SUPERNATURAL S1E19【呪われた肖像画】
2019年05月04日 公開
SPNシーズン1エピソード19【呪われた肖像画】のあらすじ&最後までのネタバレです。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
幼きころに、この世のものではない者に母親を殺された
ディーンとサムのウィンチェスター兄弟
父の失踪、恋人の死などを乗り越え、たまに喧嘩しつつも
悪魔狩りをする兄弟のロードムービー的ドラマ
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
物語のスタートはテレスカ夫妻がとある家族の肖像画を壁に飾るシーンから。
少し薄気味悪い家族の絵をオークションで競り落とした夫。妻は怖がります。目を離した二人に呼応するように絵の中の父親の顔が動き出す。
夜、就寝しようとベッドルームに向かう妻。夫は戸締りをして寝室に向かいますが・・そこには首を切り裂かれた妻の遺体が!そして夫も何者かに殺されてしまう。
数日後、ディーンとサムはナイトバーで酒を呑んでいた。ディーンは可愛い女の子をナンパ中。しかしサムは新聞で気になる事件を見つける。テレスカ夫妻の事件だった。
ディーン「よくある殺人事件じゃないのか?」
サム「いや、同様の事件が父さんの手帳に残っていたんだ。最初は1912年、そのあとは1945年。次が1970年。どれもテレスカ夫妻と同じ、喉を切り裂かれて死んでいるんだ」
ディーン「怪しいな。よし、調べよう・・でも明日の朝からでいいだろう?」
そう言ってナンパした女の子と一夜を過ごしに向かうディーン。一方サムは夜な夜なテレスカ家のことを調べていた。
翌朝、ご機嫌なディーンにサムが調査結果を報告する。
サム「家には怪しいものはなかったし、夫妻も至って普通の人たちだった」
ディーン「じゃあ、家具に何かがとりついていたんだろう」
サム「ああ、でもないんだ。家の中は空っぽ」
テレスカ夫妻の家具や、集めていた美術品はすでにオークション会場に運ばれていた。
さっそくオークション会場へと向かった二人。しかしカジュアルな服装の二人に社長ブレークが声を掛けて、追い払おうとする。
美術商を装う二人は、テレスカ夫妻のコレクションを勝手に調べ回るが、そこへブレイクの娘サラが声を掛けてくる。あの肖像画を見つけた二人だったが、サラと会話をしている間に父に見つかり、結局会場から追い出されてしまう。
モーテルにやってきた二人。サラにあの肖像画の来歴を訊き出せば、謎が解けるかもしれないと考えた二人。
ディーン「食事に誘って教えてもらえよ」
サム「ナンパは(兄さんが)得意だろう?」
ディーン「彼女はお前のことを見ていたぞ」
今回、サムが彼女を誘うことにしたが、乗り気になれない。
二人で食事に来たサムとサラ。会話がはずみいい空気に。サラは魅力的で、明るい女性だった。母を最近亡くしたらしく、閉じこもった日々を送っていたが、母がそれを望んでいないと思うようになり、少しずつ前向きになってきたと彼女は言った。
それを聞いたサムだったが、サラに自分の過去を話すことを躊躇ってしまう。
モーテルに戻ってきたサム。サラから絵の来歴をコピーしてもらってきた。ディーンはサラに手を出さなかったサムを揶揄う。
絵のタイトルは「マーチャント一家の肖像画」であった。来歴を見ると、父ジョンの手帳に残されていた事件の被害者たちが所有していたことが分かり、絵に原因があることを突き止めた二人。
さっそくブレークが経営するオークションハウスに侵入し、絵を燃やしますが・・・
翌朝、街を出ようとする二人。しかしディーンが「財布がない」と言い出す。昨日オークションハウスに侵入した時に落としたから探さないとまずいと言い、サムは仕方なくディーンについていくことに。
オークションハウスに向かい、財布を探す二人にサラが声を掛ける。するとディーンはポケットから財布を出し、20ドルを手渡して、その場を立ち去る。
ディーンはサムとサラをもう一度引き合わせるために、嘘をついていたのだった。
それに気づいたサムは天を仰ぐ。

サラとお喋りを楽しんでいる隣を、焼いたはずの「マーチャント一家の肖像画」を持った係員が通り過ぎて思わず声を上げるサム。なんとあの絵が残っていたのだ。
慌ててディーンの元に戻るサムを、サラが不思議そうに眺めていた。
ディーンとサムは、あの肖像画に書かれた一家のことを調べてみることに。古書店へ向かった二人は、当時の新聞記事を見せられ、あの家族を襲った悲劇について店主から聞く。

理髪店をしていた父イザヤが、家族を惨殺していた。妻が離婚したがっていたらしく、それに逆上したイザヤがカミソリで家族の喉を切り裂いたのだ。
イザヤの霊だと思ったが、家族の遺体は火葬されているという。
更に古書店の主人が、良い物を見せてくれるといい、分厚い本を開くと、そこにはマーチャント一家の肖像画の写真があった。
それをみる二人。サムはあることに気づく。
サム「父親の顔の向きが違う。オークションハウスで見たのは左下を見ていたのに、この写真は正面を向いてる」
ディーン「じゃあ絵から父親が飛び出して、人を殺しているっていうのか?」
サム「ああ。でも火葬されているんだろう?どうやって退治するんだ」
ディーン「顔の角度が変わっているんだろう?ほかにも絵にヒントが隠されているかもしれない」
サム「ダビンチコードみたいに?」
ディーン「・・まだ見てないからわからないけど」
二人は再び絵を見に行くために、サラに連絡をすることに。
ディーン「よかったな。またサラに会えるじゃないか」
サム「どうして兄さんは、彼女と俺を引っ付けたがるんだ」
ディーン「相思相愛のオトナなんだ、いいだろう?たまには遊べよ」
サム「旅暮らしの俺たちが巧く行くはずがない」
ディーン「別に結婚しろなんて言ってない。たまには遊べって言っているんだ。お前にまだジェシカへの気持ちがあることは分かっているが、ジェシカはきっと、お前の幸せを願っているだろう」
サム「・・だろうな」
ディーン「さあ、電話しろよ」
サムはサラに電話をして、今からあの絵を見たいと伝えますが、すでに父が友人のエブリンに絵を売ってしまったという。
エブリンの家へ向かうサムとディーン、そしてサラもついてきた。
部屋に入り、声を掛けるが、エブリンは椅子に座ったまま動かない。サラがそっと彼女に触ると、彼女の首が後ろへ転がり、喉が切り裂かれていた。彼女の横にはあの「マーチャント一家」の肖像画が飾られていた。
その父親の顔は真正面を向いていた。サラはそれに気づき「父親の顔の向きが違うわ!」と叫ぶ。
翌朝、モーテルに居る二人のもとへサラがやってくる。
サラ「最低よ。警察にうその証言をしたわ。私が一人で彼女の家に行って、遺体を見つけたって。どういうことかと説明しないと警察を呼ぶわよ」
サム「彼女を殺したのは、霊だ。あの絵、動いていたのを見ただろう?」
サラ「あれは、見間違いだと・・」
サム「違う、あの絵に霊がとりついていて・・それを退治するのが俺たちの仕事なんだ」
サラ「じゃあ私の目の前で退治して!」
サム「だめだ、君を危険に巻き込むわけにはいかない」
サラ「もし、あなたの話が事実なら、絵を売った私や父にも責任はあるわ。正直言うと、とても怖いけど逃げるのだけは絶対に嫌。だから、行きましょう」
決然と言い切るサラ。その様子を見たディーンはサムに「あの子と結婚しろ」と言ってしまうほど、行動力と勇気があるサラだった。
エブリンの家に侵入した三人は、古書店で見た肖像画の写真のコピーと、エブリンの家に飾られている肖像画を見比べる。
すると幾つか違う点が見つかった。
まずは父親の顔の向き。そしててテーブルの上のカミソリの刃が出ていること。さらに、家族の肖像画の奥に飾られている絵も違っていた。
その絵を注意深く見ると、そこにはマーチャント家の墓が描いてあった。
さっそくマーチャント家の墓を訪ねる三人。
中には家族の骨壺と、子どもたちのお気に入りのおもちゃが飾られていた。息子たちの野球道具、養女メラニーの愛用していた人形。その不気味さにサラは辟易とします。
ディーン「なあ、なんかおかしくないか。骨壺の数がおかしい。父親のがないぞ」
サム「ああ、母親と子供たちの分4つしかないな」
ディーンたちは裁判所へ向かい、父イザヤの骨がどうなったのかを確認する。
ディーンが手続きをしている間、外で待つサムとサラ。二人でお喋りとしながら、お互いの気持ちを確認しあうが、サムはサラのことを大事に思うゆえに、好意を受け入れられない。
サム「僕には彼女が居たんだ。でも死んだ。母親も死んだ。まるで呪われているみたいに・・僕が好きになる人は傷ついてしまう。だから好きにならないように気持ちをセーブしてしまうんだ・・」
サラ「あなた、優しいのね。でも時代遅れよ」
サム「??」
サラ「私はオトナよ。勝手に心配しないで。それに付き合う付き合わないは自分で決めるわ」
サム「でも、失恋するとかそういう次元じゃなくて、死ぬかもしれないんだぞ」
サラ「明日バスに轢かれて死ぬかもしれない、そんなことは誰にも分からないわ。大事な人を喪う気持ちはよくわかる。私も母を亡くしているから。でもね、苦しみを締め出そうとすると、幸せまで逃がしてしまう」
サム「・・もうあの苦しみを味わいたくないんだ。もしまたあんな出来事があったら・・僕は耐えられないよ」
そこから先は何も言えなくなる二人。そこへディーンが帰ってくる。
イザヤの遺体は家族からは引き離され、行政によって埋葬されていた。
夜になるのを待って、墓へ向かい、掘り返すディーンたち。イザヤの遺体を無事燃やすことに成功する。あとは念のため、あの絵を処分しようとエブリンの家に向かう三人。
サラとサムの二人だけを行かせて、車で待機するディーンだったが・・
絵を見つけたサムとサラ。しかしそこに養女メラニーの姿がないことに気づく。すると突然、家中の扉が閉まる。
ディーンも家に向かうが、中に入ることができない。
ディーン「どうした?家の鍵を閉めたか?」
サム「違う、少女だ。養女が犯人だったんだ」
ディーン「!?・・イザヤは左下を見ていた・・じゃあ父親は養女の犯行だと警告していたのか!」
サム「ああ。とにかく推理はいいから、俺たちをここから出してくれ」
ディーン「無茶言うな、鍵が壊せない。いいか、塩が鉄を探せ。身を守るんだ」
しかしエブリンの家に塩も鉄もない!
迫る養女の霊、カミソリを手に二人に迫る。灰搔きで養女を攻撃すると、その姿が一瞬消える。
ディーン「サム大丈夫か?」
サム「ああ、なんとか」
ディーン「でも、どうやって倒す?養女は火葬されているんだろう?」
サム「ああ・・何か見落としたか」
他に策が思いつかない二人。するとサラがあることを思い出す。
サラ「ねえ、私、前にアンティーク人形を扱ったことがあるわ。当時の人形は、子どもそっくり作るの。服も顔も。それに、髪の毛は本人の髪の毛を使うの」
それを聞いた二人は、霊廟に飾られていた人形の髪に、養女の魂が残っていることに気づく。
ディーンは急いで霊廟へと向かう。一方のサムたちに再び養女の霊が迫る。棚を動かし、サムの動きを封じた養女はサラにカミソリを向ける。
霊廟に到着したディーンは、ガラスを打ち破り、人形の髪の毛にライターの火を点ける。燃え上がる人形。するとサラを襲っていた養女の霊も燃え尽きた。
翌日オークションハウスにて。
ディーン「郡の記録を探してきた。メラニーは何でマーチャント家の養女になったか分かるか?」
サム「なんで?」
ディーン「彼女の実の家族が、皆殺しにされていた」
サラ「彼女が犯人ってこと?」
ディーン「ああ、でもまさか警察も娘を疑ったりはしない」
サラ「でもなんで?」
サム「さあ・・」
ディーン「どうでもいいよ。一件落着だ」
いよいよサムとサラの別れの時間。邪魔者のディーンは先に車へ戻る。
残された二人だが、うまく言葉がでない。また会おうと約束をして、車に向かうサムだったが・・思いを断ち切れないサムは踵を返し、サラを熱い口づけを交わすのだった。
それを見て喜ぶディーンの笑顔で幕を閉じる。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
あの肖像画がマジで不気味すぎる・・あれを製作した美術スタッフさんすごい。夢に出てくるわ。絵画って怖いよ。
ていうか、父親も、ちらっと養女の方を見るだけじゃなくて、指さして「こいつが犯人」くらいアピールすればよかったのに!絵の中の絵を変えたり出来るくらいなら、それくらいもできそうなものを!
今回のマドンナ役のサラ。とっても素敵な女性でしたね。可愛いし、勇気と理解力がある。
「苦しみを締め出していたら、幸せまで逃げてしまう」的なことを言っていましたが、素晴らしい。感情を殺せば、苦しみを感じなくて済むという考えもそれはそれであるのでしょうが、悲しみや苦しみを上塗りする、悦びや幸せを感じることが大切だって言いたかったのかな。私もどちらかと言うとそういうタイプの人間なので共感できました。
さて、途中でタイタニック沈むって新聞記事が新聞にありましたね!すごい!1912年の事件だから載っていたのかしら。細かいところまで抜かりなく、感心してしまった・・
特典映像9>>スパナチュ探偵事務所の感想
河本氏が一人事務所のソファに座り、さっとんや成宮くんから掛かってくる電話(留守電)を聴いている。何も言葉を発さないまま、「#23」と書かれた一冊のファイルを取り出して、そっと棚に置く河本氏。・・・え、ナニコレ?
次でシーズン1最後ってことが言いたいってこと?よくわからぬまま終わってしまった。
ということで9枚目鑑賞終了。次回からシーズン1終了に向けて一気に物語が加速しそうな予感です。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)/
ランキング参加中♥よろしくお願いします
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幼きころに、この世のものではない者に母親を殺された
ディーンとサムのウィンチェスター兄弟
父の失踪、恋人の死などを乗り越え、たまに喧嘩しつつも
悪魔狩りをする兄弟のロードムービー的ドラマ
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物語のスタートはテレスカ夫妻がとある家族の肖像画を壁に飾るシーンから。
少し薄気味悪い家族の絵をオークションで競り落とした夫。妻は怖がります。目を離した二人に呼応するように絵の中の父親の顔が動き出す。
夜、就寝しようとベッドルームに向かう妻。夫は戸締りをして寝室に向かいますが・・そこには首を切り裂かれた妻の遺体が!そして夫も何者かに殺されてしまう。
数日後、ディーンとサムはナイトバーで酒を呑んでいた。ディーンは可愛い女の子をナンパ中。しかしサムは新聞で気になる事件を見つける。テレスカ夫妻の事件だった。
ディーン「よくある殺人事件じゃないのか?」
サム「いや、同様の事件が父さんの手帳に残っていたんだ。最初は1912年、そのあとは1945年。次が1970年。どれもテレスカ夫妻と同じ、喉を切り裂かれて死んでいるんだ」
ディーン「怪しいな。よし、調べよう・・でも明日の朝からでいいだろう?」
そう言ってナンパした女の子と一夜を過ごしに向かうディーン。一方サムは夜な夜なテレスカ家のことを調べていた。
翌朝、ご機嫌なディーンにサムが調査結果を報告する。
サム「家には怪しいものはなかったし、夫妻も至って普通の人たちだった」
ディーン「じゃあ、家具に何かがとりついていたんだろう」
サム「ああ、でもないんだ。家の中は空っぽ」
テレスカ夫妻の家具や、集めていた美術品はすでにオークション会場に運ばれていた。
さっそくオークション会場へと向かった二人。しかしカジュアルな服装の二人に社長ブレークが声を掛けて、追い払おうとする。
美術商を装う二人は、テレスカ夫妻のコレクションを勝手に調べ回るが、そこへブレイクの娘サラが声を掛けてくる。あの肖像画を見つけた二人だったが、サラと会話をしている間に父に見つかり、結局会場から追い出されてしまう。
モーテルにやってきた二人。サラにあの肖像画の来歴を訊き出せば、謎が解けるかもしれないと考えた二人。
ディーン「食事に誘って教えてもらえよ」
サム「ナンパは(兄さんが)得意だろう?」
ディーン「彼女はお前のことを見ていたぞ」
今回、サムが彼女を誘うことにしたが、乗り気になれない。
二人で食事に来たサムとサラ。会話がはずみいい空気に。サラは魅力的で、明るい女性だった。母を最近亡くしたらしく、閉じこもった日々を送っていたが、母がそれを望んでいないと思うようになり、少しずつ前向きになってきたと彼女は言った。
それを聞いたサムだったが、サラに自分の過去を話すことを躊躇ってしまう。
モーテルに戻ってきたサム。サラから絵の来歴をコピーしてもらってきた。ディーンはサラに手を出さなかったサムを揶揄う。
絵のタイトルは「マーチャント一家の肖像画」であった。来歴を見ると、父ジョンの手帳に残されていた事件の被害者たちが所有していたことが分かり、絵に原因があることを突き止めた二人。
さっそくブレークが経営するオークションハウスに侵入し、絵を燃やしますが・・・
翌朝、街を出ようとする二人。しかしディーンが「財布がない」と言い出す。昨日オークションハウスに侵入した時に落としたから探さないとまずいと言い、サムは仕方なくディーンについていくことに。
オークションハウスに向かい、財布を探す二人にサラが声を掛ける。するとディーンはポケットから財布を出し、20ドルを手渡して、その場を立ち去る。
ディーンはサムとサラをもう一度引き合わせるために、嘘をついていたのだった。
それに気づいたサムは天を仰ぐ。

サラとお喋りを楽しんでいる隣を、焼いたはずの「マーチャント一家の肖像画」を持った係員が通り過ぎて思わず声を上げるサム。なんとあの絵が残っていたのだ。
慌ててディーンの元に戻るサムを、サラが不思議そうに眺めていた。
ディーンとサムは、あの肖像画に書かれた一家のことを調べてみることに。古書店へ向かった二人は、当時の新聞記事を見せられ、あの家族を襲った悲劇について店主から聞く。

理髪店をしていた父イザヤが、家族を惨殺していた。妻が離婚したがっていたらしく、それに逆上したイザヤがカミソリで家族の喉を切り裂いたのだ。
イザヤの霊だと思ったが、家族の遺体は火葬されているという。
更に古書店の主人が、良い物を見せてくれるといい、分厚い本を開くと、そこにはマーチャント一家の肖像画の写真があった。
それをみる二人。サムはあることに気づく。
サム「父親の顔の向きが違う。オークションハウスで見たのは左下を見ていたのに、この写真は正面を向いてる」
ディーン「じゃあ絵から父親が飛び出して、人を殺しているっていうのか?」
サム「ああ。でも火葬されているんだろう?どうやって退治するんだ」
ディーン「顔の角度が変わっているんだろう?ほかにも絵にヒントが隠されているかもしれない」
サム「ダビンチコードみたいに?」
ディーン「・・まだ見てないからわからないけど」
二人は再び絵を見に行くために、サラに連絡をすることに。
ディーン「よかったな。またサラに会えるじゃないか」
サム「どうして兄さんは、彼女と俺を引っ付けたがるんだ」
ディーン「相思相愛のオトナなんだ、いいだろう?たまには遊べよ」
サム「旅暮らしの俺たちが巧く行くはずがない」
ディーン「別に結婚しろなんて言ってない。たまには遊べって言っているんだ。お前にまだジェシカへの気持ちがあることは分かっているが、ジェシカはきっと、お前の幸せを願っているだろう」
サム「・・だろうな」
ディーン「さあ、電話しろよ」
サムはサラに電話をして、今からあの絵を見たいと伝えますが、すでに父が友人のエブリンに絵を売ってしまったという。
エブリンの家へ向かうサムとディーン、そしてサラもついてきた。
部屋に入り、声を掛けるが、エブリンは椅子に座ったまま動かない。サラがそっと彼女に触ると、彼女の首が後ろへ転がり、喉が切り裂かれていた。彼女の横にはあの「マーチャント一家」の肖像画が飾られていた。
その父親の顔は真正面を向いていた。サラはそれに気づき「父親の顔の向きが違うわ!」と叫ぶ。
翌朝、モーテルに居る二人のもとへサラがやってくる。
サラ「最低よ。警察にうその証言をしたわ。私が一人で彼女の家に行って、遺体を見つけたって。どういうことかと説明しないと警察を呼ぶわよ」
サム「彼女を殺したのは、霊だ。あの絵、動いていたのを見ただろう?」
サラ「あれは、見間違いだと・・」
サム「違う、あの絵に霊がとりついていて・・それを退治するのが俺たちの仕事なんだ」
サラ「じゃあ私の目の前で退治して!」
サム「だめだ、君を危険に巻き込むわけにはいかない」
サラ「もし、あなたの話が事実なら、絵を売った私や父にも責任はあるわ。正直言うと、とても怖いけど逃げるのだけは絶対に嫌。だから、行きましょう」
決然と言い切るサラ。その様子を見たディーンはサムに「あの子と結婚しろ」と言ってしまうほど、行動力と勇気があるサラだった。
エブリンの家に侵入した三人は、古書店で見た肖像画の写真のコピーと、エブリンの家に飾られている肖像画を見比べる。
すると幾つか違う点が見つかった。
まずは父親の顔の向き。そしててテーブルの上のカミソリの刃が出ていること。さらに、家族の肖像画の奥に飾られている絵も違っていた。
その絵を注意深く見ると、そこにはマーチャント家の墓が描いてあった。
さっそくマーチャント家の墓を訪ねる三人。
中には家族の骨壺と、子どもたちのお気に入りのおもちゃが飾られていた。息子たちの野球道具、養女メラニーの愛用していた人形。その不気味さにサラは辟易とします。
ディーン「なあ、なんかおかしくないか。骨壺の数がおかしい。父親のがないぞ」
サム「ああ、母親と子供たちの分4つしかないな」
ディーンたちは裁判所へ向かい、父イザヤの骨がどうなったのかを確認する。
ディーンが手続きをしている間、外で待つサムとサラ。二人でお喋りとしながら、お互いの気持ちを確認しあうが、サムはサラのことを大事に思うゆえに、好意を受け入れられない。
サム「僕には彼女が居たんだ。でも死んだ。母親も死んだ。まるで呪われているみたいに・・僕が好きになる人は傷ついてしまう。だから好きにならないように気持ちをセーブしてしまうんだ・・」
サラ「あなた、優しいのね。でも時代遅れよ」
サム「??」
サラ「私はオトナよ。勝手に心配しないで。それに付き合う付き合わないは自分で決めるわ」
サム「でも、失恋するとかそういう次元じゃなくて、死ぬかもしれないんだぞ」
サラ「明日バスに轢かれて死ぬかもしれない、そんなことは誰にも分からないわ。大事な人を喪う気持ちはよくわかる。私も母を亡くしているから。でもね、苦しみを締め出そうとすると、幸せまで逃がしてしまう」
サム「・・もうあの苦しみを味わいたくないんだ。もしまたあんな出来事があったら・・僕は耐えられないよ」
そこから先は何も言えなくなる二人。そこへディーンが帰ってくる。
イザヤの遺体は家族からは引き離され、行政によって埋葬されていた。
夜になるのを待って、墓へ向かい、掘り返すディーンたち。イザヤの遺体を無事燃やすことに成功する。あとは念のため、あの絵を処分しようとエブリンの家に向かう三人。
サラとサムの二人だけを行かせて、車で待機するディーンだったが・・
絵を見つけたサムとサラ。しかしそこに養女メラニーの姿がないことに気づく。すると突然、家中の扉が閉まる。
ディーンも家に向かうが、中に入ることができない。
ディーン「どうした?家の鍵を閉めたか?」
サム「違う、少女だ。養女が犯人だったんだ」
ディーン「!?・・イザヤは左下を見ていた・・じゃあ父親は養女の犯行だと警告していたのか!」
サム「ああ。とにかく推理はいいから、俺たちをここから出してくれ」
ディーン「無茶言うな、鍵が壊せない。いいか、塩が鉄を探せ。身を守るんだ」
しかしエブリンの家に塩も鉄もない!
迫る養女の霊、カミソリを手に二人に迫る。灰搔きで養女を攻撃すると、その姿が一瞬消える。
ディーン「サム大丈夫か?」
サム「ああ、なんとか」
ディーン「でも、どうやって倒す?養女は火葬されているんだろう?」
サム「ああ・・何か見落としたか」
他に策が思いつかない二人。するとサラがあることを思い出す。
サラ「ねえ、私、前にアンティーク人形を扱ったことがあるわ。当時の人形は、子どもそっくり作るの。服も顔も。それに、髪の毛は本人の髪の毛を使うの」
それを聞いた二人は、霊廟に飾られていた人形の髪に、養女の魂が残っていることに気づく。
ディーンは急いで霊廟へと向かう。一方のサムたちに再び養女の霊が迫る。棚を動かし、サムの動きを封じた養女はサラにカミソリを向ける。
霊廟に到着したディーンは、ガラスを打ち破り、人形の髪の毛にライターの火を点ける。燃え上がる人形。するとサラを襲っていた養女の霊も燃え尽きた。
翌日オークションハウスにて。
ディーン「郡の記録を探してきた。メラニーは何でマーチャント家の養女になったか分かるか?」
サム「なんで?」
ディーン「彼女の実の家族が、皆殺しにされていた」
サラ「彼女が犯人ってこと?」
ディーン「ああ、でもまさか警察も娘を疑ったりはしない」
サラ「でもなんで?」
サム「さあ・・」
ディーン「どうでもいいよ。一件落着だ」
いよいよサムとサラの別れの時間。邪魔者のディーンは先に車へ戻る。
残された二人だが、うまく言葉がでない。また会おうと約束をして、車に向かうサムだったが・・思いを断ち切れないサムは踵を返し、サラを熱い口づけを交わすのだった。
それを見て喜ぶディーンの笑顔で幕を閉じる。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
あの肖像画がマジで不気味すぎる・・あれを製作した美術スタッフさんすごい。夢に出てくるわ。絵画って怖いよ。
ていうか、父親も、ちらっと養女の方を見るだけじゃなくて、指さして「こいつが犯人」くらいアピールすればよかったのに!絵の中の絵を変えたり出来るくらいなら、それくらいもできそうなものを!
今回のマドンナ役のサラ。とっても素敵な女性でしたね。可愛いし、勇気と理解力がある。
「苦しみを締め出していたら、幸せまで逃げてしまう」的なことを言っていましたが、素晴らしい。感情を殺せば、苦しみを感じなくて済むという考えもそれはそれであるのでしょうが、悲しみや苦しみを上塗りする、悦びや幸せを感じることが大切だって言いたかったのかな。私もどちらかと言うとそういうタイプの人間なので共感できました。
さて、途中でタイタニック沈むって新聞記事が新聞にありましたね!すごい!1912年の事件だから載っていたのかしら。細かいところまで抜かりなく、感心してしまった・・
特典映像9>>スパナチュ探偵事務所の感想
河本氏が一人事務所のソファに座り、さっとんや成宮くんから掛かってくる電話(留守電)を聴いている。何も言葉を発さないまま、「#23」と書かれた一冊のファイルを取り出して、そっと棚に置く河本氏。・・・え、ナニコレ?
次でシーズン1最後ってことが言いたいってこと?よくわからぬまま終わってしまった。
ということで9枚目鑑賞終了。次回からシーズン1終了に向けて一気に物語が加速しそうな予感です。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)/
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