ホワイトカラーS1E13【外されたGPS】
2019年04月19日 公開
シーズン1エピソード13【外されたGPS】
ネタバレありのあらすじ&感想をまとめています。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
天才詐欺師のニールが、自分を逮捕したFBI捜査官ピーターと共に、
知能犯たちを華麗に追い詰めていく!
ピーターの妻エリザベスや、ニールの相棒(?)モジーなど
脇の面々もきらりと光る、痛快サスペンス!
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
ニールは自室のバルコニーでオルゴールの謎、そしてケイトの行方について考えていた。そこへアレックスが訪ねてくる。
ニールが彼女の留守電に会いたいと、伝言を残していたのです。それを聞いた彼女はわざわざニールに会いに来た。
包み隠さず、オルゴールの在処を問うニール。答えない彼女にニールは協力して盗もうと声を掛ける。
ニール「用が済んだら君に渡すよ」
アレックス「本当の狙いは何?」
訊かれてもケイトのことは答えないニール。アレックスはGPSを外さない限り、在処は絶対に教えないという。
ニール「これはファッションでつけているわけじゃない」
アレックス「だからよ。もしもの時に外せなかったら、足手まといになるから。明日の午後六時にまた来るわ。その時にGPSが外れていたら、オルゴールの場所を教えてあげる」
そういって立ち去る彼女。ニールは頭を悩ませます。
FBIオフィスに出勤したニール。20分の遅刻をピーターにとがめられます。
ニール「ちょっと出遅れたんだ。次は気をつけるよ」
そう言いながら席に着くニールを怪しむピーター。彼のジャケットの肩に女性の髪の毛がついていることに気が付きますが、ニールには何も言いません。
ヒューズのオフィスに一人の女性が訪ねてきているのを発見したニール。
ニール「ねえ、あれ誰?」
ピーター「FBIの希望の星、キンバリー・ライスだよ」
言い方に棘のあるピーターにニールは思わず言います。
ニール「(彼女のこと)嫌いなの?」
ピーター「ああ。(あっさり!)彼女は誘拐や失踪の担当者だ」
ニール「ここに何の用?」
ピーター「お前に会いに来たらしい」
ニール「俺は誘拐なんてしないよ」
そんなやり取りをしていると、ヒューズがピーターとニールを会議室に呼びます。嫌な予感しかしない二人。
ライス捜査官は誘拐事件について話し始める。
リンジーという少女が昨晩誘拐された。父親の名はスチュアート・グレス・・アトランティックパートナーズという会社のCEO。ニールが以前社債券を偽造したことがある会社だった。
ニール「で、その事件と僕がどんな関係なんですか?」
ライス「重要容疑者があなたのお友達なの」
容疑者の名はライアン・ウィルクス。犯罪組織のリーダーで、窃盗恐喝殺人と、犯罪のレパートリーも豊富だった。
ピーター「なぜ、ライアンが容疑者だと?」
ライス「手口が、ニールと同じだからよ」
ニールは以前(社債券偽造をするにあたって)スチュアートの身辺を調べており、その情報が今回の犯罪にも利用されていた。そのため、今回の誘拐事件でニールは、ライス捜査官の指揮のもと一緒に捜査することに。乗り気ではなさそうなニール。
ピーター「ライアンとニールは面識がある。もしかしたら危険な目に遭うかもしれない」(ピーター、ニールのことが心配そうです(/_;))
ヒューズ「ニールなら、大丈夫だろう。自分の身は自分で守れる。ということで今からライス捜査官の下で働いてくれ」
ライス「これで私たちはチームね。早速教えてちょうだい、ライアンに最後に会ったのはいつ?」
ニール「(ライアンに)殺されかけたときだ・・」
ライスと共に、スチュアートの家を訪ねて事件当時の様子を訊くことにしたニール。気が進まないのはライス捜査官と一緒だからというだけではありません。
ニール「俺は、彼の社債券を偽造して、彼の会社の信用を傷つけた。それを彼は裁判で証言していて・・」
スチュアートへの罪悪感が、ニールに押し寄せる。
ライス「その罪悪感があるなら、今回の捜査で娘を捜し出すの」
スチュアートの部屋に入ったニール。すぐさま謝罪の言葉を述べますが、すべてを言う前にスチュアートはその言葉を遮って、ニールに「君なら娘を探せるんだろう?頼む」と言います。
当日の様子を訊くライス捜査官。不十分な彼女の質問に付随する形でニールが聞き取りを行いますが、ライスはその態度に憤慨します。
ライス「何?今のは。私以外が聞き取りをするなんてありえない。あなたは『私の道具』にすぎないの。私の命令通りに動いて」
ニール「僕もてっきり捜査員の一員なのかと」
ライス「いい?私が指示するまで、その口は閉じていなさい」
ニール「あ!」
ライス「・・なに?」
ニール「しゃべっていい?」
ライス「ええ」
ニール「ライアンの指紋は残っていないんだろう?いつも彼は証拠を残さないために、家にあるものを使って犯罪を犯す。だから台所のゴム手袋とかが怪しい」
ライス「それは素晴らしい意見ね。それ以外にないのなら、車で待機していて」
傲慢な態度に思わず目が点になるニール。。。
一方その頃、ピーターは家でエリザベスと過ごしていましたが、ニールのことが気になってエリザベスの話が頭に入ってきません。(分かりやすすぎる男、ピーター)
エリザベス「ニールのことが心配なのね」
ピーター「そんなわけない。あいつが居ない時間で妻とこうして楽しいランチタイムだ。最高だよ」
エリザベス「はいはい、でどうしたの?」(ピーターの扱い分かっているよね( ´艸`))
ピーター「今回の事件が妙なんだ。それにライスは信用できない」
エリザベス「心配なら見に行ってあげれば?」
ピーター「他人の捜査に首を突っ込むのはマナー違反だよ」
エリザベス「そんなこと何度もやっているでしょ?」
その言葉に勇気をもらった?ピーターは、ニールの様子を見に行きます。車の中で退屈そうにしているニールに声を掛けるピーター。
ピーター「近くに来たついでだ」
ニール「俺が居なくて寂しいんだ」
ピーター「そんなわけない」
ニール「こっちの捜査が気になるんだろう?」
ピーター「どうだ?彼女とはうまくいっているか?」
ニール「俺は道具に過ぎないらしいよ」
ピーター「じゃあ、俺との捜査が恋しいだろう?」
ニール「そんなことないさ、でも脚は伸ばしたい」
そう言われ、車のドアを開けてあげるピーター。

ピーター「ちょっと散歩でもするか。・・で、お前ならライアンの手口が分かるだろう?」
ニール「ああ。見張りと運転手がいた。実行犯は本人。見張りを立てるなら・・」
そう言って二人は家の裏口へと向かう。そこにはライアンが懇意にしているクラブのクロークの控えが落ちていた。
そこへライス捜査官が戻ってくる。ピーターたちを見つけた彼女はまたまた怒り出します。ピーターが見つけたクロークの控えを見せると、そこへ行こうと言い出すライス。
ニール「人質はそこにはいないよ。それにFBIが行ったら、それこそ大迷惑かも」
ライス「じゃあ、あなたが一人で言ってきてちょうだい。それと、ピーター。今度私の捜査の妨害をしたら上に報告するから(`´)」
ピーター「ほぉ~それは怖いねw(゚o゚)w」
ライスはピーターからクロークの控えを奪うと、そそくさと車へと戻っていく。そのやりとりも見ていたニールは、心のもやもやが少し晴れた模様

その夜ニールは一人、クラブに潜入ことに。モジーは危険だと止めますが・・
ニール「大丈夫、外には捜査官もいるし、なにより潜入するのにGPSを外せる。そうしたらアレックスから情報を訊き出せる。一石二鳥だよ」
まさかそこまで考えているとは想っていなかったモジー。
モジー「ほんと、詐欺師ってのは用意周到でビビるよ」
ライスと共にクラブの前へとやって来たニール。彼女の許可で足のGPSを切ります。その警報がピーターの元に届きますが、ライスが許可をしたとジョーンズから聞かされて、もやもやするピーター。
その頃現場では、一人で入店しようとするニールをライスも心配そうに見ている。
ピーターはFBIオフィスに来ていた父スチュアートに声を掛けます。彼は不測の事態に備えてFBIで待機するようにライスから言われていたのです。
ピーター「(娘さんが)心配でしょう?」
スチュアート「ああ、ライス捜査官にはここで待機するように言われて。それにしても、ニールという男は(人間的に)魅力的ですね。根っからの悪人なら悪態をつけるのに・・」
ピーター「わかります」
スチュアート「上手くいくのかな・・」
心配そうなスチュアートをピーターは労わる。
ピーター「私でよければ話を伺いますよ。何が今一番不安ですか?」
スチュアート「・・・(ニール)キャフリーです」
てっきり娘の安否を気にしているものだと思っていたピーターは驚きます。
ピーター「・・なぜ?」
スチュアート「娘と引き換えにニールを渡せと、犯人から指示がありました。話が単純すぎて、そんなにうまくいくのか・・」
その言葉にピーターの顔色が一変します。急いで電話を掛けるピーター。
ピーター「ニール?」
ニール「ごめんピーター。今取り込み中なんだ」
ピーター「今すぐそこを離れろ!」
ニール「どういうこと?」
ピーター「お前が身代金なんだよ!」
その言葉ですべてを覚ったニールでしたが、ピーターの言葉も空しく、犯人一味にスタンガンで失神させられてしまう。
ニールを連れ去った車を見失ったライス捜査官たち。オフィスに戻ってきたところをピーターは食って掛かります。
ピーター「ニールを売ったな!自分の手柄欲しさに。俺たちがクロークの控えを見つけたときにはすべてが分かっていたんだろう!」
ライス「言いがかりはよして」
騒ぎに気づいたヒューズが駆け寄り、事情を訊きます。
ピーター「ライアンと裏取引をして、人質をニールを交換しようとしてニールが連れ去られてしまった」
ヒューズ「本当か!?」
ライス「だって!手がかりはその取引しかなかった!大勢に見張らせたわ・・」
ピーター「その結果が?」
ライス「死角を突かれて連れ去られてしまったわ・・」
頭を抱えるヒューズ。ヒューズはライスを指揮官から下ろし、ピーターをリーダーとしてニールと人質を救出するために捜査を続行するように指示する。
ピーターは、ニールを売られたことに怒り心頭(目が完全に激おこモード)
その頃ニールはライアンのワゴンで連れ去られていた。目を覚ましたニールは人質のリンジーを解放するように言うが、ライアンは聞き入れない。さらに、リンジーの命と引き換えに、これから協力してくれと言われ、ライアンの指示通りに犯罪の片棒を担がされることになってしまう。
まず手始めに旅行代理店に行き、トーマス・ローズをいう男の旅程を訊くように依頼される。しかも二分以内に。
ニール「そのトーマス・ローズって男に(お前が)何かするんだろう?それでその事件を俺の仕業に見せかけると」
ライアン「さすが、物分かりがいいな」
二分以内に訊き出せなかったら、受付の女性を向かいのビルからライフルで狙撃するというライアン。ニールは焦りながら彼女の元へと走ります。
なんとか彼女からローズの情報を訊き出したニール。ライアンに見張られているため、うかつに助けを求めることはできない。なんとかヒントを残そうと、ある行動に出る。
そのころモジーは、ニールの部屋でジューンと双六をして遊んでいた。そこへニールからメールが届きます。そのメールを見て、意味を理解したモジーは、さっそく行動を開始。
ピーターたちはライアンたちのワゴンの行方を追っていたが未だに進展なし。そこへライス捜査官が、スチュアート宛に送られてきた犯行声明のDVDを持ってきます。
映像にはリンジーの姿が映っていた。背景にはひび割れたレンガ造りの壁と、その壁の隙間から染み出る水。古びたガラス窓も特徴的だった。遠くには霧笛も聞こえ、ピーターは水辺を探すように捜索隊を差し向ける。
一方ニールはリンジーが閉じ込められている部屋に放り込まれる。彼女は無事だった。自分はFBIだと名乗って彼女を安心させる。
リンジー「じゃあFBIはここの場所を知っているのね」
ニール「いいや、まだ知らない。でも必ず見つけてくれる。俺を捜し出せる世界で唯一の男だ」
ニールがリンジーを話をしていると、ライアンがやってきて「続きの仕事を頼む」と言い出した。彼女を救うためにライアンの要求を呑んだニールは、次の現場へと向かう。
なかなか思うように捜索が進まないピーターたち。そこへエリザベスから連絡が入る。モジーがニールの件で家に来ているから、帰ってきてほしいというのだ。急いで家へ向かうピーター。
帰ってきたピーターにモジーは、ニールから届いたメールを見せる。そこには旅行代理店のポスターが映っていた。
モジー「宛名は僕がピーターの家に初めて来たときに使ってハバーシャムっていう偽名。となるとこのメールには裏があるってことだ」
そのころニールはライアンに次の仕事を依頼されていた。トーマス・ローズからブリーフケースを盗むのが最終の目的だったのだ。ローズの運転手は既に殺されており、ニールはその運転手に扮して彼からカバンを強奪する。それが成功すれば、人質を解放するとライアンは言った。
ニール「お前は来ないのか?」
ライアン「ああ、今回はちょっと距離を置くよ」
ニールはリンジーを救うために最後の仕事に取り掛かる。
ピーターたちはメールを元に、ニールがトーマス・ローズという男の旅程を訊き出したことまで掴んだ。トーマス・ローズは偽名で、本名はエドワード・ライリー。目的のためなら手段を択ばない悪名高い運び屋だった。
彼を出迎えるために空港へと向かうピーターたち。そこでニールと再会する。ピーターはまさかのハンチング帽で変装・・
ニール「ライアンは近くにいないから、わざわざ変装しなくてもいいよ」
ライス「あなたを助けにきたのよ」
ニール「あなたがいうと・・・皮肉だね」(バーでの一件を根に持ってます)
ピーター「トーマス・ローズは、エドワード・ライリーだ」
ニール「・・そうか、だからライアンは一緒に来なかったのか」
ピーター「このままじゃお前の命も危うい」
ニール「午後四時までにライアンにカバンを渡さないとリンジーが殺される」
ピーター「リンジーに会ったのか」
ニール「ああ、場所の見当は?」
ピーター「水辺の建物としか」
ニール「リンジーの見張りが、『炎のチャイニーズ』っていうデリバリーを食べていた」
ライス「なら、範囲が絞りこめそうね」
ニール「俺はここに残るよ」
ピーター「おかしなことをするなよ」
ニール「・・・もう遅い」
ニールを心配してモジーも空港に来ていた。ライリーのブリーフケースを奪うと伝えるとモジーは無謀な行いと止める。しかし聞く耳を持たないニールは立ち去ろうとする。そこでモジーはある提案をする。
モジー「無理やり奪わなくても、差し出させればいい」
ニール「・・ジグザク詐欺をするってこと?」
二人はにやりと笑って作戦を開始する。
空港へとやって来たライリーをニールが迎える。車へと向かう途中で、モジーが入国管理局職員を名乗りカバンの中身を確認したいと言い出す。最初は拒むライリーであったが、ニールも運転手ではなく管理局職員だと伝えると、ライリーはそれに従った。
中身を確認すると荷物の中に、純金のゴールドカードが山のように詰め込まれていた。ライリーから「逮捕されるのだけは勘弁だ、機内に忘れたことにしてくれ」という取引の言葉を引き出した二人。
銃を使わずに無事カバンを手にしたニールは、ライアンとの約束の場所へと向かう。
一方のピーターたちはリンジーを探していたが、約束の四時になろうとしているにも関わらずまだ建物を特定できていなかった。
取引を長引かせるようにニールに指示するピーター。そこへライアンの車が到着します。
ニールは鞄の中のゴールドカードを隠した状態で、車から出る。
ライアン「時間ぴったりだな」
ニール「リンジーの場所は、どこなんだ」
ライアン「それは言えない」
ニール「取引しただろう?」
そう言うが、ライアンは「嘘だ」とあっさり言う。そんな彼に怒ったニールは、ブリーフケースを投げつける。中身を開けると、カードがないと早とちりしたライアン。
ライアン「どこへやった?」
怒りと共に銃口を向けるライアン。しかしニールは毅然と言います。
ニール「そっちも嘘を吐いた。もしその引き金を引いたら、一生カードは手に入らないぞ」
(ここで、はっきりと嘘を吐けるニールすごいメンタルだわ・・・)
ピーターたちはリンジーを捜索中。そしてついに映像に写っていたヒビと同じ建物を発見します!
ライアン「10秒以内にカードの在処を白状しないと、リンジーを部下に殺させる」
ニール「手下は今でもお前に従順かな?」
ライアン「・・!?まさか、買収したのか。そんなわけあるか」
ニール「どうかな?」
不安になったライアンは手下に連絡をして、リンジーを殺すように指示しますが・・・そこにFBIが突入!無事リンジーは救出されます。
計画が失敗したことに怒ったライアンはカバンを乱暴に投げ捨てる。するとカバンから隠されていたゴールドカードが飛び出してくる。
ニールの話が全てハッタリだったと気づいたライアンは、ニールを口封じのために殺そうとしますが・・・
ニール「撃たない方がいい、胸の赤い(レーザーポインタ)のわかるでしょ?」
既に現場へ応援に来ていたジョーンズたちが、ライアンを逮捕します。
ジョーンズ「ライアンを逮捕」
ピーター「こちらも無事に保護。ニールは?」
ジョーンズ「無事ですよ」
ピーター「・・・(*´ω`*)」

現場では父と娘が無事に再会。スチュアートはニールやピーターに感謝します。スチュアートは「債券偽造の贖罪以上のことをしてくれた」と言い、ニールはその恩情を噛み締める。
ライス捜査官のお手柄だとピーターたちは皮肉交じりに褒めますが、彼女は懲罰委員会に備えないとと少し元気なさげ。そんな彼女にピーターはまた一緒に仕事をしようと言い、ライスも「ええ。あなたの下だとしてもね」と返す。
(わだかまりが溶ける瞬間ってほんといいよね( ;∀;)・・)
そこへジョーンズが、ニールのGPS(新品)を持ってきます。
ピーター「そっち(ライスたちのチーム)でつけなかったのか?」
ライス「ニールはあなたのチームでしょ?」
そう言って彼女は笑顔で立ち去ります。
しかし辺りを見回してもどこにもニールは居ない。ジョーンズの顔を見て「またか~」と笑ったピーター。
ピーター「逃亡の常習犯を捜しに行きますか」
と現場を後にします。
一方その頃家に帰ってきたニールをアレックスが待っていました。足首の装置が無くなっていることを確認したアレックスは、オルゴールを二人で盗もうと提案する。
ニール「俺が一人で盗む。どうして俺を信じない?」
アレックス「いいえ、二人で盗むのよ。ケイトのこともあるから、信じられないの」
そう言ってアレックスは折り紙の花をニールに手渡す。折り紙を解いたニール、そこにはメッセージが。
ニール「“地球の裏側まで探しに行ったものは、裏庭にある”・・?」
アレックス「・・じゃあ、またね」
詳しくはまた話す、と言って彼女はニールの部屋を出ていく。
その後、ニールはFBIオフィスへ向かった。そこにはまだピーターが残っていた。
ピーター「忘れ物(GPS)を取りに来たか?」
ニール「ああ、うっかり忘れて家に帰っていたから」
ピーター「本当にうっかりかな?」
ニール「ちゃんと取りに来ただろう?」
ピーター「・・でアレックスはなんて?」
突然アレックスの名を出したピーターに驚くニール。
ピーター「昨日、服に髪の毛がついていた。アレックスだろう?・・・それとも別の女か?いや、だとしたら答えなくていい。どうせオルゴール絡みなんだろう?一緒に盗むつもりか?」
ニール「彼女は友達だよ」
ピーター「だが、盗品のバイヤーだ。なんでも探しだせるし、売るルートもある。だが、FBIと協力しているニールとは手を組みたがらない。だから今日はわざわざ外して帰った・・違うか?」
ニール「素晴らしい推理だ」
ピーター「今日の活躍に免じて、今晩の行動は目を瞑る。だが・・、リンジーとスチュアートの再会を見て、お前はどう思った?素晴らしいと思わなかったか。お前がもしオルゴールを盗んだら・・俺は逮捕する」
ニール「それは脅し?」
ピーター「言葉通りの意味だ。また刑務所に戻るか、ここで人生を立て直すか・・自分で選べ」
ニール「・・・」
それだけ言い残して帰宅するピーター。ニールはその背中をじっと見ていた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
うーん!いよいよラストを感じさせる話の展開。。。の前に、ライアンの声が高木刑事!と元太!ピーターが赤井さんだから、もうコナン!
高木さんの声大好きなんですけど、コナンオタの私はもう・・・なんか終始笑っていた(^u^)シリアスなシーンのはずなのに!
今回は最終回に向けて、ニールとピーターの絆がより濃く描かれていた気がします。
一旦ピーターのチームから離れたニール。互いにその存在の大きさに気づかされるわけです。いつも以上にピーターは過保護気味に。心配だもんね。しかも自分の大切な仲間を道具扱いするライスに怒りMAXやったし。ニールがライアン一味に連れ去られた時も一番キレてた。一緒に捜査する人間は皆仲間、強い気持ちを持っているピーターだからこそ、許せなかったんですね(*´ω`*)
ライアンに連れ去られて以降、ニールがモジーにメッセージを託したところ。それをモジーは迷わず(FBIには行かなかったけど)、エリザベスを通じてピーターに連絡をする連携。
ニールは探偵もできるんじゃないかというくらいに頭脳明晰で、ホームズみたいだったな・・・旅行代理店での2分のやり取り。決して口を割らない店員に対して、写真を見て出身地を知り、彼女の琴線に触れるワードを見つける。それだけでなく演技もして、かつモジーにメッセージを送る。たった2分でできることが多すぎる!私なんてこの一文を書くのに何分かかっているんだ!(←)
あと人質になった時に手下が食べていたデリバリーの店を憶えているなんて・・凄すぎる。
そしてピーターの頭も冴えていましたね。ニールの有能さが際立っているように思えますが、そのニールを唯一捕まえた男。ニールもその実力を認めているのが分かる一言がよかったですね。互いにその能力を認め合っている関係って素敵(〃▽〃)
最後のアレックスとの計画のことも、まるで監視カメラでもついているの?って思えるくらい完璧な推理・・!殊更ニールに関しては切れ味が全く違うピーターってのもなんかいい!
二人の関係性がより強固になった13話ですね(*ノωノ)
ケイトのことを諦めて人生を立て直せという至極全うなピーターの言葉を、ニールはどんな気持ちで聞いていたのでしょうか。
その結論が出るのも次回・・いよいよシーズン1の最終回です!
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)/
ランキング参加中♥よろしくお願いします
ネタバレありのあらすじ&感想をまとめています。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
天才詐欺師のニールが、自分を逮捕したFBI捜査官ピーターと共に、
知能犯たちを華麗に追い詰めていく!
ピーターの妻エリザベスや、ニールの相棒(?)モジーなど
脇の面々もきらりと光る、痛快サスペンス!
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ニールは自室のバルコニーでオルゴールの謎、そしてケイトの行方について考えていた。そこへアレックスが訪ねてくる。
ニールが彼女の留守電に会いたいと、伝言を残していたのです。それを聞いた彼女はわざわざニールに会いに来た。
包み隠さず、オルゴールの在処を問うニール。答えない彼女にニールは協力して盗もうと声を掛ける。
ニール「用が済んだら君に渡すよ」
アレックス「本当の狙いは何?」
訊かれてもケイトのことは答えないニール。アレックスはGPSを外さない限り、在処は絶対に教えないという。
ニール「これはファッションでつけているわけじゃない」
アレックス「だからよ。もしもの時に外せなかったら、足手まといになるから。明日の午後六時にまた来るわ。その時にGPSが外れていたら、オルゴールの場所を教えてあげる」
そういって立ち去る彼女。ニールは頭を悩ませます。
FBIオフィスに出勤したニール。20分の遅刻をピーターにとがめられます。
ニール「ちょっと出遅れたんだ。次は気をつけるよ」
そう言いながら席に着くニールを怪しむピーター。彼のジャケットの肩に女性の髪の毛がついていることに気が付きますが、ニールには何も言いません。
ヒューズのオフィスに一人の女性が訪ねてきているのを発見したニール。
ニール「ねえ、あれ誰?」
ピーター「FBIの希望の星、キンバリー・ライスだよ」
言い方に棘のあるピーターにニールは思わず言います。
ニール「(彼女のこと)嫌いなの?」
ピーター「ああ。(あっさり!)彼女は誘拐や失踪の担当者だ」
ニール「ここに何の用?」
ピーター「お前に会いに来たらしい」
ニール「俺は誘拐なんてしないよ」
そんなやり取りをしていると、ヒューズがピーターとニールを会議室に呼びます。嫌な予感しかしない二人。
ライス捜査官は誘拐事件について話し始める。
リンジーという少女が昨晩誘拐された。父親の名はスチュアート・グレス・・アトランティックパートナーズという会社のCEO。ニールが以前社債券を偽造したことがある会社だった。
ニール「で、その事件と僕がどんな関係なんですか?」
ライス「重要容疑者があなたのお友達なの」
容疑者の名はライアン・ウィルクス。犯罪組織のリーダーで、窃盗恐喝殺人と、犯罪のレパートリーも豊富だった。
ピーター「なぜ、ライアンが容疑者だと?」
ライス「手口が、ニールと同じだからよ」
ニールは以前(社債券偽造をするにあたって)スチュアートの身辺を調べており、その情報が今回の犯罪にも利用されていた。そのため、今回の誘拐事件でニールは、ライス捜査官の指揮のもと一緒に捜査することに。乗り気ではなさそうなニール。
ピーター「ライアンとニールは面識がある。もしかしたら危険な目に遭うかもしれない」(ピーター、ニールのことが心配そうです(/_;))
ヒューズ「ニールなら、大丈夫だろう。自分の身は自分で守れる。ということで今からライス捜査官の下で働いてくれ」
ライス「これで私たちはチームね。早速教えてちょうだい、ライアンに最後に会ったのはいつ?」
ニール「(ライアンに)殺されかけたときだ・・」
ライスと共に、スチュアートの家を訪ねて事件当時の様子を訊くことにしたニール。気が進まないのはライス捜査官と一緒だからというだけではありません。
ニール「俺は、彼の社債券を偽造して、彼の会社の信用を傷つけた。それを彼は裁判で証言していて・・」
スチュアートへの罪悪感が、ニールに押し寄せる。
ライス「その罪悪感があるなら、今回の捜査で娘を捜し出すの」
スチュアートの部屋に入ったニール。すぐさま謝罪の言葉を述べますが、すべてを言う前にスチュアートはその言葉を遮って、ニールに「君なら娘を探せるんだろう?頼む」と言います。
当日の様子を訊くライス捜査官。不十分な彼女の質問に付随する形でニールが聞き取りを行いますが、ライスはその態度に憤慨します。
ライス「何?今のは。私以外が聞き取りをするなんてありえない。あなたは『私の道具』にすぎないの。私の命令通りに動いて」
ニール「僕もてっきり捜査員の一員なのかと」
ライス「いい?私が指示するまで、その口は閉じていなさい」
ニール「あ!」
ライス「・・なに?」
ニール「しゃべっていい?」
ライス「ええ」
ニール「ライアンの指紋は残っていないんだろう?いつも彼は証拠を残さないために、家にあるものを使って犯罪を犯す。だから台所のゴム手袋とかが怪しい」
ライス「それは素晴らしい意見ね。それ以外にないのなら、車で待機していて」
傲慢な態度に思わず目が点になるニール。。。
一方その頃、ピーターは家でエリザベスと過ごしていましたが、ニールのことが気になってエリザベスの話が頭に入ってきません。(分かりやすすぎる男、ピーター)
エリザベス「ニールのことが心配なのね」
ピーター「そんなわけない。あいつが居ない時間で妻とこうして楽しいランチタイムだ。最高だよ」
エリザベス「はいはい、でどうしたの?」(ピーターの扱い分かっているよね( ´艸`))
ピーター「今回の事件が妙なんだ。それにライスは信用できない」
エリザベス「心配なら見に行ってあげれば?」
ピーター「他人の捜査に首を突っ込むのはマナー違反だよ」
エリザベス「そんなこと何度もやっているでしょ?」
その言葉に勇気をもらった?ピーターは、ニールの様子を見に行きます。車の中で退屈そうにしているニールに声を掛けるピーター。
ピーター「近くに来たついでだ」
ニール「俺が居なくて寂しいんだ」
ピーター「そんなわけない」
ニール「こっちの捜査が気になるんだろう?」
ピーター「どうだ?彼女とはうまくいっているか?」
ニール「俺は道具に過ぎないらしいよ」
ピーター「じゃあ、俺との捜査が恋しいだろう?」
ニール「そんなことないさ、でも脚は伸ばしたい」
そう言われ、車のドアを開けてあげるピーター。

ピーター「ちょっと散歩でもするか。・・で、お前ならライアンの手口が分かるだろう?」
ニール「ああ。見張りと運転手がいた。実行犯は本人。見張りを立てるなら・・」
そう言って二人は家の裏口へと向かう。そこにはライアンが懇意にしているクラブのクロークの控えが落ちていた。
そこへライス捜査官が戻ってくる。ピーターたちを見つけた彼女はまたまた怒り出します。ピーターが見つけたクロークの控えを見せると、そこへ行こうと言い出すライス。
ニール「人質はそこにはいないよ。それにFBIが行ったら、それこそ大迷惑かも」
ライス「じゃあ、あなたが一人で言ってきてちょうだい。それと、ピーター。今度私の捜査の妨害をしたら上に報告するから(`´)」
ピーター「ほぉ~それは怖いねw(゚o゚)w」
ライスはピーターからクロークの控えを奪うと、そそくさと車へと戻っていく。そのやりとりも見ていたニールは、心のもやもやが少し晴れた模様

その夜ニールは一人、クラブに潜入ことに。モジーは危険だと止めますが・・
ニール「大丈夫、外には捜査官もいるし、なにより潜入するのにGPSを外せる。そうしたらアレックスから情報を訊き出せる。一石二鳥だよ」
まさかそこまで考えているとは想っていなかったモジー。
モジー「ほんと、詐欺師ってのは用意周到でビビるよ」
ライスと共にクラブの前へとやって来たニール。彼女の許可で足のGPSを切ります。その警報がピーターの元に届きますが、ライスが許可をしたとジョーンズから聞かされて、もやもやするピーター。
その頃現場では、一人で入店しようとするニールをライスも心配そうに見ている。
ピーターはFBIオフィスに来ていた父スチュアートに声を掛けます。彼は不測の事態に備えてFBIで待機するようにライスから言われていたのです。
ピーター「(娘さんが)心配でしょう?」
スチュアート「ああ、ライス捜査官にはここで待機するように言われて。それにしても、ニールという男は(人間的に)魅力的ですね。根っからの悪人なら悪態をつけるのに・・」
ピーター「わかります」
スチュアート「上手くいくのかな・・」
心配そうなスチュアートをピーターは労わる。
ピーター「私でよければ話を伺いますよ。何が今一番不安ですか?」
スチュアート「・・・(ニール)キャフリーです」
てっきり娘の安否を気にしているものだと思っていたピーターは驚きます。
ピーター「・・なぜ?」
スチュアート「娘と引き換えにニールを渡せと、犯人から指示がありました。話が単純すぎて、そんなにうまくいくのか・・」
その言葉にピーターの顔色が一変します。急いで電話を掛けるピーター。
ピーター「ニール?」
ニール「ごめんピーター。今取り込み中なんだ」
ピーター「今すぐそこを離れろ!」
ニール「どういうこと?」
ピーター「お前が身代金なんだよ!」
その言葉ですべてを覚ったニールでしたが、ピーターの言葉も空しく、犯人一味にスタンガンで失神させられてしまう。
ニールを連れ去った車を見失ったライス捜査官たち。オフィスに戻ってきたところをピーターは食って掛かります。
ピーター「ニールを売ったな!自分の手柄欲しさに。俺たちがクロークの控えを見つけたときにはすべてが分かっていたんだろう!」
ライス「言いがかりはよして」
騒ぎに気づいたヒューズが駆け寄り、事情を訊きます。
ピーター「ライアンと裏取引をして、人質をニールを交換しようとしてニールが連れ去られてしまった」
ヒューズ「本当か!?」
ライス「だって!手がかりはその取引しかなかった!大勢に見張らせたわ・・」
ピーター「その結果が?」
ライス「死角を突かれて連れ去られてしまったわ・・」
頭を抱えるヒューズ。ヒューズはライスを指揮官から下ろし、ピーターをリーダーとしてニールと人質を救出するために捜査を続行するように指示する。
ピーターは、ニールを売られたことに怒り心頭(目が完全に激おこモード)
その頃ニールはライアンのワゴンで連れ去られていた。目を覚ましたニールは人質のリンジーを解放するように言うが、ライアンは聞き入れない。さらに、リンジーの命と引き換えに、これから協力してくれと言われ、ライアンの指示通りに犯罪の片棒を担がされることになってしまう。
まず手始めに旅行代理店に行き、トーマス・ローズをいう男の旅程を訊くように依頼される。しかも二分以内に。
ニール「そのトーマス・ローズって男に(お前が)何かするんだろう?それでその事件を俺の仕業に見せかけると」
ライアン「さすが、物分かりがいいな」
二分以内に訊き出せなかったら、受付の女性を向かいのビルからライフルで狙撃するというライアン。ニールは焦りながら彼女の元へと走ります。
なんとか彼女からローズの情報を訊き出したニール。ライアンに見張られているため、うかつに助けを求めることはできない。なんとかヒントを残そうと、ある行動に出る。
そのころモジーは、ニールの部屋でジューンと双六をして遊んでいた。そこへニールからメールが届きます。そのメールを見て、意味を理解したモジーは、さっそく行動を開始。
ピーターたちはライアンたちのワゴンの行方を追っていたが未だに進展なし。そこへライス捜査官が、スチュアート宛に送られてきた犯行声明のDVDを持ってきます。
映像にはリンジーの姿が映っていた。背景にはひび割れたレンガ造りの壁と、その壁の隙間から染み出る水。古びたガラス窓も特徴的だった。遠くには霧笛も聞こえ、ピーターは水辺を探すように捜索隊を差し向ける。
一方ニールはリンジーが閉じ込められている部屋に放り込まれる。彼女は無事だった。自分はFBIだと名乗って彼女を安心させる。
リンジー「じゃあFBIはここの場所を知っているのね」
ニール「いいや、まだ知らない。でも必ず見つけてくれる。俺を捜し出せる世界で唯一の男だ」
ニールがリンジーを話をしていると、ライアンがやってきて「続きの仕事を頼む」と言い出した。彼女を救うためにライアンの要求を呑んだニールは、次の現場へと向かう。
なかなか思うように捜索が進まないピーターたち。そこへエリザベスから連絡が入る。モジーがニールの件で家に来ているから、帰ってきてほしいというのだ。急いで家へ向かうピーター。
帰ってきたピーターにモジーは、ニールから届いたメールを見せる。そこには旅行代理店のポスターが映っていた。
モジー「宛名は僕がピーターの家に初めて来たときに使ってハバーシャムっていう偽名。となるとこのメールには裏があるってことだ」
そのころニールはライアンに次の仕事を依頼されていた。トーマス・ローズからブリーフケースを盗むのが最終の目的だったのだ。ローズの運転手は既に殺されており、ニールはその運転手に扮して彼からカバンを強奪する。それが成功すれば、人質を解放するとライアンは言った。
ニール「お前は来ないのか?」
ライアン「ああ、今回はちょっと距離を置くよ」
ニールはリンジーを救うために最後の仕事に取り掛かる。
ピーターたちはメールを元に、ニールがトーマス・ローズという男の旅程を訊き出したことまで掴んだ。トーマス・ローズは偽名で、本名はエドワード・ライリー。目的のためなら手段を択ばない悪名高い運び屋だった。
彼を出迎えるために空港へと向かうピーターたち。そこでニールと再会する。ピーターはまさかのハンチング帽で変装・・
ニール「ライアンは近くにいないから、わざわざ変装しなくてもいいよ」
ライス「あなたを助けにきたのよ」
ニール「あなたがいうと・・・皮肉だね」(バーでの一件を根に持ってます)
ピーター「トーマス・ローズは、エドワード・ライリーだ」
ニール「・・そうか、だからライアンは一緒に来なかったのか」
ピーター「このままじゃお前の命も危うい」
ニール「午後四時までにライアンにカバンを渡さないとリンジーが殺される」
ピーター「リンジーに会ったのか」
ニール「ああ、場所の見当は?」
ピーター「水辺の建物としか」
ニール「リンジーの見張りが、『炎のチャイニーズ』っていうデリバリーを食べていた」
ライス「なら、範囲が絞りこめそうね」
ニール「俺はここに残るよ」
ピーター「おかしなことをするなよ」
ニール「・・・もう遅い」
ニールを心配してモジーも空港に来ていた。ライリーのブリーフケースを奪うと伝えるとモジーは無謀な行いと止める。しかし聞く耳を持たないニールは立ち去ろうとする。そこでモジーはある提案をする。
モジー「無理やり奪わなくても、差し出させればいい」
ニール「・・ジグザク詐欺をするってこと?」
二人はにやりと笑って作戦を開始する。
空港へとやって来たライリーをニールが迎える。車へと向かう途中で、モジーが入国管理局職員を名乗りカバンの中身を確認したいと言い出す。最初は拒むライリーであったが、ニールも運転手ではなく管理局職員だと伝えると、ライリーはそれに従った。
中身を確認すると荷物の中に、純金のゴールドカードが山のように詰め込まれていた。ライリーから「逮捕されるのだけは勘弁だ、機内に忘れたことにしてくれ」という取引の言葉を引き出した二人。
銃を使わずに無事カバンを手にしたニールは、ライアンとの約束の場所へと向かう。
一方のピーターたちはリンジーを探していたが、約束の四時になろうとしているにも関わらずまだ建物を特定できていなかった。
取引を長引かせるようにニールに指示するピーター。そこへライアンの車が到着します。
ニールは鞄の中のゴールドカードを隠した状態で、車から出る。
ライアン「時間ぴったりだな」
ニール「リンジーの場所は、どこなんだ」
ライアン「それは言えない」
ニール「取引しただろう?」
そう言うが、ライアンは「嘘だ」とあっさり言う。そんな彼に怒ったニールは、ブリーフケースを投げつける。中身を開けると、カードがないと早とちりしたライアン。
ライアン「どこへやった?」
怒りと共に銃口を向けるライアン。しかしニールは毅然と言います。
ニール「そっちも嘘を吐いた。もしその引き金を引いたら、一生カードは手に入らないぞ」
(ここで、はっきりと嘘を吐けるニールすごいメンタルだわ・・・)
ピーターたちはリンジーを捜索中。そしてついに映像に写っていたヒビと同じ建物を発見します!
ライアン「10秒以内にカードの在処を白状しないと、リンジーを部下に殺させる」
ニール「手下は今でもお前に従順かな?」
ライアン「・・!?まさか、買収したのか。そんなわけあるか」
ニール「どうかな?」
不安になったライアンは手下に連絡をして、リンジーを殺すように指示しますが・・・そこにFBIが突入!無事リンジーは救出されます。
計画が失敗したことに怒ったライアンはカバンを乱暴に投げ捨てる。するとカバンから隠されていたゴールドカードが飛び出してくる。
ニールの話が全てハッタリだったと気づいたライアンは、ニールを口封じのために殺そうとしますが・・・
ニール「撃たない方がいい、胸の赤い(レーザーポインタ)のわかるでしょ?」
既に現場へ応援に来ていたジョーンズたちが、ライアンを逮捕します。
ジョーンズ「ライアンを逮捕」
ピーター「こちらも無事に保護。ニールは?」
ジョーンズ「無事ですよ」
ピーター「・・・(*´ω`*)」

現場では父と娘が無事に再会。スチュアートはニールやピーターに感謝します。スチュアートは「債券偽造の贖罪以上のことをしてくれた」と言い、ニールはその恩情を噛み締める。
ライス捜査官のお手柄だとピーターたちは皮肉交じりに褒めますが、彼女は懲罰委員会に備えないとと少し元気なさげ。そんな彼女にピーターはまた一緒に仕事をしようと言い、ライスも「ええ。あなたの下だとしてもね」と返す。
(わだかまりが溶ける瞬間ってほんといいよね( ;∀;)・・)
そこへジョーンズが、ニールのGPS(新品)を持ってきます。
ピーター「そっち(ライスたちのチーム)でつけなかったのか?」
ライス「ニールはあなたのチームでしょ?」
そう言って彼女は笑顔で立ち去ります。
しかし辺りを見回してもどこにもニールは居ない。ジョーンズの顔を見て「またか~」と笑ったピーター。
ピーター「逃亡の常習犯を捜しに行きますか」
と現場を後にします。
一方その頃家に帰ってきたニールをアレックスが待っていました。足首の装置が無くなっていることを確認したアレックスは、オルゴールを二人で盗もうと提案する。
ニール「俺が一人で盗む。どうして俺を信じない?」
アレックス「いいえ、二人で盗むのよ。ケイトのこともあるから、信じられないの」
そう言ってアレックスは折り紙の花をニールに手渡す。折り紙を解いたニール、そこにはメッセージが。
ニール「“地球の裏側まで探しに行ったものは、裏庭にある”・・?」
アレックス「・・じゃあ、またね」
詳しくはまた話す、と言って彼女はニールの部屋を出ていく。
その後、ニールはFBIオフィスへ向かった。そこにはまだピーターが残っていた。
ピーター「忘れ物(GPS)を取りに来たか?」
ニール「ああ、うっかり忘れて家に帰っていたから」
ピーター「本当にうっかりかな?」
ニール「ちゃんと取りに来ただろう?」
ピーター「・・でアレックスはなんて?」
突然アレックスの名を出したピーターに驚くニール。
ピーター「昨日、服に髪の毛がついていた。アレックスだろう?・・・それとも別の女か?いや、だとしたら答えなくていい。どうせオルゴール絡みなんだろう?一緒に盗むつもりか?」
ニール「彼女は友達だよ」
ピーター「だが、盗品のバイヤーだ。なんでも探しだせるし、売るルートもある。だが、FBIと協力しているニールとは手を組みたがらない。だから今日はわざわざ外して帰った・・違うか?」
ニール「素晴らしい推理だ」
ピーター「今日の活躍に免じて、今晩の行動は目を瞑る。だが・・、リンジーとスチュアートの再会を見て、お前はどう思った?素晴らしいと思わなかったか。お前がもしオルゴールを盗んだら・・俺は逮捕する」
ニール「それは脅し?」
ピーター「言葉通りの意味だ。また刑務所に戻るか、ここで人生を立て直すか・・自分で選べ」
ニール「・・・」
それだけ言い残して帰宅するピーター。ニールはその背中をじっと見ていた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
うーん!いよいよラストを感じさせる話の展開。。。の前に、ライアンの声が高木刑事!と元太!ピーターが赤井さんだから、もうコナン!
高木さんの声大好きなんですけど、コナンオタの私はもう・・・なんか終始笑っていた(^u^)シリアスなシーンのはずなのに!
今回は最終回に向けて、ニールとピーターの絆がより濃く描かれていた気がします。
一旦ピーターのチームから離れたニール。互いにその存在の大きさに気づかされるわけです。いつも以上にピーターは過保護気味に。心配だもんね。しかも自分の大切な仲間を道具扱いするライスに怒りMAXやったし。ニールがライアン一味に連れ去られた時も一番キレてた。一緒に捜査する人間は皆仲間、強い気持ちを持っているピーターだからこそ、許せなかったんですね(*´ω`*)
ライアンに連れ去られて以降、ニールがモジーにメッセージを託したところ。それをモジーは迷わず(FBIには行かなかったけど)、エリザベスを通じてピーターに連絡をする連携。
ニールは探偵もできるんじゃないかというくらいに頭脳明晰で、ホームズみたいだったな・・・旅行代理店での2分のやり取り。決して口を割らない店員に対して、写真を見て出身地を知り、彼女の琴線に触れるワードを見つける。それだけでなく演技もして、かつモジーにメッセージを送る。たった2分でできることが多すぎる!私なんてこの一文を書くのに何分かかっているんだ!(←)
あと人質になった時に手下が食べていたデリバリーの店を憶えているなんて・・凄すぎる。
そしてピーターの頭も冴えていましたね。ニールの有能さが際立っているように思えますが、そのニールを唯一捕まえた男。ニールもその実力を認めているのが分かる一言がよかったですね。互いにその能力を認め合っている関係って素敵(〃▽〃)
最後のアレックスとの計画のことも、まるで監視カメラでもついているの?って思えるくらい完璧な推理・・!殊更ニールに関しては切れ味が全く違うピーターってのもなんかいい!
二人の関係性がより強固になった13話ですね(*ノωノ)
ケイトのことを諦めて人生を立て直せという至極全うなピーターの言葉を、ニールはどんな気持ちで聞いていたのでしょうか。
その結論が出るのも次回・・いよいよシーズン1の最終回です!
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)/
ランキング参加中♥よろしくお願いします

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