鞍馬天狗Ep2【宿命の敵】
2020年09月21日 公開
エピソード2【宿命の敵】のあらすじ&最後までのネタバレです。
前回の最後で、宗房は鞍馬天狗となり、世直しの決意をするわけですが、父の敵討はできるんでしょうか?
新選組の隊士をバッタバッタと斬ってしまった前回ですが、大変なことになるのでは?
前回の最後で、宗房は鞍馬天狗となり、世直しの決意をするわけですが、父の敵討はできるんでしょうか?
新選組の隊士をバッタバッタと斬ってしまった前回ですが、大変なことになるのでは?
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鞍馬天狗に隊士十人を斬られた近藤勇は、鞍馬天狗を最大の敵と意識するように。
そんな中、街には新選組の名を借りた尋ね人の御触書が。それは小野宗房を探すもので、それを見た近藤勇は激怒して小野宗行の屋敷へと向かった。
「新選組の名を勝手に使用して、このような触書を出さないでいただきたい」
小野宗行は、自分の娘・白菊姫の命を甥の宗房が狙っていると言うが……
「新選組は上にお仕えする身。一公卿殿のために働いているわけではない」
と宗行の言葉を切り捨てた。
宗行は、肩に傷を負った白菊姫を心配し、宗房に負わされたのではないかと詰め寄るが、父のことを憎ましく思っていた彼女は「あの人は心の清い人。父上とは違う」と断言。
すると怒った宗行は、彼女を屋敷に閉じ込めた。
一方、宗房は公卿の地位を捨てて、倉田典膳と名乗る。
典膳と小五郎は、目の前で土方歳三らに追われるスリの黒姫の吉兵衛を助けた。
その夜、桂小五郎の引き合いで、勤王の志士と行動を共にすることになった典膳。
そんなある日、小野宗行が覆面の剣士に殺される。
生き延びた家臣の話で、父を襲ったのが、自分の命を守ってくれた鞍馬天狗ではないかと考えた白菊姫。
彼女は、桂小五郎とともに幾松の元へ身を寄せていた宗房(典膳)に会いにやってくる。
そして、鞍馬天狗に会わせてほしいと頼んだ。
「あの夜、私を救ってくださった鞍馬天狗は、あなたのお仲間なのではありませんか?彼は私の命を守ってくれたお方ですが、父を殺した仇でもあります」
「鞍馬天狗は辻斬りのような真似をする人間ではない」
「本人からその言葉を聞かない限り、信用はできない」
「私は公卿の地位も捨て、名も捨てました。もう叔父への憎しみもありません。父の子としての証も消えました。仇討は空しいことなのです。それに、叔父の行動を苦々しく思っていらっしゃったのでは?」
「確かにそうですが、私は父に愛されていました。その気持ちに報いたいのです。ですから、鞍馬天狗をこの手で討つつもりです」
その頃、京中で佐々木という浪士が一太刀で殺されているのが見つかった。その腕前から、鞍馬天狗ではないかと近藤勇は考えた。
そんな中、小野宗行が殺された屋敷の前に、キセルが落ちているのをスリの吉兵衛が発見し、そこに刻まれた作り手を見て、店へと向かった。
そこですれ違ったのは、勤皇の志士の一人である中原だった。それを見て吉兵衛は、典膳と小五郎に報告。
それを知った二人は中原に事情を尋ねると、幕府への挑戦だと答えた。
これからも一人ずつ殺していくと言ってきかない彼に、白菊姫が敵討で追っていると教える典膳。
ならば切り捨てるだけだと言って中原は聞く耳を持たなかった。
その夜、典膳は鞍馬天狗となって、白菊姫の前に現れる。そして下手人は土佐藩の中原であること、さらに敵討を迎え撃つつもりが中原にあることを告げた。
「倉田典膳が助太刀を申し出ているが」
「要りません!私一人で、命捨てる覚悟です」
その言葉に、鞍馬天狗は何も言わず、そのまま立ち去った。
翌日、敵討の場に向かおうとする白菊姫を典膳が追いかける。
その頃、仇討の真葛ヶ原では、中原が待っていたが、そこに現れたのは白菊姫ではなく、近藤勇だった。
近藤は、隊士を討ったのも、小野宗行を討ったのも、中原ではないかと尋ねた。中原は頷いた。
しかし、逢坂の関の森で隊士十人を殺したのは自分ではないと言う。
近藤は隊士の仇討として刀を振るった。中原はその凄みに圧倒されてしまう。
白菊姫と典膳は真葛ヶ原へと向かう途中で、近藤勇とすれ違った。
典膳はもしや敵討で近藤勇が中原を討ったのではないかと白菊姫に伝えた。
草むらの中に中原の亡骸を見つけた二人。白菊姫は怒りのやり場を失って、ただ涙を流すのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
村井国夫さんが「マロは」って自称していたのが超愉快ww
んであっさり大御所が第二話で殺されちゃってびっくり。最後の敵なのかと思ってた。
今回のゲストは、中原役の山口馬木也さんでした。顔が濃い!何かしそうな顔してる!
そして、やっぱりなんか乱暴なことをしていました。
いや~恐ろしい。
「頬かむりしていた腕の立つサムライ=鞍馬天狗」って図式が成り立っちゃって、勝手に敵討の相手にされちゃうんだもん。怖いよ~~
他にもいっぱいいるだろ。模倣犯の可能性だってあるしさ。
その点、近藤勇はちゃんと確認していてホッとしました。そして中原も「俺です」ってちゃんと自供?していて安心。
そういうのがないと、勝手に殺されたらたまったもんじゃない。
さて、今回気になったのは地名です。
これは京の都のお話なので、京都に住む私には何となく「あの辺かな~」と思うところがあるんですが、真葛原というのはどこなんだろう?と思いました。
調べてみると、今の円山公園に相当するそうです。八坂知恩院あたりか~あんな野原だったんですね。
倉田典膳と近藤勇が真葛原までの小径ですれ違うシーンの演出(キラーン!って音)がなんとも言えませんね。いい意味でw
逢坂の関の森で隊士10人を討ったのが、中原でないことがわかり、近藤も鞍馬天狗のことがますます気になったのでしょう。
一度小野宗房の時に近藤勇とは邂逅しているわけですから、小野宗房=鞍馬天狗=倉田典膳の図式がいずれ成り立ちそうな予感。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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鞍馬天狗に隊士十人を斬られた近藤勇は、鞍馬天狗を最大の敵と意識するように。
そんな中、街には新選組の名を借りた尋ね人の御触書が。それは小野宗房を探すもので、それを見た近藤勇は激怒して小野宗行の屋敷へと向かった。
「新選組の名を勝手に使用して、このような触書を出さないでいただきたい」
小野宗行は、自分の娘・白菊姫の命を甥の宗房が狙っていると言うが……
「新選組は上にお仕えする身。一公卿殿のために働いているわけではない」
と宗行の言葉を切り捨てた。
宗行は、肩に傷を負った白菊姫を心配し、宗房に負わされたのではないかと詰め寄るが、父のことを憎ましく思っていた彼女は「あの人は心の清い人。父上とは違う」と断言。
すると怒った宗行は、彼女を屋敷に閉じ込めた。
一方、宗房は公卿の地位を捨てて、倉田典膳と名乗る。
典膳と小五郎は、目の前で土方歳三らに追われるスリの黒姫の吉兵衛を助けた。
その夜、桂小五郎の引き合いで、勤王の志士と行動を共にすることになった典膳。
そんなある日、小野宗行が覆面の剣士に殺される。
生き延びた家臣の話で、父を襲ったのが、自分の命を守ってくれた鞍馬天狗ではないかと考えた白菊姫。
彼女は、桂小五郎とともに幾松の元へ身を寄せていた宗房(典膳)に会いにやってくる。
そして、鞍馬天狗に会わせてほしいと頼んだ。
「あの夜、私を救ってくださった鞍馬天狗は、あなたのお仲間なのではありませんか?彼は私の命を守ってくれたお方ですが、父を殺した仇でもあります」
「鞍馬天狗は辻斬りのような真似をする人間ではない」
「本人からその言葉を聞かない限り、信用はできない」
「私は公卿の地位も捨て、名も捨てました。もう叔父への憎しみもありません。父の子としての証も消えました。仇討は空しいことなのです。それに、叔父の行動を苦々しく思っていらっしゃったのでは?」
「確かにそうですが、私は父に愛されていました。その気持ちに報いたいのです。ですから、鞍馬天狗をこの手で討つつもりです」
その頃、京中で佐々木という浪士が一太刀で殺されているのが見つかった。その腕前から、鞍馬天狗ではないかと近藤勇は考えた。
そんな中、小野宗行が殺された屋敷の前に、キセルが落ちているのをスリの吉兵衛が発見し、そこに刻まれた作り手を見て、店へと向かった。
そこですれ違ったのは、勤皇の志士の一人である中原だった。それを見て吉兵衛は、典膳と小五郎に報告。
それを知った二人は中原に事情を尋ねると、幕府への挑戦だと答えた。
これからも一人ずつ殺していくと言ってきかない彼に、白菊姫が敵討で追っていると教える典膳。
ならば切り捨てるだけだと言って中原は聞く耳を持たなかった。
その夜、典膳は鞍馬天狗となって、白菊姫の前に現れる。そして下手人は土佐藩の中原であること、さらに敵討を迎え撃つつもりが中原にあることを告げた。
「倉田典膳が助太刀を申し出ているが」
「要りません!私一人で、命捨てる覚悟です」
その言葉に、鞍馬天狗は何も言わず、そのまま立ち去った。
翌日、敵討の場に向かおうとする白菊姫を典膳が追いかける。
その頃、仇討の真葛ヶ原では、中原が待っていたが、そこに現れたのは白菊姫ではなく、近藤勇だった。
近藤は、隊士を討ったのも、小野宗行を討ったのも、中原ではないかと尋ねた。中原は頷いた。
しかし、逢坂の関の森で隊士十人を殺したのは自分ではないと言う。
近藤は隊士の仇討として刀を振るった。中原はその凄みに圧倒されてしまう。
白菊姫と典膳は真葛ヶ原へと向かう途中で、近藤勇とすれ違った。
典膳はもしや敵討で近藤勇が中原を討ったのではないかと白菊姫に伝えた。
草むらの中に中原の亡骸を見つけた二人。白菊姫は怒りのやり場を失って、ただ涙を流すのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
村井国夫さんが「マロは」って自称していたのが超愉快ww
んであっさり大御所が第二話で殺されちゃってびっくり。最後の敵なのかと思ってた。
今回のゲストは、中原役の山口馬木也さんでした。顔が濃い!何かしそうな顔してる!
そして、やっぱりなんか乱暴なことをしていました。
いや~恐ろしい。
「頬かむりしていた腕の立つサムライ=鞍馬天狗」って図式が成り立っちゃって、勝手に敵討の相手にされちゃうんだもん。怖いよ~~
他にもいっぱいいるだろ。模倣犯の可能性だってあるしさ。
その点、近藤勇はちゃんと確認していてホッとしました。そして中原も「俺です」ってちゃんと自供?していて安心。
そういうのがないと、勝手に殺されたらたまったもんじゃない。
さて、今回気になったのは地名です。
これは京の都のお話なので、京都に住む私には何となく「あの辺かな~」と思うところがあるんですが、真葛原というのはどこなんだろう?と思いました。
調べてみると、今の円山公園に相当するそうです。八坂知恩院あたりか~あんな野原だったんですね。
倉田典膳と近藤勇が真葛原までの小径ですれ違うシーンの演出(キラーン!って音)がなんとも言えませんね。いい意味でw
逢坂の関の森で隊士10人を討ったのが、中原でないことがわかり、近藤も鞍馬天狗のことがますます気になったのでしょう。
一度小野宗房の時に近藤勇とは邂逅しているわけですから、小野宗房=鞍馬天狗=倉田典膳の図式がいずれ成り立ちそうな予感。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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