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主任警部モースS5E3【誰がハリー・フィールドを殺したのか】

シーズン5エピソード3【誰がハリー・フィールドを殺したのか】のあらすじ&最後までのネタバレです。

タイトルが長いです。
ハリー・フィールドが殺されることだけは確定しているタイトルです。

===

週明けの月曜日、橋のたもとで男の遺体が見つかる。
現場にルイスが到着すると、楽しい週末だったかとモースが訊いた。その口ぶりから「機嫌が悪い」と苦い顔をするルイス。
機嫌が悪い理由はどうやら寝不足らしい。

遺体の爪に土が入っていたことから、農夫か庭師ではないかと推理されるが、身元は不明。
検死の結果、遺体は死後二日~三日たっているが、殺されたのは現場ではなく別の場所だとモースは言う。
ルイスが理由を尋ねると、
「遠くへお出かけしていたやつはわからんだろうが、このあたりは雨が降っていた」
と嫌味たっぷりに返すモース。
ルイスは適当に聞き流しつつ、モースに「時間があるときに話がある」と意味深に言って、警察署へ戻ってくる。

遺体の遺留品の中に、モースも利用している車の修理工場のキーホルダーがついていた。
話を聞くと、客の多くに配っているから遺体の身元は分からないと言われるが、一緒についていた鍵がバイクの鍵であることが判明。
そこから身元が明らかになり、被害者の名前が「ハリー・フィールド」という変わり者だと分かる。
彼のアトリエを訪ねたモースとルイス。そこにはは数々の美人画が残されていた。
彼の絵に酸性の液体が掛けられており、何者かが侵入していやがらせをしたのではないかとモースは考えた。

モースとルイスは、彼の留守番電話にメッセージを遺していた妻ヘレンを訪ねた。
彼とは別居に近い状態で、週に一度顔を合わせる程度だった。不仲ではあったが、離婚はしていなかった。
死亡したとされる金曜日に妻の元へ帰ると言っていたらしいが、彼は帰ってこなかった。
妻に残りの留守番電話のメッセージを聞かせたモース。ハリーの父親のメッセージが残っていたが、モースには気になるものが一つあった。
それは無言でメッセージを残さなかった人物。

モースはハリーの創作した絵画や紋章をしらべ、彼が機知と皮肉に飛んでいる作品を残していることを感心する。
モースはハリーの妻ヘレンに再び事情を聞きに行く。
画家をしていたものの作品は売れておらず、彼は破産していた。日々の生活費は絵画の洗浄や修復で稼いでいた。
ハリーと最後に顔を合わせたときは、留守番電話にメッセージはなかったとヘレンは証言した。
何故言い切れるのかとモースが尋ねると、「自分はだれからも愛されていないのだ」とハリーが皮肉を言っていたからだと答えた。

調べを進めていくと、以前ハリーがヘルメット未着用で検挙されていた。
今回彼が見つかった橋のたもとには彼のバイクもヘルメットもなく、彼がどうやってあの場所まで行ったのか、だれかに連れられたのか、モースは気になっていた。

司法解剖の結果が出て、ハリーの死亡推定日はもっと前であることが判明し、妻が彼からの電話を受けたのが木曜日だったが、それよりも前に死亡していたことになる。
モースとルイスは、彼の最後の行動を追うことにした二人。
彼が死亡する直前に、バイクを修理工場から引き取っていたことから、引き取ってどこかへひとっ走りしたのではないかと考える。
時を同じくして、近くのパブでハリーのバイクが見つかり、二人は現場へ駆けつける。
店主の話では一週間ほどまえから放置してあり、通報しようとしていたというが、どうも怪しかった。

モースはずっと気になっていたルイスの「話」を訊き出そうとした。
彼の机に警察の昇進試験の本が置かれていることに気づいていたモースは率直に質問する。
「私との仕事に不満が?それとも昇進をしたい?」
「いいえ、不満はありません。ですが、責任ある仕事がしたいということと、子どもの成長につれて出費がかさむので、収入を増やしたいという気持ちがあります」
正直に答えるルイス。
「でも私が昇進試験に参加するには、警部の推薦状が必要です。私にその価値はありますか?」
「残念ながら……イエスだ」
その日の帰り、ルイスの妻が警察署まで迎えに来ていた。仲睦まじい様子を窓からひっそりと見詰めるモースに漂う悲壮感。

モースはハリーの妻ヘレンに電話を掛けた。
ハリーの残した酒代でお通夜のパーティーを開いているというので、情報収集も兼ねてモースはヘレンの家を訪ねた。
それを心配してルイスがモースの車を持ってきてくれ、二人は在りし日のハリーのビデオ映像を見ることに。
撮影者はハリーの親友でトニー。そこでヘレンにジョアンという元カレが居たことなどが暴露されていた。
その映像の内容から、モースはハリーが贋作づくりをしていたのかと尋ねる。すると、彼女は認めた。

モースはハリーの作品の一枚を美術の専門家イアンに見せた。すると「贋作にも値しない代物だ」と言われてしまう。
つづいてハリーが懇意にしていた酒屋へと向かって彼のことを尋ねると、彼が人物画を好んで描いていたことを教えてもらう。
モースは彼のアトリエに残されていた絵のモデルが気になった。何枚も同じモデルで人物画を描いていたからだった。
ルイスもまた同じ女性の裸婦画を描いていることが気になっていたが、モデルが分からない。

モースは酸性の液体が掛けられていた絵画の裏に残されていた暗号めいた紋章が気になり、手がかりを探るためにロンドンへと向かった。
ルイスは一人オックスフォードに残される。周囲は昇進試験の勉強をすればいいというが、事件のことが気になってしまう。
そしてハリーが描いた一枚の絵の背景が気になり、その場所を捜しまわった。
ロンドンから帰ってきたモースと落ち合ったルイス。

液体で溶けていた絵画の裏に書かれた紋章が、オックスフォードの旧家であるアール家のものであることがわかり、当主は存命で、ハリーやモースと同じ自動車の修理工場を利用しているのだと判明する。
彼の名前はポール。彼の屋敷の裏庭と、ハリーのバイクが見つかったパブまでは遠くない距離にあった。
モースが当主のポールに尋ねると、ハリーの殺された夜にはロンドンに居てアリバイがあった。
ポールにハリーのことを尋ねるが、彼のことはよく知らないと答える。

警察署に戻ってきた二人。共通の修理工場も、ハリーとポールの直接の接点となるものではなく、手掛かりは途絶えてしまう。
モースはストレンジ警視正の部屋へ向かい、ルイスの昇進についての話をした。
「ルイスが昇進を望むのは当たり前だ。君の下ではたいした成長も出来ないだろうし、君からのぞんざいな扱いにもよく耐えている。君はもっと優秀な彼を認めるべきだし、彼が離れていくことを後悔するだろう」
と皮肉を交えた辛らつな言葉をモースにかける警視正。
モースは何も言えずにしょんぼりとしてしまう。

ルイスはまだ絵の中の風景の場所を探していた。
一方でモースは大学の美術学の教授イアンをふたたび訪ねる。アール家がもっているというコレクションの一部を撮影したスライドを観賞するためだった。
ポールは父親の遺産である美術コレクションを国に貸し出しなどして利を得ようとしていたらしい。
翌日、ルイスはモースを呼び出した。
絵の風景を探している最中に、その場所の近くに住んでいるジェーンという女性を発見。彼女こそ彼の絵のモデルだと気づいたからだった。
モースが彼女の家を訪ねて事情を聞き出すと、美術教師のトニーと知り合いで、その紹介で絵のモデルとしたのだと言う。
モースとルイスは、絵のモデルについて何も教えてくれなかったトニーのことを怪しむ。そしてルイスは彼を尾行し始めた。

モースが大学へ向かうと、美術教授イアンから一枚の写真を手渡された。それはセザンヌが描いたアール邸の絵画だった。
80ペンスで売りに出されていると言う。
カオールという街にある建物だと言われ、その地名にピンとくるモース。
その街をハリーも昨年訪ねており、数週間滞在していたと酒屋から聞いていたモースは、何か裏があるのではないかと勘ぐった。

ルイスはハリーとトニーの関係が気になっていた。
ハリーの父はトニーのことを快く思っていなかった節があった。ハリーはトニーから借金をしていたが、彼の預金口座を調べると、彼の口座には1万ポンド以上の預金が残っていた。
今年の6月に入金があったようだが、出どころはトニーの口座ではなかった。
毎年6月、ウインブルドンの時期はポールもイギリスに居ることから、彼がお金を用意したのではないかとモースは考える。
ハリーのバイクが見つかったパブも近いことが気になっていた。
モースは捜索令状を取るようにルイスに指示を出したが……

その夜、ポールは何者かに殺される。
屋敷に来訪した男に事情を尋ねると、彼はポールのコンサルタントらしく、アール家の絵画コレクションを国に貸し出すべきだと知恵を授けた本人だった。
さらにポールの使用人の車を調べると、綺麗に消毒された形跡が見つかる。ハリーの遺体を運んだのではないかと考えたモースは彼をいったん警察へと連行したものの、英語はわからないと、取り調べに応じない。
そこへアール家の秘書が手配した弁護士が現れて、彼の釈放を要求する。

ルイスはポールの車に有った車内電話の履歴を調べた。ハリーの死んだ夜、一度だけ通話履歴があったと言う。
それは自分の屋敷宛てのものだった。発信したのは自分の屋敷のすぐ近く。なぜそんな場所から自分の屋敷に電話を掛けたのかが分からない二人。
モースは、美術教授イアンをハリーのアトリエに連れて行き、絵を見てもらう。
ほとんどの作品がほかの画家の技法を真似た描き方にもかかわらず、一作品だけ、全く技法の違うものがあった。
ハリーのアトリエに彼以外の作品があることを驚いたモースは、それが誰のものかを突き止めようとする。
モースとルイスがやってきたのはハリーの父の家。彼の部屋の壁に、アール邸を描いた絵画を見つけたルイス。
それを見て、モースはようやく答えにたどり着いた。
アール邸の風景画はセザンヌの絵画を真似ていたが、その中にシトロエンの車を混成させていた。
それはハリーの父の作品だとモースは気づいた。

美術館で絵画を鑑賞していたハリーの父に声をかけた二人。
ベッリーニの作品を見たモースは、アール家の遺産として残っているデューラーの作品にそっくりだと感想を述べる。
すると、ハリーの父は意外なことを言った。
「そりゃあそうだ。あの絵はこの絵を模して私と旧友アーウィンが一緒に作った贋作だからだ!」
ポールの父はその贋作を面白がって、鑑定士に見せ、高値を付けさせた。
ハリーの父は贋作作家として大金を得て、その金で息子を育てたのだと言う。

ハリーは画家としては大成しなかったが、修復の腕は確かだった。
アール家から絵画の修復を頼まれたハリーは、父の作品やデューラーの作品をよく見ていたため、アール家が遺産だとしているデューラーの作品が父による贋作であると気づいた。
そしてポールに真実を告げようとして殺されたのだと父は言う。

ハリーのアトリエで絵を眺めていたモースのもとへ、ジェーンがやってくる。
ハリーと最後に会った時の様子を語り始めた彼女。
「ポールがハリーの絵を買ってくれたら儲けられるんじゃないかと思って、彼の元へ絵を持って行った。そしたら、絵よりも私を買ったわ。14ポンドでね。それが悔しくて、ハリーにそれを言ったわ。
そうしたら、ハリー、お酒を飲みながら怒って……次にここへ来たときにはもう居なかった。ポールに私の仇を討ちに行ってくれたんじゃないかって……」

結局ポールがハリーを殺したのかの物証も確証もないまま事件は終わってしまう。
その夜、モースはルイスに異動するのかと尋ねる。
するとルイスは答えた。
「妻に言われたんですよ、(交通課の)帽子が似合わないって。だから、また来年挑戦します」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

タイトルの回収ができてないというか、或る意味回収されてた。
「誰が殺したのか?」が分からないってことですね。限りなくポールとその周りの人間の可能性が高いのでしょうが、何もわかりません。
アール家の邸宅は売りに出されて、とうとう物語の最後では買い手がついてしまいました。
フランスにあるアールの屋敷は火事に見舞われ、美術品が数点燃えたとか(贋作かな)
それでもその作品たちが贋作だと証明する人もらず、保険金がありでアール家は万々歳だろう……ってモースが言いたそうでした。
(という解釈であっているのかはわかりません)
よく分からない?内容だったなあ(二話連続で)

結局ハリーはなんで殺されたんだ?ジェーンの仇を取ろうとしたから?
彼はどうやって、なぜ殺されたのかがぼんやりとしたまま終わってしまったのは、私の読解力のなさのせい?なのかしら。
ポールを殺したのはハリーの父で、息子の敵討ちをしたと。それだけは本人の自白もあるから逮捕案件なのでしょうけども
ハリー殺しはポールかもって感じで終わっちゃって消化不良。贋作のくだりやトニーとの関係もよく分からない。
トニーとヘレンが不倫をしていたというエピソードは何のために挿入されたんだ?

話が飛び飛びですが、途中で流れていたモーツァルトのピアコン15番のアレグロアッサイ。とても素敵でした。
アール邸も綺麗なところだったなあ、日本じゃああんな広くてきれいな屋敷はないだろうよ。空も綺麗だった。
海外って感じだわ。

というわけで、ルイスが可愛かったシーンまとめ
一人でロンドンに行ってしまったモースに、「なんで一人で?」と訊くルイス。寂しかったのかな
そんなルイスに「一心同体じゃないだろ?」とモースは返しますが、昇進試験を受けようとしているルイスにちょっとプンプンしてた姿を見る限り、めちゃくちゃルイスのこと好きじゃん。
それにしても昇進試験よりも事件解決に熱くなっているルイスが素敵です。一生懸命、風景画に描かれた景色を捜していましたね。熱心!!

ルイスの昇進についてストレンジ警視正にアレコレ言われたシーン。
警視正の言葉が結構ぐっさり刺さっちゃってるモースwww笑ってしまいました
褒めてないとか、邪険にしすぎだと叱られたので、その直後からちょこちょこルイスをほめだして、ルイス本人からも怪しまれてます。
さらにストレンジ警視正が現場に現れると、大げさにルイスをほめだすと言う不自然さww子供かよwww下手かwww
今までのモースが何人の部下を抱えてきたのか分かりませんが、間違いなく、ルイスは名相棒だと思います。
モースを完全に包み込んであげてるから!

もう一つルイスの可愛いシーン
衣装がとても素敵ですが、ルイスのグリーンのパンツが眩しかった。

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

Comments 2

There are no comments yet.

S・H

まあまあ?

この回も、謎解きの部分は私には複雑でした。怪しそうな登場人物が多かったからか、ハリーとかトニーとか名前が似ているからか、途中から混乱しました。
今回は謎解きの部分より、モースとルイスの関係性が興味深く描かれていて、そちらの展開の方が面白かったですね。ルイスが昇進を考えていることを知って、あんなに分かりやすく落ち込むなんて、モースってほんと単純ですね! そういうところが、本国でも愛された理由なんでしょうけど。
そんなモースを慮って、昇進をあきらめたふりをするルイスもかっこいいです。実社会では、そんな部下ほとんどいないでしょうよ(笑)
いや~、ますますちゃんこいさんに「ルイス」シリーズも見てもらいたくなりましたよ。こちらではルイスが上司になって、上司と部下の関係性は「モース」シリーズより深く描かれている気がします。その分、謎解き部分は少しライトなんですが。いつしか、「ルイス」シリーズについても語り合ってみたいものです(笑)

2020/08/15 (Sat) 23:31
ちゃんこい

ちゃんこい

Re: まあまあ?

S・Hさん、こちらにもコメントありがとうございます^^!
今回のお話も「なんか怪しげな人がたくさん登場したな」という内容でしたね。
まずもって親友のトニーと妻のヘレンの不倫の話は本当に何の意味があったのかわかりません。
その他にも、アール家の過去や贋作のくだりなどは、さっくりと描かれすぎていて、初見殺しだなとも思いました。
そして、最後も最後で「なんだったんだこの話は」と思って気づいたら終わりました。

ただ、厭世的な生活を送っていたハリーですが、人間として魅力的な男だったのはうかがえるのは、面白い点でしょうか。
お通夜にも大勢の人が集まっていましたし、(真実は分かりませんが)ハリーが殺されてしまったのはジェーンの敵討ちが発端だったとしたらハリーは情に厚い人間だったのかなと。父親も息子を殺したかもしれない男に復讐するほど、深い愛情があって。モース自身も、ハリーが残していた暗号めいた紋章に大変興味を持っていましたしね。

そしてなんといっても、S・Hさんもおっしゃる通り、モースとルイスの関係性が一番の軸となるお話でしたね。
今までさんざんパワハラしてきたくせに、ルイスが離れていくかもしれないと分かると、不安爆発&急にモジモジデレデレモードになるモースw
ストレンジに痛いところを突かれすぎて、ぐうの音も出なくなってしまったところが笑えました。

「気の置けない関係」と「気遣いあえる関係」ってのは紙一重なんだなと思います。
ルイスもモースに対しては結構奔放なことをしている時もありますが、それは「敬意」というファンデーションがあった上での行動なんですよね。
ルイスは愛嬌があるので、きっとどこへ行っても、だれが上司になっても、うまく立ち回れるんでしょう。
でもモースは完全に人を選ぶタイプの人間ですよね。大半の人とはウマが合わないのでは……?笑
だからルイスやストレンジがかなり貴重な存在で、本人もうすうすそれが分かっているのではないかしら?と思います。だけど素直になれなくて、うまく誉め言葉さえ口にできない。
だけどその点も含めてモースの魅力なのでしょうね。
ルイスもそんなモースの不器用さを理解して、時に発破をかけ、時に包み込み、時に道化を演じているわけですから、本当に有能な部下です。
……とこんなことを書きながら、ルイスへの愛情が大爆発してしまいましたが、「ルイス」シリーズが観たくて仕方がありません涙
7月終わりくらいにAXNミステリーで一挙放送をしていたんですよね~次の一挙放送があるときは契約しようかなと思います(^^)

2020/08/19 (Wed) 02:24