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主任警部モース S4E2【ラドフォード家の遺産】

シーズン4エピソード2【ラドフォード家の遺産】のあらすじ&最後までのネタバレです。

とんでもなく久し振りになったモース警部です。(数か月ぶり?)
ちょっとHDDの容量を減らそうと、Dr.モーガンに夢中になって、気づけばコロンボにポワロ……すっかりご無沙汰に。
サクサク進んでいく45分ドラマに慣れてしまったので、正直言って100分ドラマのモースを観るのがちょっと怖い。
集中できるのか、かなり心配であります。
ただ、ルイスの可愛さだけは忘れていません。あああ、ルイス。可愛いよ。

とりあえず、アイスコーヒーとスナックを傍らに用意して、レッツ視聴開始。

===

醸造所で経営者のトレヴァーが撲殺されているのが発見される。
迎えに来たルイスとともに、モースは殺されたトレヴァー・ラが営んでいる事件現場の醸造所へとやってきた。
今回の検死担当医がハリデイ。(ラッセルちゃんはシーズン3限定だったのね)
遺体には頭部に陥没の傷があった。遺体の体温から死亡時刻は昨晩の10時頃と推定され、彼の行動を追うことにする。

営業部長のウィークスの話によると、最近トレヴァーは残業が続いていた。
というのも、ファーマー社との買収に関する業務を行っていたというのだ。
買収される側だったトレヴァーは買収拒否に向けて書類を作っていたという。
社長室へ向かったモースだが、秘書の話では特に紛失しているものは見当たらないと言う。
ルイスが見分して、灰皿から燃え残った企業鑑定書が発見される。それは3年前の日付で書かれたものだった。

モースはラドフォードの妻ヘレンに会いに行き、夫の死を告げると彼女はうろたえた。
彼女は昨晩も早く眠りについてしまったために、夫が帰ってきていないことに気づかないままだった。
彼女を心配したモースが、だれかを呼ぼうかと尋ねると、夫の弟であるスティーブンを呼んでほしいと彼女は頼んだ。

ルイスが醸造所の従業員に事情を聞いていた。
社長も醸造所の従業員もみな、買収には反対だったが、被害者の弟スティーブンだけは、買収に賛成していたらしい。

社長夫人ヘレンを被害者の父母の屋敷へと連れて行ったモース。
そこには父のチャールズ、母のイザベル、弟のスティーブンが待っていた。
社長が死んだあと、後継者は誰になるのかと尋ねると、すべては取締役会で決まると言うが、買収先のファーマー社のだれか、もしくはウィークス、そして研究者のプリースかもしれないと候補が挙がる。
モースは弟のスティーブンが一番動機があるため怪しむが、聴取の途中でイザベルが怒り出し、途中で終わってしまう。

その足でファーマー社へ向かうと、そこには昔馴染みのジョージが待っていた。
経営が傾いていたラドフォード醸造所を買収するのは必然であるとジョージは言う。
一方でラドフォード家では、社長トレヴァーが亡くなったあと、ファーマー社に買収されるまでは弟のスティーブンが会社の経営を見守ることにすると話し合われる。
スティーブンには気になることがあった。ファーマー社が提示してきた買収金額が相場よりも低かったのだ。

ルイスは社長室から見つかった3年前の日付の手紙を復元。
そこには「価格算定が高すぎだ」と抗議の内容が書かれていた。
買収話と、家族との確執、どちらもが今回の事件にかかわりがあるのではないかとモースとルイスは考える。

鑑定人のウィートリーに話を聞きに行った二人。
3年前に査定した時は大変喜んでくれたと言うが、どうもその様子がしっくりこないモース。
査定書の複製を持ち帰るルイスに、そんなに書類仕事がしたいのかと怒り出す。
あらゆる線を追いかけようとしていたルイスだが、モースの言葉にカチンときて「じゃあ警部の意見は?」と問い詰めると、モースは「考え中だ」と口をとがらせるだけ。
(このシーン可愛い)

次にスティーブンの妻セルマに会いに向かった二人。
夫とは互いに干渉しあわないため、事件当夜にどこへ行っていて、何時に帰ってきたのかさえ分からないと言う。
トレヴァーとの不仲の原因は醸造所の経営権らしく、商才がある弟スティーブンの話をトレヴァーが聞かず、経営は悪化。
沈没寸前の現状ながらも、スティーブンは残った資産を回収したいため買収に前向きなのだという。

凶器が発見されたものの指紋は出ず。ルイスがスティーブンのアリバイを調べると、証言には嘘があった。
犯人の候補者としてスティーブンが有力になるが、確証はない。
ルイスとともにスティーブンの会社にやってきたモースは、アリバイが崩れていることを責める。
するとスティーブンは、事件当夜早めにオックスフォードへ戻ってきて、或る人と会っていたのだと証言する。
しかし相手の名前はかたくなに語ろうとしなかった。

司法解剖の結果が出た。死因は殴打によるものではなく、醸造だるの中での溺死だった。
男を担ぎ上げて樽の中に入れられるほどの体力があるのは男ではないかとルイスは言うが、断定できないとモースは否定した。

その日の夜、スティーブンは醸造所で経営状況を探っていた。そこで兄の不正の証拠を見つけてしまう。
父親のチャールズに告げると、彼もまた見て見ぬふりをしていたのだと言う。
夜になっても約束をしていたスティーブンが現れないことを心配したヘレンは、醸造所へ向かった。
しかし社長室にも彼の姿はなく、工場内を捜しまわったヘレン。するとスティーブンはビールの海の中で亡くなっていた。

モースはヘレンに話を聞く。そして秘密を打ち明けるように促した。
スティーブンと不倫していたヘレン。妻のセルマもそれに気づいていたという。そのため、彼と別れようとしていたヘレンだったが……
夫の死をセルマに伝えると、飄々と応じた。数々の浮気にも彼女は気づいていた。
しかし今の生活を失うくらいなら我慢しようと決めていたという。子供との時間を奪われたくなかったのだ。
夫が殺された時間には地元のクラブで歌っていたというアリバイがあり、彼女は完全にシロだった。

ルイスの調べで、トレヴァーが粉飾決算をしていたことが判明する。
モースがその件でラドフォード家を訪ねたところ、それを知らされていなかったのは母のイザベラだけだった。
父親のチャールズが保証人となり、屋敷を担保にして100万ポンドを借り入れたトレヴァーだったが、経営が改善されなかった。

モースはジョージを訪ね、なぜ買収金額が安いのか、その理由を尋ねる。
しかしそれは正当な評価に過ぎないと言われ、事件当夜にアリバイもあった彼を、それ以上は追及できなかった。

取締役会が開かれ、買収か否かの議論が始まった。
イザベラは勿論賛成、ウィートリーもファーマー社と結託しているため賛成。セルマも死んだ夫と同意見ということで賛成に。
しかしヘレンはトレヴァーの遺志を尊重したいと反対し、チャールズもまた再起に賭けたいということで反対票を投じた。
チャールズはウィートリーに会社再建を託すと言い、社長に指名。買収を拒否することに決まった。

翌日、ある殺人事件が発生する。死亡したのはネルソンという弁護士だった。
殺害された日の夕方、彼に面会を求めた女性からの電話を秘書が受けていたが、相手の素性は不明。
ルイスは被害者の顔を見て、どこかで出会った気がすると頭をひねる。
現場に残っていた「ノックス」という人物の書類が気になったモースは、ルイスに公文書館で調べるように指示。
一日がかりで調べたルイスが夜に報告にやってくる。
彼は治安判事で、100年以上前、現在ラドフォードが持っている土地を購入していた。
そしてノックスとラドフォードの先祖が醸造所を立ち上げた。ノックスが経営から退いた記録が見当たらないことから、そこに何か秘密があるのではないかとモースは考える。

モースはチャールズにノックスの話を聞きに行く。
ノックスは以前ラドフォードとともに醸造所を起こしたが、買春を行い罰を受けていた。
醜聞を避けるため、オックスフォードから去った彼はラドフォード家から毎月金を受けていた。
さらにルイスが旧友を頼って調べたところ、ノックスには子どもがおり、その娘の家系の苗字がプリースだった。
ルイスはプリースの家を訪ねたとき、ネルソンとすれ違ったことを思い出していた。

モースはそのことから、ラドフォード家は共同経営していたノックスを醜聞に乗じて脅迫し、追い出したのではないかと推理。
真相を確かめるために、モースとルイスはピークスの家を訪ねる。
ノックスが持っていたはずの醸造所の株券の半分は行方知れずのままだった。手放したという文書も残っていない。
それが今回の事件のネックだった。
ノックスの娘であるピークスの母は、株券のことを伝え聞いていた。と同時にそれは奪われてしまった遺産だと。
母は息子とともにそれを取り戻そうと考えていた。しかし、ネルソンという弁護士を雇ってしまったことが運の尽き。
彼は株券の所有権はもうないと親子に言い、息子は逆上してトレヴァーとスティーブンを殺害。
一方で母親はネルソンを殺したのではとモースは推理し、警察へ連行する。

モースはラドフォード家を訪ねる。
今回の事件は、一族の名誉を守ろうと不正を働いたことによって生み出された惨劇であるとモースは言う。
古く創業者がノックスを追い出したことから始まり、トレヴァーが粉飾決算をしたこと、査定人に依頼して資産価値を異様に跳ね上げるように工作したことで借入金を増やしたが、結局軌道に乗らなかったこと。
挙句、ファーマー社との買収が進んでしまえば粉飾決算の不正に気付かれてしまうと考えたトレヴァーは焦り、査定に対しての文句の手紙を日付をごまかして偽装。
しかし結局買収は否決。今回の事件で一族の跡継ぎは居なくなってしまった。
「必死で守ってきた名誉など、もろくも崩れた。跡継ぎは私とスティーブンとの間の子供だけ。でもこんなぞんざいな扱いをされるなら私は子供たちと共にこの家を去る」と弾かれ者だったセルマはあざ笑うのだった。
しかし「死人に罪は背負えない」とモースは言った。
トレヴァーの不正を証明するすべがないため咎められないと。そして屋敷を立ち去る

帰る道中、モースとルイスが事件のことを語らっていると、ふとしたルイスの一言に事件の真相を垣間見た。
「ルイス、君は天才だ!」
ネルソンの事務所に面会を求めた電話があったのは捜査で明らかになっていたが、その女性がピークスの母だと思い込んでいたモース。
しかしその女性の口調と、ピークスの母とは似つかわしくない。
「彼女(ピークス)は秘書がとった電話のように丁寧な口調ではないんだ。そう、別の女性だ」
その女性とは、イザベラだった。
彼女はネルソンから(ノックスが残していた)ピークスの株券について脅迫されており、一族を守るためにネルソンを殺害してしまった。

真相に気づいたモースとルイスは急いで屋敷に戻ると、そこではチャールズとイザベラが涙ながらに抱き合っていた。
イザベラはネルソンから脅迫されていたことをチャールズには黙っていたのだ。
買収に賛成していた彼女だったが、誰よりも一族や醸造所を大切に思っており、ネルソンを殺害した。

プリースの母は釈放されたが、彼女は去り際「また一人ぼっちだ」と言って車に乗り込んだ。
見送ったモースをルイスがパブに誘うが、そんな気分にはなれないモースだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

いや~長い!疲れた!!(第一声がそれかよ)
「醸造所で遺体ですって!」「耳元でビールをすするなルイス」とまあ、モースとルイスのコンビが可愛いったらありゃしない。
パブでビールを飲みながら捜査会議する二人。あることを閃き、出発しようとするモースをみて、慌ててビールをすするルイスの可愛さもたまらん!!
んでもって、公文書館で一日中調べものをしたあと、モースの家に報告に来たルイス。
戸棚におかれたビールを見てると、モースが飲んでいいよと言ってくれた。その時のルイスの弾ける笑顔、プライスレス☆
最後の最後、謎解きのヒントを出した天才ルイス!ジーニアス!モースの声でジーニアス!ってのが良い♡

それにしても、夜になっても明るいですね、イングランドは。六月の時点で午後九時過ぎが日の入りですよ。
私の住んでいる京都は七時過ぎなので二時間も明るい時間が長いんですね。
私の思う「夜」とはだいぶ異なるんですね。明るさや空の表情、人々の営みも違うのかもしれません。

ちょっと気になったこと。
ピークスのラジオが日立のものだったんですよね。ちらっと日本製の物が出てくると嬉しくなってしまいます。

今回の事件の核心部は、言葉遣いで家柄が出ると言う点でした。細かい。
階級制度があるからこそ、生み出される違いなんでしょうけど。
「Stay」じゃなく「Remind」であることが、ピークスではなくイザベラが犯人であると見抜かれたポイントだったとは~すごい。

しかし今回の話はややこしい。
イザベラの口調から考えて、彼女は醸造所なんてどうでもいいのかと思っていた。
でもそれはネルソンから脅されていて、さっさと買収してお金を作り、脅迫から逃れたかったんですね。
一方で、ピークスの母は息子の交際相手の家柄を気にしていた場面がありました。
なんでだろう?一般家庭に見えるけど?と思っていましたが、最後のオチまで観て、ようやく意味が理解できた。ノックスの家系も(ピークスの先祖)も立派な家系だったんだな。

ピークスは頭もいいし、化学者だし、彼女もいるし、そんなにルックスも悪くない。
別に被害者からひどいことを直接されたわけじゃないのに、殺す動機がちょっと理解不能でした。
母親から「あの子は繊細でうっぷんを溜めやすくて、爆発してしまった」なんていわれてたんですが、
ガミガミと私生活に干渉してくる母親もストレスの一端だったんじゃないのか?と思ってしまいます。
まあ警察に連行されていくシーンで「刑務所から出たら、お前を一番に殺しに行く」とモースに言っていた時、人殺してしまうくらい頭がイっちゃってたんだなと感じましたが。

いや~それにしても面白い。モースもルイスも愛おしい。久しぶりに見て、よさを実感。
モースのテーマ曲を聴くと、とてつもなく切なく?絶望のようなものを感じます。
モールス信号のように同一の音が鳴りつづけているんですが、それがぐさぐさ刺さるし、やむことのない波を一人海辺で見つめているような途方もない気持ちになるんですよね。
だからモースを見ていると、終わりたくない、死にたくない、もっと続いてほしい(何が?)という気持ちになるんです。
主演しているジョン・ソウさんはもうお亡くなりになっているし、主任警部モースの続編があることはないと分かっている。
それに、まだすべてを見たわけでもないのに、終わるのが、とにかくいろんなことがとても寂しい。
刑事モースとはまた違う、ルイス警部とも違う、モースの物語だけで感じる寂しさ。

不思議だ……

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

ランキング参加中♥優しさでぽちっと、よろしくお願いします_(:3 」∠)_


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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

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