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名探偵ポワロS2E8【誘拐された総理大臣】

シーズン2エピソード8【誘拐された総理大臣】のあらすじ&最後までのネタバレです。

誘拐する、は英語hでKidnapですね。
子どものKidと、捕まえるのNabが変化したものがくっついて異形になったものが語源なのかなと思っているのですが、
大体、こういうミステリーで誘拐されるのはKidではないんですよね。

===

総理大臣が車で移動中に謎の集団に襲われて頬にケガを負う。
その話題は新聞に載り、スーツを仕立てにきたポワロとヘイスティングスは読んでいた。

部屋へと戻ってきたポワロは、その事件は「暗殺をたくらんだものではなく、いたずらだ」と断定する。
そこへミス・レモンがやってきて、ポワロを訪ねて外務省のドッジ事務次官がやって来たと伝える。
「12時に会いに来てほしい」と伝言を残したのだと言う。

ポワロは単身外務省へと出向き、話を聞いた。するとパリの軍縮会議に参加するためにフランスへと移動した首相が、何者かによって誘拐されてしまったのだと言う。
随行していたダニエルズ中佐も一緒に行方不明に。
外務省は「ドイツの軍拡を狙う一味の犯行ではないか」と言うが、ポワロはまず昨日の首相襲撃の事件から調べ始める。

ヘイスティングスとジャップ警部も伴い、外務省のドッジ事務次官が付き添って襲撃事件の現場へとやって来たポワロ。
ダニエルズ中佐が昨晩証言した内容によれば、首相の車は幹線道路にあった「障害物」によって脇道に逸れ、そこで一味から襲撃され、首相は頬を負傷。
護衛を嫌う首相の言いつけ通り少し距離を開けて走っていた守衛の車が同じ場所に差し掛かった頃には、障害物は無かったと言う。
それを聞いたポワロはどうしても腑に落ちない。
そして襲撃された車を調べてみることに。
銃弾も血の跡も残っていない車を不審に感じるポワロ。そしてその運転手イーガンも姿をくらましていた。
彼のマンションに行くも、特に怪しい点はなかったが、ポワロは枕元に残された手帳を見て、ある電話番号が気になる。

ポワロの独特の捜査に、依頼してきたドッジ事務次官も辟易。
そんなことは気にも留めず、ポワロはジャップ警部に病院をリストアップしてもらい、一軒一軒回っていく。
首相を手当てした病院を探していたのだ。そこへパリから知らせが入り、首相の車とダニエルズ中佐が見つかったと言う。
ダニエルズ中佐は拘束された状態で車内に残されていた。
それを聞いたポワロはイギリスへ戻ってきた彼を見舞いに行こうと提案。そして彼に首相襲撃事件の時の話と、誘拐当時の状況を聞くがショックでよく覚えていないと言う。
さらに首相を手当てした病院についても尋ねるが、それもよく分からないと答えるのだった。
ポワロは友人に電話を掛けるふりをして、彼の電話の受話器を上げたが「あること」を確認してそのまま退散する。

ドッジ事務次官は、ポワロの捜査にやきもきしてついに怒り出すが、ポワロは宥めて「もうすぐ解決です」と答えた。
ポワロにはある推理が立っていた。
「ジャップ警部。運転手イーガンの男の過去の経歴と、ダニエルズ中佐の離婚した夫人について調べてください」
イーガンは半年に今の住処に引っ越してきたばかり。ダニエルズ中佐夫人は、中佐との離婚裁判で新聞に大きく取り上げられた有名人だった。

翌朝、ポワロはヘイスティングスの車である場所を訪ねた。
それはダニエルズ元夫人の家だった。そこでダニエルズ中佐が「事件の犯人として疑われている」とほのめかす。
しかしダニエルズに対して憎しみを持っていた彼女は「拍手したいほど嬉しいことだ」と言って笑った。
ポワロはそのまま引き下がり、ヘイスティングスに彼女の見張りをさせて、自分はスコットランドヤードへと向かった。
ジャップ警部がイーガンとダニエルズ夫人について調べてくれていた。
「イーガンは、二年前にアイルランドからロンドンへ出てきて、半年前から今の会社で運転手兼メカニックをしていますね。
ダニエルズ夫人は、もともとアイルランドの出身で伯爵の娘です」
ポワロはそれを聞いて大体の真相が見えてくる。
「ジャップ警部。ダニエルズ夫妻の離婚裁判の新聞を読みましたか?えらく書き立てられていましたよね?でも、ダニエルズ中佐はそんな泥沼離婚した奥様の写真を額に入れて職場に飾っていたんですよ」

その足でダニエルズ中佐の元へと向かったポワロ。
しかしイーガンのことも事件のこともよく分からないと答える。そのまま引き下がったポワロだが……。
そしてダニエルズ夫人に動きがあった。誰かからの電話を受けて、彼女は家を飛び出した。ヘイスティングスがそれを尾行する。
必死で追走するが、尾行に気づいた夫人はヘイスティングスを撒いた。
ポワロに電話をしたヘイスティングス。
「最寄りも村に身を潜めた可能性がある」とポワロはアドバイスを送り、ダニエルズ夫人の旧姓であるドナヒューという屋敷を探すようにと指示をだした。

ミス・レモンはダニエルズ夫人の父の名を聞いて、二年前の火事のことを思い出す。
「たしか、お屋敷が火事になったと新聞に載りましたよ」
サマースコートの館と呼ばれたその屋敷が怪しいのではないかと考えたポワロはジャップ警部とともに向かった。
「ダニエルズはなぜ今回のことに加担を?」とジャップ警部は聞いた。
「ダニエルズの父親はアイルランドに関する議論の中で議員生命を絶たれた人ですから、きっと息子の中でもくすぶる思いがあったのでしょう。
だから、夫人の考えに賛同し、行動を共にした。離婚劇もカモフレージュです。
今回の一件はアイルランド人としてイギリスに一矢報いるためのものだった。そのためにはダニエルズ夫妻だけでなく、自分たちの主張に共鳴してくれる運転手が必要だったんです」

館ではダニエルズ夫人とイーガンが首相を拘束していた。
軍隊が配備され、館は包囲される。ダニエルズが拘束されるが、館の屋上にダニエルズ夫人の姿が。
そして「アイルランド万歳!」と絶唱して、銃で自殺してしまう。
首相は無事に逃れることが出来、ポワロは事件解決を果たすが、心は晴れやかではなかった。

ポワロはスーツの仮縫いへと向かった。
「去年とサイズは変わっていない!そっちの巻き尺が縮んだだけだ」と散々文句を言っていたポワロだが、仮縫いのサイズが小さすぎて前が閉まらない。
テーラーは「なぜ閉まらないんだと思います?私が去年のサイズでお作りしたからですよ?」とポワロにチクリというのだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

暴漢に襲われたのは「顔に包帯を巻いて、首相の顔が分からないようにするため」だったわけですね。
だから、フランスに渡ったのは、首相ではなくダニエルズ中佐だった。
首相はその頃、夫人やイーガンによってイギリスで拘束されていたわけです。

面白かったシーンがいくつかありました。
まず、テーラーのおじいさんに「太った」と言われて憤慨するポワロ。難癖付けまくりです。
ですが、今回のエピソード、やたらとポワロの息切れシーンが多いように感じましたね。階段の上り下りが多かったからでしょうか。
暗に太っているということをほのめかすようなシーンが多かったです。
そしていつもいつもヘイスティングスやジャップ警部に嫌味を言っているポワロが、テーラーのおじいさんに意地悪を言われていたのがスッキリしました。
ムッとした顔をしていたポワロですが、いつもそんな顔にさせてんやで!自分が周りの人間を!と思いましたねw

次に、ダニエルズ夫人にポワロ一人で会いに行ったシーン。
ポワロが名乗って「(自分のことを)知っていますか?」と尋ねるわけです。毎度自分の知名度を気にするポワロなんですけどね。
それに対してダニエルズ夫人は「あのベルギー人の」って答えるわけです。
凄い返答だなと思いましてw「探偵の?」が普通だと思うんですけど「ベルギー人の」ってなかなか答えられないですよw
まあ私はベルギー人と言えば、デブルイネですけどね、マンチェスターシティの。

とここまで書いていて思ったのですが、ダニエルズ夫人が「ベルギー人の」と言ったのは、このエピソードが、イギリスとアイルランドの対立に根があることを示唆しているのかなと感じました。
彼女は「アイルランド人」であることにアイデンティティを感じ、イギリスに対して嫌悪があった。
ドイツの軍拡に関しては「全く興味がない」という感じではありましたが、イギリスの立場が弱くなることを望んでいたのでしょう。

それにしても今回、ポワロはいつものように自分の思うように捜査して回るし、ドッジ事務次官には突き上げられて、ジャップ警部が可哀想でしたw
「年金が……パアになってしまう」と悲しそうに何度もつぶやいていました。自分がポワロを捜査協力者として推挙してしまったから、責任を感じているわけです。
ポワロの腕を信頼しているけど、年金も大事だよね~可愛い

ところで、この軍縮会議っていったいいつのことなんだろう?
舞台はパリ……でもパリ講和条約じゃ1919年くらいだから年代が合わない。(ポワロは1930年くらいよね)
ジュネーブなら年代が合うけど、場所が違う。
ロンドンでも年代は合うけれども、場所が違うし。史実とはまた別なのかな?

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

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