SUPERNATURAL S1E9【帰宅】
2019年04月06日 公開
SPNシーズン1エピソード9【帰宅】のあらすじ&最後までのネタバレです。
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幼きころに、この世のものではない者に母親を殺された
ディーンとサムのウィンチェスター兄弟
悪魔狩りをする兄弟のロードムービー的ドラマ
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カンザス州ローレンスが今回の舞台。
夜、リビングで一人、この家の主であるジェニーが結婚式の写真を見て涙を流しています。
そこへ彼女の娘が起きてきて「クローゼットに何かいる」と言い出しますが、ジェニーはいつものことか・・と言いたげな表情で彼女の部屋へと向かいます。
ジェニーは娘のクローゼットを開けますが、そこにはもちろん何もいません。「安心して」と言ってクローゼットを締めるジェニー。娘が「椅子もちゃんとして」と言い、念のために扉に椅子を引っかけます。(何かが居たとしても出てこられないようにしているのね)
娘は「この家嫌い」と言いますが、ジェニーは「この家にまだ慣れていないだけ」と慰めます。
離婚した彼女は、娘と息子と共にこの家に越してきたばかりでした。大人しく眠るようにと寝かしつけた彼女は、リビングで荷物を解きます。すると床下から変な音がして、気になったジェニーは地下へと下りていきます。
天井灯を点けようとするが、配線不良なのか電気がつかず困り果てるジェニー。懐中電灯の灯りを頼りに、部屋を散策する母親は、残された前の住人の荷物を見つけます。
それは幸せな家族写真。そこはもともとディーン、サムたちウィンチェスター家が住んでいた家でした。
その頃、娘の部屋ではクローゼットの扉に引っかけた椅子が突然動き出し、彼女は飛び起きます。そして静かに扉が開き、そこから突然火柱が上がる。娘は泣き叫びます!
そのころ、サムは悪夢にうなされて目を覚ます。
翌朝、ディーンは面白そうな事件をネットで見つけたとサムに言いますが、上の空のサム。サムはメモ用紙に木の絵を描いていました。
サム「どこかで見たぞ・・」
サムはジョンの手帳を開き、中から一枚の写真を取り出します。それはローレンスの家の前で撮った家族写真でした。
そこに写る木が夢に出てきたのです。
サム「次に行かなきゃならないのは、僕たちが昔住んでいたカンザスの家だよ」
ディーン「どうして?」
サム「・・うまく言えないけど、今住んでいる住人が危険な目に遭いそうな気がするんだ」
予知夢を見られることをディーンに言っていないサムは「夢で見たから」と言えません。
ディーン「信用しろって?訳を言わないなら、俺はいかないぞ」
サム「・・その、悪夢を見たんだ」
ディーン「それはいつも見ているだろう?」
サム「いや、それが・・たまに現実になるんだよ」
そしてサムは、ジェシカが死ぬ夢を見たと白状するのだ。
ディーン「単なる偶然だろう」
サム「いや、違う。助けを求めていたんだ」
ディーン「俺はもうあの家に戻らないと決めたんだ」
サム「でもきっと何かがある、助けに行かなきゃ」
ディーン「・・分かってる」
二人は一路、カンザスへと向かいます。
二人にとっては辛い思い出の我が家は、改修されて同じ場所に建っていました。家を訪ねると新しい住人であるジェニーが出迎える。いつもなら身分詐称をするところだが、今回は素性を明かした二人。
彼女の顔にサムは見覚えがあった。夢で助けを求めていた女性と同じだったのだ。息子の名前はリッチー、つかまり立ちができるようになったほどの年齢。娘のサリーは少しお姉ちゃん。
彼女たちに住み心地を訊くが、あまり良い物ではないと言われてしまう。地下室にはネズミ、ライトは点滅。クローゼットには火柱に包まれた人間が見えたと娘のサリーは言うが、ジェニーはそれは夢だ、と誤魔化す。
一旦家から引き上げる二人。ディーンはサムが本当に予知夢を見たことを驚きます。
しかしサムはそれどころではない。母親やジェシカを殺した悪霊がすぐ近くにいるかもしれないのだ。一旦冷静になろうとする二人は、いつもの「狩り」と同じ手順を踏んで考えようとする。
22年前の出来事を思い出すディーン。サムを抱えて逃げ出した夜。炎と熱。その話で、兄に抱かれて難を逃れたことを初めて聞いたサム。
サム「兄さんが?」
ディーン「ああ。母さんを殺したやつの正体は、父さんに何度聞いても分からなかった。まずは、当時のことを知っている人に聞き込みをしよう」
サム「・・「仕事だ」だって割り切れそう?」
複雑な心中を吐露するサム。ディーンは何も答えずにトイレへと向かいます。そしてサムに気づかれないよう、父のジョンに電話をしますが、留守電に繋がってしまう。そして伝言メッセージに向かって弱音を吐くディーン。(お兄ちゃん、いつも気を張っていたんだね・・)

そのころジェニーの家(元ウィンチェスター家)では配管の工事を行っていました。
詰まりもないのに水が逆流してきたというのです。
配管工事の男が作業をしていると、突然猿のおもちゃが動き出します。怪訝そうに電源を切る作業員の男。排水溝に手を突っ込むと、そこは突然うなりを上げて、男の腕を粉砕したのです。叫ぶ男、パイプが血で溢れる。
サムとディーンは、父が共同経営していた自動車修理工場を訪ねます。
そこでメアリーが殺される前のジョンの様子を訊く二人。オーナーは「(メアリーの)事件が起きるまでは幸せそのものだったが、あの事件を境に人が変わってしまった。古い本や呪術、占星術を学び始めたよ」と言います。
そして「街の霊能力者を頼っていた」との情報を得た二人は、電話帳から目ぼしい人間を探すことに。サムが名前を読み上げると、ミズーリ・モズリーという名前に引っかかったディーン。ジョンの手帳にその人物の名が残っていたというのだ。
ミズーリ(女性)を訪ねた二人。彼女はサムの手に触れて、彼らの置かれた状況を的確に言い当てた。そしてサムの恋人の死や、父親の失踪のことまで。
ジョンとの出会いを語り始めるミズーリ。彼女はメアリーの事件の直後、ウィンチェスター家を訪ねていたのです。しかし彼女には母を殺した犯人が分からず、ただ「邪悪ななにか」としか見えなかったという。
それからミズーリはウィンチェスター家族が去ったあとも定期的に家を監視していたが、不審な出来事はなかったという。そのため突然、悪霊がとりついたとは考えにくいと彼女は言った。
その頃、ジェニー(元ウィンチェスター)家では、母親が配管工と電話をしていた。幸いなことに配管工は死んではいなかったが、
手に大怪我を負い、裁判で訴えると言ってきたのです。「そんなお金はない」と何とか穏便に済ませようとしていた彼女でしたが、二階から聞こえた激しい物音に驚き、一旦電話を切ります。
ジェニーが二階へと上がっているうちに、リッチーを囲っていた柵が(何かの力で)外れ、冷蔵庫の扉が開いてしまう。リッチーは大好きなジュースが入っている冷蔵庫へと吸い寄せられ、ジュースを飲むために庫内へと入ってしまうリッチー。すると突然扉が閉まってしまう。
リビングへと戻ってきたジェニーはリッチーが居ないことに気づきますが、どこへ行ったのかわかりません。もちろん冷蔵庫にいるなど思うはずもなく、部屋を探し回ります。家中を探してもどこにもいないと途方に暮れるジェニーでしたが、冷蔵庫から滴る牛乳に気づき、リッチーを救出します。
そこへサムとディーンが訪ねてきます。ミズーリも一緒です。部屋の中を見たいというが、ジェニーはいったん断ります。しかしミズーリが説得して中に入ることが出来た。
事件のあった(サムの寝室)部屋で強い霊気を感じたミズーリでしたが、メアリーを殺した霊気とは違うと言う。現在、この家には複数の霊が存在しており、メアリーの事件をきっかけに、この家が霊を惹きつけるスポットになってしまったとミズーリは語る。
複数いる霊の内、ポルターガイストが一つ、しかしもう一つは正体が分からない。
退治方法をミズーリに訊くディーン。さっそくミズーリの家で退治のための準備をする三人。家の四方に穴を明けて、浄化作用のある土で家を清めるのが今回の「仕事」。
その夜、家の浄化を始めることに。危険から遠ざけるためジェニーたちを外出させ、三人はそれぞれ手分けして作業に取り掛かる。作業を始めた三人に忍び寄るポルターガイストの霊は、退治の邪魔を始めます。
飛び出す棚に押しつぶされるミズーリ、投げつけられる包丁を何とか躱すディーン、電灯のコードで首を絞めつけられるサム。その力の強さに振りほどけないままサムは気を失ってしまう。
そこへ助けにくるディーン。(さすがお兄ちゃん!)壁を蹴破って、清めの砂を壁に放り込みます。すると、部屋が閃光に包まれ、咆哮を上げて霊が飛び出します。

サムの首に履きついたコードを剥がし、抱き寄せるディーン。これで終わった・・というミズーリでしたが、サムはなんだか納得していない様子。あの夢で見た光景とは何か違ったからです。
その日の深夜、帰宅したジェニーが眠りにつこうとしていると、ベッドが激しく揺れだします。窓の外に向かって助けを求めるジェニー。
除霊は終わったものの腑に落ちていないサムの提案で、一晩家を見守っていたサムとディーンは、彼女の異変に気付き、家へと駆けだす。そしてディーンはジェニーを、サムはリッチーとサリーを無事救出します。
サリーの部屋のクローゼットから火だるまの霊が・・!

玄関先まで来たサムは、サリーにリッチーと預け、逃げろと指示します。(メアリーの時のジョンとディーンのやり取りだね)
そのとき、一瞬のうちにサムは霊によって家の中へと引きずり込まれます。家の中で霊にしばかれるサム。ディーンは斧で扉をぶっ壊し、中へと突入!
身動きの取れないサムのもとへ火だるまの霊が迫ります。ようやくサムを見つけたディーン。火だるまの霊に向かって塩の弾の入った銃を向けるディーンでしたが、
サム「やめろ!」
ディーン「なんで!?」
サム「誰か分かるんだ。霊の姿が、見える」
すると目の前の炎は消え、そこに二人の母メアリーが姿を現したのだ。
ディーン「かあさん・・」
メアリーは二人の名前を呼び、微笑みます。涙ぐむサム。
メアリー「許して」
サム「何を?」
そうサムが訊くが、メアリーが少し悲しそうな顔をして何も答えない。そして二人に背を向け、見えない何かに向かって言い放ちます。
「息子を解放しなさい!この家から出ていって」
するとたちまちメアリーは再び炎に包まれ、悪霊が叫び声をあげながら燃え尽きた。
サム「これで終わった・・」
ようやくサムの感じていた悪い物が消えたのでした。
翌朝、ジェニーから、家に残っていた家族写真を貰った二人。ディーンはお礼を言う。
一方サムはミズーリと話をしていた。
サム「母さんの霊は?」
ミズーリ「あなたのお母さんは、あなたたちを守るために、自分の霊力と悪霊の力を相殺させたの。あなた、私が見えなかった霊も見えたのね」
サム「僕にもそういう力が?」
ミズーリ「はっきりとはわからないわ」
ジェニーやミズーリに別れを告げて、二人は新たな旅へと向かうことに。
ミズーリは自分の家へと戻ってきた。
ミズーリ「サムの霊感は凄いわ。私が気づかない霊にも気づいたもの。でもなんでかしら・・ジョンはここにいるのに、それには気づかないなんて・・」
そう、ジョンはミズーリの家に来ていたのだ。
ミズーリ「どうして息子たちに会ってあげないの?」
ジョン「今は、それはできない・・真実を知るまでは」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
なにいいいい、ジョンすぐそばまで来てるんかい!久しぶりのジョンの登場、生きていたことにほっとした私。
しかしまあ、サムの霊感は凄いんだな・・予知夢だけでなく、残存する霊にも気づくなんて。そして、父親に気づかないのは「霊じゃないから」じゃないの?と思った。
ところで、サムはそういう特殊能力があるけど、ディーンはないのかな?そういうもん?フィジカル担当ってやつかしら。いつも物語を観るときは、「じゃない方」を好きになる私なので、サムももちろん好きだけど、凡人(でもないけどさ)ディーンに肩入れして観始めてるんだよなあ。これから彼のすごい所もフューチャーされるのかな。
二人ともメアリーに会えてよかったなって思った。彼女が亡くなった時、ディーンですらあやふやな記憶だもんね。大きくなった息子たちの姿を見られてメアリーも嬉しかっただろうな。
本当は成長を一番近くで見たかっただろうし。ジェニーから家族写真を貰って、二人の思い出が形に残った状態で近くにあるのは、イイことだと思う。
てなわけで第9話終了。ジョンの言う「真実」ってのが気になるところですが、次回のお楽しみが増えた!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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幼きころに、この世のものではない者に母親を殺された
ディーンとサムのウィンチェスター兄弟
悪魔狩りをする兄弟のロードムービー的ドラマ
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カンザス州ローレンスが今回の舞台。
夜、リビングで一人、この家の主であるジェニーが結婚式の写真を見て涙を流しています。
そこへ彼女の娘が起きてきて「クローゼットに何かいる」と言い出しますが、ジェニーはいつものことか・・と言いたげな表情で彼女の部屋へと向かいます。
ジェニーは娘のクローゼットを開けますが、そこにはもちろん何もいません。「安心して」と言ってクローゼットを締めるジェニー。娘が「椅子もちゃんとして」と言い、念のために扉に椅子を引っかけます。(何かが居たとしても出てこられないようにしているのね)
娘は「この家嫌い」と言いますが、ジェニーは「この家にまだ慣れていないだけ」と慰めます。
離婚した彼女は、娘と息子と共にこの家に越してきたばかりでした。大人しく眠るようにと寝かしつけた彼女は、リビングで荷物を解きます。すると床下から変な音がして、気になったジェニーは地下へと下りていきます。
天井灯を点けようとするが、配線不良なのか電気がつかず困り果てるジェニー。懐中電灯の灯りを頼りに、部屋を散策する母親は、残された前の住人の荷物を見つけます。
それは幸せな家族写真。そこはもともとディーン、サムたちウィンチェスター家が住んでいた家でした。
その頃、娘の部屋ではクローゼットの扉に引っかけた椅子が突然動き出し、彼女は飛び起きます。そして静かに扉が開き、そこから突然火柱が上がる。娘は泣き叫びます!
そのころ、サムは悪夢にうなされて目を覚ます。
翌朝、ディーンは面白そうな事件をネットで見つけたとサムに言いますが、上の空のサム。サムはメモ用紙に木の絵を描いていました。
サム「どこかで見たぞ・・」
サムはジョンの手帳を開き、中から一枚の写真を取り出します。それはローレンスの家の前で撮った家族写真でした。
そこに写る木が夢に出てきたのです。
サム「次に行かなきゃならないのは、僕たちが昔住んでいたカンザスの家だよ」
ディーン「どうして?」
サム「・・うまく言えないけど、今住んでいる住人が危険な目に遭いそうな気がするんだ」
予知夢を見られることをディーンに言っていないサムは「夢で見たから」と言えません。
ディーン「信用しろって?訳を言わないなら、俺はいかないぞ」
サム「・・その、悪夢を見たんだ」
ディーン「それはいつも見ているだろう?」
サム「いや、それが・・たまに現実になるんだよ」
そしてサムは、ジェシカが死ぬ夢を見たと白状するのだ。
ディーン「単なる偶然だろう」
サム「いや、違う。助けを求めていたんだ」
ディーン「俺はもうあの家に戻らないと決めたんだ」
サム「でもきっと何かがある、助けに行かなきゃ」
ディーン「・・分かってる」
二人は一路、カンザスへと向かいます。
二人にとっては辛い思い出の我が家は、改修されて同じ場所に建っていました。家を訪ねると新しい住人であるジェニーが出迎える。いつもなら身分詐称をするところだが、今回は素性を明かした二人。
彼女の顔にサムは見覚えがあった。夢で助けを求めていた女性と同じだったのだ。息子の名前はリッチー、つかまり立ちができるようになったほどの年齢。娘のサリーは少しお姉ちゃん。
彼女たちに住み心地を訊くが、あまり良い物ではないと言われてしまう。地下室にはネズミ、ライトは点滅。クローゼットには火柱に包まれた人間が見えたと娘のサリーは言うが、ジェニーはそれは夢だ、と誤魔化す。
一旦家から引き上げる二人。ディーンはサムが本当に予知夢を見たことを驚きます。
しかしサムはそれどころではない。母親やジェシカを殺した悪霊がすぐ近くにいるかもしれないのだ。一旦冷静になろうとする二人は、いつもの「狩り」と同じ手順を踏んで考えようとする。
22年前の出来事を思い出すディーン。サムを抱えて逃げ出した夜。炎と熱。その話で、兄に抱かれて難を逃れたことを初めて聞いたサム。
サム「兄さんが?」
ディーン「ああ。母さんを殺したやつの正体は、父さんに何度聞いても分からなかった。まずは、当時のことを知っている人に聞き込みをしよう」
サム「・・「仕事だ」だって割り切れそう?」
複雑な心中を吐露するサム。ディーンは何も答えずにトイレへと向かいます。そしてサムに気づかれないよう、父のジョンに電話をしますが、留守電に繋がってしまう。そして伝言メッセージに向かって弱音を吐くディーン。(お兄ちゃん、いつも気を張っていたんだね・・)

そのころジェニーの家(元ウィンチェスター家)では配管の工事を行っていました。
詰まりもないのに水が逆流してきたというのです。
配管工事の男が作業をしていると、突然猿のおもちゃが動き出します。怪訝そうに電源を切る作業員の男。排水溝に手を突っ込むと、そこは突然うなりを上げて、男の腕を粉砕したのです。叫ぶ男、パイプが血で溢れる。
サムとディーンは、父が共同経営していた自動車修理工場を訪ねます。
そこでメアリーが殺される前のジョンの様子を訊く二人。オーナーは「(メアリーの)事件が起きるまでは幸せそのものだったが、あの事件を境に人が変わってしまった。古い本や呪術、占星術を学び始めたよ」と言います。
そして「街の霊能力者を頼っていた」との情報を得た二人は、電話帳から目ぼしい人間を探すことに。サムが名前を読み上げると、ミズーリ・モズリーという名前に引っかかったディーン。ジョンの手帳にその人物の名が残っていたというのだ。
ミズーリ(女性)を訪ねた二人。彼女はサムの手に触れて、彼らの置かれた状況を的確に言い当てた。そしてサムの恋人の死や、父親の失踪のことまで。
ジョンとの出会いを語り始めるミズーリ。彼女はメアリーの事件の直後、ウィンチェスター家を訪ねていたのです。しかし彼女には母を殺した犯人が分からず、ただ「邪悪ななにか」としか見えなかったという。
それからミズーリはウィンチェスター家族が去ったあとも定期的に家を監視していたが、不審な出来事はなかったという。そのため突然、悪霊がとりついたとは考えにくいと彼女は言った。
その頃、ジェニー(元ウィンチェスター)家では、母親が配管工と電話をしていた。幸いなことに配管工は死んではいなかったが、
手に大怪我を負い、裁判で訴えると言ってきたのです。「そんなお金はない」と何とか穏便に済ませようとしていた彼女でしたが、二階から聞こえた激しい物音に驚き、一旦電話を切ります。
ジェニーが二階へと上がっているうちに、リッチーを囲っていた柵が(何かの力で)外れ、冷蔵庫の扉が開いてしまう。リッチーは大好きなジュースが入っている冷蔵庫へと吸い寄せられ、ジュースを飲むために庫内へと入ってしまうリッチー。すると突然扉が閉まってしまう。
リビングへと戻ってきたジェニーはリッチーが居ないことに気づきますが、どこへ行ったのかわかりません。もちろん冷蔵庫にいるなど思うはずもなく、部屋を探し回ります。家中を探してもどこにもいないと途方に暮れるジェニーでしたが、冷蔵庫から滴る牛乳に気づき、リッチーを救出します。
そこへサムとディーンが訪ねてきます。ミズーリも一緒です。部屋の中を見たいというが、ジェニーはいったん断ります。しかしミズーリが説得して中に入ることが出来た。
事件のあった(サムの寝室)部屋で強い霊気を感じたミズーリでしたが、メアリーを殺した霊気とは違うと言う。現在、この家には複数の霊が存在しており、メアリーの事件をきっかけに、この家が霊を惹きつけるスポットになってしまったとミズーリは語る。
複数いる霊の内、ポルターガイストが一つ、しかしもう一つは正体が分からない。
退治方法をミズーリに訊くディーン。さっそくミズーリの家で退治のための準備をする三人。家の四方に穴を明けて、浄化作用のある土で家を清めるのが今回の「仕事」。
その夜、家の浄化を始めることに。危険から遠ざけるためジェニーたちを外出させ、三人はそれぞれ手分けして作業に取り掛かる。作業を始めた三人に忍び寄るポルターガイストの霊は、退治の邪魔を始めます。
飛び出す棚に押しつぶされるミズーリ、投げつけられる包丁を何とか躱すディーン、電灯のコードで首を絞めつけられるサム。その力の強さに振りほどけないままサムは気を失ってしまう。
そこへ助けにくるディーン。(さすがお兄ちゃん!)壁を蹴破って、清めの砂を壁に放り込みます。すると、部屋が閃光に包まれ、咆哮を上げて霊が飛び出します。

サムの首に履きついたコードを剥がし、抱き寄せるディーン。これで終わった・・というミズーリでしたが、サムはなんだか納得していない様子。あの夢で見た光景とは何か違ったからです。
その日の深夜、帰宅したジェニーが眠りにつこうとしていると、ベッドが激しく揺れだします。窓の外に向かって助けを求めるジェニー。
除霊は終わったものの腑に落ちていないサムの提案で、一晩家を見守っていたサムとディーンは、彼女の異変に気付き、家へと駆けだす。そしてディーンはジェニーを、サムはリッチーとサリーを無事救出します。
サリーの部屋のクローゼットから火だるまの霊が・・!

玄関先まで来たサムは、サリーにリッチーと預け、逃げろと指示します。(メアリーの時のジョンとディーンのやり取りだね)
そのとき、一瞬のうちにサムは霊によって家の中へと引きずり込まれます。家の中で霊にしばかれるサム。ディーンは斧で扉をぶっ壊し、中へと突入!
身動きの取れないサムのもとへ火だるまの霊が迫ります。ようやくサムを見つけたディーン。火だるまの霊に向かって塩の弾の入った銃を向けるディーンでしたが、
サム「やめろ!」
ディーン「なんで!?」
サム「誰か分かるんだ。霊の姿が、見える」
すると目の前の炎は消え、そこに二人の母メアリーが姿を現したのだ。
ディーン「かあさん・・」
メアリーは二人の名前を呼び、微笑みます。涙ぐむサム。
メアリー「許して」
サム「何を?」
そうサムが訊くが、メアリーが少し悲しそうな顔をして何も答えない。そして二人に背を向け、見えない何かに向かって言い放ちます。
「息子を解放しなさい!この家から出ていって」
するとたちまちメアリーは再び炎に包まれ、悪霊が叫び声をあげながら燃え尽きた。
サム「これで終わった・・」
ようやくサムの感じていた悪い物が消えたのでした。
翌朝、ジェニーから、家に残っていた家族写真を貰った二人。ディーンはお礼を言う。
一方サムはミズーリと話をしていた。
サム「母さんの霊は?」
ミズーリ「あなたのお母さんは、あなたたちを守るために、自分の霊力と悪霊の力を相殺させたの。あなた、私が見えなかった霊も見えたのね」
サム「僕にもそういう力が?」
ミズーリ「はっきりとはわからないわ」
ジェニーやミズーリに別れを告げて、二人は新たな旅へと向かうことに。
ミズーリは自分の家へと戻ってきた。
ミズーリ「サムの霊感は凄いわ。私が気づかない霊にも気づいたもの。でもなんでかしら・・ジョンはここにいるのに、それには気づかないなんて・・」
そう、ジョンはミズーリの家に来ていたのだ。
ミズーリ「どうして息子たちに会ってあげないの?」
ジョン「今は、それはできない・・真実を知るまでは」
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なにいいいい、ジョンすぐそばまで来てるんかい!久しぶりのジョンの登場、生きていたことにほっとした私。
しかしまあ、サムの霊感は凄いんだな・・予知夢だけでなく、残存する霊にも気づくなんて。そして、父親に気づかないのは「霊じゃないから」じゃないの?と思った。
ところで、サムはそういう特殊能力があるけど、ディーンはないのかな?そういうもん?フィジカル担当ってやつかしら。いつも物語を観るときは、「じゃない方」を好きになる私なので、サムももちろん好きだけど、凡人(でもないけどさ)ディーンに肩入れして観始めてるんだよなあ。これから彼のすごい所もフューチャーされるのかな。
二人ともメアリーに会えてよかったなって思った。彼女が亡くなった時、ディーンですらあやふやな記憶だもんね。大きくなった息子たちの姿を見られてメアリーも嬉しかっただろうな。
本当は成長を一番近くで見たかっただろうし。ジェニーから家族写真を貰って、二人の思い出が形に残った状態で近くにあるのは、イイことだと思う。
てなわけで第9話終了。ジョンの言う「真実」ってのが気になるところですが、次回のお楽しみが増えた!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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