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主任警部モースS2E3【日の沈む時】

久しぶりのモース警部です!
BSがとぎれとぎれ放送だったため、連続して観たいと思った私はTSUTAYAプレミアムを解約して、なお、
TSUTAYAで旧作100円で借りてきました。

別に他のエピソードを先に見ればいいのにと思う自分もいるのですが、なぜか、そういうのが出来ない性分で。

というわけで借りたはいいものの。字幕オンリー!まじかよ!
これは集中して観ないとわけわかんなくなるな……と焦りながら、ブログの書き出しを打ち込んでいます。
===

モースはキリスト教に関する展覧会を訪問した後で、ジェーンという女性と、その父親に会いに来た。
年老いた父親は足が悪く、車いすに乗っている。
日本庭園へとやってきた三人だったが、モースはジェーンと二人で周囲を散歩に向かう。
一人残された父親の脳裏に、過去の戦争の記憶が蘇る。敵兵の日本兵の声が聞こえ、怯え始める。
そこへ庭園の水やりに来た女性の姿を見つけ、かつての恐怖が蘇った彼は、彼女になたを振り上げるのだった。

女性の悲鳴を聞いたモースとジェーンが止めに入り、父親は救急搬送されるが、そのまま彼は亡くなってしまう。
墓前で悲しむ彼女を見つけたモースだったが、彼女のそばには男が一人立っていた。

大学の講師をしているジェーン。講習会が始まる時期に合わせて、世界中から生徒たちが集まっていた。
その中にはアジア人のユキオも居た。
入学歓迎パーティーへと参加していたジェーンと、モース。
そこでは世界中の生徒たちが酒に食事に楽しんでいたが、突然大きな音を立ててユキオが倒れる。
彼は「食事が合わなかったせいだ、失礼」と言って、自分の部屋に下がっていく。
ジェーンは彼を心配するが、モースは気に留めない。

モースがこの宴に参加したのにはある理由があった。
それはジェーンに頼まれて入学者に向けたクロスワードを作成し、その成績優秀者を表彰するためだった。
モースが表彰している間、ジェーンは途中退席したユキオを心配して会計室のウォーバットに電話を掛ける。
守衛のトーマスが代わりにユキオの部屋へと向かうと、そこにはユキオの遺体が転がっていた。

その遺体はキリストのように床に磔にされていた。
口は裂かれ、舌は引き抜かれていた。
ルイスとマックスが現場に現れて、現場検証を始める。
気持ち悪い遺体に、モースは不機嫌。ルイスに当たり散らす。

ユキオと共に食事をしていた全員から話をきくことにしたルイス。
モースはジェーンと共に会計係の部屋にあるという「入学申込書」を見に向かう。
ルイスと合流したモースは、事情聴取に加わるが、ユキオが死の直前にオレンジジュースくらいしか口にしていなかったと知る。

寮長ウィルフレッド卿の元を訪れたモースは、彼があかりユキオの事件に対して動揺していない姿を不審に思う。
了見を聞くと「彼はううちの大学にふさわしくないから、捨てられたのだ。ゴミ袋に入れられて」と言う寮長。
モースは嫌気がさし、その場を立ち去る。

手がかりもないまま夜が明ける。
モースが修道室へと向かうと、不審な影を見つける。慌てて追いかけるが、取り逃してしまう。
そのあとモースはユキオと移動のバスで隣に座っていたドイツ人フリードマンに話を聞くが、特に分からないまま。

被害者の乗っていたバスの座席から薬物の反応が出て、ますます事件は混迷を深める。
モースはルイスにある疑問をぶつける。
それは日本人のユキオが殺されても、誰も怖がらず、なおかつ気の毒に思っていないことだった。
まるで彼が殺されるのが当然のようにみなが振舞っていたのだ。

モースはジェーンに会いに行き、彼女を家に招くが様子がおかしい。
ジェーンはユキオについて話始める。なんと彼は過去にも大学の講義に来ていて、麻薬の売人なのだと言う。
一年ほど前、学部生のジェレミーが交通事故で死亡した。その彼が死亡してしばらくして、会計係のウォーバットの元へ、
ユキオの忘れ物の手帳が送られてきたと言う。そこには麻薬の売人や仲介者の名前が書かれていたと言うのだ。

その頃大学では別の事件が起きていた。受講者の世話係だったダニエルが殺されたのだ。
死因は絞殺。現場に駆け付けたモースはマックスから、ユキオの検視についても聞かされる。
彼は手足を拘束され、猿轡をされて暴行されていたのだ。

ルイスは、ユキオたちが乗っていたバスの座席から見つかったものの鑑定結果をモースに報告する。
後部座席にあった麻薬とビデオテープが入っていた封筒、新聞、(クロスワードで)優勝したドイツ人フリードマンの男が出したクロスワード表のすべての筆跡が一致したと言うのだ。
モースはフリードマン偽物ではないかと告げる。モースが以前ドイツで駐屯していた経験があり、その時にケルンに住んでいた。
フリードマンも同じケルン出身だと言ったが、モースが言った地名をよく知らないと答えていたのだ。
しかしペテン師であったとしても、犯人とは限らないとモースは言う。

モースとルイスは別の視点で物を考えようとする。
モースはジェーンの講義終わりを待って会いに行く。そしてダニエルが殺されたことを告げる。
そして通りかかった生徒の一人のスイス人を呼び止めたモース。
彼女が提出したクロスワードパズルに「あの男はペテン師」と書かれていたことが気になっていたモースは、彼女に真意を尋ねる。
すると彼女は「私はスイス人だから分かるわ。彼はドイツ人じゃない」と言うのだった。

ユキオに対して入学許可を出したのがウィルフレッド卿であると聞いたモース。
彼は交通事故で亡くなったジェレミーの父親であると言うのだ。

モースは寮長ウィルフレッド卿に会いに行き、協力者を得てユキオを殺したのではないかと言う。
モースの推理を鼻で笑う寮長。
そこへロンドン警視庁のデュワーが現れる。ユキオは国際的麻薬組織の構成員だったと言うのだ。
そしてモースとルイスを捜査から外すと告げる。

モースの自宅を訪ねるルイス。
ジェーンとフリードマンは結託してユキオを犯罪者に仕立てようとしていたが、本当にユキオは犯罪者だった。
そして彼を学内に入れようとしていたウィルフレッド卿もこの事件の犯人の一人だと推理を立てる。
麻薬以上の何かがこの事件の裏側にはあるのだとモースは確信していた。

モースは会計係のウォーバットに話を聞きに行く。
去年ユキオの手帳の中身を読んだのか尋ねるが、日本語は読めないと言われてしまう。
日本人は彼のほかに寮には居ないと聞き、モースは引き下がる。
ジェーンに声を掛けられたモースは、彼女から「誰かに命を狙われている」と言われる。
彼女はさらに、殺されたダニエルが、去年事故で死んだジェレミーにそっくりだと言うのだった。

怯えた様子の彼女から事情を訊こうと、彼女の寮の部屋に移動していると、モース宛にルイスから電話がかかってくる。
なんとドイツ人を騙っていた男はジェーンの兄マイケルだったのだ。
全てに合点の言ったモースはジェーンの部屋へ向かい、推理を話す。

ジェーンと兄は、イギリスへやってきたユキオを拉致。そして別の日本人を雇って替え玉として大学に潜入させた。
本物のユキオを拘束し、自分の父が日本人にされたような拷問を彼に与えて復讐しようとしていたが、
監視役の日本人ともみ合いになってしまったユキオは、マイケルに殺されてしまう。
ジェーンは「事故だった」と言う。
ジェーンとマイケルはユキオの死体を加工して遺棄。雇っていた日本人も殺したと白状する。

彼女の父親は戦時下で日本人化学者だったユキオの父に拷問をされて、歩けない体にされていた。
しかし化学者だったとことが幸いして米軍に守られて、罰を受けることなく生きていることを知り、
ジェーンたちは怒りに震え、復讐に燃えていた。
ジェーンが助けを求めたのがウィルフレッド卿だった。彼に事の次第を報告し、ユキオが化学者の息子であると知る。
そして今回の計画を立てたのだった。

ではダニエルは誰が殺したのか。モースはマイケルが彼を殺したのではないかと疑うが、ジェーンは
「マイケルの息子だ」と告げる。ダニエルは身内だったのだ。

そこへ報告が入り、学内で三つ目の事件が発生する。なんとマイケルが殺されていたのだ。
マイケルが殺されたことでモースは真実にたどり着く。
急いでジェーンの部屋に戻ると、そこには瀕死のジェーンと、息絶えた日本人が。
驚くルイスにモースは「この男が本物のユキオだ」と告げる。

本物のユキオは替え玉といつの間にかすり替わり、替え玉がユキオになっていた。
本物は自分が麻薬捜査官に捜査されていることを知り、好都合と考えて身を隠し、自分が死んだことにする。
そして自分の殺そうとしたマイケル、そして自分を目撃したダニエル、そしてジェーンを殺そうとする。

マックスの話によるとユキオを殺害したのはジェーンではなかった。
それを聞いたモースは学内の修道室へと向かう。そこにはウォーバットが居た。
ユキオを殺したのは彼女だった。
彼女はジェーンの父が日本人からされた仕打ちを知っており、彼らへの恨みからユキオ殺害に加担していた。

最後にウィルフレッド卿に話をしに行くモース。
彼がジェーンたちにユキオのことを話さなければ、今回の事件は起きなかったと言うが、彼は平然と言ってのける。
「日本は、自国の兵士にも他国民にもひどい仕打ちをした。それでも我々は「ヒロシマ・ナガサキ」と言われると何も言えなくなるだろう?」
そう言って彼は立ち去るのだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

最後はマイケルの孫アレックスとともにジェーンを見舞いに行くシーンで終了します。

ユキオ・リーが日本人ってのが一番引っかかっていましたが、当時からしたらアジア人なんてどれも一緒か、と思いました。
そのあとでユキオの入学申込書が出てきたのですが、そこのアドレスには「TOKYO」って書かれてました。
港区白金台だそうです、へ~日本人だった。
リーってのは洗礼名ではないかという話もありました。

そしてこの話が放映されなかった理由が分かった気がします。
会計係の女性の差別的な発言もあったしねえ「東条の息子」ってのがドンピシャで。
オレンジジュースばかり飲んでいたと言う証言を聞いたモースが、飲みすぎると黄色くなると言うのですが、
それに対してルイスが「もとから黄色いです」としれっと言っているのも、お~そりゃ放送されんわ、となりました。
我々はイエローモンキーですもんね、ははは

このドラマ、ちょいちょい皮肉があって面白いんですが、今回はこのシーンかな。
麻薬の件で、ロンドンからデュワーが登場したときに
「アイツは想像力がないから、麻薬と訊いてすぐに短絡的な展開にもっていこうとする」という言葉。
確かにモースはその逆で、たぐいまれなる想像力で事件を飛躍させるのが得意だもんな~笑
というシーンくらいでしたね。

あとは、日本人=ZEN、そしてプッチーニの蝶々夫人って発想くらいなのでしょうかね。
それでも十分です。極東のこの国に誇れるものがたくさんあるんだなと思えて。
それにもっとあるしね!いいよ!後ろ指さす人は0にならないと分かっているから。
勿論過去のことをすべて水に流すのは無理だと分かっているけど。
日本人って世界からどう見られているのか、この作品だけでは分からないけど、根深いものがあるんだなと思いました。
フィクションの世界ですけど、ノンフィクションですわ。

いや~なんか終始、複雑な気持ちでみてしまった。
次回はもっと明るい話がいいな。

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

Comments 2

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S・H

すごい回

この回は、すごかったですね。
差別語がバンバン飛び交って…(苦笑)
確かにBSでも放送は無理だろうな~。きっちり放送していたAXNは、ある意味すごい(笑)
日本人として興味深く見られましたが、展開は複雑で少し分かりにくかったです…。
ユキオさん、白金台だったんだね。

2020/07/18 (Sat) 01:58
ちゃんこい

ちゃんこい

Re: すごい回

この話はいまだに「もう一度見たほうがいいんじゃないか」と思っているエピソードです。
内容が複雑で、犯人こそわかりましたが、そこに至る経緯や動機、トリックなど、大切な部分を見落としている気がしてなりません。
そしてあらすじ自体も人の名前を間違っていそう……という懸念があります。
なかなか観返すことが出来ないのは、モースのドラマ自体が陰鬱な感じ(褒め言葉として)で、なおかつこういうセンシティブな内容が私にはちょっと重すぎるからでしょうかね。

2020/07/22 (Wed) 17:31