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刑事コロンボS2E3【アリバイのダイヤル】

シーズン2エピソード3【アリバイのダイヤル】のあらすじ&最後までのネタバレです。

全てを見終わった後、エンドロールで出演者を調べて、びっくり仰天です(自分に対して)
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人気フットボールチームのゼネラルマネージャーのハンロンは初代チームオーナーの放蕩息子で現オーナーのエリックを殺し、自分がトップに立とうとしていた。
そして彼の屋敷に向かう途中、ラジオの試合中継を流して、試合会場に居るように偽装しエリックに電話。
夕方に行くとエリックに伝えて安心させたハンロンは、アイスクリームカーで冷やしていた氷の塊で彼を撲殺。

エリックの死は事故死であると片付けられたのだが、コロンボは不審な点を見つけていく。
まず、プールサイドが水で濡れていることが気になったコロンボ。しかもその水は、プールの水ではなかった。
コロンボはハンロンに会いに行く。そしてエリックのことを告げ、彼の妻の行方を知りたがる。
彼女はアカプルコに居るというが……

チームコーチにも話を聞くが、エリックは放蕩息子ではありながら、誰かに殺されるような男ではないと言う。
コロンボはハンロンの周囲を洗い始める。
エリックが亡くなった自宅に向かうと、そこでは秘書とエリックの弁護士ウォルターが会話をしていた。
秘書は二日前に交代したばかりらしく、電話にてんてこ舞い。そこにハンロンが現れる。
彼はエリックの代わりに彼の仕事の代理を務め、コロンボの質問攻めにも「多忙だから応じられない」と一蹴。

空港へとやってきたハンロンを追いかけたコロンボ。
いるはずのないアイスクリームカーが現場近くで目撃されたことをハンロンに言うも、「そんなことは知らない」を言われてしまう。
そこへ飛行機が到着。ハンロンはエリックの妻シャーリーを連れ帰るために空軍の協力者を利用して特別機を出して迎えに行かせていた。
失意の彼女を抱き締めるハンロン。コロンボは二人に声を掛けられなかった。

エリックの家に侵入者が現れる。彼は探偵のダブス。弁護士ウォルターの依頼で、エリックの家の電話に盗聴器を仕掛けていた。
コロンボが調べると、ハンロンのオフィスにも同様の盗聴器が仕掛けられていた。
彼も交えて話をすることにしたコロンボ。
そして録音された録音を聞くことになり、くしくもエリックの死の直前のハンロンとの電話から彼のアリバイが成立する。
ウォルターが盗聴させていたのは、ハンロンがエリックと妻のシャーリーの夫婦仲を裂こうとしているのではないかと疑っていたからだった。
しかし録音を聞いたシャーリーは、ウォルターこそ自分たちの関係をいびつなものにしようとしているのだと言い、追い払う。

コロンボは電話の録音を聞いていた。なにかハンロンがスタジアムの外へ出た証拠が録音に隠されていないか探していた。
そこへ盗聴器をしかけた探偵が現れて、コロンボに押収された探偵業の免許を返してほしいと言い出す。
彼にコロンボは、「どうやってエリックの家とハンロンのオフィスに盗聴器を仕掛けたのか」と尋ねると、彼は「ハンロンの秘書に依頼した」というのだ。
その秘書イブに話を聞きに行ったコロンボはどうしてハンロンの秘書を二日でクビになったのかをと尋ねる。
彼に口止め料をもらったのではないかと疑っていた。ハンロンは自分が盗聴されていることを知った上、で彼女に口止め料を渡して秘書を辞めさせたのではないかと。
彼女は否定も肯定もしなかった。しかしコロンボはあることが気になった。
エリックの家で仕事をしていたハンロンにあてて「ロゴージン」という人が電話を何度もかけていたことを覚えていたコロンボ。
その人物からの電話を一切受け付けなかったハンロンのことが気になっていた。
そのロゴージンが、イブと同一人物ではないかとコロンボは考え、彼女にその疑問をぶつけると、彼女はそれは認めた。

コロンボは巨大なフットボールスタジアムで頭を抱えていた。ハンロンのアリバイを崩す決定打を求めていた。
コロンボは彼がエリックと約束をしていた旅行について、代理店に事情を聞きに来る。
そこで従業員が聞いていた、ラジオのフットボール中継に耳を傾ける。
すると突然、代理店のオフィスにあった鳩時計の音が流れる。そこでコロンボはピンとくるのだった。

スタジアムのハンロンの部屋へとやってきたコロンボは一つ一つ、気になったことを整理していく。
まずは、彼が頑なに切らない中継のラジオ。どんな話でもラジオを切らなかった彼が、「プールサイドの水がプールのものではなかった」という殺人の可能性について言及した時だけは、彼はラジオを切ったのだ。
さらにロゴージンの話を持ち出すも、ハンロンは話にならないとコロンボの相手をしない。
しかしついに核心部へと触れる。
スタジアムから掛けたというエリックへの電話。その中で「在り得ない音」が入っていないかと頭を悩ませていたコロンボだったが、真実はその逆だった。
「入っていなきゃいけない音が、ないんですよ」
何だと問い詰めるハンロンを制止したコロンボは、その時を待つ。
そして2時半を迎えると、ハンロンの部屋に、置時計の音が響いた。それを聞いた瞬間、すべてを悟ったハンロンは、目をこすり、静かに顔を撫でて、観念するのだった……

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

コロンボの「?」①
プールサイドの水が、水道水。自分の足跡を消すためだったんでしょうが、そこから殺人ではないかと疑うコロンボはさすが。

コロンボの「?」②
盗聴器とイブ。そしてハンロンの行動。
エリックの家で、ロゴージンという人物からの電話を頑なに取らなかった理由。それは、盗聴されたことを知っていたから。
イブに口止め料を渡して、アリバイトリックに利用しようと考えたんですね、ハンロンは。

コロンボの「?」③
電話でアリバイを崩したい。なにか矛盾点はないか?
在り得ない音を探すのではなく、抜けている音を探すという着眼点。凄い。

ハンロンはエリックの家に向かうためにアイスクリームの販売車に乗ってるんですが、なぜ?と思っていたら、凶器が氷でした。
道中、公衆電話でエリックに電話をかけていた彼に、子どもが「アイスクリームちょうだい~」ってねだってくるって言うね。
アイスクリームカーの営業範囲外だったことが怪しまれる原因の一つなのですがね。スタジアムは営業範囲ないだったため、コロンボはアイスクリームカーが怪しいと目を付けます。

それにしても、ラジオの音を切る切らないの話が出てきた時、コロンボはハンロンに会った初見で、ハンロンが犯人であると気づいているんだなと思いました。
「エリックの死」でラジオの音量を絞り、「他殺の可能性」の報告でラジオを切った。どちらに動揺していたか、コロンボは見抜いていたんだなあ……すごいよ。
しかしまあ、動機というのは何だったのでしょうか?エリックが邪魔だった?それとも、エリックの妻を寝取ろう(そしてチームを手中に入れよう)としていたのかな?
エリックのことをハンロンはあまり快く思っていなかったようですが、周りの人(コーチなど)はそこまでだったようです。コロンボの事情聴取などから推測すると。
ハンロンがエリックを殺そうと決意するまでに至ったのは、恨みつらみというよりは、「邪魔だったから」というのが大きいのかな。
いまいち、動機がよく分かりませんでした。

私、ほんとに海外の俳優さんの見分けがつかないタイプの人間なので、今回の犯人役であるロバート・カルプさんが、あの「指輪の爪あと」の犯人ブリマーと同一人物だとは、最後の最後まで気づきませんでした。
眼鏡の有無も大きいかな?ほんと私の目って節穴だなと反省。
今回も今回で、とても印象的な演技でした。
何というか……ブリマーは傲慢で自信家な感じがうかがえましたが、今回もそうなんですけども、こちらの方が少し動揺する部分が大きいと言うか、ふとした時に「うっ」って感じの面持ちになるのがね。
制作されたのは、「指輪の爪あと」から1年ちょっとくらいしか経っていないこの作品ですが、ほんとに違うタイプの犯人です。

最後の最後、時計の音で観念したハンロン。コロンボとのツーショットが終わり、盗聴の録音テープがくるくると回りながら、エンドロールに入ります。虚無な感じだたまりません。

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

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