SUPERNATURAL S4E10【天国と地獄】
2019年10月16日 公開
シーズン4エピソード10【天国と地獄】
ネタバレありの、感想とあらすじです。
カスティエルとウリエルがアンナを殺しにやって来た。兄弟は、そんな二人をどう言いくるめるのか?
アンナを無理やり連れて行こうとするカスティエルとウリエル。抵抗する兄弟とルビー。
しかしウリエルたちの前に簡単に捻り倒されてしまう。
カスティエルがアンナの居る部屋のドアノブに手を掛けると、閃光が走り、なんとカスティエルとウリエルは消えてしまう。
何が起こったか分からない一同。アンナの様子を見に行くと、彼女は血文字で呪術を行っていた。
アンナへの疑念が一層深まるディーンとサム。
彼女の背後関係を調べるためにボビーのシェルターまでやって来た三人は、そこでアンナを匿いながら調査を進めることに。
彼女の両親についてい調べていたサムだったが、特に変わったことは無かった。
こそこそとアンナのことを調べていた二人にたいし、アンナは「自分に聞けばいい」とシェルターから出てきてしまう。
サム「天使は君を罪深いと言った、それはなぜ?」
アンナ「それは分からないわ。私が知りたい」
サム「わかった」
アンナの強い語調に、それ以上何も言えなくなってしまう。
そして二人は、或る人物を呼ぶ。
それは、パメラだった。彼女はカスティエルと交信しようとして視力を奪われたが、霊媒師としてはまだ第一線で活躍していた。
パメラの催眠術でも、アンナの過去は暴くことが出来なかったが、アンナは錯乱状態になりながらも、過去の記憶を取り戻していた。
彼女が言うには、自分は天使らしい。カスティエルとウリエルの上官であり、同じ部隊に所属していた戦士だという。
しかし彼女は自らの天使としてのパワー(恩寵)をはぎ取り、人間界へと堕天した。
現状を打開するには、自らはぎ取った恩寵を取り戻す必要がある。そうすれば、アンナは再び天使となり悪魔や天使を追い払う力を得るのだと言うが、その恩寵がある場所は大体の場所しか絞り込めない。
サムが躍起になって探し、なんとか場所まで特定して向かうが、すでに恩寵は何者かに奪われた後だった。
恩寵がないことがわかり、打つ手なし。揚げ句、アンナは天使たちの恐ろしい会話を聞く。
「アンナを天使に引き渡さなければ、ディーンを地獄へ送り返す」
ディーンもサムも、そしてルビーも、この窮地を脱する方法を考えていた。
ルビーは、アラステアを呼び出し、自分が味方になると取引を持ち掛ける。
アラステアはルビーを拷問しながらアンナをこちらへ渡しように言うが、ルビーは「自分が呼んでくるから場所は教えられない」と言って要求に応じない。
サムたちが山小屋で待機していると、そこへ再びカスティエルとウリエルが現れる。
ルビーもまた、アラステアを連れて山小屋へと戻ってくる。アンナを巡って戦い始める天使と悪魔。
ウリエルの首には、アンナの恩寵が封じ込められた瓶がぶら下がっていた。
アラステアの強大な力の前に劣勢になる天使たちを救うため、アンナはウリエルからその瓶を奪い取り、自分の身体に恩寵を取り込む。
そして、眩い光を放ちながら、彼女は悪魔を熔かして、その姿を消してしまう。
それはサムの作戦だった。
悪魔と天使を闘わせて、一緒に消してしまおうと考えていたのだ。
次の街へと向かう道中、サムに対しディーンが話しかける。
ディーン「地獄に居た4ヶ月は、地獄の時間で言えば40年だ。俺は毎日切り裂かれ、バラバラにされた。身体がなくなるまでな。でもまたすぐに身体が元通りになる。そしてまた拷問される。毎日その繰り返し。そして、アラステアが毎日やってくる。拷問されるのが嫌なら、俺の味方になって拷問する側に回れと言われた。そんな生活が30年続いた。耐えられなくなった。俺は拷問台から降りて、それからは毎日誰かを拷問し続けた。俺は……なんてことを」
サム「ほかの人なら、30年も耐えられなかったよ」
ディーン「苦しいんだ。心が痛くてたまらない。感情なんて無くなればいいのに……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ディーンの地獄での所業が明らかになりました。
そのおぞましい記憶が消えることはなく、ずっとディーンの中にこびり付いている。
それを口にしたところで何の癒しにもならないことを分かっていて、なおかつサムにそんなことを知ってほしくなくて、
何も言わなかったんだろうな。弟への配慮という名の愛では。
サムは悪魔の血を飲んでいるから、いずれ行きつく先はおそらく地獄。そんな地獄では毎日が拷問である、なんて世界を知ってほしくなかったんだろうなあと勝手に思った。
アンナは堕天使だったんですね。堕天使というとあまりいい意味に聞こえないですが、
存在さえ不確かな神という存在を妄信する自分に疑問を持った末の堕天だったようですね。
そこに意志というか、人間らしさ?アイデンティティ?が見いだされて、アンナのことが好きになった。
妄信しておけば楽ですよね、責任がないから。でもそれじゃ「自分」を生きてはいけないよね。
最後、ウリエルの首から恩寵を奪い、危険を冒して天使に戻ったアンナの決死の行動は、天使らしさというより、
人間らしかったなあ。人間が望む「天使像」なのかも……?
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
ランキング参加中♥よろしくお願いします
ネタバレありの、感想とあらすじです。
カスティエルとウリエルがアンナを殺しにやって来た。兄弟は、そんな二人をどう言いくるめるのか?
アンナを無理やり連れて行こうとするカスティエルとウリエル。抵抗する兄弟とルビー。
しかしウリエルたちの前に簡単に捻り倒されてしまう。
カスティエルがアンナの居る部屋のドアノブに手を掛けると、閃光が走り、なんとカスティエルとウリエルは消えてしまう。
何が起こったか分からない一同。アンナの様子を見に行くと、彼女は血文字で呪術を行っていた。
アンナへの疑念が一層深まるディーンとサム。
彼女の背後関係を調べるためにボビーのシェルターまでやって来た三人は、そこでアンナを匿いながら調査を進めることに。
彼女の両親についてい調べていたサムだったが、特に変わったことは無かった。
こそこそとアンナのことを調べていた二人にたいし、アンナは「自分に聞けばいい」とシェルターから出てきてしまう。
サム「天使は君を罪深いと言った、それはなぜ?」
アンナ「それは分からないわ。私が知りたい」
サム「わかった」
アンナの強い語調に、それ以上何も言えなくなってしまう。
そして二人は、或る人物を呼ぶ。
それは、パメラだった。彼女はカスティエルと交信しようとして視力を奪われたが、霊媒師としてはまだ第一線で活躍していた。
パメラの催眠術でも、アンナの過去は暴くことが出来なかったが、アンナは錯乱状態になりながらも、過去の記憶を取り戻していた。
彼女が言うには、自分は天使らしい。カスティエルとウリエルの上官であり、同じ部隊に所属していた戦士だという。
しかし彼女は自らの天使としてのパワー(恩寵)をはぎ取り、人間界へと堕天した。
現状を打開するには、自らはぎ取った恩寵を取り戻す必要がある。そうすれば、アンナは再び天使となり悪魔や天使を追い払う力を得るのだと言うが、その恩寵がある場所は大体の場所しか絞り込めない。
サムが躍起になって探し、なんとか場所まで特定して向かうが、すでに恩寵は何者かに奪われた後だった。
恩寵がないことがわかり、打つ手なし。揚げ句、アンナは天使たちの恐ろしい会話を聞く。
「アンナを天使に引き渡さなければ、ディーンを地獄へ送り返す」
ディーンもサムも、そしてルビーも、この窮地を脱する方法を考えていた。
ルビーは、アラステアを呼び出し、自分が味方になると取引を持ち掛ける。
アラステアはルビーを拷問しながらアンナをこちらへ渡しように言うが、ルビーは「自分が呼んでくるから場所は教えられない」と言って要求に応じない。
サムたちが山小屋で待機していると、そこへ再びカスティエルとウリエルが現れる。
ルビーもまた、アラステアを連れて山小屋へと戻ってくる。アンナを巡って戦い始める天使と悪魔。
ウリエルの首には、アンナの恩寵が封じ込められた瓶がぶら下がっていた。
アラステアの強大な力の前に劣勢になる天使たちを救うため、アンナはウリエルからその瓶を奪い取り、自分の身体に恩寵を取り込む。
そして、眩い光を放ちながら、彼女は悪魔を熔かして、その姿を消してしまう。
それはサムの作戦だった。
悪魔と天使を闘わせて、一緒に消してしまおうと考えていたのだ。
次の街へと向かう道中、サムに対しディーンが話しかける。
ディーン「地獄に居た4ヶ月は、地獄の時間で言えば40年だ。俺は毎日切り裂かれ、バラバラにされた。身体がなくなるまでな。でもまたすぐに身体が元通りになる。そしてまた拷問される。毎日その繰り返し。そして、アラステアが毎日やってくる。拷問されるのが嫌なら、俺の味方になって拷問する側に回れと言われた。そんな生活が30年続いた。耐えられなくなった。俺は拷問台から降りて、それからは毎日誰かを拷問し続けた。俺は……なんてことを」
サム「ほかの人なら、30年も耐えられなかったよ」
ディーン「苦しいんだ。心が痛くてたまらない。感情なんて無くなればいいのに……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ディーンの地獄での所業が明らかになりました。
そのおぞましい記憶が消えることはなく、ずっとディーンの中にこびり付いている。
それを口にしたところで何の癒しにもならないことを分かっていて、なおかつサムにそんなことを知ってほしくなくて、
何も言わなかったんだろうな。弟への配慮という名の愛では。
サムは悪魔の血を飲んでいるから、いずれ行きつく先はおそらく地獄。そんな地獄では毎日が拷問である、なんて世界を知ってほしくなかったんだろうなあと勝手に思った。
アンナは堕天使だったんですね。堕天使というとあまりいい意味に聞こえないですが、
存在さえ不確かな神という存在を妄信する自分に疑問を持った末の堕天だったようですね。
そこに意志というか、人間らしさ?アイデンティティ?が見いだされて、アンナのことが好きになった。
妄信しておけば楽ですよね、責任がないから。でもそれじゃ「自分」を生きてはいけないよね。
最後、ウリエルの首から恩寵を奪い、危険を冒して天使に戻ったアンナの決死の行動は、天使らしさというより、
人間らしかったなあ。人間が望む「天使像」なのかも……?
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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