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サイレントヴォイス行動心理捜査官・楯岡絵麻S2E6【死にゆく隣人への祈り】

シーズン2エピソード6【死にゆく隣人への祈り】のあらすじ&最後までのネタバレです。

キリスト教に関してはいまいち知識のない私です。
神父がカトリックで、プロテスタントが牧師。結婚しないのが神父で、結婚できるのが牧師。
カトリックは元々、宗教改革以降がプロテスタント……いろいろ違いがあるようです。
元は同じだけど、宗派が違う……?
歴史の勉強では、「力を持ってお金儲けに走ったカトリック」に反発して「今一度、信仰心を持とうよと主張したプロテスタント」というイメージがありますが。

===

寛大な心の持ち主であり、慈悲深い神父の成田が、ある女性を殺してしまったと自首してきた。
捨てられた赤ん坊を養女として育てるほどの優しさを持ち合わせている彼は、近所でも有名な迷惑老人を、説得しに行ったところ、過失で殺してしまったのだと言う。

絵麻が事情聴取をしていくと、彼は嘘をついていると気づいてしまう。
迷惑老人は野良猫に餌付けをしており、そのことで糞尿被害が出ていた。
成田は住民を代表して、被害者に苦情を言いに行き、口論になってしまい、転倒したはずみで彼女を殺してしまったと言うが……

現場である被害者宅から黒い粉が見つかる。それはコーヒーの粉だった。しかも一度抽出したあとのもの。
猫除けとして被害者が用いていたものだった。そこから推理すると、事件のあらましが全く逆になる。

さらに調べを進めていくと、教会に被害者の足跡があることが判明。その状況から、被害者は教会から慌てて逃げていたことが見て取れた。
被害者は、野良猫の苦情を言うために教会へと訪れた。そこで見てはいけないものを見てしまった。それを見られたと分かった成田が彼女の家に押しかけ、過失に見せかけて殺したのではないか、と絵麻は言う。

成田がどうしても隠したかったこと……それは養女の睦美のことだった。
彼女はすでに、亡くなっていたのだ。ミイラ化した彼女の存在を隠したかったのだ。
しかし、成田にとって睦美は死んだ存在ではなかった。
五年前、睦美の息が止まった時、「復活した」と成田は言う。「奇跡が起きたんだ」と。
彼女の復活を神に祈っていた成田。そして彼の前に、笑顔の睦美が現れ、声をかけてきたと言うのだ。

「これは主が与えてくれた奇跡だ。信仰を続ければ、娘は生き続ける。」
そんな成田の言葉に、絵麻は言う。
「もう気づいているんじゃない?奇跡が起きているかどうかなんて。奇跡は起きていないって」
その言葉に成田は泣き崩れる。
「私はただ、静かに暮らしたかっただけだ!あの女は人のプライバシーに土足で踏み入ってきた。悪魔と同じ、地獄の業火で焼かれるべきだ」

被害者はケースワーカーの女性に言っていた。
「野良猫を見ると、死んだ夫を思い出してつらい」と。それを絵麻に教えられ、成田はハッとする。
「ねえ、あなた。娘さんが亡くなった時聞こえた声を、神の奇跡だって言ったけど、悪魔のささやきだったんじゃないかしら?」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

弱った心に、おごった心に悪魔は棲みついてくるもんあ~~~(突然なに)

さて今回の話、迷惑ばあさんと神父様、こういうのって被害者がどうしても悪く見られちゃうんだよなあ。
でも最後の場面で、被害者もまた心の傷を負っていて、互いに歩み寄りを見せることができなかったんですよね。
歩み寄るのってかなり難しいけど。行政がどうにかしなきゃいけない問題なのかもね。
まあ相手が教会ってなると或る意味公共の存在だから、神父様が野良猫に餌をやらないようにするべきなんだろうけど。それか飼うか。

しかし、それにしても養女を失った悲しみから、復活を信じてミイラ化させるって……古代エジプトみたいですね。
死人が復活することってあるんでしょうか。生物学上無理な気がしますが。
失ってしまったものを取り戻すのは大変です。命に限らず、信頼もお金も。だから、持っているうちに大切にすべきなんですよね。

ん?なんの話をしているんだ??
東野役の馬場さんが、信頼していた成田神父の犯行を知って、すごくがっかりした視線を送っているのですが、その時の真顔がちょっとぶちゃいくでほほえましかった。
なんでだろ?頬っぺたのほくろかな?(馬場さんのお顔好きですけど)

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

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