ポルノグラファーEp5【偽りと真実のあいだで】
2020年02月02日 公開
第5話のあらすじ&最後までのネタバレです。
春彦の想いを突き放した木島。
そんな木島が隠していた「あること」に気づいてしまった春彦。
春彦は木島の家を訪ねていく……
春彦の想いを突き放した木島。
そんな木島が隠していた「あること」に気づいてしまった春彦。
春彦は木島の家を訪ねていく……
===
木島の口述筆記をしていた春彦だったが、書いていた原稿はすべて、すでに発刊済みの書籍の原稿だと気づいてしまう。
それを木島に問い詰めると、「口述筆記ごっこだった」と答えらえてしまい、
春彦はやり場のない怒りと悲しみで、木島を殴ってしまう。
木島への慕情を、ついに言葉にして伝える春彦。
そんな彼の言葉に、木島の視線は遠くを見つめたまま。
そして何を思ったか「それは僕とやりたいってこと?」と言われ、襲われる。口淫されるがままの春彦。
春彦が果てた後、木島はなおも粗暴に振舞う。
続きする?ベッドでしようよ。
そんな木島の態度に、春彦は吐き捨てる。
あんた……頭おかしいよ……
そう言って立ち去る春彦。
もう来ません、だろ?
木島の言葉を背に、春彦は家を出ていく。
一人残された部屋で、木島は嘆く。
だから昨日、そう言ったんだ。
何なんだよ……なんなんだよ!!
溢れる失望と怒りと空しさを木島は受け止めきれず、ただ部屋を荒らし、喚くことしかできなかった。
一方で春彦もぼんやりと毎日を過ごしていた。
そこへ編集の城戸から電話がかかってくる。
会社へ出向いた春彦は、木島から聞かされたことを問いただす。
「どうして先生は(仕事を)干されてるんですか?」
嘘の原稿を口述していたことに気づいた春彦に対し、木島はそう答えていたのだ。
「干されてる?違うよ、あいつはスランプなんだ」
城戸は春彦に真実を話し始める。
一年ほど前、ハイペースで原稿を仕上げていた木島の筆が止まった。
心が乱れ、すさんだ生活になっていた木島に城戸は休みを提案。
木島は小説を書く以外に何も持ち合わせていないため、ほかに何もできない。
この状況を乗り越えてもらうよりほかない、と仄めかす城戸。
木島の家を訪ねていくと、ふさぎ込んでいる様子だったと城戸は春彦に伝える。
春彦は、ずっと気になっていた木島と城戸の関係を問い詰める。
自分もしたように、作家と編集者以上の、性的関係があるのではないかとストレートに訊ね、自分も同様の行為をしたと打ち明ける。
驚く城戸に、春彦は合鍵を渡してほしいと頼み、それを手に木島の家へと駆けだす。
木島が苦しんでいるのなら、寄り添ってあげたい、と願いながら。
そんな春彦の姿を見て城戸はつぶやく。
イヤな気分だ……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
口述筆記の原稿はただの焼き増しだった……
原作を読んだときも、「これは作家としてどういう心境なんだろう」と考えたものです。
慰謝料を払うと言った春彦に対し、アルバイトとして口述筆記をさせた木島。
お金が欲しかったわけじゃないなら、断るだけでよかったにも関わらず、大学生の春彦をアルバイトに誘うわけで。
自分と何のゆかりもない人物と触れ合うことで、止まっていた筆が動くのではないかと考えたのかしら。
自分が男性を惹きつけるタイプの人間であると自覚があるのかは分かりませんが、
木島はいかにもな態度を(城戸や)春彦に取っているわけで、相手も呼応したら、そりゃあ言い寄ってくるだろうよ。
でもその気持ちを告げられるまえに全力回避しちゃうのって、何なんだろう。
軽薄な人なら、遊びで付き合えたのだろうか?春彦がピュアだから、突き放した?
それとも木島も内なる「気持ち」に気づいたから?嫌われたくない(失望されたくない)と言う気持ちは、恋の裏返し?
春彦はまあ襲われちゃったわけで、木島に失望しているような感じではありましたが、
城戸に呼び出されて会社に出向いた時には、バチバチに(木島と城戸の関係に)嫉妬していたので、
襲われたこと自体は拒絶できなかったんだよなあ~?と。
でも、肉体的な交わりよりも、心を通わせたかったんだな。
結局、木島から聞いた話のほぼすべてが嘘で、城戸から本当のことを聞いたときに、木島への想いは募るばかりで。
苦しんでいる彼に今すぐ会いたいと駆け出すあたり、ほんと、青いし、熱いよ~大好きなんだね。
儚い人を好きになるって心理、分かるわ~日本人が桜を好きなのも散るから、ってのがあるしね。
しがらみもなく、想い人の元へ走り出せる春彦をみて、城戸が放った言葉は、
春彦への嫉妬でもあるし、
しがらみ(家族が居ること、同性であることとか色々)で心の赴くままに木島を労れない自分への嘲りもあるんだろう。
さて、次回最終回です。
ラストは知っていますが、美しい三次元の二人の見納めもあるし、堪能しよう。
前日譚の「インディゴの気分」は放送されないんだろうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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木島の口述筆記をしていた春彦だったが、書いていた原稿はすべて、すでに発刊済みの書籍の原稿だと気づいてしまう。
それを木島に問い詰めると、「口述筆記ごっこだった」と答えらえてしまい、
春彦はやり場のない怒りと悲しみで、木島を殴ってしまう。
木島への慕情を、ついに言葉にして伝える春彦。
そんな彼の言葉に、木島の視線は遠くを見つめたまま。
そして何を思ったか「それは僕とやりたいってこと?」と言われ、襲われる。口淫されるがままの春彦。
春彦が果てた後、木島はなおも粗暴に振舞う。
続きする?ベッドでしようよ。
そんな木島の態度に、春彦は吐き捨てる。
あんた……頭おかしいよ……
そう言って立ち去る春彦。
もう来ません、だろ?
木島の言葉を背に、春彦は家を出ていく。
一人残された部屋で、木島は嘆く。
だから昨日、そう言ったんだ。
何なんだよ……なんなんだよ!!
溢れる失望と怒りと空しさを木島は受け止めきれず、ただ部屋を荒らし、喚くことしかできなかった。
一方で春彦もぼんやりと毎日を過ごしていた。
そこへ編集の城戸から電話がかかってくる。
会社へ出向いた春彦は、木島から聞かされたことを問いただす。
「どうして先生は(仕事を)干されてるんですか?」
嘘の原稿を口述していたことに気づいた春彦に対し、木島はそう答えていたのだ。
「干されてる?違うよ、あいつはスランプなんだ」
城戸は春彦に真実を話し始める。
一年ほど前、ハイペースで原稿を仕上げていた木島の筆が止まった。
心が乱れ、すさんだ生活になっていた木島に城戸は休みを提案。
木島は小説を書く以外に何も持ち合わせていないため、ほかに何もできない。
この状況を乗り越えてもらうよりほかない、と仄めかす城戸。
木島の家を訪ねていくと、ふさぎ込んでいる様子だったと城戸は春彦に伝える。
春彦は、ずっと気になっていた木島と城戸の関係を問い詰める。
自分もしたように、作家と編集者以上の、性的関係があるのではないかとストレートに訊ね、自分も同様の行為をしたと打ち明ける。
驚く城戸に、春彦は合鍵を渡してほしいと頼み、それを手に木島の家へと駆けだす。
木島が苦しんでいるのなら、寄り添ってあげたい、と願いながら。
そんな春彦の姿を見て城戸はつぶやく。
イヤな気分だ……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
口述筆記の原稿はただの焼き増しだった……
原作を読んだときも、「これは作家としてどういう心境なんだろう」と考えたものです。
慰謝料を払うと言った春彦に対し、アルバイトとして口述筆記をさせた木島。
お金が欲しかったわけじゃないなら、断るだけでよかったにも関わらず、大学生の春彦をアルバイトに誘うわけで。
自分と何のゆかりもない人物と触れ合うことで、止まっていた筆が動くのではないかと考えたのかしら。
自分が男性を惹きつけるタイプの人間であると自覚があるのかは分かりませんが、
木島はいかにもな態度を(城戸や)春彦に取っているわけで、相手も呼応したら、そりゃあ言い寄ってくるだろうよ。
でもその気持ちを告げられるまえに全力回避しちゃうのって、何なんだろう。
軽薄な人なら、遊びで付き合えたのだろうか?春彦がピュアだから、突き放した?
それとも木島も内なる「気持ち」に気づいたから?嫌われたくない(失望されたくない)と言う気持ちは、恋の裏返し?
春彦はまあ襲われちゃったわけで、木島に失望しているような感じではありましたが、
城戸に呼び出されて会社に出向いた時には、バチバチに(木島と城戸の関係に)嫉妬していたので、
襲われたこと自体は拒絶できなかったんだよなあ~?と。
でも、肉体的な交わりよりも、心を通わせたかったんだな。
結局、木島から聞いた話のほぼすべてが嘘で、城戸から本当のことを聞いたときに、木島への想いは募るばかりで。
苦しんでいる彼に今すぐ会いたいと駆け出すあたり、ほんと、青いし、熱いよ~大好きなんだね。
儚い人を好きになるって心理、分かるわ~日本人が桜を好きなのも散るから、ってのがあるしね。
しがらみもなく、想い人の元へ走り出せる春彦をみて、城戸が放った言葉は、
春彦への嫉妬でもあるし、
しがらみ(家族が居ること、同性であることとか色々)で心の赴くままに木島を労れない自分への嘲りもあるんだろう。
さて、次回最終回です。
ラストは知っていますが、美しい三次元の二人の見納めもあるし、堪能しよう。
前日譚の「インディゴの気分」は放送されないんだろうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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