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主任警部モースS7E2【サタンが巣くう日】

シーズン7エピソード2【サタンが巣くう日】のあらすじ&最後までのネタバレです。

さてシーズン7の二話目です。
ブログはじめのこの部分で何を書こうかな~といつも思うんですが、今回はタイトルをいじろうかな。
前回の「アヴリルの昏睡」は原題が「deadly slumber」でした。直訳で、致命的なまどろみ……だから昏睡なんですね。
今回の原題は「The Day Of The Devil」です。悪魔の日ってそのままですけど、スパナチュを見ている私からすると、悪魔にも種類がやまほどありすぎて、悪魔レベルがどのくらいなのかというのをふと思います。
サタンが登場したということは、とんでもなく位の高い悪魔なので、相当にあくどい奴が登場するのではないだろうか。

というわけでどんな悪い奴が出てくるのか期待。
そしていつもいつもパブのシーンで二人が飲んでいるビール(ルイスはたまにオレンジジュース)がおいしそうでたまらないので、
缶ビールを用意して観賞しようかと思っていましたが、ご飯を食べた後なので、氷結にしました。
酔わない人間なのですが、アルコールを飲みながらなんとなくウキウキ気分で観賞していきます。

===

刑務所からジョン・ピーター・バリーという囚人が脱獄した。「悪魔の弟子」という名がつくほど悪名高いレイプ犯だった。
朝7時に脱走が判明し、検問や戸別訪問など、警察は捜査網を敷く。
モースはルイスを伴って、彼が脱獄した刑務所兼病院へと向かった。
マクティアー事務局長の協力の元、ほかの患者から事情を聞くことに。
バリーは、監視の男性看護師に薬を飲ませて眠らせた後、鍵と銃を奪って逃走していた。
過去に処方された睡眠薬を取っていたらしい。

バリーはその頃、髪を染め、眼鏡をかけて容姿を替えていた。
さらに、警察が盗難車で逃走していると考え検問を敷いているのを見越し、トラックをヒッチハイクして逃亡を続けていた。

モースはバリーの病室を確認。そこには自筆の「魔の経典」やスクラップブックが。
壁には悪魔崇拝の魔法陣が書かれており、モースは激怒した。
「好きにさせすぎだ!悪魔の指示に従って犯罪を犯すような男に、自宅のような自由な空間を与えた」
事務局長のマクティアーはそれに反論。精神疾患を持つ彼を理解するために、主治医のマーティン医師が彼を理解しようと努め、彼の主張を引き出すことに成功し、ようやく治療が始まるのだと言う。
しかし到底モースには理解が出来なかった。
ルイスは警備員からの報告を受け、トイレを確認。するとそこには赤く毛染めした髪が残っていた。
容姿を変えていることが判明し、検問する捜査員に伝達。するとトラック運転手が赤い髪の男を乗せたと証言した。
バリーは病院の許可を得て、地元の劇団の手伝いをしていたらしく、毛染め液も容易に手に入れることができていた。

トラック運転手の証言で、バリーがオックスフォードで下りたことが判明する。
連続レイプ犯が脱獄したとのことで、記者たちも詰め掛けていた。
彼がスクラップを集めていたアプルトン牧師が何かを知っているのではないかと考えた二人は、彼を訪ねた。
アプルトンはバリーとは面識がなかった。バリーが集めていた記事は、新聞に寄稿した「魔女」「悪魔」についての伝承やコラムだった。
そんな三人の姿を遠巻きに眺める怪しい男が一人。

その後、マーティン医師がマクティアーとともに警察に出向いた。
「私の車に赤い髪とシミが残っていた。今朝、書類を取りに戻るために、車にキーを差しっぱなしにして事務所に戻ったので、その間にバリーが車に乗り込んだのだと思う」
バリーの逃走方法がわかり、モースは彼女がバリーによって完全に利用されていたのだと断言。
「悪魔崇拝も、あなたとの距離を縮めて脱獄するための手段に過ぎない。あなたが彼を考察しているつもりが、その逆だったんだろう。悪魔崇拝もきっとただのホラだ」
しかし、マーティンはそれを否定した。
彼女自身もオカルトを勉強し、彼と話をするようになっていた。しかし彼の中で女性蔑視の傾向は消えなかった。
そこでマーティンは彼よりも優位な立場になるように、夢でシジル(紋様)を見たと言ってそれを絵にした。それを見たバリーはマーティンを崇拝するような態度を取り始めたと言う。
だが、モースにはそんなことは関係なかった。結果として、彼を甘やかし、脱獄を許してしまったからだ。

その夜、アプルトンの教会に男が現れる。アプルトンはその男がバリーだと確信。
男はアプルトンが新聞に寄稿していた記事を嘘だと主張。そしてモースと話がしたいと要求した。
アプルトンから連絡を受けたモースとルイスは彼の自宅へ向かった。
そこへバリーから連絡が入り、マーティン医師を呼べと要求する。
モースは断るが、それに対しバリーは「お前は間違いを犯した」と言って電話を切るのだった。

翌日、マーティン医師を訪ねたモースたち。彼女はバリーの要求に応じるべきだったと答えた。
「彼は私を本物の悪魔崇拝者だと思っているんです。そしてこれから先の道を示す者だと。その忠誠心を利用すればよかったのでは」
そうは言うものの、危険を冒すわけにはいかないとモースやマクティアーが彼女を止めた。
その後アプルトンに会いに行った二人。アプルトンにバリーが病室で集めていたスクラップや、自筆の経典を見てもらっていた。
アプルトンの分析によれば、カレンダーに書かれたマークから、彼が悪魔崇拝をしていたこと、そして数日後の8/1の収穫祭の日に何かをしようとしているのではないかと分かる。
モースにはそのオカルト的な思考が全く理解できなかった。

そこへ一報が入る。バリーが女性を誘拐したことが判明したのだ。
ペットのネコを殺し、その血を使って、壁にはいくつもの模様が描かれていた。
モースは自分の判断が間違ったのだと後悔するが、ルイスはそれは違うと励ました。
夫のトレヴァースが塗装の仕事をしているらしく、仕事場まで向かい、妻の誘拐のことを告げた。
用意周到な計画を立てるバリーと夫妻の接点を探すため、ルイスは心当たりがないかと尋ねるが、夫の記憶にはなかった。

誘拐後、バリーはどうやって移動したのかが分からないモースは、彼が脱獄した後で盗難された車はないかと調べることに。
その頃、ストレンジ警視正は記者会見で集中質問を浴びていた。
今まで誘拐をしたことがないバリー。手口が違うのではないかと記者たちは口々に質問を投げかけていた。
ルイスはトレヴァースの家で待機。モースはバリーが予告した電話をストレンジと一緒に待っていた。

夜、電話がかかってきた。マーティンを呼べと言う彼の要求を拒否し、彼女と接触したがる理由を訊き出すモース。
「あの女は詐欺師だ。必ず、戒めをうけてもらう。明日、農場で人質と交換する」
今度も必ず逮捕すると言うと、相手が少し押し黙った。その態度が気になるモース。
彼は二年前、ある家に押し入った時に逮捕されていた。その件が何か関係しているのかとモースは首をひねる。
深夜、モースがまだ署内で仕事をしていると、そこへストレンジがやってくる。彼は方々へ調整連絡をしていたと言った。
「明日はブレナー部長刑事を見張りとして立ち会わせる」
その言葉にモースは激怒。人質の命を優先してほしいと嘆願するが、ストレンジは聞き入れなかった。

翌朝、農場近くのホテルにマーティンが待機。周囲を警察官が取り囲む。
マーティン医師に、昨晩の電話のことをモースは伝えた。
「逮捕時の話をすると、彼は少し様子が変わった。その理由がわかりますか?」
すると彼女は、答える。
「バリーにとって、逮捕は屈辱です。その気持ちを克服するために、味方の誰かが裏切ったのだと妄想することで心を癒す。「誰か」というのはここでは重要ではありません」

夜、現場ではバリーが現れるのをじっと待っていた。
その頃、アプルトンの教会で人質だったトレヴァース夫人が解放されており、アプルトンによって保護される。

翌朝事情を聞きに行ったモースとルイス。監禁された場所が分からないが、郊外で、顔も覚えていると言う。
警察が公開していたモンタージュとは全く違う人相だったため、ルイスと婦人警官が彼女を自宅へ送り、モンタージュを再作成した。
警備をつけた方がいいかとルイスは尋ねたが、夫は必要ないと断った。
ルイスたちが帰ったあと、夫の態度は豹変。バリーと性交渉したのではないかと疑い、妻に暴力をふるう。

モースはマーティンに状況を報告。トレヴァース夫人が暴行されず、解放されたと伝えた。
その後、署に戻り、モンタージュ写真を確認すると、最初の段階とはかなり容姿が変わっており、逃走用の車の盗難届もないため、資金提供をしている協力者がいるのではないかと疑い始める。
ルイスはモンタージュ写真を持って、記者クラブへと向かった。そして最新のモンタージュを見せると、そこにいた記者たちが驚く。
「この男、脱獄した日に、警察の駐車場にいたぞ!」

モースはアプルトンの教会へと向かい、オックスフォードに悪魔崇拝している人物はいるかと尋ねた。
氏名は分からないが、オカルトショップが一軒あるのでそこの顧客リストを探ればいいのではないかと教えてもらう。
そしてそれとは別に、トレヴァース夫人が解放された夜、バリーは教会で宗教曲をオルガンで弾いていたと証言した。

モンタージュ写真が報道されると、情報が集まった。その中で、ある不動産会社から、ミルコテージの物件を紹介したと通報が入る。
モースとルイスは急いで現地へと向かった。
そこにはトレヴァース夫人を監禁していたと思われる痕跡こそあったものの、それ以上のものはなかった。
モースはその足でマーティンに会いに行く。護衛の女性巡査と楽し気に話をするマーティンに安心したモースだったが、女性巡査の交際相手がバイクが趣味であるというエピソードから話がこじれる。
マーティンには兄が居た。兄たちと勝負をしてハーレーを貰ったというエピソードを披露したマーティンに対し、女性巡査は甚く喜んだ。
その点が気になったモースは「男を負かすことがそんなに喜ばしいことなのか」と問う。
すると巡査は興奮して反論した。
「男性の得意分野で女性が勝つことは喜ばしい。警部は「女性らしさ」を重んじているようだが、それは女性に対しての蔑視に近い。そういう思想がバリーのようなレイプ犯を生むのだ」
その言葉に、モースは言い返すことなく退散する。

翌朝、ルイスは町のオカルトショップへ向かった。
そして店主と若干の押し問答とした末に、顧客名簿を見せてもらう。するとそこにはある人物の名前が。
一方、高速道路近くのレストランにバリーは居た。モンタージュ写真とは異なる、壮年紳士の出で立ちで。
店員が腕にあったタトゥーを見て、彼がバリーであると気づき警察に通報。モースは駆け付ける。
彼はロンドンの地図を眺めていたらしく、警察に通報している間に、高速の方へと逃げたらしい。
そこへルイスから連絡が入る。オカルトショップの顧客名簿の中に「ウィローバンク」という人物の名前があったからだ。
その人物は、塗装工をしているトレヴァースの雇い主だった。

ウィローバンクは顧問弁護士を立ち会わせた。モースは事件について尋ねる。
「あなたはトレヴァースの雇い主で、バリーと同じ悪魔崇拝者ですね?トレヴァースの雇い主なら、彼が家にいないことはすぐにわかるはず。協力しているのでは?」
しかしその質問の返答は弁護士が完璧に封じコこめ、モースたちは退散するしかなかった。

その夜、森の中で収穫祭の黒ミサをしていたウィローバンクたち悪魔崇拝者。すると儀式をする祭壇の周りで、突然炎が上がる。
そして仮面をかぶった男が、参列者に襲い掛かり……翌朝、刺殺されたのち、燃やされた遺体が見つかった。
アプルトンが現場に駆け付け、祭壇を確認すると、そのミサの参列者は七人いたことが判明。
「では、一人殺される場面を残りの六人はただ見ていたと?」
モースは驚くが、恐怖におびえて何もできなかったのだろうとアプルトンは答えた。

モースは急いでウィローバンクに会いに行ったが、彼は昨晩の衝撃的な出来事で憔悴しきっていた。
「生贄です。私がバフォメットを呼び出してしまった。そして兄弟の魂を掴んだ」
それと聞いたモースは怒りながら言った。
「いつから悪魔は、火を起こすのにガソリンを使うようになったんだ?これは殺人で、殺したのはバリーだ」
そして被害者の名前を言うようにウィローバンクに迫る。

ルイスは遺体の指紋からある犯罪者にたどり着いていた。
そしてモースと合流するが、モースはウィローバンクから別の名前を訊いていた。
「トレヴァースだろう?」
「いいえ、遺体の指紋から前科があり、バリーの元相棒で、二人で女性のレイプ事件を起こしていたんです。結局、指紋から氏名は特定できないままでしたが」
二人の情報を合わせると、バリーとトレヴァースはレイプの元共犯。そのことから、バリーはトレヴァースを頼ってこの地に来たのだろうとモースがようやく納得した。

モースはマーティンに会いに行った。バリーはトレヴァースとともに事件を起こしていたが、コンビ解消後に逮捕されていた。
「それを恨んでいてから、今回の犯行をしたと思いますか?」
密告されたのなら、密告し返すのではないかとも考えられたが、同席した女性巡査は、バリーとトレヴァースが一緒に起こしたというレイプ事件の資料を見て、モースにある指摘をした。
「バリーは偶然に頼らない男です。七年前のこの事件では、被害者の金品が奪われている。彼はそんな足のつくようなことはしない」
モースはその意見に同意した。

ルイスはトレヴァース夫人に夫の死を伝えに向かった。
男性巡査を家中を探すも、彼女の姿はない。しかし帰ろうとした時、天井の軋む音が聞こえた。
巡査が屋根裏を覗くと、そこでは魔法陣の中で祈るトレヴァース夫人の姿が。
夫人はアプルトン牧師との面会を求め、モースとともに彼も駆けつけた。
「モース警部やルイス部長刑事は、バリーが犯人だと言っているが、あなたはそう思うか」
トレヴァース夫人の問いに、アプルトンはそうだと同意した。
彼女はなぜ夫を殺そうとするのか分からないと嘆く。モースとルイスは、トレヴァースの過去の犯罪を口にせず、捜査中だと誤魔化した。
護衛を突けるかとルイスは尋ねたが、夫人はそれを断った。
しかしその日の夜、バリーは女装して再び夫人の前に現れた。
夫が宝石を盗む癖を知っていたバリーは、その宝石をよこせと彼女に指示する。引き出しにあると嘘を吐いて拳銃を取り出した夫人は、バリーを銃撃した。

モースはマーティンに会いに行った。
なぜ女性がバリーの担当医になったのか、私ならばそんなことはしないとモースは彼女を気遣った。
しかし彼女は「彼から犯行の仔細を聞かされ、追体験できるほどだったけれど、それでも適任者は私だった」と答えた。

署に戻って、トレヴァース夫人に夫のことを何と報告すればいいかと頭を悩ます二人。
そこへ夫人の車が滑り込んできた。
「終わったわ。私が、彼を射殺した」
モースたちは慌てて彼女の家へと向かった。
しかし、そこには血痕はあるものの、バリーの姿はなかった。
銃をそのままにしていたため、バリーは持って逃げたかもしれないと推測された。
「ところでよく怪しまれずに拳銃のある引き出しまで行けましたね」
そうモースが尋ねると、夫人は嘘を吐いた。
「逃走資金をせがまれて、金はないが宝石はあると言いました」

しかしその宝石を見たモースたちはそれがレイプの被害者から奪ったものだとすぐにわかった。
そしてその二人を見る夫人の表情から、夫人も夫の素性を知っていると確信し、連行する。
当時の捜査資料には、被害者が襲われる前に、文房具売りの女性が一人で訪問してきたことが書かれていた。
当時は重要視されなかったが、今考えれば、その文房具売りも「被害者が自宅に一人か確かめるため」の共犯者だったのだと分かる。
夫人は、協力しなければ自分が襲われていたと主張。
奪った宝石を一つ一つ提示しながら、どの被害者のものかを明らかにしていくが、その中に金のブレスレットがあった。
「それは最初の被害者で、ドライブをしているときに路肩に立っていた。確かハーレーのバイクに乗っていた女性」
それを聞いた瞬間に、その女性がマーティンであると気づいたモース。
彼女の宿泊するホテルの通話記録を調べ、ある家に電話をかけていたことが判明。
ルイスを連れて現場へと急行する。

その頃、マーティンはその家に来ていた。
瀕死状態のバリーは助けを乞うが、トレヴァースの家から宝石を持ってこられなかったと言った彼に対し、マーティンは「ならば助からない」と告げる。
バリーはマーティンに対し崇敬の念があった。助からないと言われ、困惑するバリー。
警察が家を取り囲んでいた。そして投降するように説得が始まる。
「バリー。あなたがヘマをしたせいで、警察が来ているわ。それでは師の側近にはなれない」
二人だけの悪魔崇拝の話をするマーティン。
「もし師の側近になりたければ……」
バリーはマーティンにあることを指示され、家の外に出た。

「モースと話がしたい」
そう言って歩くバリーに、モースも歩み寄った。するとバリーは隠し持っていた銃を構える。
そこへ女性巡査が横から銃を放ち、バリーは射殺された。

マーティンはモースたちとともに警察へ。
ホテルの通話記録から、マーティンがバリーに連絡を入れて、警察の動きを教えていたことまで分かっていた。
モースはバリーとの関係を聞いた。
彼女は苦い顔をしながら10年前の忌まわしい出来事を語った。
バリーと、トレヴァース、そしてトレヴァース夫人。女性がいたことですっかり安心しきっていたが、レイプされてしまった。
その日を境に、人生から光が消えたと彼女は言った。
そして二年前、バリーと再会した。タトゥーを見てすぐに自分を襲った男だと気づいたと言う。
「彼を理解しようとしたが、気がおかしくなってしまった。そして殺人の計画を立てた。
裏切り者が居るという妄想に、バリーは憑りつかれていた。そして霊媒を使えば裏切り者が分かると言ってきたので、トレヴァースが裏切り者だと教えた。
バリーはそれを信じ、次は霊媒の力を使って病院から出せと言った。そこからは、バリーの復讐劇よ」
そして最後は、自分が彼を殺して終わりのつもりだった。

モースは言った。
「私たちが行かなければ、あなたはバリーを殺していた?」
その問いに彼女は何も答えなかった。答えの代わりに、彼女はモースを優しい人だと言った。
「私の行動を理解してとは言わないわ。だけど、このアクセサリーの持ち主(被害者)に私のしたことを教えてほしいの。
その時の、彼女たちの目を見て。そこに答えがあるから」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ふ~今回もなんだか暗い話ではありました。
バリーという男が「え?これ同一人物なん」と思うくらいの変貌ぶりに驚かされるばかりです。
最初の赤髪の男から、次のパーマ頭は、ちょっと違いすぎませんか?よく分からないです。
ちなみに演じていらっしゃる俳優さんは、キース・アレンというお方。
私「キングスマン」という映画が好きでして(コリンファース可愛い)、ゴールデンサークルは映画館で観たんですけども、それに出演していたんですね。
あのミンチにされる男性です。

てっきり黒魔術的なことを(動機や欺きのためのトリックとして)利用して、殺人が行われているのかと思いきや、違いました。
しかし、バリーとトレヴァースが繋がるまでは、バリー以外にも怪しく思える人が複数人居て「この人か?」と疑いながら観ていました。その点で面白かった。
アプルトン牧師はただのええオッサンだったわけですが、それでも怪しさを感じましたもんね。

そして、せっかくアルコールを準備して視聴を開始したというのに、今回は本当に珍しく(初めて?)パブのシーンがありませんでした。
ビール飲んでたの、バリーだけだもん。なんだよ~「お前が飲むんかい!」って思ったし。
今回はそれくらい、ずーっと緊張感のある状態だったということを示しているのかもしれませんね。凶悪犯が脱獄したから。
なのでモースとルイスの愉快な掛け合いもありませんでした。ちょっと残念。

ルイスが可愛いなと思ったのは、オカルトショップの店主との押し問答くらいです。
あとは、ルイスが良く着ている、ジャケットがネイビーで、スラックスが柔らかいグレー(チャコールだったかな)のジャケパンスタイルがたまらなく好きです。しかもちょっとジャケット大きめで、猫背気味に歩くのがキュート!
あと、私はグレースーツは人を選ぶので似合わない人が着ていらっしゃるのは苦手ですが、ルイスなら全然OK♡
グレースーツに合うのは、名探偵コナンの降谷零くんとルイスだと思ってますからね。

さて、モンタージュ写真を作っているシーンがありました。
日本ではモンタージュ写真はもう使用されていないはず。私はオカルトとかも好きなので、栗山千明さんがナビゲーターをしている「ダークサイドミステリー」というBSプレミアムの番組をよく観ています。
伝承だとかオカルトだとか、あとは犯罪とか、いろいろと多岐にわたってやっている番組なのですが、その中で三億円事件の回がありまして、モンタージュ写真についてのお話がありました。
三億円事件でなぜ犯人が捕まらなかったのかという論題の中で「モンタージュ写真」がその原因の一端としてあるのではないかという話でした。
というのも、モンタージュ写真はリアリティがありすぎて印象を固定してしまうとのこと。一方で似顔絵は、特徴を誇大化できるので、記憶に残りやすいらしいです。

ちょっと話が逸れてしまいました。いろいろと印象に残るシーンがありましたが、佳境の部分がとてもよかった。
今回は「女性の尊厳を奪う犯罪者の脱獄」がメインで、「女性」ということにフォーカスが当たっていましたね。
冒頭のシーンで、マーティン医師がバリーの行動に理解を示したり、逃亡を手伝ってしまったことをモースは糾弾します。
それはきっと女性医師だったということもその怒りの一部に入っていたのではないかと感じました。
「女性は庇護されるもの」というのがモースの根底にあるのだと思います。特に保守的な人ならなおさらね。
だからこそ、バリーのような卑劣な犯人を許せないというのもあると思いますが。

中盤に、女性巡査をモースが言い合うシーン。
女性からすれば、モースのような発言に対し「女性への優しさ」の裏に「男性優位の考え方」を透けてみてしまうのかもしれませんね。モースにはそんな意図はないのでしょうが。

そして、トレヴァース夫人の発言から、マーティンが被害者の一人だと気付いて……最後、聴取されるマーティンに対しモースは、
警察が来なければ、彼を殺していたかと尋ねます。彼女は首を横に振ったようにも見えるし、本心は声には出していません。
確かに、彼女は拳銃を持参していました。だから殺す気はあったんだと思います。でも本当に殺してたんでしょうかね?
バリーに対しての憎しみは確かにあっただろうし、殺意もあったけど……私がなぜ引っかかっているかと言いますが、バリーが死ぬシーンです。

あのシーンでは、別にマーティンが怯えながら家を飛び出せば、バリーは逮捕されるし、なんなら手遅れになって死ぬかもしれない。
殺すことが目的なら、正当防衛を装って撃ち殺すのもアリですよね。
でも、バリーはマーティンに言われて、丸腰を装ってモースに近づき、彼女から預かった銃でモースを殺そうとして射殺されます。
なんだか、あまりにも策士じゃないですか?マーティン医師は。そんなことをとっさに考えられますかね?
最初から、そのつもりだったのでは?と思うほどでした。自分の手を汚すつもりはなかったのではないかと。

深読みかもしれませんが、護衛の女性巡査は彼女がホテルを出たことを知らなかったんでしょうか?知っていたのでは?
女性の敵であるバリーを憎む気持ちは、マーティンも女性巡査も、同じとまでは言わないまでも共通していたのではないだろうか。
だから、協力したとも考えられないことはない……って考えすぎか!

ただ、彼女も医者ですから、ひとの命を奪うことには抵抗はあったはず。だから、最後のシーンで明言を避けたのかなとも思ってしまう。
でも自分がしたことに対して後悔はなかったし、正しいと思っている。
その「正義」と、正義の人(警察)であるモースたちの正義とは相いれないものだと分かっているけれど、被害者の瞳を見れば、きっと理解できるのではないか。
自分のことを理解しようと心を寄せてくれたモースなら、きっとわかるはずだとマーティンは思ったんでしょうね。

さて、残りはくだらないこと。
途中、アプルトンの教会へ向かったシーンで、ブラームスのゼクステッドを演奏している団体が居ましたね。
ブラームス素敵じゃ~派手さもなく、ちょっとの堅苦しさと重厚さ。かといって重すぎず軽すぎず。
まあゼクステッドにもコントラバスはないから私は蚊帳の外なんですけど!

あ~シーズン7も二話が終了。残すところ一話のみ。さびしいぞ~~

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

Comments 2

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S・H

モールス信号

お疲れ様です!
このエピソードも面白かったです。展開に引き込まれました。今回はモース&ルイスの関係よりも謎解きの方に重点が置かれていましたね。
最後、少し「?」と思ったのは、マーティンが〝自由に〟外出できている節があること。警察の保護下にあったのに、最後にバリーに会いに行けるって…。監視していた女性警官が協力したとは思いませんでしたが、ちゃんこいさんの指摘を読んで、それなら納得できます。が、そうであるならその辺りの描写も匂わせ程度には少し欲しかったとも思います。私が鈍いだけか?(笑)
ちなみに、エンディングテーマのモールス信号音って「Morse」にちなんで使っているそうですね。しかも、モールス信号で「モース」と打っているそうで。最近知ったのですが、それならば別にモールス信号音を途中から和らげるようなことしなくても良かったのにねえ~。シリーズ初期のモールス信号音を聞き直してみたいです。

2020/10/17 (Sat) 01:24
ちゃんこい

ちゃんこい

Re: モールス信号

S・Hさん、コメントありがとうございます(^^)/
このエピソード、とても面白かったですね。いつもとは違い、殺人犯を追うのではなく、逃亡犯を追うというスタート。
しかも相手はかなりの知能犯で……犯人が分かっているのに、最後までドキドキで観られました。

仰る通り、マーティンの監視下(仮?)での自由すぎる行動は不思議ですよね笑 私も感想の中でなんとか辻褄を合わせようと考えた結果、女性警官の協力ありきしか筋が通りませんでしたw
マーティンと女性警官が協力していたという明白なシーンはなかったように思うのですが、中盤、モースとマーティンと女性警官でお茶をするシーンの会話で、女性警官がマーティンに憧れ(親しみ?)を感じているような視線や言動を向けているので、そうなのかなとも思いました。マーティンに「強い女性像」を感じていたんでしょうね。
女性警官とマーティンの会話がもう一度くらいカットがあったような気もしますが……あやふやな記憶ですみません(;^_^A

エンディングテーマのモールス信号が「Morse」だということ、私も気になって以前調べました!(^^)!
「この一定のリズムの音には絶対に何か意味がある!」と演奏者の端くれとして血が騒ぎまして。
歌詞のない曲に、歌詞以上の言葉を吹き込む作曲者のセンスにただただ脱帽です。意味があるからこそ、マイルドにしなくてもよかったのに~!と今でも思ってしまいますね(´・ω・)

2020/10/25 (Sun) 03:22