20倍」
ピーター「ジミーはストライカーという男の依頼で派遣されたが、ストライカーという人物の本名は、会社から明かしてもらえない」
ジョーンズ「バレット・ダン社が協力を拒んでいる」
ダイアナ「イザベルの話だと、ジミーは携帯の通話やメールなどをすべて会社に監視されている気がする、と最後に会ったときに話していたそうです」
それでマイクロドットという古典的な手法でしか、ジョーンズに報せられなかったのだと一同は解釈する。
ピーター「それでマイクロドットはどうだった?」
マイクロドットには鉱山の鉱脈図があった。
情報を解析した結果、国に提出された地図には乗っていない掘削場所が残されていた。
パラジウムを不正に採掘して、違法に売りさばいているのではないか、とピーターたちは考える。
ピーター「この情報をストライカーはジミーにばらされると思って、それを阻止したいんだろう」
この事件の捜査をしながら、ピーターはダイアナと共に財宝のことも追っていた。
二人で話しているところをニールは動画で記録し、モジーの読唇術で読み取ってもらうと、自分たちに捜査の手が伸びようとしていることに気づき焦る。
ジミーに関する捜査の続報が入る。鉱山の不正をリークしようとした職員が、何者かによって殺されていたのだ。
実行犯がジミーではないかと疑うピーターを、ジョーンズは否定する。
ジョーンズ「彼は、善悪は分かっている、今回だって真実を伝えようと、僕に連絡してきた」
ダイアナ「真実を確かめるには、ストライカーを捜さないと」
ニール「・・簡単に見つかるかも」
そう言って、バレット・ダン社が開くパーティーのチラシを見せるニール。
ニール「退役軍人たちや、関係者も来る。もしかしたらストライカーも来るかもね」
ピーター「イザベルはストライカーの顔をしっているし、面通しは出来るだろう。ジョーンズ、君が退役軍人として参加しろ」
パーティー会場に潜入したジョーンズ。イザベルに教えてもらい、ストライカーという男を特定する。
なんと、ストライカーはバレット・ダン社の社長をしている、ヘンリーだった。
ジョーンズが話しかけると、その男の体格などから明らかに自分の家に侵入した男だと確信を持ったジョーンズは、自ら身分を明かし、ジミーのことを尋ねるが、ヘンリーは白を切る。
ちょうどヘンリーに電話が掛かってきて、彼は足早に会場を後にする。警戒するピーターのすぐ近くになんとジミーが立っていた。
ピーターは彼を引き留めるが、「FBIでは守り切れない」と言って、弾丸を一発置いてジミーは逃走してしまう。
ジョーンズはイザベルを家まで送っていた。話はもちろんジミーのことに・・
イザベル「どうしてFBIに助けを求めなかったのかしら・・」
ジョーンズ「大きな企業の圧力と戦っているんだよ、彼は」
イザベル「ねえ、ジョーンズ。あなたが思っているほど、彼はヒーローじゃないわ」
ジョーンズ「どういう意味?」
イザベル「彼は、きっと不正にかかわっているわ。前もボーナスが入ったからって大金を送ってきた・・」
ジョーンズ「なんでそんなことを・・もっと早く教えてほしかった」
イザベル「夫を守りたかったの。夫はいつもあなたと自分を比べて、もっと稼がないとって言っていた」
ジョーンズ「俺と?なんで?俺はちっともすごくないよ、住んでいるところだっていい所じゃない」
イザベル「あなたは謙虚ね。本当に、素晴らしい人・・」
その頃ピーターは、ダイアナからセザンヌの絵について聞いていた。
出品されていたセザンヌの絵は、財宝目録に載っていたものではなかったと分かり、胸をなでおろすピーター。
内心、ニールを疑い続けたくないと思っていた。しかしその二人の様子を見ていたニールは、気が気ではなかった。
そして、ピーターが財宝目録を持っているに違いないと考え、それを盗みだそうとする。
夜遅くなって、再びFBIオフィスに向かうニール。もう帰っていると思っていたピーターが、まだ残っており、オフィスでジミーが残した弾丸を見ていた。
ニール「まだ残業?」
ピーター「この弾丸の中に、パラジウムが入っていた。どういう意味か一緒に考えてくれ」
ニール「銃弾の中にパラジウムを忍ばせる意味・・もしかして関税逃れ?」
弾丸の中にパラジウムを仕込んで輸入すれば、関税を押さえることが出来る。
一度では数ドルの関税でも、年間にすれば数万ドルの関税を減らすことが出来るのではないかというニールの考えに、ピーターも納得する。
ピーター「・・そうか!さすが俺たちだ!」
喜ぶピーターを、複雑な気持ち見つめるニール。
ピーターはヘンリーを呼び出し、直接話を聞こう・・と思ったが、ヘンリーは司法省を巻き込み事情聴取を逃れようとする。
手も足も出ない状況にジョーンズも苛立ち、殴りかかってしまう。
一方ニールは、財宝目録を盗み出そうとピーターのデスクを漁るが、鍵がかかっていて開けられない。
彼のキーホルダーから金庫の鍵を見つけ、型を取ったニールはモジーと作戦決行の日を段取りするが・・・
どうしても踏ん切りが付けられない。ピーターを裏切ること、そしてサラとの別れがニールの気持ちを揺らがせる。
部屋に戻ってきたニールは、残されたままのサラの荷物を見て、複雑な思いになる。
ニールはその足でジョーンズの部屋に行き、二人で酒を呑む。
ジョーンズはヘンリーの挑発に乗って、手を出してしまったことを後悔していた。
ジョーンズ「なんでアイツの挑発に乗ってしまったのか」
ニール「それは情熱だよ。何かを欲しがったり、失ったものを取り戻したいってこと」
ジョーンズ「俺がイザベルと別れたのは、理由がある。一緒にいたら彼女のためにならないと・・。もし一緒になったら、彼女は仕事を辞めなきゃならなくなっただろうし、こんな激務だとなかなか会う時間も作れない。彼女を不幸にすると思って、別れたんだ。すべてを手に入れることはできない。必要な方を取り、そうではない方と諦めないといけない」
ニール「どうして?」
ジョーンズ「・・どうして?じゃあきくけど、ニールにとって、すべてを手に入れるって?」
ニール「まずは、お金に困らないこと。あとは尊敬できる人と意義あることをする・・まあ、夢みたいな話だけど」
ジョーンズ「・・よく言うよ」
ニール「なにが?」
ジョーンズ「その夢なら、もう叶ってる。足枷が、現実に引き戻しているだけで」
ニール「ジョーンズだってそうだろう?」
ジョーンズ「確かに。幸せだよ」
ニールとジョーンズがグラスを傾けていると、そこへイザベルが訪ねてくる。
ニールは帰るが、すぐにピーターからの電話が掛かってくる。なんとジミーがヘンリーに拉致されたのだ。
ジミーはヘンリーのオフィスで監禁されていると推測できたが、内情が分からないためFBIが踏み込むこともできない。
そこで、ピーターはニールを潜入させる。
ニールは警備員の配置から、上階の一室にジミーが居るとピーターたちに報告し、自らも救出に向かう。
FBIが突入してきたことに抵抗するヘンリーの手下たち。ヘンリーは逃亡しようとするが、監視カメラに映るニールを発見し、殺そうと武器を手にする。
ボウガンを持ったヘンリーに追い回されるニール。階段を転げ落ち、追い詰められるが・・・
そこへジョーンズたちが現れて万事休す。ヘンリーは無事逮捕され、ジミーも解放される。
ジミーは有罪だったが、司法取引で減刑が認められた。
ジョーンズとイザベルは、二人で街を歩いていた。
イザベルは彼が出所するまで待つと言い、ジョーンズはイザベルに別れの挨拶をして、名残惜しみながらも、それぞれの生活へ戻る。
金曜日の夜、モジーとの計画通り、ピーターの家に忍び込んだニール。気が進まないながらも、目録を探して部屋を探し回る。
そして、金庫を見つけたニールはそれを破り、財宝目録をの写真を撮ることに成功する。
しかし、金庫の前に並ぶFBIのメンバーたちと自分の記念写真を見て、ニールの心がざわつく。
そこへ追い打ちを掛けるように、ピーターからの電話が鳴る。
ニール「どうしたの?張り込みは?」
ピーター「ちょうど、ジョーンズがコーヒーを買いに行ったところだ。なあ、さっきオフィスを出る前、誰かに電話していただろう?相手はサラか?」
ニール「何度掛けても出てくれないよ」
ピーター「それは、、辛いな」
ニール「ほんとにね」
ピーター「なあ・・俺たちは色々あったし、何でも話せる間柄ってわけじゃないけど、もし、何か相談があったらいつでも言ってほしい」
ニール「張り込み中に感傷的になっちゃったの?」
ピーター「・・そうかもな。いや、でもお前には幸せになって欲しいんだ。俺に出来ることがあるなら言ってくれ、何でもな」
ニール「ありがとう」
ピーター「いいんだ。また明日な」
ニール「お疲れ様・・」
ピーターとの電話を終えて、項垂れるニール。ピーターの優しい言葉に、胸が詰まる。
そこへ状況を心配したモジーから電話が掛かってくるが、ニールは目録は見つからなかったと嘘を吐いてしまう・・
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ジョーンズの過去が明らかになり、何よりラストのニール!!
何でも手に入れたいニールの気持ちはよく分かる。満たされたいし、飽くなき欲望が生きるためにも必要だけどね。
ジョーンズの言葉がいいですね、ニールが夢を語ったあとで「それならもう手に入っている」って。
これが真理ですよ。
ニールは欲しいもののほとんどを手に入れている。それを「十分」と取るのか、「まだまだ」と取るのか・・
他の人と比べたら、多い少ないとか、自分の過去と比べたら、多いとか少ないとかあるけど
今、過ごしている穏やか?な生活こそ、幸せってことなんですよ~
自分のことを大切にしてくれる人と過ごす時間が、何よりの宝物なんですよ!
と声を大にしていいたい。
さて、モジーにウソをついてしまったニール。モジーを誤魔化せる気がしませんが・・これからどうなるのか楽しみです。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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