刑事コロンボEp2【死者の身代金】
2020年04月28日 公開
エピソード2【死者の身代金】のあらすじ&最後までのネタバレです。
第二話。シリーズ化される前のパイロット版。
コロンボ警部と言えば、チリコンカンだなあ~と思うのですが、このエピソードが初登場でした。
第二話。シリーズ化される前のパイロット版。
コロンボ警部と言えば、チリコンカンだなあ~と思うのですが、このエピソードが初登場でした。
===
弁護士のレスリー・ウィリアムズは、夫を射殺。
その後、30万ドルの身代金を要求する脅迫状を自分宛に郵送、誘拐事件をでっちあげる。
生前の夫の通話を録音したテープとタイマー装置を利用して、夫から自宅に電話がかかってきたように細工した。
しかし、市警本部とFBIの連絡係として現場に居合わせたコロンボは、彼女の電話の受け答えに違和感を覚える。
そして身代金受け渡しはなんとセスナ機から高速道路へと投下するという方法が用いられる。
ヘリコプターで追尾していたコロンボやFBIだったが、到着した時にはカバンの中身はすでに空っぽ。
犯人は逃走したのだと考えるFBIたちだったが、コロンボは納得しない。
レスリーが使っていたロッカーに金が残っているのではないかと踏むが、カバンは残っていなかった。
レスリーはカバンをすり替えたあとで帰宅。こっそりと隠し金庫へとしまう。
そこへ娘のマーガレットがスイスから帰宅してきた。マーガレットは義理の娘で関係はうまくいっていなかった。
翌日、夫の遺体が発見されたという知らせを聞いてレスリーは倒れてしまう。
娘のマーガレットもショックをうけ、医師が自宅へとやってくる。
医者から処方された鎮静剤を暖炉に投げ捨てたレスリーは、鼻歌を歌う。
その様子をマーガレットは見ていた。
レスリーが父親を殺したと確信したマーガレット。
しかしレスリーは鉄壁の防御をしていた。
マーガレットが疎ましいレスリーは、彼女を追い出そうと画策する。
「身代金で大金を使ってしまったから、現金がない。だからあなたの学費を払えない」
マーガレットはコロンボにレスリーが怪しいというが、証拠はない。
なんとかレスリーを捕まえたいマーガレットは証拠を捏造して追い込もうと考える。
レスリーが書いたシナリオを真似てマーガレットは攻勢をかけ、徐々に弱っていくが、コロンボが仲裁に入ったことで息を吹き返すのだった。
しかしそれはコロンボの罠だった。
自分を疎ましく思っていたレスリーに、マーガレットはある提案をする。
「遺族年金としてもらえる金額を相続する権利はあるわ。現金で」
その言葉にレスリーは乗る。「明日スイスに帰るなら、渡すわ」
空港でマーガレットを見送ったレスリー。そこにはコロンボが待っていた。
ようやくマーガレットから解放されたレスリーは、コロンボに一杯ごちそうすると誘う。
そこでついにコロンボは最後の一手を明かす。
マーガレットを利用し、身代金の現金をレスリーに出させようと考えたコロンボの作戦は見事にはまる。
そして彼女から回収した現金が、身代金と一致し、見事物証を得たコロンボ。
レスリーはついに白旗を上げるのだった。
「肉親を殺された悲しさも、お金をもらうことで癒されるとあなたは思っていた(民事訴訟でみてきたんでしょうね)。
でも、どんなにお金を積まれても、売り渡せないものはある。マーガレットを買収できると考えたあなたの欲の深さと自信が、
自分を追い詰めたんですよ」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
コロンボの「?」①
夫からの電話に対しての第一声が、「大丈夫?」の安否確認ではないことが不審。
自分がもし誘拐されたとき、カミさんが心配してくれなかったら離婚だな……と一言。
コロンボの「?」②
身代金を入れるカバンを自分で用意してたレスリー。しかも証券や現金などが入るぴったりサイズ。
身代金の入ったカバンは残して、中身だけ持って帰った犯人が怪しい。
コロンボの「?」③
使った銃が普通の殺人で使用される口径ではなく小さいものだったのは、体内に弾を残したかった?
コロンボの「?」④
誘拐現場に残されていた夫の車のシートが前すぎる。女性が小柄な男が犯人か?車のカギも行方不明。
「殺人処方箋」の時もそうですが、コロンボの着眼点は些細な一言なんですよね。
「ただいま」と言わなかったこと。今回は「大丈夫?」と安否を問わなかったこと。
綿密に計画を立てている犯人だからこそ、自然を装った不自然が起きてくるわけですね。
自然と出てくる言葉が出てこない……。
そもそも殺そうとするくらい憎しみがあるから、普通なら出てくるはずの気遣いの言葉が出ないんですよね。
その点を考えると、娘のマーガレットが継母レスリーが犯人だと確信するのも頷ける。
夫が死んだのに鼻歌を歌ってるなんて、どう考えてもね……そこに愛情はないって気づくはな~
証拠はないけど、疑うにはあまりある状況。
その着眼点をコロンボは持っているからすごいんですよね。
警察官は「事実」を見るから、奥さんの些細な行動にまで目がいかないんだろうけど、コロンボは違う。
さて、チリコンカンの初登場を見ました~~
なじみのレストランに行ったコロンボがメニューを見せてくれと店主に言うんですが
「いつもチリコンカンしか食わねえじゃねえか」と言われ(チリコンカン以外文字が読めないのか?と言われる始末)
そんなことないよと返すものの、メニュー表を見たコロンボは、結局チリコンカンを頼むっていうね。頼むんかい!
おいしそうだな!
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
ランキング参加中♥優しさでぽちっと、よろしくお願いします_(:3 」∠)_


人気ブログランキング
↓コンプリートBlu-rayBOX↓
↓コンプリートDVD BOX↓
弁護士のレスリー・ウィリアムズは、夫を射殺。
その後、30万ドルの身代金を要求する脅迫状を自分宛に郵送、誘拐事件をでっちあげる。
生前の夫の通話を録音したテープとタイマー装置を利用して、夫から自宅に電話がかかってきたように細工した。
しかし、市警本部とFBIの連絡係として現場に居合わせたコロンボは、彼女の電話の受け答えに違和感を覚える。
そして身代金受け渡しはなんとセスナ機から高速道路へと投下するという方法が用いられる。
ヘリコプターで追尾していたコロンボやFBIだったが、到着した時にはカバンの中身はすでに空っぽ。
犯人は逃走したのだと考えるFBIたちだったが、コロンボは納得しない。
レスリーが使っていたロッカーに金が残っているのではないかと踏むが、カバンは残っていなかった。
レスリーはカバンをすり替えたあとで帰宅。こっそりと隠し金庫へとしまう。
そこへ娘のマーガレットがスイスから帰宅してきた。マーガレットは義理の娘で関係はうまくいっていなかった。
翌日、夫の遺体が発見されたという知らせを聞いてレスリーは倒れてしまう。
娘のマーガレットもショックをうけ、医師が自宅へとやってくる。
医者から処方された鎮静剤を暖炉に投げ捨てたレスリーは、鼻歌を歌う。
その様子をマーガレットは見ていた。
レスリーが父親を殺したと確信したマーガレット。
しかしレスリーは鉄壁の防御をしていた。
マーガレットが疎ましいレスリーは、彼女を追い出そうと画策する。
「身代金で大金を使ってしまったから、現金がない。だからあなたの学費を払えない」
マーガレットはコロンボにレスリーが怪しいというが、証拠はない。
なんとかレスリーを捕まえたいマーガレットは証拠を捏造して追い込もうと考える。
レスリーが書いたシナリオを真似てマーガレットは攻勢をかけ、徐々に弱っていくが、コロンボが仲裁に入ったことで息を吹き返すのだった。
しかしそれはコロンボの罠だった。
自分を疎ましく思っていたレスリーに、マーガレットはある提案をする。
「遺族年金としてもらえる金額を相続する権利はあるわ。現金で」
その言葉にレスリーは乗る。「明日スイスに帰るなら、渡すわ」
空港でマーガレットを見送ったレスリー。そこにはコロンボが待っていた。
ようやくマーガレットから解放されたレスリーは、コロンボに一杯ごちそうすると誘う。
そこでついにコロンボは最後の一手を明かす。
マーガレットを利用し、身代金の現金をレスリーに出させようと考えたコロンボの作戦は見事にはまる。
そして彼女から回収した現金が、身代金と一致し、見事物証を得たコロンボ。
レスリーはついに白旗を上げるのだった。
「肉親を殺された悲しさも、お金をもらうことで癒されるとあなたは思っていた(民事訴訟でみてきたんでしょうね)。
でも、どんなにお金を積まれても、売り渡せないものはある。マーガレットを買収できると考えたあなたの欲の深さと自信が、
自分を追い詰めたんですよ」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
コロンボの「?」①
夫からの電話に対しての第一声が、「大丈夫?」の安否確認ではないことが不審。
自分がもし誘拐されたとき、カミさんが心配してくれなかったら離婚だな……と一言。
コロンボの「?」②
身代金を入れるカバンを自分で用意してたレスリー。しかも証券や現金などが入るぴったりサイズ。
身代金の入ったカバンは残して、中身だけ持って帰った犯人が怪しい。
コロンボの「?」③
使った銃が普通の殺人で使用される口径ではなく小さいものだったのは、体内に弾を残したかった?
コロンボの「?」④
誘拐現場に残されていた夫の車のシートが前すぎる。女性が小柄な男が犯人か?車のカギも行方不明。
「殺人処方箋」の時もそうですが、コロンボの着眼点は些細な一言なんですよね。
「ただいま」と言わなかったこと。今回は「大丈夫?」と安否を問わなかったこと。
綿密に計画を立てている犯人だからこそ、自然を装った不自然が起きてくるわけですね。
自然と出てくる言葉が出てこない……。
そもそも殺そうとするくらい憎しみがあるから、普通なら出てくるはずの気遣いの言葉が出ないんですよね。
その点を考えると、娘のマーガレットが継母レスリーが犯人だと確信するのも頷ける。
夫が死んだのに鼻歌を歌ってるなんて、どう考えてもね……そこに愛情はないって気づくはな~
証拠はないけど、疑うにはあまりある状況。
その着眼点をコロンボは持っているからすごいんですよね。
警察官は「事実」を見るから、奥さんの些細な行動にまで目がいかないんだろうけど、コロンボは違う。
さて、チリコンカンの初登場を見ました~~
なじみのレストランに行ったコロンボがメニューを見せてくれと店主に言うんですが
「いつもチリコンカンしか食わねえじゃねえか」と言われ(チリコンカン以外文字が読めないのか?と言われる始末)
そんなことないよと返すものの、メニュー表を見たコロンボは、結局チリコンカンを頼むっていうね。頼むんかい!
おいしそうだな!
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
ランキング参加中♥優しさでぽちっと、よろしくお願いします_(:3 」∠)_


人気ブログランキング
↓コンプリートBlu-rayBOX↓
↓コンプリートDVD BOX↓
- 関連記事
-
- 刑事コロンボS1E3【ホリスター将軍のコレクション】
- 刑事コロンボS1E2【指輪の爪あと】
- 刑事コロンボS1E1【構想の死角】
- 刑事コロンボEp2【死者の身代金】
- 刑事コロンボEp1【殺人処方箋】
スポンサーサイト