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主任警部モース S4E4【魔笛~メソニック・ミステリー】

シーズン4エピソード4【魔笛~メソニック・ミステリー】のあらすじ&最後までのネタバレです。

クラシック好きのモースにかけて「魔笛」というタイトルがつけられてます。
終始、魔笛のフレーズが流れてとても楽しい。
薄気味悪い雰囲気がずーっと続く内容でした。メソニックてなに?と思いつつ、調べたら中間子だって……?ホント?
今回のエピソードでは「フリーメーソン」が登場するのですが、そのメーソンがメソニック?

===

モースは合唱団の仲間で思いを寄せるベリルを歌劇場へと連れてきた。
集合時間に30分遅れていたため、運転が荒いことを責められるモース。帰りは別の人に送ってもらうと言われてしまう。
モースも参加するオペラ「魔笛」のリハーサルの日だった。
リハーサル直前、ベリルあてに電話がかかり、彼女は席を外した。
一方のモースも、舞台衣装に着替えていたが飾りの紋章をつけ忘れて控室に戻っていた。
そこへ響くベリルの叫び声。慌てて彼女の声のした部屋へ向かうと、ナイフで刺されて絶命している彼女が居た。
モースは第一発見者ながら、ナイフを手にしていたため、容疑者として疑われてしまう。

捜査の指揮はボトムリー警部がとることになり、部下が休暇中のためルイスが彼の補佐としてつくことになってしまう。
ボトムリーはモースの取り調べをする。
魔笛はフリーメーソンの曲で、合唱団の集まりももしかするとフリーメーソンなのでは?と彼は言う。
一方でルイスは合唱団の女性に事情を尋ねる。
モースとベリルが会場に来るまでに何か喧嘩をしているようだったと証言し、モースがカッとなって犯行に及んだのではないかと言い出す。
モースが犯人である可能性は低いとボトムリーも分かっていた。そのため釈放をするが、ルイスに監視するように指示を出す。
「君はどうせ嘘はつけないだろう」と言って、ルイスを送り出すのだった。

モースとともに捜査に乗り出すルイス。モースはまずは昔の上司であるマクナットに話を聞きに行くという。
彼のことを魔笛に登場する知識の泉ザラストロのようだとモースは言った。警察を退職してからは牧師をしていた。
事件のあらましをマクナットに説明するモース。
ベリルのそばに堕ちていたナイフが余りにも綺麗だったことで、モースはそれが凶器ではないのではないかと考えていた。
「犯人は私に拾わせようとした」
モースを犯人に仕立て上げることが今回の目的ではないか。
「でも、警部に対して憎しみがあるなら、殺せばいい」とルイスは言う。
「殺すよりも苦しめたいんだ」とマクナットは言った。
ベリルのことを本気で好きになっていたモース。それを犯人も知っていたのではないかとマクナットは推理した。

過去に検挙した犯人ではないかと考えた一同は、具体的な名前を挙げていく。
女性ばかり六人も殺した精神異常者サイモン、天才的な知能を持つ詐欺師ヒューゴ・フリース……
そこへ路上生活者の男がマクナットを訪ねてくる。一晩の宿を施すためマクナットは車を出すことに。モースは紙幣を一枚渡した。
ルイスと共に帰ろうと車へ向かうと、お気に入りの赤いジャガーに落書きが。それはフリーメーソンのシンボルだった。

車を走らせていると、白バイに停められる。相手は知り合いのバターワースだった。
免許証と呼気を確認したいと言われ、ボトムリーの差し金だと呆れるモース。
マクナットの家で酒を出されたが、彼は酒のセンスがないため、モースは口をつけなかったのだ。
それが幸いして検挙されずに済んだ。

モースに頼まれて、自身が逮捕したフリースというスウェーデン人が今も服役中か確認することにしたルイス。
警察署に戻ると、モースの部屋になぜかボトムリーが侵入していた。モースの様子を訊き出そうとするボトムリー。
そんな彼に、ルイスはこっそりと裏ピースするのだった。

翌朝、モースの家にやってくると、愛車にかぶせていたシートにもフリーメーソンの落書きが。
フリースがまだ服役中かは回答待ちに状態のため、二人で捜査を再開。
モースはベリルとフリースをつなぐ人物が一人いることを思い出していた。その名はマリオン。彼女に事情を聞こうと出発する。
そんな二人を遠巻きに監視する怪しい男が一人。

モースとルイスはマリオンが勤めるアムノックスという囚人たちを支援する慈善団体の事務所へとにやってくる。
彼女に話を聞くと、ヒューゴはすでに鬱病で3年前に自殺をしていた。
マリオンにベリルの仕事ぶりを聞くと、新しいパソコンを使いこなせるのが彼女だけだったため、どんな仕事をしているのか分からないず、さらに、彼女が扱う口座から多額の金が無くなっていたが、すぐに元の金額に戻るため気になったが問い詰めてはいないとも言った。
パソコンなら得意だとルイスが言いだし、さっそく彼女のパソコンを調べてみることに。
すると彼女は、大金をモースの口座に送金していた。

その後、ベリルの家を捜索していたボトムリーから来るように言われ、ルイスと向かったモース。
ベリルの家に一度も入ったことはなかったが、なぜかモースの私物が彼女の部屋に散乱していた。
それを証拠をしてモースは拘留されてしまう。モースはルイスに「見たものをすべて信じるな」を助言を送り、ルイスは小さく頷いた。
ついでに魔笛のリブレットとシャツをを持ってくるように頼んだモース。

ルイスはボトムリーにある書類を見せられた。モースが過去に起こした暴力事件をじょうしのマクナットがもみ消した内容だった。
それを見せながらボトムリーは「モースは人殺しもしかねない」と言う。
その頃モースの家からは魔笛のレコードが大音量で流され、近所から人が集まっていた。
そこへルイスとボトムリーが家宅捜索にやってくる。
大音量のテープは「連続再生」できるもので、機械に疎いモースには扱えるはずがないとルイスは断言するが、ボトムリーは聞く耳を持たない。
さらにシャワールームにマクナットの遺体を発見し、現場は凍り付いた。

ボトムリーはモースとルイスが共犯であると主張。ストレンジ警視正はルイスに事情を聞く。
コンピューターを使った詐欺やテープの細工など、彼にはできないと主張するが……

さらにモースの過去が明らかになり、エリザベスという女性に暴力をふるったこと、そしてそれをマクナットがもみ消したという書類をもとに捜査が始まる。
しかしモースには身に覚えのないこと。暴力をふるっていたのはエリザベスの恋人だった男。
モースが彼を検挙して、刑務所送りにしたというが……それを証明できるのは当時の上司マクナットだけだが、彼も殺されてしまい、八方ふさがりに。
誰かが捜査資料を書き換えている内部の犯行ではないかとモースは推理するが、その言葉をヒントにルイスはある可能性を考えた。
「ハッカーですよ!」
ストレンジ警視正が見守る中、ルイスは得意のパソコンで、警察資料のセキュリティの穴を発見する。
だれかがパスワードを教えたのだろうとルイスは考えた。時間があるからこそ、可能な犯行だと。
「そうだ、フリースが刑務所の中でやってるんだ」
自分がすでに死んでいると偽装して書類を作り、事件を捏造した。
「最後の砦は地元紙ですよ」
ルイスは図書館へ出向き、過去の新聞を漁った。そしてそこに、エリザベスの暴力事件の記事を見つける。
暴力をふるったのはモースではなく、モースの言う通り恋人だった。そのおかげでひとまず釈放されることになったモース。
ボトムリーはモースに謝罪をし、いつか仕返ししてやるとモースは冗談で言い返した。

謝意を伝えるためにルイスをパブへと誘ったモース。二人でビールを飲みほしたあと、家まで送ってくれたルイスに別れの挨拶をすると、
自宅の前に警備の男が立っているに気づく。
その夜、リビングで音楽を聴きながらうとうととしていたモース。
するとテープが並ぶ戸棚からいきなり火の手が上がった。煙がもうもうと沸き上がり気を失ったモース。
目が覚めるとボトムリーたちが心配そうにのぞき込んでいた。しかしモースは気が動転してしまう。
フリーメーソンに殺されると言い出すモース。ストレンジ警視正が慌てて駆け寄るが、「ルイスに会いたい……」とさまようのだった。

翌朝の現場検証の結果、魔笛のテープに発火装置が仕掛けられていた。
ボトムリーがスウェーデンに確認を取ったところ、フリースは死んでおらず6か月まえに仮釈放されて行方知れずに。
それを聞いたモースは「マリオンが協力者で、共犯して私やベリルを狙ったんだ」と断言。
彼女に会いに行くが、アムノックスの事務所を欠勤していた。

彼女の自宅を訪問するが、彼女は不在。
彼女の家に残されたワインからあることに気づいたモース。彼女に似合わぬ高級ワインが1ケース置かれていた。
近所の高級酒屋で購入者を訊き出したモースは、その住所へ向かった。
ルイスが援護すると居ttが、モースは屋敷に単身乗り込んだ。そこには偽名で生活するフリースの姿が。
モースに投獄されたことを憎んでいたが、それはすでに許していたという。しかし、恋人のマリオンだけは、モースを許さなかった。
今回の計画のすべては自分でなく、マリオンによるもので、実行犯も彼女だとフリースは言う。

約束の5分が経ったため、ルイスはモースを助けるために屋敷に駆け付ける。
モースはフリースに銃を向けられた。背中を向けた状態で、フリースの動きは見えない。
一発の銃声がなり、死を覚悟したモース、慌てるルイス。モースが恐る恐る瞼を上げると、背後でフリースが倒れていた。
フリースに駆け寄るモース。
「すべては輪廻だ」
そう言い残して息絶えたフリース。玄関を開けてルイスを部屋へと入れると、フリースは忽然と姿を消していた。
死んだふりをしていただけだったのだ。
そして鍵を指しっぱなしだったルイスの車を使って逃亡するフリース。
(モースはルイスの不手際を叱るが、これは逃亡時にすぐに追いかけられるためにわざとだったのでは?と思ったり)

フリースはマリオンと合流し、高飛びを図ったが、モースとルイスの通報で、ボトムリーたちが逮捕。
追いつめられたフリースは刑務所に絶対に行きたくないと自殺を選んだ。
くやしさで嗚咽するマリオン。
そんな彼女を聴取したモース。彼女のモースへの憎しみは本当だったが、彼女はベリルを殺していないと主張。
フリースに騙されたのだと笑った。すべてはモースを苦しめるための作戦だった。

フリースの遺体が墓に埋められた。その様子をルイスと眺めながら「本当に死んだのか?」と不安になるモース。
ベリルの追悼も兼ねた魔笛の公演が開かれることになったが、モースは気乗りせず、ルイスに妻と行くように頼んだ。
夜、仕事をしていると、モースの部屋にボトムリーが現れる。
いろいろとあったが、ボトムリーはフレンドリーにモースに接する。彼はフリーメーソンだった。
「喧嘩は見苦しい。もし君が望むなら入会を勧めるよ」そう言いながら、モースをねぎらった。
そんな彼の優しさを受け入れたモースだが、入会は断った。

ルイスと妻は魔笛を聴きにやってきた。モースも劇場の外でベリルに思いをはせていたが、ルイス夫妻が劇場から出てくる。
「あんなのどこがいいんだ?さっぱりわからない」
そうこぼすルイスを見て、微笑むモース。そして、妻と仲良く一緒にお酒を飲みに歩き出したルイスをこっそりと見送った。
「追悼公演」と書かれた看板を見てベリルの死を実感し、うなだれたモースはそのまま車を発進させた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

今回はモースに災難がふりかかりました。
そして捜査の指揮はボトムリーという刑事が担当することになりました。
ちょっとプーチンのような、ラサール石井のようなお顔立ち。気になりましたね。
ちょっと嫌味な雰囲気がしてて、ルイスも気に入らなさそうな様子。中指立て(裏ピース)てたしね。
ただ、それはモースが犯人であると確信していたからであって、モースが犯人ではないと分かった時点で、モースには優しく接するんですけどね。
まあボトムリーも謝りはしたけど、たった一言だったからイマイチ謝罪した感じではなかったけど。

今回はモースが弱りっぱなしで、モースにとってルイスがどれほど大きなものかというのを、モース本人だけでなく、私も実感しました。
マクナットの家からの帰り道、白バイに停められて飲酒の疑われますが、
その疑いが晴れた時、もしルイスが居なかったらこの事実が捻じ曲げられていたかもしれないと思ったのか、「君がいてくれてよかった」とモースもルイスに言うんですね。
さらには、発火装置を仕掛けられて死にかけたモースが、火事の後「ルイスに会いたい……」てこぼすシーンもよかった。

モースが捕まって、どんどん危ない状況になっていく上司をルイスは信じ続けているんです~~このエピソードの核となってる部分です。
「モース警部は人殺しなんてできません」ってね、ストレンジ警視正たちに言い切れる関係なんです。
でも「機械音痴なんで、自動再生のテープなんて扱えません」ってちょっとディスったりもするから、絆が深いなあと思えます。
それにしても、パソコン得意なルイス可愛いよお。「これは得意な機種です!」って^^
この時代はまだまだパソコンが新しい時代だったでしょう。ルイスがそういう最新技術を習得しているってのがすごいじゃん!?

マクナットの遺体が見つかってしまい、留置場に入れられてしまうモース。
留置場の中で、モースのモノローグが入ったのですが、これはドラマの中で初めてでは?
モースの声が狭い空間に響くのです。とてもいい演出だった。
魔笛のテープの発火装置ってのは驚きでした。最初は護衛の警察官が偽物(フリース)かと思っていた私wどんだけ警戒してるんだ
燃えたのがまさかの、トスカニーニの録音。モースは「最悪だ!」ってさ。そんなものが自宅で流れるなんて!と荒れてたw
トスカニーニ嫌いだったんだ?私はフルヴェンの方を嫌ってるのかと思ってた(勝手なイメージ)

モースとルイスの関係がほほえましいなと思えたシーンはいくつかあったのですが、
モースが「私はいつだってフェアな刑事だ」と言ったときの、ルイスの反応が面白かった。
「男よりも女にフェア(甘い)ですね」と皮肉るんですよ。たしかにそうなんですけど、そんな言い合いできる関係って素敵じゃないか!

最後の最後まで、まさかマリオンが悪役とは思いませんでしたが、
ベリルに思いを寄せていたモースがマリオンに聞き込みに行ったとき、ベリルが亡くなってすぐだというのにマリオンにも優しい言葉(下心?)をかけてました。
なんというか、モースはルイスの言葉を借りれば「女性にフェア」なんですけど、グイグイ行きすぎなんだよな~
女心が分かってないのよ、モース。ベリルだって、二度目の離婚をして男性との深い仲はこりごりだって言ってたじゃん。
「いやよいやよも好きのうち」っていうスーパーポジな考え方はよくないよ、モース。
ちょっと、モースのグイグイ加減には引いちゃった私です。

しかしまあ、今回はモースがひどいめにあいましたね。フリースの遺体が墓に入ってもまだ実感がないと。
モースも一人の人間だということですねえ。
ルイスに「魔笛の演奏会聞いてきてくれ」と頼んで、ルイスもルイスで興味もないのに言ってあげる優しさがいいじゃ~ん
でもちっとも文化的理解はしていなかったようだけど(そこがいいんだよ、ルイス)
しかも奥様もとてもお綺麗な方でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

ランキング参加中♥優しさでぽちっと、よろしくお願いします_(:3 」∠)_


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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

Comments 2

There are no comments yet.

S・H

ありがとうございます!

コメントへの返信、ありがとうございます!
そう、「ルイス」はDVDとか出ていないんですよね。なので、私もAXNを録画したものを時々(結構しょっちゅう)見直したりしています。見直すと、改めて発見があったりして。
つい先日はAXNで、この「魔笛」を見ましたよ。
あの〝ぐいぐい〟と容疑者を追い詰めて(たまに間違えて)いくモースが、ぐいぐいと追いつめられる様が非常に新鮮で、今まで見た「モース」シリーズの中でもかなりおもしろい回でした。
モースが追いつめられるに従って、ルイスとの絆も深まっていくという描写もいいですね。むしろ、ルイスの方が「おいしい」役回りだったかなと。
ただ、ミステリー慣れしていない私には結論が急で、マリオンという女性がよくわからないまま終わってしまい…もう1度見ないと駄目そうです。
あと、ルイスはずいぶんとコンピューターに詳しそうな設定でしたけど、「ルイス」シリーズでのルイスはそうでもないんですけどね~。年を取って、進化についていけなくなったのでしょうか(笑)

2020/07/18 (Sat) 01:42
ちゃんこい

ちゃんこい

コメントありがとうございます^^

コメントありがとうございます。
毎度AXNミステリーのラインナップを見て、加入したい欲が掻き立てられてしまいます。

そしてこのエピソードは私もかなりのお気に入りとなりました!
魔笛というクラシックにしてはポピュラーで明るい選曲なのに、絡まってくる事件は「フリーメーソン」「死んだはずの受刑者」「ハッカー」という得体のしれないものが糸を引いているという対比が、より面白く感じましたね。
当時はまだPCも大衆向けではなかったでしょうし、過去の捜査資料の改ざんや、死亡報告書の捏造などなど、目新しい切り口&追い詰められ方で視聴者もどきどきしたんじゃないかなと想像します。
それにしても、マリオンが犯人と言うのは唐突でしたね。最初のあたりでモースが「彼女もフリースの被害者だ」というシーンが(字幕版では)あったので、私もその一言に結構引っ張られまして、彼女が犯人だと言うオチに置いてけぼりを食らった気分でした。
あとはルイスの活躍ぶりにも(ルイス好きとしては)にんまりです!(^^)!年老いたルイスも観てみたい^^

2020/07/22 (Wed) 13:24