いいね!光源氏くんEp8【光くん、ばいばい】
2020年06月03日 公開
エピソード8【光くん、ばいばい】のあらすじ&最後までのネタバレです。
ついに最終回なのです!!ドキドキ!!そして寂しい。
ついに最終回なのです!!ドキドキ!!そして寂しい。
===
光源氏と仲直りできないままの沙織。
フィリップから「次元ジャンプ」の謎が解けたと言われ、光源氏も頭中将も元の世界へ戻れる可能性が出て、自分の想いをきちんと伝えるべきだと詩織に言われた沙織は、悩みながら帰宅する。
一方光源氏は、頭中将を飲みに誘った。
源氏物語ミュージアムでの自分の生涯に関する展示を、すべては見なかったと言う光源氏。
それを聞いた頭中将は安心する。なぜ頭中将が元気がないのか気になった光源氏だったが、
「自分についてほとんど書かれていなかったし、頭中将、三位中将、中ちゃん、どれが本当の自分なのか分からない」
と頭中将に言われてハッとする。
「どんな名で呼ばれても、自分の人生を生きればいいのだ」
と励ます光源氏の優しさに、頭中将は到底敵わないのだなと苦笑するのだった。
中将のことは励ますことはできるが、沙織に対してはどう接していいのか分からない光源氏。
そんな彼に中将はある言葉を贈る。
「女人の言葉は、大概が本音の裏返しであるぞ。瞳を見よ、瞳には嘘は書けない」
嫌いと言われたら、好き。帰れと言われたら、帰ってほしくない。
「この世界に来てからというもの、女人のことを数多く学んだ」
互いに、平安の世で女性にしてきたことを見つめなおすことができた日々だったと振り返る。
そして今ならば、平安の世に戻っても、また違う形で愛する者たちと向き合えるのではないかと考えたのだ。
しかし光源氏は思った。
「今までは、会った女人全員を幸せにしたいと思っていたが、今は、たった一人でも幸せにしてやりたいと思う」
それは沙織のことかと聞かれ、光源氏は微笑む。その表情を見て、頭中将は失恋を思い知るのだった。
一方で沙織はフィリップからの連絡を受けた。彼は謎の組織に追われながら、沙織に次元ジャンプの方法を伝える。
仲直りの方法としてプレゼントはどうかと中将に提案された光源氏は、中将とカインを呼んで沙織の部屋でモンブランを手作りすることに。
カインのヘルプもあって、なんとか完成を見たモンブラン。
カインと中将はそのまま家に戻るが、中将も沙織が好きなことを知っていたカインは「譲ってしまっていいのか」と尋ねる。
「私は沙織のことも、源氏のことも、カインのことも好きだ。愛おしく思っている。添え物の人生かもしれないが、友に恵まれたんだ」
と吹っ切れた様子の中将に、カインは男のカッコよさを見るのだった。
その夜、沙織は仲直りの気持ちに抹茶のケーキを買って帰ってきていた。
食後にこっそりと出してきた沙織だったが、光源氏も同じようにモンブランを出してきて、二人は思わず笑いあう。
そして改まって想いを伝える光源氏。
「この世界で、沙織とともに暮らしていきたい」
そう言ってくれる光源氏の言葉を嬉しくおもいつつ、元の世界に帰るべきだと考えていた沙織は、断腸の思いで「嫌いだから無理。しばらくしたら出て行ってくれ」と告げてしまう……。
翌日、沙織は離れて暮らす前に、最後にデートをしてほしいと頼む。
「別れる男女が行う儀式だ」と嘘を吐いて沙織は、光源氏との約束を取り付ける。
沙織はあることを計画していた。それはフィリップから聞いていた次元ジャンプを試すこと。
命に危険が迫ったとき、「どこかに」行きたいいう願望が形になる、それが次元ジャンプだと言うのだ。
以前トラックに轢かれかけた沙織を助けた光源氏がハワイに行ってしまったのは、直前にハワイの話をしていたからだった。
妹の詩織に協力してほしいと申し出た沙織だったが、詩織は本当にそれでいいのかと問い詰める。
「これは身を引くとかそういうものじゃない。自分のためにやるの。私は好きな人と100%で向き合いたいの。だから」
そういう沙織に、詩織は不器用だけどそう言うところが好きだと涙ぐむのだった。
そしてデート当日。
カフェにもんじゃ、公園で蹴鞠をして遊び、心から楽しんだ二人。
川沿いは夏には花火がキレイだと沙織が言うと、一緒に観ようと光源氏は誘う。しかしそれはできないと沙織は断った。
「約束もできないなんて、切ないものだ」と悲しげに笑う光源氏に言葉が返せない沙織。
そして詩織と打ち合わせをした場所へ到着した二人。そこは沙織がトラックに轢かれかけた場所だった。
最後になるかもしれない場面で沙織は「この生活は楽しかったか」と尋ねる。
「実に趣深いものだった」という光源氏に、沙織は自分も出会えて、一緒に過ごせてよかったと伝える。
そして最後に「都での暮らしを教えてほしい」と尋ね、光源氏に平安での生活を思い出させ、彼が匂いや景色を思い浮かべている姿をほほえましく見詰めた沙織は、そのまま横断歩道へと足を向ける。
「光くん、ばいばい」
そこへ近づくフィリップの車。光源氏は沙織を助けようと彼女を突き飛ばし、そのまま姿を消してしまうのだった。
半年後、沙織は新たな恋を見つけようとしていた。
そんな夜、光源氏とよく歩いていた川沿いに浴衣姿の人たちが。それを見て今日は花火大会だったのだと気づく。
大輪の花火が夜空に咲いた時、後ろから光源氏の声がした。
「沙織殿の言うことは本当だったな」
驚いて振り返ると、そこには光源氏が立っていた。
慌てる沙織。なぜいるのかと尋ねると、訳が分からないが、気づいたらここに居たんだと光源氏は笑う。
「大切な場所を思い浮かべてって……言ったじゃん」
「いつの間にか、沙織殿と一緒に観る景色が大切な場所になっていたのだな」
その言葉に沙織は涙を流し、光源氏はそんな彼女の肩を優しく抱き寄せるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
終わっちゃった~~~( ;∀;)え、これハピエン??ハピエンだよね!
支離滅裂な話の展開なのかと思っていたけど、次元ジャンプの謎はちゃんと筋が通っていて「なるほど!」となりました。
沙織が次元ジャンプする前に最後まで光源氏の告白を受け入れなかったのは何故なのだろうか。
妹の詩織に訊かれた時「100%で相手と向き合いたいから」と言っていたけど、それはどういう意味なんだろう?
相手が平安貴族だからと言うのが理由ではないと明言していたんだけど……と思って考えました。
駆け引きのようなことを沙織は光源氏にはしてこなかったけど、自分の気持ちをごまかしたり、嘘ついたりというのは確かにしていたのかな。
光源氏のこと、すごく好きだったけど、それは叶わぬ恋だと思って強がっていたから、沙織には「無理な恋」をしていたように感じられたのかも。
本当の自分をさらけ出せる相手と本気の恋をしたいって意味なのかなと思い至りました。
光源氏が戻ってきた後の二人、どうなるのか気になるんだけど、これって平安と現在を行き来できるようになったってことよね。
まあその辺はモヤッとしておいたほうが楽しいからいいか。
それにしても頭中将よ。彼は次元ジャンプしてないよね?このまま中ちゃんとしてホストしながら生きていくんだろうか。
中ちゃんの悩みはすごく理解できました。彼は光源氏という人物が主人公の世界の中で、永遠に二番手の存在。
ノンフィクションの世界なら、自分が主役なのだと思おうとすれば、そうなることも可能だけれど、
創作の中では、永遠に立場は変えられない。誰かに操られた人生を生きている人だもんな。
誰かの物語の中の一部だった中ちゃんが、現在にきて「自分がそういう(二番手としての役割を与えられていた)存在だった」というのを知って衝撃を受けたと同時に、自分の人生を謳歌しようと決断できたのかな~と思います。
戻るも残るも人生は自分次第だものね。
まあ最後の最後で中ちゃんはどうなったんだ!とツッコミを入れてしまいましたが。
沙織&詩織の姉妹もとても可愛らしい。お姉ちゃんのこと大好きなんだな、詩織。
泣きのシーンでは中の人が泣けてなかったけども、それもまたご愛敬ということで。
カイン君もチャラチャラしてるのにしっかりしていて、ほんと素敵なキャラクターがいっぱいでした。
8話であっという間。もっとこの世界を見ていたかった!!
というわけで、面白かったです!原作も読んでみようかな?
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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光源氏と仲直りできないままの沙織。
フィリップから「次元ジャンプ」の謎が解けたと言われ、光源氏も頭中将も元の世界へ戻れる可能性が出て、自分の想いをきちんと伝えるべきだと詩織に言われた沙織は、悩みながら帰宅する。
一方光源氏は、頭中将を飲みに誘った。
源氏物語ミュージアムでの自分の生涯に関する展示を、すべては見なかったと言う光源氏。
それを聞いた頭中将は安心する。なぜ頭中将が元気がないのか気になった光源氏だったが、
「自分についてほとんど書かれていなかったし、頭中将、三位中将、中ちゃん、どれが本当の自分なのか分からない」
と頭中将に言われてハッとする。
「どんな名で呼ばれても、自分の人生を生きればいいのだ」
と励ます光源氏の優しさに、頭中将は到底敵わないのだなと苦笑するのだった。
中将のことは励ますことはできるが、沙織に対してはどう接していいのか分からない光源氏。
そんな彼に中将はある言葉を贈る。
「女人の言葉は、大概が本音の裏返しであるぞ。瞳を見よ、瞳には嘘は書けない」
嫌いと言われたら、好き。帰れと言われたら、帰ってほしくない。
「この世界に来てからというもの、女人のことを数多く学んだ」
互いに、平安の世で女性にしてきたことを見つめなおすことができた日々だったと振り返る。
そして今ならば、平安の世に戻っても、また違う形で愛する者たちと向き合えるのではないかと考えたのだ。
しかし光源氏は思った。
「今までは、会った女人全員を幸せにしたいと思っていたが、今は、たった一人でも幸せにしてやりたいと思う」
それは沙織のことかと聞かれ、光源氏は微笑む。その表情を見て、頭中将は失恋を思い知るのだった。
一方で沙織はフィリップからの連絡を受けた。彼は謎の組織に追われながら、沙織に次元ジャンプの方法を伝える。
仲直りの方法としてプレゼントはどうかと中将に提案された光源氏は、中将とカインを呼んで沙織の部屋でモンブランを手作りすることに。
カインのヘルプもあって、なんとか完成を見たモンブラン。
カインと中将はそのまま家に戻るが、中将も沙織が好きなことを知っていたカインは「譲ってしまっていいのか」と尋ねる。
「私は沙織のことも、源氏のことも、カインのことも好きだ。愛おしく思っている。添え物の人生かもしれないが、友に恵まれたんだ」
と吹っ切れた様子の中将に、カインは男のカッコよさを見るのだった。
その夜、沙織は仲直りの気持ちに抹茶のケーキを買って帰ってきていた。
食後にこっそりと出してきた沙織だったが、光源氏も同じようにモンブランを出してきて、二人は思わず笑いあう。
そして改まって想いを伝える光源氏。
「この世界で、沙織とともに暮らしていきたい」
そう言ってくれる光源氏の言葉を嬉しくおもいつつ、元の世界に帰るべきだと考えていた沙織は、断腸の思いで「嫌いだから無理。しばらくしたら出て行ってくれ」と告げてしまう……。
翌日、沙織は離れて暮らす前に、最後にデートをしてほしいと頼む。
「別れる男女が行う儀式だ」と嘘を吐いて沙織は、光源氏との約束を取り付ける。
沙織はあることを計画していた。それはフィリップから聞いていた次元ジャンプを試すこと。
命に危険が迫ったとき、「どこかに」行きたいいう願望が形になる、それが次元ジャンプだと言うのだ。
以前トラックに轢かれかけた沙織を助けた光源氏がハワイに行ってしまったのは、直前にハワイの話をしていたからだった。
妹の詩織に協力してほしいと申し出た沙織だったが、詩織は本当にそれでいいのかと問い詰める。
「これは身を引くとかそういうものじゃない。自分のためにやるの。私は好きな人と100%で向き合いたいの。だから」
そういう沙織に、詩織は不器用だけどそう言うところが好きだと涙ぐむのだった。
そしてデート当日。
カフェにもんじゃ、公園で蹴鞠をして遊び、心から楽しんだ二人。
川沿いは夏には花火がキレイだと沙織が言うと、一緒に観ようと光源氏は誘う。しかしそれはできないと沙織は断った。
「約束もできないなんて、切ないものだ」と悲しげに笑う光源氏に言葉が返せない沙織。
そして詩織と打ち合わせをした場所へ到着した二人。そこは沙織がトラックに轢かれかけた場所だった。
最後になるかもしれない場面で沙織は「この生活は楽しかったか」と尋ねる。
「実に趣深いものだった」という光源氏に、沙織は自分も出会えて、一緒に過ごせてよかったと伝える。
そして最後に「都での暮らしを教えてほしい」と尋ね、光源氏に平安での生活を思い出させ、彼が匂いや景色を思い浮かべている姿をほほえましく見詰めた沙織は、そのまま横断歩道へと足を向ける。
「光くん、ばいばい」
そこへ近づくフィリップの車。光源氏は沙織を助けようと彼女を突き飛ばし、そのまま姿を消してしまうのだった。
半年後、沙織は新たな恋を見つけようとしていた。
そんな夜、光源氏とよく歩いていた川沿いに浴衣姿の人たちが。それを見て今日は花火大会だったのだと気づく。
大輪の花火が夜空に咲いた時、後ろから光源氏の声がした。
「沙織殿の言うことは本当だったな」
驚いて振り返ると、そこには光源氏が立っていた。
慌てる沙織。なぜいるのかと尋ねると、訳が分からないが、気づいたらここに居たんだと光源氏は笑う。
「大切な場所を思い浮かべてって……言ったじゃん」
「いつの間にか、沙織殿と一緒に観る景色が大切な場所になっていたのだな」
その言葉に沙織は涙を流し、光源氏はそんな彼女の肩を優しく抱き寄せるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
終わっちゃった~~~( ;∀;)え、これハピエン??ハピエンだよね!
支離滅裂な話の展開なのかと思っていたけど、次元ジャンプの謎はちゃんと筋が通っていて「なるほど!」となりました。
沙織が次元ジャンプする前に最後まで光源氏の告白を受け入れなかったのは何故なのだろうか。
妹の詩織に訊かれた時「100%で相手と向き合いたいから」と言っていたけど、それはどういう意味なんだろう?
相手が平安貴族だからと言うのが理由ではないと明言していたんだけど……と思って考えました。
駆け引きのようなことを沙織は光源氏にはしてこなかったけど、自分の気持ちをごまかしたり、嘘ついたりというのは確かにしていたのかな。
光源氏のこと、すごく好きだったけど、それは叶わぬ恋だと思って強がっていたから、沙織には「無理な恋」をしていたように感じられたのかも。
本当の自分をさらけ出せる相手と本気の恋をしたいって意味なのかなと思い至りました。
光源氏が戻ってきた後の二人、どうなるのか気になるんだけど、これって平安と現在を行き来できるようになったってことよね。
まあその辺はモヤッとしておいたほうが楽しいからいいか。
それにしても頭中将よ。彼は次元ジャンプしてないよね?このまま中ちゃんとしてホストしながら生きていくんだろうか。
中ちゃんの悩みはすごく理解できました。彼は光源氏という人物が主人公の世界の中で、永遠に二番手の存在。
ノンフィクションの世界なら、自分が主役なのだと思おうとすれば、そうなることも可能だけれど、
創作の中では、永遠に立場は変えられない。誰かに操られた人生を生きている人だもんな。
誰かの物語の中の一部だった中ちゃんが、現在にきて「自分がそういう(二番手としての役割を与えられていた)存在だった」というのを知って衝撃を受けたと同時に、自分の人生を謳歌しようと決断できたのかな~と思います。
戻るも残るも人生は自分次第だものね。
まあ最後の最後で中ちゃんはどうなったんだ!とツッコミを入れてしまいましたが。
沙織&詩織の姉妹もとても可愛らしい。お姉ちゃんのこと大好きなんだな、詩織。
泣きのシーンでは中の人が泣けてなかったけども、それもまたご愛敬ということで。
カイン君もチャラチャラしてるのにしっかりしていて、ほんと素敵なキャラクターがいっぱいでした。
8話であっという間。もっとこの世界を見ていたかった!!
というわけで、面白かったです!原作も読んでみようかな?
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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