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刑事コロンボS1E7【パイルD-3の壁】

シーズン1エピソード7【パイルD-3の壁】のあらすじ&最後までのネタバレです。

建築関係の仕事をしている私なので、この作品はなんとなくタイトルだけで見る前からとても楽しみにしていました。
意匠より構造(杭や鉄骨、RC)が好きで、建物は目に見える部分だけではないんだよ、ということがよく分かる作品です(そういうドラマではない)

パイルっていいですよね。でも普段は「杭」と呼んでいるので、私の中でパイル=シートパイルになってしまいますが。

===

建築家のマーカムは、出資者である実業家のウィリアムソンの妻ジェニファーとともに、大規模な都市改造計画を進めていた。
それを知ったウィリアムソンは激怒し、彼の事務所へ出向き、不在の彼の部屋に入り、改造計画の模型をぶち壊す。
さらにマーカムが居る現場へと向かい、出資を打ち切ると言い出すのだった。

そののち、ウィリアムソンの殺害を計画したマーカムは、ウィリアムソンを連れ去り、彼が旅に出たように車を偽装した。
ウィリアムソンの前妻ゴールディから連絡を受けた警察はコロンボを派遣。
コロンボはマーカムや、ウィリアムソンの若い妻ジェニファーに話を聞くが、「仕事が忙しい人だから、どうせ旅に出ているんだろう」と取り合わない。
一方で通報者の前妻のゴールディを訪ねたコロンボは、事情を尋ねるが「嫌な予感は必ず当たる」と言ってきかない。
そんな中、ウィリアムソンの車が空港で見つかった。
コロンボは現地に向かい、車を見分する。車に残されていたカセットはどれもウェスタン音楽。
ふとコロンボがカーラジオをつけてみると、それはクラシックが流れるチャンネルだった。

ジェニファーは夫が死んでいるはずがないというが、やはりゴールディは自分の直感を信じていた。
ウィリアムソンシティという都市計画の話をジェニファーに尋ねると、「夫も賛成していた」と証言する。
しかしゴールディは、そんな計画に元夫が賛同するはずがないと真逆の意見を言うのだった。
コロンボはジェニファーの証言から、ウィリアムソンが失踪する直前、マーカムと会っていることに気づき、彼のオフィスへと向かう。
そこで都市計画の模型が壊されているのを見つけ、それがウィリアムソンによるものだということを秘書から聞かされたコロンボは、マーカムに疑いを持ち始める。

マーカムが大学で講義しているということで彼を訪ねたコロンボ。
ピラミッドの講義をしていた彼は「設計者もピラミッドに埋められた」という話を聞いて大いに興味を持つ。
そして彼が指揮を執る工事現場へと向かったコロンボは、現場責任者の男にマーカムとウィリアムソンの関係を確認。
さらに工事工程はすべてスケジューリングされていて、記録が残っていると知る。
そこへマーカムがやってきて「私は遺体をパイルに埋めたとでもいうのか?」と言うのだった。

その後コロンボはウィリアムソンの主治医の元を訪ねる。
ウィリアムソンはペースメーカーをつけており、一年に一度電池交換をしなければ命にかかわるのだと知らされる。
彼の性格からして別の医者にかかっていることは考えにくいと聞いたコロンボは、やはりウィリアムソンが死んでいるのではないかと考え始める。

テニスに興じていたマーカムとジェニファー。
するとテニスコートの裏で血染めの帽子を発見する。ジェニファーがそれをみて「夫のものだ」というので、コロンボたちは捜査に乗り出す。
血液型が一致したが、本人ものかは断定できない。しかしジェニファーはすっかり弱ってしまった。
一方でマーカムが事情が分からない。そしてあることを証明するためにジェニファーから預かったウィリアムソンは、遺言状を手にゴールディの家を訪ねた。
ゴールディに「財産が欲しいから、ウィリアムソンが死んだように思わせたいんだろう」とウィリアムソンの遺言状を手に詰め寄るマーカム。
そしてマーカムは、彼女が血染めの帽子を偽装したのだと見抜いた。
コロンボもその場に現れて、ゴールディが偽装したのかと尋ねると、彼女は自作自演を白状するのだった。

コロンボはマーカムの工事現場へ出向き、ウィリアムソンの行方不明になった日の直後に埋めたパイルがD-3であることを突き止める。
それを知ったマーカムは「D-3に遺体を埋めたとでも?」とコロンボを煽るような発言をするのだった。
コロンボは、マーカムがゴールディに見せた遺言状について、奇妙な事実を発見したのだと説明を始める。
「ウィリアムソンの遺言では25%が元妻のゴールディに、そして残りは信託に回して、今の妻ジェニファーには遺族年金を渡すという文言になっていた。
つまり、もしウィリアムソンが死んでいたとしたら、ジェニファーにもお金は回るが、とても都市計画を援助するだけの金額にはならない」
ウィリアムソンの遺体が見つかって不都合があるのはマーカムだと暗に言うのだ。

コロンボはD-3のパイルを掘り起こす決断をする。
そのために建築局など役所を回り、何とか許可をもらって掘削を開始するが、一日がかりでも遺体は出てこない。
マーカムはコロンボを責め立てるが、あくまで冷静に振舞っていた。

その夜、マーカムはウィリアムソンの遺体をある場所から持ち出し、自分の車に乗せた。
そして高速を飛ばして工事現場へと向かう。しかし道中でパンクを起こしてしまい、運悪く白バイに見つかってしまうが、なんとか誤魔化して現場へと到着する。
翌日埋めるパイルの中へと遺体を鎮めようとした時、現場に明かりがともる。
そしてコロンボたち警察が現れるのだった。
「一度創作された場所は二度は探されない。遺体を隠すにはピッタリの場所だ」
マーカムはウィリアムソンの遺体を、彼の厩の道具納屋にしまっていたらしい。
完璧な計画を立てたマーカムに感服するコロンボ。
「どうして分かったんだ?」
「あんたは私に杭を掘らせようとした。それが気になって。最初からないとは思っていたが、調子を合わせないとね」
ウィリアムソンの遺体を持ち出させるためのコロンボの罠に、マーカムは引っかかってしまったのだった。

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タイトルがいいですね。
一見すると、「ネタバレ?」となるんですけど(まあこのドラマの構成自体が倒叙なので、最初に盛大にネタバレしているわけですが)最後まで見るとやっぱりしっくり来ているタイトルです。
しかも「壁」という表現が絶妙です。いい、とてもいい。
パイルは杭ですから、壁ではなく柱みたいなもんです。
なぜ壁なんだろうと考えたら、障壁という意味を持たせているのではないかと(勝手に)思い至りました。

掘り起こして、ウィリアムソンの遺体が出てこないというコロンボにとっての事件解決前の「壁」
(まあ、最後のシーンの発言を信じるなら、コロンボは嵌められたフリをしていただけになりますが)。

視聴者も遺体はどこにあるか分かっていないので、コロンボと同じように遺体探しをしています。その中でコロンボが目を付けたパイルD-3。
絶対そこにあるやろ!と思ってワクワクしながら掘り返して……「D-3」にはなかったわけで、そこで「あれ?D-3じゃないの?」と視聴者は面食らうという「壁」

でも、結局は掘り起こしたD-3の中にウィリアムソンの遺体を入れようとしていたため、捕まってしまうというマーカムの完全犯罪計画にとっての「障壁」

だったのかな~なんて。

劇中にマーカムは何曲かクラシックを聴いていました。ブラームスは分かりましたが、あとは知識の薄い私には聞き取れず。
あと音割れ?がすごかった。しかしクラシック好きという点でマーカムには親近感。

タイトルの話になりますが、原題は「Murder of Blueprint」なので「殺人の青写真」……ブループリントてのはここでは、設計図という方が適切ですかね。
しかし「殺人の設計図」だと、1作目の殺人処方箋となんとな~く被っちゃうイメージだから、「パイルD-3の壁」ってのがベストなのかも。

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

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