大江戸もののけ物語#05【さらば天邪鬼】

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おようと屋敷に招いて、嫁に迎えたいと一馬の両親は告げるが、おようはそれを断った。
一馬への慕情はあるものの、妹弟がまた幼く、働きづめの母親を支えなければならないためだった。
それを聞いた二人は、引き下がるほかなかった。
そのまま、おようは一馬に手紙を残して、手習い塾の手伝いも辞めてしまう。

心が乱れたままの一馬だったが、ある日、空を暗雲が覆った。
そして百鬼が一馬を脅す。
「天邪鬼にこれ以上近づくな」

急いで天邪鬼の元へと向かった一馬だったが、百鬼の脅しには屈するつもりはなかった。
天邪鬼は詳しいことを語ろうとはしない。
家に戻った一馬が、百鬼について調べ、彼は妖怪の総大将であり、人間に強い恨みを持っていると知る。

翌日、手習い塾の片づけを清庵と二人でしていた一馬。お雛たちも駆けつけるが、そこへ百鬼の手下が襲い掛かってくる。
清庵と子どもたちを避難させ、一馬は森の中へと手下を誘導し戦うが、傷を負う。
しかし一馬の窮地を知った猫又と河童が応戦し、事なきを得た。
天邪鬼は一馬のピンチを察知したが、身体に張り付く火焔土器が熱を持ち、身動きが取れなくなってしまった。

一馬の目の前に百鬼が現れる。
「私が江戸の街を治めれば、妖怪たちは人間を恐れずにのびのびと生きていける。そのためにも一馬には死んでもらう」
そう言って、百鬼は一馬に襲い掛かるが、そこへ現れたのは、天邪鬼だった。
昔から、天邪鬼は百鬼も唸るほどの力を持ち合わせた妖怪だった。その強大な力を使って妖怪たちを治めようとしていた百鬼だったが、天邪鬼はそれに従わなかった。
そして人間の子どもを助けてやる優しい心を持つ天邪鬼を、火焔土器の炎の中に閉じ込めたと言う。

天邪鬼は百鬼への怒りから彼に立ち向かい、一馬と三人、妖怪の世界へと飛ばされてしまう。
百鬼にもうこれ以上人間を殺めないでほしいと懇願する天邪鬼。
天邪鬼は百鬼のことを父と呼んだ。それに驚く一馬。しかし百鬼は言う。
「お前の強大な力が欲しくて、攫ってきて、下僕のように育てただけだ。だから役に立たないのなら、殺すしかない」
そんな百鬼に、天邪鬼は一馬と協力して刀を突きさした。そして百鬼は消えてなくなる。

一馬が目を覚ますと、清庵やこどもたちが見守っていた。
森の中で意識を失っていたらしい。しかしそこに天邪鬼たちは居なかった。

家に戻り、庭で木刀をふるう兄に挨拶をする一馬。ふと縁側に置かれた手ぬぐいの上に、鈴があることに気づく。
そこには「シンカイタマ」と書かれていた。なにかと兄に尋ねると、昔飼っていた雌猫だと教えてくれた。
お転婆な雌猫で、流行り病で亡くなってしまったのだと言う。その鈴の音を聞くと、ふと猫又を思い出した一馬。
そして、幼き頃の思い出がよみがえる。
井戸に話しかけると、だれかが返事してくれた。あの相手は河童だったのだと。
そして父に叱られて蔵に閉じ込められた時、寂しさを紛らわせてくれたのは天邪鬼だったと。
幼いころから、妖怪たちは自分を守ってくれていた存在なのだと、ようやく気づいた。
最後にお礼も言えぬまま消えてしまった妖怪たちのことを忘れないためにも、一馬は「大江戸もののけ物語」をしたためる。
そして、おようとも互いに想いを通わせるのだった。

ある日、手習い塾の庭に虹がかかる。
そして緑の勾玉が光り、一馬は天邪鬼たちがいた神社のあばら家までいざなわれた。
そこには、河童に猫又、そして天邪鬼の姿が。ここに再び友情が復活するのだった。

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終わりました～全五回ということでサックリ見られましたね。
百鬼役の藤本隆宏さんがゴツすぎてとにかく笑えるのよ、ほかのメンツが線が細いってのもあって、一人だけデカイからね。

百鬼と天邪鬼が親子だったことも「え、そうなの？」と思っているうちに、あれよあれよと話が展開していきまして、気づいたら、百鬼は死んでいました。
ですが、最後の最後でお兄さんに「シンカイタマ」という飼い猫の話を聞いてからのくだりはとても良かった。伏線？を回収してくれてホッとしています。
天邪鬼と一馬の間にあった友情は何ぞや？と思っていましたが、幼いころに出会っていてから、一馬は気づかないうちに、ずっと天邪鬼や河童、猫又と繋がっていたんですね。
NHKで、子どもも見るような番組で、時代劇……定番の大団円でした。

私はこのドラマを推しの本郷奏多くんを見るためだけに見始めたわけですが（終始その通りですが）、ずっと火焔土器まみれで、美しいお顔はあまり見えなかったんですよね～特殊メイクもしてたしさ。
でも最後、百鬼の呪い？が解けて、ようやく綺麗なお顔が見られました～～～～～歓喜

というわけで飛ばし飛ばしで観ましたが、１クールに１～２個くらいなら日本のドラマを挟んでもブログとしてはひっ迫しなくていいかな（自己都合）

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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