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主任警部モースS5E4【ギリシャ人の贈り物】

シーズン5エピソード4【ギリシャ人の贈り物】のあらすじ&最後までのネタバレです。

ブログの更新はコンスタントにやっているつもりですが、視聴はまとめて行っているので、今回、久しぶりの「主任警部モース」です。
しばらく「若い方のモース」に感けていたので、約一か月ぶりの視聴でしょうか。
若い方を見た後で、こちらの「老いモース」を見ると感慨深いです。

さて、ギリシャと聞くと、西洋知識の薄い私はヨーロッパ的なイメージを持ちますが、違うんですよね。
顔立ちとかも違っていて、よりエキゾチックなんですよね(濃ゆいと言いますか)
ギリシャと言えば神話とか文化とかありますけど、今パッと頭に浮かんだのはパパスタソプーロスでした、アーセナルの。
ムスタフィも、ギリシャじゃなかったと思いますが、マケドニアとかあのあたりのご出身でしょうか。近いですよね。
名前が特徴的ですね。
===

ニコスという若い男が自宅で何者かに殺される。階下にいた老夫婦は警察に彼に訪問者が居たことを伝えるが……
妻と楽しくギリシャ料理のレストランで食事をしていたルイスだったが、殺人事件で呼び出しがかかる。
被害者のニコスは、ルイスが食事をしていたレストランのシェフだと言う。老夫婦の息子ディノスも同じ店で働いていた。

ニコスは首を折られて死んでいた。
モースもルイスもギリシャ語の理解がないため、老夫婦からの聴取は断念し、彼らの息子が働くレストランへと向かった。
そこで老夫婦の息子のディノスに話を聞こうとするが、バシリアスという経営者が聴取に口をはさんでくる。それが気に入らないモース。
ニコスがレストランで働き始めたのは半年前。英語習得のためだったというが、モースはそれを怪しんだ。

ニコスの部屋に残された「古い帆船」「赤ん坊と両親」そしてピレウスで家族経営していたという「レストラン」の写真。
それらに何かの意味があるのではないかとモースはにらむ。
捜査を進めている最中、ストレンジ警視正に呼び出されたモース。
なんとレストランで嫌味な態度をとってきたバシリアスはギリシャの有名な海運業者だった。そして彼の妻は英国の有力貴族の家系で、警察に圧力をかけてきたのだと言う。
モースはその事実を分かっていて(捜査上)厄介だったからあしらったモースだったが、それはそれで警視正に怒られてしまうのだった。

圧力がかかったことでディノスを通訳として使えなくなってしまったモースだったが、ルイスがある女性を連れてきてくれた。
妻がギリシャ語を習っているらしく、講師であるジョカスタが通訳として協力してくれると言う。そしてようやく捜査が動き始める。
被害者の部屋に残っていた写真に写る人物を老夫婦に尋ねると、ニコスの家族であることが判明。しかし赤ん坊はニコスの子ではないと言う。
ほかにも帆船の写真について尋ねてもらうが、何も答えてくれない。
めぼしい証言が得られず、思わずモースは天を仰いだ。ジョカスタに老夫婦の印象を尋ねると「何か口裏を合わせているような気がした」と答え、モースはますます頭を悩ませる。

モースはギリシャについて詳しく知るため、知り合いジェロームのコネクションを通じて大学の晩餐会へと出席する。
そこで、バシリアスの経営するレストランの制服に描かれていた『タロスの壺』について詳しく研究をしているという、教授のリースに話を聞く。
彼によると昨年大きなシンポジウムがピレウスであったらしく、そこで古代の帆船が復元されたらしい。その帆船の一つに、タロスの壺の絵が描かれていたのだと言う。
彼の妻フライデーは有名なテレビタレントだったが、モースはテレビを見ないためよく知らなかった。しかし実際に話してみると気さくで明るい人柄だった。そして夫婦仲に不穏な点はなかった。

翌日、ニコスの身辺を洗い出すモースとルイス。
ニコスは英語習得のために渡英したと言われていたが、デヴォンのホテルで妹と一緒に働いていた記録が残っていた。
ますます彼の渡英の目的が怪しくなってくる。
ニコスが働いていたデヴォンのホテルの経営者は、悪名高いタッカーマンという人物だった。モースはその点が気になる。

妹のマリアが駆け付けてニコスの葬儀が行われる。
モースが事情を聞きに行こうとすると、葬儀に参列していたバシリアスから声を掛けられた。
街まで送ると言う彼の車に同乗したモースは、ニコスの過去に触れ、タッカーマンの名前を口にした。
するとバシリアスは彼のことをよく思っていないらしく、彼を批判した。
「あの男は、ギリシャの歴史や芸術を食い物にしようとしている」

それを聞いたモースは、ニコスと妹のマリアが渡英してきたときの様子を聞くため、タッカーマンのオフィスを訪ねた。
いかにも剛腕経営者という様子で、ニコスとは2年前まで一緒に働いていたがホテルの経営状態が芳しくないため撤退。
その後、ニコスとマリアの兄妹はピレウスに帰ったのだと言う。
ニコスが亡くなった時のアリバイを尋ねると、アクバルという人物を会っていたと証言した。
アリバイこそあるものの、気に食わない態度のタッカーマンを「イカロス」にたとえたモースは、その場を後にする。

マリアと一緒に行動していたジョカスタだったが、事情を尋ねる前に逃げられてしまう。
それを聞いたモースたち、ニコスの下宿先の老夫婦を訪ねると、マリアは自分の子を預けて外出したと言う。
ディノスの勤めるレストランへと向かい、ディノスにマリアのことや、彼女の子どもの父親のことを尋ねた。
「彼女は未婚で、相手は既婚の男。ニコスは相手のことを知っていて、脅しをかけていたらしい」
しかしそれ以上は、もうなにも知らないのだと答える。

ルイスが以前放送されていた「ギリシャの古代船」のドキュメンタリーを録画していたらしく、それを警察署へ持ってきてくれた。
一緒に視聴していると、そこにピレウスにあるニコスの店が映り込んでいた。
古代船復元のメンバーたちが、ニコスの店で現地の住民と交流会をしている映像だった。
番組のナビゲーターをしていたのは、ギリシャに詳しい大学教授リースだった。

モースは友人の大学教授ジェロームに話を聞きに行く。
ピレウスに古代船が復元されたとき、イギリスからも大勢に若者がシンポジウムに参加していたらしい。
その時に、マリアを妊娠させた男がいるのではないかとモースは考えた。
同じころ、マリアの息子が何者かに誘拐される事件が発生し、捜査はさらに忙しくなる。

モースは、リースの講義を聞きに行く。まばらな聴講者、あげく生徒たちに「退屈だ」と揶揄われるリース。
モースにばつの悪そうな表情を向けたリースは「昔は人気の講義だった」と苦笑した。
彼にピレウスでの古代船復元の話と、ニコスたち兄妹との関係を尋ねるが、兄妹の関係は「店と客」という以上のものではないと言う。
しかし、その場にはタッカーマンも同席したという新しい証言を得た。
「彼はニコスを買収して、私の古代船復元の話を盗み聞きしていたようだが」
その後、モースは車を修理に出しているというリースを、自宅まで送ることにする。家につくと、妻のフライデーた出迎えて、食事でもどうかと誘ってくれたが、睦まじい様子にモースは退散する。

その夜、マリアの遺体が発見される。死後数日が経っており、ジョカスタが見失ってからすぐに彼女は殺されているようだった。
死因はニコスと同じく、首の骨が折れたことによるものだった。
モースはタッカーマンの屋敷を訪ねた。しかし在宅していたのは彼の妻だけで、タッカーマンはロンドンから戻ってきていないと言う。
妻に話を聞くと、めったに家には帰ってこないと言う。事業のことで頭がいっぱいで、秘書のローラと浮気三昧。
そんな話を聞いていると、そこへタッカーマンが帰宅する。
マリアが死亡した時のアリバイを尋ねると、チャーリーという人物と会っていたと証言。
リースの証言から「ニコスを雇って、スパイにさせていたのではないか」と尋ねると、タッカーマンは怒り出す。
そして「バシリアスの入り知恵だろう」と言い出し、単身バシリアスの屋敷へと乗り込んでいく。

警察へと戻ってきたモースはそのことをルイスから聞き、急いで現場へと急行した。
タッカーマンはナイフを持ち出し、バシリアスを脅すが、武術の心得があったバシリアスに一蹴され、あっさりと制圧される。
駆け付けたモースたちによってタッカーマンは連行されていく。
タッカーマンは事情聴取で「バシリアスが黒幕だ」と唱えるが、マリアが殺された夜、バシリアスは夫婦でオペラ鑑賞をしていたためアリバイが成立していた。

モースはルイスが録画してくれたギリシャのドキュメンタリー番組を家で何度も見ていた。
録画再生を止めて、通常放送を見ると、ちょうどリースの妻フライデーの番組が放映されていた。
その頃、同じ番組を視聴していたルイスにモースが電話を掛ける。
マリアのおなかの中の子どもが、リースの子ではないかとモースは考えたのだ。
友人のジェロームから「リースは妻にぞっこんだ」と言われていたことから、すっかりそれを鵜呑みにしてルイスにも信じ込ませていモース。
しかし、夫婦が不妊症であることを世間に公表したことを聞いたモースは「夫婦は子どもができないが、夫だけならそれができるのではないか」と考えた。
そしてリースが修理に出している車を調べると、そこにはマリアの体液や毛髪が残っていた。

モースは、リースに自白させるために一人で彼の屋敷を訪ねた。
するとそこには、妻のフライデーと赤ん坊だ。赤ん坊は誘拐されたマリアの子ども。その子供の父親はモースの読み通り、リースだった。
フライデーは苦しい不妊治療を繰り返しても子宝に恵まれなかった。
そんな中、仕事先のギリシャでリースはマリアと関係を持ち、彼女はすぐに妊娠、そして出産。マリアの子の父がリースであることを知ったニコスはリースを強請っていた。その脅しのこともフライデーはすべて知っていたと言う。
しかし、夫を愛しているゆえに何も言わず、もしこのまま脅迫が続くようならば警察に言おうとしていたと語る。

そこへリースが帰ってくる。モースは彼を逮捕しようとするが……どうもリースの様子がおかしい。
その頃、ジョカスタから連絡を受けて、ニコスの下宿の老夫婦を訪ねたルイス。すると老夫婦がある証言をした。
「ニコスが死んだ夜、外に買い物に出ると、通りで有名人を見たんだ。フライデーって言う女性だ」
その証言で、ルイスは真犯人がフライデーであると知り、急いでモースの元へと向かう。

その頃リースの屋敷では、フライデーが子どもを抱えて抵抗していた。
「私たちは完璧な夫婦だった!!」
そう言う彼女に、「妊娠以外は、完璧だった」とリースは答える。
リースは子どもが欲しかった。妻への愛情もあったが、フライデーが求めていたのは「理想の夫婦像」という世間体だったとリースは言う。
妻の言いなりになって何も言えなかった。

フライデーは半狂乱で「マリアとリースの子は、自分の子どもだ」と言い張る。
子どもを突き落とそうとするフライデーにリースは「マリアさえ許せば、我々の養子にできたのに」と嘆いた。
そんなフライデーを捕らえようと、背後からルイスが回り込む。そして赤ん坊を抱え込むと、驚いたフライデーは吹き抜けの柵からまっさかさまに落下。
そのまま亡くなってしまう。

その様子の一部始終を見ていたモースは「まるでギリシャ悲劇のオペラようだ」というのだった。
神話の世界でのセックスは、快楽の後に必ず代償を払わなければならない。
モースは最後にウェルギリウスの言葉を引用した。
「ギリシャ人はたとえ贈り物を持っていたとしても、恐ろしいものだ」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ニコスと聴いて、UFJニコスしか出てこなかった最初。
むちゃくちゃ怪しげな権力者、バシリアス(名前が悪そう)、タッカーマン(名前が悪そう2)が登場しましたが、完全に盛り上げ要因でしたね。
下宿先の老夫婦は全く英語が出来なさそうな描かれ方でしたが、生活は大丈夫なのか、ただただそれが心配でした。

冒頭の話ですが、ギリシャと言えば、シャーロックホームズの「ギリシャ語通訳」のエピソードが思い出されます。
あれもラストがどうしようもねえ話だった記憶がありますが、そんなエピソードを鮮明に覚えているのは、やはり異国の人物が出てくるからでしょうかね。
いつもなら途中でメモしてないとこんがらがる人名が、今回はすぐに記憶に刻まれました。ニコス、タッカーマン、バシリアス……

本編の話に入る前に、一つ書こうと思ったこと。
ニコスが妹のマリアと働いていたのがデヴォンでした。デヴォンはイングランドの南西部、ダートムーア公園がある州で、ちょっと前に観たポワロの「コーンワル毒殺事件」で舞台になった「コーンワル(=コーンウォール)」の一つ東側の州になります。
デボン紀という言葉がありますが(地質年代って言うんですかね?ジュラ紀とか白亜紀とかそういう類の)、気になって調べたら、そのデボンの由来となった土地だそうです。いや~勉強になります。

事件の方の話になりますが、フライデーとリースの夫婦は、かたや有名芸能人、かたやギリシャ海洋史の教授。「理想の夫婦」ってやつですね。オシドリ夫婦。
まあそういう「理想の夫婦」ってのは、ひねくれものの私はあまり信じられないんですけどね。(宅麻伸さんと賀来千香子さんだって私の中では「理想の夫婦」だったもん!!離婚したけど)
話は戻って、理想の夫婦……でも子どもが出来なかった。「不妊治療をして授からなかった」ことさえも公表しています。
今でこそ、不妊治療をしていますと公表する有名人夫婦はよく見ますけれど、この時代(1980~90年代初?)はなかなか難しいことだったのではないでしょうか。
と私が考えた通り、モースやルイスも「そういうプライベートな部分をわざわざ公表しなくても」と劇中に話をしています。

フライデーさんに同情するわけではありませんが、そんなセンシティブな部分で脅しを掛けるニコスもなかなかの野郎です。
ニコスの殺害までならまあ……苦しかったんやなと思うんですが、マリアの殺害ですよ。
リースが土壇場で言っていた「マリアが了承すれば、我々の養子にできた」という言葉、あれは本当だったのでしょうか。
もしかしたらマリアにはたんまりお金を渡す(口止め料として)羽目になったかもしれないですが、それでも養子にするという選択肢があったのに、もったいないことをしたなと私は感じました。
リースが浮気相手と作った子どもです!ってマリアにばらされると思ったのかな。代理母ですって言ったもん勝ちでは?

最後の最後、リースが「妊娠以外は完璧な妻だった」ってのはマジクソ発言です。このエピソード内TOPのクソっぷり発言です。
浮気という行動そのものもクソでしたがね、お前のアレですべての引き金が引かれたんだぞと声を大にして言いたい。
クソ発言も今の時代なら完全NGですが、この当時ならまだOKだったんでしょうね。でも奥さんにそれは言ったらダメ、ゼッタイ。
本当に子どもが欲しかったのなら、ちゃんと向き合わなきゃ。自分から逃げてるくせに、子どもができない責任を奥さんに全部ふっかけるなよな。

そしてラスト。ルイスが子どもを取り上げたことに驚いて柵から落っこちた設定でしたが、それはあり得ないのではないか(--;)
階段の降り口でもみ合いになっていたのなら理解できますが、もみ合っていたのは完全に廊下では?
階段の手すりの高さは日本ではおよそ75~80センチが標準ですから、腰のあたりになりますかね。ふわっと肘を曲げた手首の高さくらいです。
イギリスなら体格差があるので、もう5センチくらいは高いかもしれません。フライデーは決して背の高い女性ではありませんでしたから、腰より少し上のところまで手すりがあったはず。なんで落ちたんや!!!?

それを見ていたモースが「ギリシャ悲劇のオペラだ」と言いましたが、うまいこというな~と思いました。
と言っても、ギリシャ悲劇で思い当たるのは「オイディプス王」とか「ヘラクレス」とか「プロメテウス」くらいで、内容はうーーーっすらとしか分からないですけどね。とにかく救いようのない悲劇のイメージ。

今回のルイスの可愛かったシーン。
夫婦でギリシャ料理レストランで食事するシーン、いい。まあ注文した料理がなかなか出てこないんですけどね(シェフのニコスが(殺されて)無断欠勤してたから)
ギリシャにハマって番組を録画している奥様ヴァレリーもあわせて可愛い。
最後までちゃんと活躍していて偉いぞ!ルイス!!

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

Comments 2

There are no comments yet.

S・H

パパスタソプーロス!

「モース」ブログを読もうと思ったら、導入部分で「パパスタソプーロス」の名前が出てきて、噴き出してしまいました~(笑)
サッカー詳しすぎです。
私も欧州サッカーは好きですよ。今季は、ひいきにしているリバプールが優勝してくれたので、ホッとしています。
パパスタソプーロス(ソクラティス)は、プレミアの中でもひときわ珍しい名前ですね。すぐに頭に血が上ってイエロー出しちゃうタイプ。監督が替わってから、使われていないようですね…。アーセナルにも、来季頑張ってもらいたい。エジルがもう一旗あげてくれないかな、とかすかな期待を抱いています。

2020/07/27 (Mon) 16:08
ちゃんこい

ちゃんこい

Re: パパスタソプーロス!

S・Hさん、コメントありがとうございます(^^)
パパスタソプーロスを分かってくださる方がいて嬉しいです。
アーセナルもガナーズという別称らしからぬ勢いのなさですねぇ……ベンゲル監督の時よりも悪化しているように見えてしまいます(士気が下がっているのか)エジルは大好きなので、彼のポテンシャルがもう一度開花してくれないかと期待しています。

そして私もリバプールサポなので、今季の優勝はとても嬉しいです。昨季も調子が良かったですが、シティが上を行くパーフェクトっぷりだったので……
アリソンとファンダイクが入って守りがかなり安定して(ミニョレ&カリウスごめんね)、前三人の努力も報われるようになりまさに全盛期ですね。クロップ監督も含めてチームの雰囲気がとてもいいので、来年も楽しみです。

2020/08/02 (Sun) 18:47