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私立探偵ストライクEp5【カイコの紡ぐ嘘(2)】

エピソード5【カイコの紡ぐ嘘(2)】のあらすじ&最後までのネタバレです。

二作目の解決篇になります。
今のところ、カイコがどこでどういう意味を持っているのは分からないですが、謎と容疑者っぽい人はたくさんいますね気になります。

===

無事に列車に間に合ったロビンは、マシューの元へ。
夜、テレビを見ていると、殺されたオーウェンと以前は親しくしていた大作家ファンコートが出演しており、自殺した妻のことをエフィジーと呼んでいるのを観た。
ロビンはそれが気になり、ストライクに電話してそのことを伝える。
ストライクはボンビックスを読み返し、彼女に相当する記述を探した。

レオノーラが逮捕され、彼女から依頼を受けていたストライクの家の前には記者たちが溢れていた。
彼女の無実を断言し、その足でトーリントン・フィールズ刑務所へとやってくる。
弁護士の友人イルサを連れてレオノーラに会いに来たのだ。そこで、オーウェンが殺されていた家のことを訊き出す。
ファンコートとの共同名義で持っていた家だったが、何人かの人物に貸していた過去があるため、合鍵を持っている人物は多くいた。
ファンコートがあの家を売りたがらなかったため、オーウェンも困っていたと言う。
クレジットカードの利用明細にロープが含まれていたらしく、それについても記憶にないかと聞くが、家族のクレジットカードは明細を気にしないと言って有利な証言が引き出せない。
「じゃあボンビックスに関しては?」
そう尋ねると、オーウェンからは「カイコが茹でられる話」とだけ聞いたと彼女は答えた。
しかし、それでは内容を知っていると警察に判断され、オーウェンを内容に模して殺したのではないかと疑われてしまう。
レオノーラはストライクに早く自分を外に出してほしいとせがみ、困らせる。

話を終え、イルサは「非常に不利だ」と言った。レオノーラの態度もその一つで、高圧的なしゃべり方に彼女の印象が悪かった。
そこへシャーロットからメールが入り、おなかにあなたの赤ちゃんがいると送られてくる。
それを知ったイルサは、彼女の家に戻ってはだめだと忠告した。
ストライクはあることが気になり、ロビンに電話したが、ジョギング中の彼女の代わりにマシューが出た。
「レンタカーの泥清掃をしたい」とメッセージを残したが、そのことでマシューは、ロビンが葬式の日に仕事を優先した理由が「ストライクのために車を運転したこと」だと気付いてしまい、機嫌が悪くなる。

ロビンはマシューに謝った。
彼女は昔から探偵という職業に憧れがあり、どうしても夢を叶えたかった。だからストライクが休みをくれたのに、独断で働き、マシューにも嘘を吐いたと正直に話した。
マシューはそれに対し、「君の夢を応援する」と答えるが……

翌朝、日曜だというのにロビンは出勤していた。ファンコートを調べなければと熱が入るロビン。
ストライクとともに彼の屋敷を見に行くが、怪しい点はない。そのままパブへ向かった二人。ロビンはストライクの誕生日をサプライズで祝った。
コーンウォール土産を渡すとストライクはとても喜んだ。

翌日ファンコートを尾行しようという話になったが、ファンコートの屋敷を覗いたときに足を傷めてしまったストライク。
代わりにロビンが尾行することになり、ストライクはリズに話を聞きに行く。
リズにオーウェンとファンコートとの関係を再度尋ねると、彼女も以前は本を執筆しており、ファンコートに酷評されたと苦笑した。
オーウェンとファンコートの仲たがいの原因、そしてその時のリズの立場を聞くと、
「オーウェンは、ファンコートの妻の小説のパロディを書いたの。それで二人は仲たがい。私はどちらにつくか迫られてオーウェンを取った。だって、批評されたことを苦にして自殺する(ファンコートの妻エリー)人間は、作家になるべきじゃないもの」
ファンコートとオーウェンが親しかったわけではなく、ファンコートは下品なオーウェンと嫌っていたとリズは言った。
さらに過去のことに踏み込んだストライクだったが、リズの不興を買ってしまい、それ以上の話は聞けなかった。

ファンコートを尾行していたロビンは、彼が妻の墓に参り、そこに置かれていた紙を投げ捨てているのを目撃する。
その紙を拾い上げると、それはオーウェンが書いたというファンコートの妻エリーの小説のパロディだった。

その夜、チャード主催のパーティーに出席したストライクとロビン。そこでファンコートに話を聞くつもりだった。
ロビンが彼を誘い、うまく話をはじめることができたストライク。彼に、オーウェンとの関係や、ボンビックスの話、そして妻の自殺について尋ねた。
ファンコートは「アイツは二流の作家だ。何をやっても私の影からは出られない」と答えるだけだった。

翌日二人は編集者のジェリーに会いに行った。
「ファンコートは作家としては一流だが、人間性はクソだ」とばっさり言い切るジェリー。彼はボンビックスにカッターという名で登場していると言う。
「その元ネタは、私の娘の父親がファンコートであるという古いうわさからだ。傷ついたよ」
ストライクは話題を変え、リズの話をした。
「あの女は、エリーを失ったファンコートに言い寄った。でもフラれて悔しくなってオーウェンを選んだんだ」
ストライクはチャードから聞いた「ボンビックスには共作者が居るのでは」という指摘をジェリーにもぶつけてみた。
すると彼もそれには同意した。
「私は彼の編集を20年もしているが、一度もセミコロンを使ったことがないんだ。だが、ボンビックスでは使われている。その種の変化を晩年の作家は見せない」

その後、ストライクは再度、、オーウェンの浮気相手であり、教え子でもあるキャサリンに会いに行った。
「私は(作品の中では)ハーピーよ。姉のがんをネタにされて……失望した」
彼への愛情は本気だったが、裏切られた気がして、渡された原稿はすべて燃やしたと言う。

帰ってきたストライクはロビンに推理を披露する。
ボンビックスは「カイコ」。その蚕が本の中で解体されていく。それはオーウェンの遺体と同じ様。
チャードやジェリーの言うことが本当だとして、共作者がいるのならば、いくつか版があるはずで、それを紐解くために、文体を研究できる人物の協力が必要だとロビンに指示を出す。

ロビンは研究者を探すことにし、ストライクはリズとオーウェンがボンビックスのことで口論になったというレストランに向かった。そのレストランが、オーウェンが目撃された最後の場所だった。
そこで異母弟のアルと久しぶりに再会し、近況を報告しあう。
レストランの常連だというアルに頼んで、オーウェンとリズの喧嘩を目撃したであろう店員を呼んでもらい、事情を尋ねた。
「男の方は、「ファンコートのふにゃチンのことを書いてやったぞ」って芝居がかったように大声で叫んでたわ。女の人は本気で切れているみたいだったけど。そのあと男の人だけ出て行った」

ロビンはオーウェンの家に向かい、何か参考になるものはないかと探した。そして娘のオーランドが大事に握っている袋の中に、タイプライターのインクリボンがあるのを発見し、持ち帰る。
それをストライクが空に透かして見ると、そこにはボンビックスに書かれているような古典調の名前が一切登場しなかった。
その後、文体研究家に意見を聞いた二人。
「このボンビックスは、ファンコートの文体とほぼ一緒です」
それを聞いたストライクは納得した。
「これは手の込んだ復讐だ。犯人がオーウェンの文体を真似してボンビックスを書き、彼の周囲の人間が、彼を嫌うように仕向けた」

ストライクとロビンは、リズやファンコートたちが集まるレストランへと向かった。
そして「ボンビックスの著者はオーウェンではない」と伝える。
ボンビックスに二つの版があった。本当にオーウェンが書いていた版と、彼の文体を真似て書いた版。
「それが証拠に、我々が読んだ版には「オーウェンがふにゃチン」という内容がなかった。ボンビックスの文体と、エリーを死に追いやったパロディ小説の作者は、あなたです」

そう言って、ストライクはリズを見た。彼女は否定するが、文体が動かぬ証拠だと告げる。

「あなたはオーウェンに援助をしてきたというが、パロディ小説でエリーを死に追いやったことをオーウェンが気づいて、あなたを脅迫していたのでは?だからあなたはファンコートと縁を切らざるを得なかった。
そしてあなたはオーウェンの理解者のように振舞い続けた。ボンビックスについても、あなたはオーウェンに協力するふりをした。
だからレストランでわざと騒ぎを起こして人の目を引き付けた後、彼に身を隠させ、行方不明になったと話題を作ろうとした。昔からある広告手段です。
そして彼が家にいないうちに、彼のボンビックスの原稿を自宅から回収して隠蔽しようとした。
ですが、娘がその一部を抜き取って保管していたんです。私が今は手元に置いています。あなたの知人の家の池から、オーウェンと同じ型のタイプライターも発見されました」
リズは黙ったまま大きく呼吸をした。ウンウンと唸る彼女の喉音を聞いて、ストライクはとどめを刺す。
「塩酸で喉を傷めましたか?」
逃げ出したリズを、ロビンが追いかけて制圧する。

翌日、レオノーラは釈放され、娘との再会を果たす。その様子をストライクとロビンはほほえましく見送った。
そのあとで、ストライクはロビンに手紙を手渡す。そこには「探偵になるための研修を受けるように」と書かれていた。
喜ぶロビンに「相棒だろう?」と彼女の手の甲にキスをしたストライクだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

うーん、複雑な話でした。
ファンコートは悪者ではなかったということですね。というか彼が怪しい感じはずっとありましたけど、彼は成功者としてもう達観していましたね。
妻の自殺も、オーウェンとのことも、どうでもいいっていうか、もう自分の心の中で消化しているから放っておいてくれって感じでしょうか。

最後の謎解きの部分はもう少し詳細にまとめられたらよかったのですが、
「リズはファンコートが好きだった」→「妻エリーの小説のパロディをオーウェンの文体に似せて書いて自殺に追い込む」→
「ファンコートに言い寄るが断られる」→「オーウェンは、リズがパロディ小説を書いたと気付き脅迫」→
「リズはオーウェンに復讐する機会をうかがっていた」→「ボンビックスをオーウェンの文体に似せて執筆し、彼を孤立させる」→
「オーウェンは新作の話題性を引き出すためにリズとわざと口論しているが、リズには復讐の始まりだった」→「雲隠れしたオーウェンを殺す」
ということですね。でも、オーウェンを殺したとして、リズは結局一人なわけです。
リズはボンビックスの原稿(自分が書いたひどい方)をわざと、ファンコートはチャードたちに送り付けているわけです。周りからは「中身も確認せずに送ってくるな」と怒られていました。

面白いなと思ったシーン。
リズはストライクに初めて会った時から、喉が苦しそうに咳き込んでいました。インフルエンザだと言っていましたが、まさか、オーウェンを殺す時に使用した塩酸の影響だとは!
最後にそれが分かって驚きましたね。すっきりしました。

あとは、オーウェンの娘オーランドが大切に持っていた袋(いろんなものを拾い集めて入れているわけですが)から、事件の突破口が見つかるというのも面白い。
ロビンがオーランドの心を開いて、中身からタイプライターのインクテープを見つけた流れも「ほ~ここにあったか、ヒント」と思いました。

作家と編集者が多く登場した回でしたが、文体の違いという点も面白く思いました。
筆跡が違うとか、「遺書をPCで入力するだろうか」とか、手紙の一部が改ざんされているとか、よく見る展開ですけど。
いろんな切り口があるんだなと、感心。

ストライクとロビンの関係もいいですね。互いの能力を認め合っていて、もっと高めたい、高めてあげたいと思っているけれど、ロビンの向上心と、ストライクの優しさが噛み合わなくて、ヤキモキ。さらにはマシューの不興を買うっていう。
マシューは嫌なんですよね、ストライクのことも好きじゃないし、ロビンが仕事に熱中するのも。ロビンがいつかストライクに取られるんじゃないかとさえ思っているのかも。
何と言うか「もっと懐を広くしろよ」と思ってしまうのは私だけだろうか。今回はお母さんが亡くなって余裕がないのは分かるんだけど、ストライクを攻撃するのは間違ってんじゃないか?と思ってしまうぜ。
ストライクもマシューによく思われていないことは気づいているから、ロビンと彼の未来のことを考えると、彼女を相棒としてそばに置くことに抵抗もある。
ですが、最後にストライクは彼女の夢をかなえてあげるわけです。手の甲にキスするシーン、素敵だなと思いました。ストライクはロビンを「相棒」として敬愛していることを示した。二人の間にあるのは敬意なんですよね。互いに大切に思っている。
二人のシーンでは何とも言えない空気が流れているんです(男女の空気でもなく、相棒感というだけのものでもない空気)が、それがとても好きです。

ってか、ストライク、かっこいい男やな。世捨て人とも違う、軽くもなく、重くもない、世の中から少し足を浮かせている人みたいな。

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

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