主任警部モースS6E4【有罪判決】
前回のイタリアの事件、面白かったな~ああいうのってシーズンの中盤でやるんですね。最終回とかじゃないんだ。
日本のドラマって大体最初と最後が特番でしょう?相棒とか科捜研とか。よく年末年始とか、クールが変わる時にやってますよね。
私は日本のサスペンスやミステリーも見るんですけれど(親の影響で好きになりましたが)、最近は2Hサスペンスがかなり少ないんですよね。
先日渡哲也さんが亡くなられましたけれど、弟さんの渡瀬恒彦さん、大好きだったんだよな~~
私は十津川警部=渡瀬さん過激派です。タクシードライバーも、おみやさんも、世直し公証人も全部好きでした。
個人的には内藤さんの十津川警部はなんか違うんですよね。というか、内藤さんは、内藤さんなんですよ。それ以上でも以下でもない。全部同じようなキャラにしか見えない病気にかかってます。
あと石丸謙二郎さんは、悪役がお似合いなんで、カメさんじゃあないんだよなあ~~~
ファーンリー刑務所で、老齢の男クライヤーが亡くなる。
心臓に持病があったため、心臓発作による病死ではないかと考えられた。
検死官が遺体の状況を見ると、死因は心臓発作で間違いないだろうと言う。
彼はハートマークと「ダイアン」と書かれたタトゥーを入れていたが、それを消す施術を受けていた。
そのほかにも、身体には静脈瘤などもあり、あまり良い状態ではなかった。モースはそれが死因と関係あるのかと呆れながら聞いた。
ルイスが入ってきてチータム部長刑事らがクライヤーが服役していた刑務所へと向かったと報告する。
「無駄足になりそうだ」
病死と分かり途端に興味を失ったモースだが、検死官はそれをそれを否定する。
「病気で亡くなってはいるが、その前に誰かに頭を強打されている」
彼の頭には前後に打撃痕が残っていた。何者かに殴られて、倒れた拍子に傷を負ったのだろうと言う。
それを聞いたモースは、ルイスを伴って刑務所へと向かった。
クライヤーは年配者向けの高級住宅投資詐欺で一儲けして、捕まっていた。
しかし優秀な弁護士などをつけて、刑期はたったの二年。さらに収容されていたファーンリー刑務所は国内でも一番セキュリティが緩く、囚人に自由を与える刑務所として有名だった。
珍しくヒラリーという女性所長がトップに立っていた。美人の彼女との会見にモースの胸は高鳴るが……
刑務所へ到着すると、チータム部長刑事が待っていた。彼は優秀な人材で、短期で配属されてきたらしい。
しかし厄介なことが嫌なモースは、ルイスに彼の指導を任せる。
クライヤーの事件が起きたのが、勤労後の自由時間だったため、囚人を聴取するのは時間の無駄だと主張するが、モースはそれを却下し、証言を集めるように言う。
モースとルイスはヒラリーの元へ。彼女はやる気満々の所長で、囚人であっても自由が必要であり、個人の意思を尊重した刑務所運営をしているのだと主張。
疑いの目で見てかかるモースに、食って掛かった。この事件が殺人の可能性が高いことを伝えるが、ヒラリーは信じたがらなかった。
クライヤーの共犯者であるベイリーとソーントンも同じ刑務所に収容されていた。
ソーントンは俗世から離れた生活をしており、息子が面会に来ても会わなかったらしい。
聴取の最後、ヒラリーはモースにあるものを見せた。
刑務所に対して匿名の脅迫状が送られてきていたのだ。警察に届けは出しているが、犯人は不明。
現場を確認すると、クライヤーは獄中でもまだ投資市場を細かくチェックしていた。
クライヤーが殺されたのはベイリーの独房だった。彼と人違いで殺されたのではないかとルイスは考えたが、体格が全く違うため考えられないだろうとモースは言う。
そんな二人の様子をこっそりと眺めるチャーリーと言う囚人が居た。
二人はその後、ソーントンに話を聞きに行った。
ソーントンはベイリーと友人関係を保っており、逮捕後は罪を悔い改め、反省の日々を過ごしていた。
病を患っているクライヤーに対しても、悔悛するようにと諭していたが、断固拒否されたのだと言う。
一方でベイリーに事情を聴きに行くと、彼はクライヤーの死に無関心だった。殺されたかもしれない時は、所長に叱られていたからアリバイがあると言う。
何で叱られたのかと尋ねると「俺を誰かが監房に閉じ込めたから暴れた」と答えた。
クライヤーの共犯者でありながら、全く正反対の態度を示す二人にモースたちは不審の目を向けた。
モースたちが帰ろうとするとソーントンがやってきて、遺体の近くに注射器の破片があったと差し出した。
ソーントンがほかに何かを隠し持っているのではないかと独房を捜索するも収穫なし。クライヤーの遺体からも薬物反応は出なかった。
看守の話によれば、ヒラリーが所長になる前は荒れた刑務所で、薬物も横行していたらしい。今でのその悪しき風習があるのではないかとヒラリーを問い詰めるモースだったが、彼女は何も答えなかった。
死因審問が開かれ、遺体の保存をモースは要求。その審問の席に、なぜかソーントンの息子ピーターの姿があり、モースは気になる。
クライヤーは投資詐欺を働いていたが、スペイン市場の急落で損を被り逮捕されていた。
しかし実際は財産をどこかに隠しているはずだとモースとチータムは考えていた。死因審問の場に現れた夫人の装飾品や暮らしぶりからして、とても破産した人物には見えなかったからだ。
ルイスはさっぱり投資詐欺事件のからくりが分からず、秀才チータムにいろいろと教えてもらって立場なしの様子。
ストレンジもチータムのことは気にかけているらしく、モースは何となくそれが気に食わなさそう。
ついでに「ファーンリー刑務所は内務省とのつながりが大きいから、騒ぎを起こすな」とやんわりと圧力をかけられてしまうのだった。
クライヤー夫人に会いに行ったモースとルイス。彼女は若くして結婚。年の差はあったが愛はあったと言う。
写真縦には笑顔で写る二人が、ルイスはそれを見て、仲のいい夫婦だったのではと感じる。
モースはお構いなしに失礼な質問をぶつけ、彼女は怒り出す。そして追い払われてしまうのだった。
モースは彼女が同情を引こうとしているとして一刀両断。ルイスにクライヤーの面会者を一から洗うようにと指示を出す。
ルイスは指示通り、刑務所で面会者の洗い出しをしていた。チータムは優秀で投資詐欺事件のことをよく覚えており、ちょっとルイスは居心地が悪い。
そして警察署へ戻ってきて、一生懸命、詐欺事件の新聞を読み込むのだった。
一方モースは自宅でシューベルトを聞きながら物思いにふけっていたが、そこへチータムがやってくる。
そして「シャーマンという男がクライヤーやベイリーに金融情報を流していた」と報告にやってくる。
手掛かりをつかんだことをほめたモースだったが、どうやってその情報を掴んだのかと尋ねると「盗聴した」と言い出し、激怒。
しかしチータムは気にする素振りはない。
「こうでもしないと、手掛かりがつかめない事件です」
モースのことを名前で呼ぶチータムに、きちんと役職で呼ぶように詰めたモース。
まさか違法な手段に打って出るとは思わず、困り果てたモースはルイスの家に電話を掛けるが、彼はまだ署で仕事をしていた。
モースはチータムを連れて、シャーマンに会いに行くことにする。
彼はベイリーの協力者で、市場の動向を探り、刑務官のジョージを使って郵便のやり取りをしていると言う。
深追いしようとするチータムを止めたモースは、パブへと連れて行った。
そこへ、所長のヒラリーと、医師がやってくる。医師はクライヤーが亡くなった直後、彼の遺体を確認していた。
彼に「クライヤーは心臓発作による死だと断定し、頭部の打撲を見過ごしたのではないか」とモースは嫌味を言ったが、ただの医者で監察医ではないと苦笑される。
ヒラリーにこれ以上嗅ぎまわらないでほしいと頼まれたモースだが、ベイリーとシャーマンのパイプ役をやっている刑務官ジョージの話をすると、彼女は肩を落とした。
「私の刑務所の運営方針が気に食わない人間は大勢いる。少しでもアラがあれば糾弾されてしまう」
翌朝ルイスは朝早くモースを訪ねて、ベイリーの面会者のリストを見せた。
ベイリー夫人のそして面会者リストの中にソーントンの息子ピーターの名前を見つけ、モースは不審に思う。
ルイスがピーターに、モースはベイリー夫人に会いに行くことに。
ベイリー夫人はクライヤーに対しては好感を持っていたが、ソーントンに対しては違っていた。彼だけ裁判で証言を変えたからだった。
ソーントンは会心し、クライヤーは病気がちになり、金を狙う人物が皆がベイリーの周りに集まり始めているのではないかと考えたモース。
なにか鍵を握っているに違いないと、モースたちはクライヤー夫人に会いに行こうとするが、その道中、ある男を見かける。
「あの男はファーンリー刑務所の囚人で、モース警部のことを知っていると言っていた……」
その男とは、チャーリー・ベネット。妻を殴り終身刑になっていた男だった。モースに言われ、彼を追いかけるルイス。
モースも追いかけて捕まえるが、彼は間もなく仮出所するため、外の空気に触れる訓練をしているだけだと答えた。
チャーリーとカフェで少し話をすることにしたモース。
彼は今でも無実だと主張していた。まだモースが部長刑事だったころの事件で、彼は「モースの優しさに救われた」と言う。
そこへヒラリーが駆け付け、(囚人を外出許可が出ているにも関わらず追い回したから)どうして自分の運営方針をむちゃくちゃにかき回すのだとモースを批判した。
モースは反論するが、彼女は聞く耳を持たなかった。
クライヤー夫人に会いに行った二人だが、そこでピーターと乳繰り合う夫人を発見。
モースは、これは好都合と攻勢を強めるが、ピーターは
「ベイリーに二人して会いに行ったのは仲がいいからで、それ以上の理由はない。クライヤーが死んでも遺産はなく、ソーントン(父)も遺産として残すものは持っていない」
と突っぱねる。モースの態度に腹を立てたクライヤー夫人は、ルイスともども通報するぞと脅しをかけて追い払った。
モースの態度を諫めるルイスだが、モースはどこ吹く風。
ルイスは出資者(詐欺被害者)の中に怪しい人物がいないかを調べることにする。
モースはそれにGOサインを出すが、ルイスはモースがなぜチータムの仮説(身内犯行説)を採用したのかが気になる。
「それは偶然、本当に偶然」
ルイスがあまりうれしくない顔をしていると思っているのか、モースは「(ルイスよりも)チータムに肩入れしていない」と繕った。
「アイツは違法行為で証拠を集めてくる危険な奴だ。将来は警部どころか、警視正を狙っているんじゃないか?」
と皮肉る。そしてルイスを見送る間際「俺はチータム警視正のために下働きでもするよ」と言って、ルイスを笑わせた。
モースはシャーマンに会いに行き、ベイリーとの関係を再び問いかけた。
「ただの客だ。俺は数字を扱うのが好きなだけで、金には興味がないし、人ともかかわりたくない。刑務所には何度か会いに行ったが、あの場所は好きになれない」
そうシャーマンは答えた。
一方ルイスは一軒一軒被害者の家を回っていた。
チータムは「被害者は全員国外在住者だ」と言っていたが、ルイスの粘り強い捜査で国内にも数名被害者がいることが判明していた。
そしてある被害者宅を訪問した時、そこが刑務官のハリスの親類の家であることを掴む。
ファーンリー刑務所でモースとルイス、チータムの三人はソーントンに話を聞きに行くが、彼は頑として何も答えない。
息子のピーターとクライマー夫人が深い仲になっていることをソーントンに告げて、隠し財産があるのではないかを吐かせようとをするが、ソーントンは怒るばかりで何も語らなかった。
ルイスはハリスが被害者の親族であることを伝えようとするも、聖歌隊の練習時間に遅れそうだと焦るモースを見て、遠慮で言いそびれてしまう。
そこへヒラリーがやってきて、またもソーントンにたいして無謀な取り調べをしたモースに文句を言おうとするが、モースは既に出発したあとだった。
ルイスに行先を聞き、聖歌隊の練習を見学したヒラリーは、モースと話をする。
彼女はただ「刑務所改革」をしたいだけで、捜査の邪魔をするつもりは毛頭ないと言うが……そこへ連絡が入り、ベイリーが毒を盛られて倒れたことを知る。
さっそく病院へ駆けつけると一命をとりとめたものの、彼は多量の心臓病薬を投与されていた。
チータムの調べで、それに利用されたと思われる注射器がソーントンのロッカーから見つかり、モースは彼を犯人だと断言。
ファーンリー刑務所へ向かい、彼を尋問するが、ソーントンは勿論否認した。
モースは殺人の罪で15年が追加されると脅しをかけるが、口を割らない。
そのため、「翌朝再度取り調べだ」と言ってモースが引き揚げようとすると、ソーントンは態度を変えた。
「数字が必要だ。私の数字は14-11-56。ほかの二人の数字もないと、ダメなんだ」
それはリヒテンシュタインの中央銀行の口座の番号だった。
そこに詐欺被害者から集めた金を預けて隠していた。「資産はない」という裁判所での証言は嘘だったのだ。
ソーントンはそのお金を被害者の弁済に利用するつもりだと言うが……
モースが歩いて刑務所から帰ろうとすると、チャーリーにあった。あと三週間で釈放の身の彼に、今後の展望を聞くが、
「(刑期)16年は長すぎる。教師はもうできない。未来の展望もない。私の無実が証明できればよかったけれど、真犯人は、逃げっぱなしだ」
真犯人はハロルド・マナーズという男で、自分は潔白である、とモースに再度主張したチャーリーはそのまま去っていった。
そのことが気になり、署に戻って事件の資料をモースは洗いなおした。
そこへストレンジが声を掛ける。
「チータムから聞いたぞ!お手柄だ!」
ストレンジがモースやチータムをほめ倒すが、モースはどこか引っかかっていた。
その頃ルイスは捜査を続けており、刑務所に届いていたベイリーあての脅迫状が所長室のプリンターで刷られていたことを突き止める。
そしてベイリーを殺した毒物はベイリー夫人からの差し入れに仕込まれていたことが判明。
その差し入れは、モースが夫人から受け取り、ルイスの手に渡り、そして看守のハリスがベイリーに渡していた。
一気にハリスが怪しくなり、彼を事情聴取するが、一貫して殺人はしていないと否認した。そして恨みを持っている人物は山ほど居ると言う。
モースはルイスによる聴取を聞きながら、「ハロルド・マナーズ」という人物の名前を反芻していた。
そしてハリスの口から「シャーマンが刑務所へベイリーの面会に来たときに、チャーリーともみあいになった」という話を聞き、ピンとくる。
モースは急いでルイスをある場所へ連れて行った。
それはシャーマンの家だった。
「ハロルド・マナーズは、シャーマンと同一人物だ。彼がチャーリーの妻を殺して逃亡した真犯人だ」
アナグラムを解いたのだと言う。
シャーマンの名前は、本名ハロルド・マナーズのアナグラムになっていた。
「チャーリーは化学教師をしていた。ということは、薬にも強い。彼が殺していたんだ!」
シャーマンの家に到着すると、そこですでに彼は息絶えていた。奥の部屋へと行くと、そこでチャーリーは待っていて、穏やかに話し始めた。
「妻は資産家で、ハロルドはそれに目をつけていた。ハロルドはその頃から金を動かすのが好きだった。妻が金を出資しないと答えると、彼は妻を殺した。
刑務所で目が合った瞬間に、彼(がマナーズ)だと気づいたよ。でも、ベイリーにそのことを話しても笑いものにされただけだった。挙句の果てに無実であることさえ、笑われた。
クライヤーの殺害は事故に近かった。からかわれたことをきっかけに、もみ合いに」
今までの人生の1/3を刑務所で過ごしてきて、これからも過ごしていくだけだ、と言ってチャーリーは口を噤んだ。
ルイスは、チャーリーがそこまでの犯罪を重ねたことが理解できなかった。それに対し、モースは答えた。
「犯してもいない罪で、すべてを失ったんだ。尊厳を奪われたんだ」
モースはそのままひと眠りすると言って、ルイスを別れた。
そしてファーンリー近くの駐車場で、雨の降る中、車でうたたねをするモース。そこへヒラリーの車が通る。
またしても彼女の刑務所改革の邪魔をしてしまったと、モースは詫びを入れた。
彼女は言った。
「内務省に呼び出されたわ。きっと反対派には嬉しい状況よね。でも負けないわ」
きっとこれで会うのは最後だろうとヒラリーは言い、笑顔でサヨナラを告げた。モースも笑顔を返し、二人は別れるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
唐突にポップな音楽に度肝を抜かれた冒頭部分。
金髪イケメン風の男性(ベイリー)は、このドラマではめったに出てこないタイプの容姿な気がして、これまたびっくり。
このドラマ、むさくるしい男性が多めなんですよ(ルイスだけだよ、私の目の癒しは。耳の癒しはクラシック音楽ね)
なんだか、狭い世界なのに、難しい話でした。
不動産詐欺の話、隠し財産、16年前の殺人という三つが絡み合ってましたね。
一貫して動機は同じなのに、被害者側が後ろめたいことがありすぎて、捜査の進展が牛歩。
不動産詐欺の周辺で怪しい人物がいたので、私も最後まで犯人が読めなかった。ただ、シャーマン→マナーズの唐突感!
囚人チャーリーのことはずっと気になっていたので、きっと彼が伏線なのだろうとは思っていましたが、まさか真犯人だとは。
16年という長い年月を奪われて、自分が手にしていたものすべてが無くなってしまった。
諦めてしまったんだな、人生を。最後に消化できないむなしさを覚えました。
面白いなと思ったシーンをいくつかご紹介。
クライヤーの投資詐欺に関してよく覚えていないルイスに対し「大衆紙しか読んでないからだ」と嫌味を言うモースに対し、私はムッとしますが、ルイスは相変わらず適当に流しています。
何と言いますか、ポケモンで言うところの、ゴーストタイプに格闘タイプが攻めているみたいな感じです。
「こうが が ないようだ!」って感じwいいわ~二人のこのかみ合っていないようで、かみ合ってる感じ。
クライヤー夫人は、夫が投資で失敗して(逮捕され)破綻したにも関わらずいい生活を送っている様子。
モースは彼女に聴取に行こうとルイスを誘うのですが、その時に「ルイス!メリーウィドウに会いに行こう」と言っています。
面白い言い回しです。元ネタはレハール作曲のオペレッタ「メリーウィドウ(陽気な未亡人)」でしょう。
ウィドウだけで「未亡人」と呼べるのに、あえてメリーをつけて「陽気な未亡人」と言うところに、皮肉が見られて面白い。
チータムが家にやってきて、盗聴テープを差し出した時。
困り果てて、モースはなんと「ルイスの家の電話」にかけているわけです。しかも住所録もみずに。
覚えてるんですね~小さいことですが、ほほえましい♡そして困ったときはルイスに電話したくなっちゃうんだなあ。もう可愛いぞ!二人の関係!
さらに、チータムと共にシャーマンの家に行き簡単な事情聴取をしたわけですが、その帰り道、ほんとに無意識に
「ルイス、ビールが飲みたい」
ってモースが言っちゃうんですよ~~もう禁断症状じゃんwww
モース、ルイスのこと好きすぎでしょwwwチータムも「え?」みたいな顔してたでw
さてルイスの可愛かったシーン。
クライヤーの死因審問の時、ソーントンの息子ピーターを見て「あれは誰だ?」とモースは訊きます。
ルイスは知らないので記者ではないかと言うのですが、チータムは「彼はソーントンの息子です。写真を見ました」と答えます。
その時にモースは褒めるんですよ!!チータムを。めったに人をほめないくせに!!
その時のルイスのちょっとばつの悪そうな顔。可愛いw
チータムの優秀さを見せつけられて、すわりの悪い気持ちになっているのですが、ルイスは愛嬌がありますね。
刑務所の事務員さんに資料を出してほしいと頼み、あまりいい顔をされないのですが、ルイスが笑うと「仕方ないな~」と応じてくれるんです。ルイススマイルに魅了されちゃってますね。
そして最後の最後、シャーマンの家ですべてが解決した後、慌ててチータムも駆けつけます。
「どうかしたんですか?」と慌てる様子のチータムに向かって
「シャーマンが諸悪の根源だった。これで事件は解決したんだ」と鼻高々に答えるルイスが愛おしいです~~~張り合ってたね~~~モースの心を掴んでいたのは終始、ルイスですけどね!!
そして新キャラ?のチータム君。
お父さんは海軍所属でエリート君なんでしょうねえ、育ちのよさそうな感じですわ。
演じていらっしゃるのがスティーブン・マッキントッシュさん。近況を調べましたら、スーパーイケオジに仕上がってました。
ぜひ、調べてください・・・・・タロンくんが主演した「ロケットマン」にも出ているようです。
そして最後に聖歌隊のシーンでの歌が素敵でした。
どれもこれも宗教曲は同じに聞こえてしまうのでざっくり調べましたが、バッハのマタイ受難曲のコラール「er kennne mich mein hüter」のようです。
er kenne mich で「彼は私を知っている」 mein hüter「私の守護者」ですね。Uにはウムラウトが付きます。
ザ・宗教曲的タイトルですが、とても神々しいですね。声部が重なって、特に中音域(アルトかな)が半音階で行き来する音階とかうひょ~って感じです。
なんだか最後、テンションが上がってしまったな。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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