鞍馬天狗Ep3【石礫の女】
2020年10月07日 公開
エピソード3【石礫の女】のあらすじ&最後までのネタバレです。
さて第三話。久しぶりに視聴しました。
前回、あっさりと父の仇が死にましてちょっとびっくり。これからの敵は一体だれなのでしょうか?新選組?
さて第三話。久しぶりに視聴しました。
前回、あっさりと父の仇が死にましてちょっとびっくり。これからの敵は一体だれなのでしょうか?新選組?
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倉田典膳と白菊姫は祭りに出かけてにぎわいを楽しんでいたが、そこへ綺麗な女性が現れ、典膳に耳打ちする。
「長州様にご伝言は?」
そう訊かれ、人違いではないかと首を捻った典膳。
その女性は、別の侍にも同じような質問をして回っていた。そして薩摩の浪士らしき二人組に連れられてどこかへと向かう。
その夜、薩摩の浪士二人が新選組に追われていた。それは昼間に女に話しかけられていた二人だった。
新選組の追手は土方と、藤倉という隊士。藤倉はあまり剣が立たず、劣勢に。そこへ浪士に向けて石礫が一つ投げ込まれ、藤倉は何とか切り殺すことができた。
石礫を拾い上げた土方は「石礫のお喜代か……」と呟く。
白菊姫は、桂小五郎のつてで、幾松のお茶屋で働くことになった。
典膳は町娘から「長州への伝言はあるか?」と声を掛けられたことを小五郎に報告。小五郎はそれが新選組の密偵ではないかと考えた。
典膳にも用心するように助言した小五郎だったが、「新選組が狙うのは、鞍馬天狗の方だ」と笑う。
典膳に声を掛けてきた女は、お喜代という町娘。それは新選組隊士、藤倉の女だった。
お喜代と手を組み、新選組の上部へと昇りつめたい藤倉。能はないが、お喜代の支えもあって、徐々に新選組でも存在感を増していた。
土方はお喜代を訪ねた。
「お前が鞍馬天狗を討ってくれたら、藤倉の出世を考えてやる」
その提案に、お喜代は頷いた。
夜、小五郎たちのアジトを新選組が急襲。
鞍馬天狗が駆け付けて、小五郎たちは何とか逃げおおせるが、鞍馬天狗は石礫を浴びる。
屋根の上に女の姿を見た鞍馬天狗は追いかけた。そしてその女が、祭で声を掛けてきた町娘だと分かる。
彼女がかんざしを投げてきたが、、鞍馬天狗はそれを素手でとらえた。鞍馬天狗の高い能力に恐れをなしたお喜代は、逃げかえる。
鞍馬天狗は、スリで情報通の吉兵衛に「石礫のお喜代」の話を聞いた。
彼女は江戸で有名な殺し屋で、山賊に育てられたという。しかし数年前にすっかり足を洗って、行方をくらましたらしい。
翌日、新選組内では、束になっても鞍馬天狗に太刀打ちできなかったことで土方は苛立っていた。
藤倉は次こそ成敗すると意気込むが、屯所の前でお喜代が待っていた。
「鞍馬天狗は化け物だ。逃げよう」
しかし、お喜代の言葉に藤倉は耳を貸さなかった。
その夜、藤倉はほかの隊士とともに宴会へ。そこで「女力を借りなければ人も斬れない」と隊士の村上に馬鹿にされた藤倉。
飲み屋の表で斬りあいになり、殺されてしまう。
他の隊士との喧嘩で殺されたことを知ったお喜代は、自殺を図った。しかしそれを止めたのは典膳だった。
藤倉の亡骸が運ばれた屋敷で、お喜代は典膳に身の上を語った。
「天涯孤独の身で山賊に拾われて、石礫の投げ方を教えてもらった。ある日山狩りに遭って独りぼっちになり、各地を転々と。
親しくなる人は次々と亡くなり、もう自殺しようと思った矢先、藤倉に出会った。旅芸人をしていた男で、この男と一緒になれば、血なまぐさいところから離れられると思った。
なのに、何を血迷ったか、突然新選組に入って……」
そんな彼女の半生を聞いた典膳は、自分のそれと重ねて、彼女を解き放つ言葉を掛ける。
「私も同じような身の上だ。父の仇である伯父を殺せと育てられたが、仇は別の者に殺された。だが、そのおかげで自分が解放された。背負っているものが外れ、私は自由になったのだ」
その優しさに、お喜代は救われる。
自分が慕う人はみな死んでしまうと嘆くお喜代に、私は不死身だと微笑む典膳。
お喜代はその後、嵯峨野の寺に入った。典膳は安堵するが、吉兵衛からの情報で、お喜代の元を土方が連れ戻したと言う。
「お前に惚れておる。私が面倒を見るから、還俗しろ」
そして石礫を握るようにと迫るが、お喜代は断固拒否をした。
刀を抜き、お喜代を殺そうとする土方の前に鞍馬天狗が現れる。
隊士たちに囲まれ、窮地の鞍馬天狗とお喜代。どうして自分を助けてくれるのかと尋ねたお喜代に対し「私は不死身だ」と返した鞍馬天狗。
その姿が典膳と重なって見えたお喜代。
屯所の表まで出てきた鞍馬天狗に隊士、数十人の隊士がねらう。さらに背後からは鉄砲を持った隊士も居た。鞍馬天狗に襲い掛かる隊士に向けて、頭上から石礫が降ってくる。お喜代が加勢してくれたのだ。
彼女を狙う火縄銃。鞍馬天狗の反応が遅れて彼女は被弾し、屋根を転がり落ちていく。
鞍馬天狗は彼女を馬に乗せ、人気のない場所へ。
虫の息の彼女は倉田への託を鞍馬天狗に頼んで、腕の中でなくなる。
鞍馬天狗は「お前の罪は消えた」と言って、かんざしを握らせたのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今回のゲストは、お喜代役の黒谷友香さんと、藤倉役の西川忠志さんでした。
西川さんは腰抜けっぽい男の役が似合いますね。あとボンボンとか。
すっかり貴族から町娘になった白菊ちゃん。京野ことみさんは町娘がとてもお似合いですね。
しかしまあ、このドラマは新選組が敵役?なので、とても描かれ方がむさくるしいというか、むさくるしい見た目の役者さんが演じていらっしゃいます。
だから、よけいにシュッとした鞍馬天狗が映えるんですけれども。
藤倉は、彼女(お喜代)を使って自分の名を上げようとしていたのかもしれませんが、でもお喜代のことはめちゃ好きだったんですよね。
結局仲間の隊士に切り殺されるわけですが、その喧嘩の発端も「お喜代のことを馬鹿にされた」からなわけで。しょーもない理由で殺されてますわ
新選組って規律厳しいイメージで、しょっちゅう切腹している感じがするのですが(粛清されまくり)、そんなん、この土方のお喜代への横暴は許されるんかいな!
仏門に入った人間を無理やり還俗させるとか、どうかしてるやろ。近藤勇が居たらもうちょっとマシやったんちゃう?
と思ってしまいます。ちなみに、今回の出来事は、近藤不在の出来事でした。
さて私、「あ、もしかしてこの人って、あの人と同じ人物……?」的演出が好きなんですよね。
「私は不死身だ」という台詞を典膳が言って、その後助けに行った鞍馬天狗も言う。お喜代は「え……同じ人?」って思うけど、まあそんなことを確かめる余裕もない状況で、
結局それに気づいているのか気づいていないのか明白に描かれてはいないんですけれど、そういう感じ、好きです。
今回は非常に緒方直人さんの出番が少なかった……次回は予告にも登場していたので、出てくるはず!
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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倉田典膳と白菊姫は祭りに出かけてにぎわいを楽しんでいたが、そこへ綺麗な女性が現れ、典膳に耳打ちする。
「長州様にご伝言は?」
そう訊かれ、人違いではないかと首を捻った典膳。
その女性は、別の侍にも同じような質問をして回っていた。そして薩摩の浪士らしき二人組に連れられてどこかへと向かう。
その夜、薩摩の浪士二人が新選組に追われていた。それは昼間に女に話しかけられていた二人だった。
新選組の追手は土方と、藤倉という隊士。藤倉はあまり剣が立たず、劣勢に。そこへ浪士に向けて石礫が一つ投げ込まれ、藤倉は何とか切り殺すことができた。
石礫を拾い上げた土方は「石礫のお喜代か……」と呟く。
白菊姫は、桂小五郎のつてで、幾松のお茶屋で働くことになった。
典膳は町娘から「長州への伝言はあるか?」と声を掛けられたことを小五郎に報告。小五郎はそれが新選組の密偵ではないかと考えた。
典膳にも用心するように助言した小五郎だったが、「新選組が狙うのは、鞍馬天狗の方だ」と笑う。
典膳に声を掛けてきた女は、お喜代という町娘。それは新選組隊士、藤倉の女だった。
お喜代と手を組み、新選組の上部へと昇りつめたい藤倉。能はないが、お喜代の支えもあって、徐々に新選組でも存在感を増していた。
土方はお喜代を訪ねた。
「お前が鞍馬天狗を討ってくれたら、藤倉の出世を考えてやる」
その提案に、お喜代は頷いた。
夜、小五郎たちのアジトを新選組が急襲。
鞍馬天狗が駆け付けて、小五郎たちは何とか逃げおおせるが、鞍馬天狗は石礫を浴びる。
屋根の上に女の姿を見た鞍馬天狗は追いかけた。そしてその女が、祭で声を掛けてきた町娘だと分かる。
彼女がかんざしを投げてきたが、、鞍馬天狗はそれを素手でとらえた。鞍馬天狗の高い能力に恐れをなしたお喜代は、逃げかえる。
鞍馬天狗は、スリで情報通の吉兵衛に「石礫のお喜代」の話を聞いた。
彼女は江戸で有名な殺し屋で、山賊に育てられたという。しかし数年前にすっかり足を洗って、行方をくらましたらしい。
翌日、新選組内では、束になっても鞍馬天狗に太刀打ちできなかったことで土方は苛立っていた。
藤倉は次こそ成敗すると意気込むが、屯所の前でお喜代が待っていた。
「鞍馬天狗は化け物だ。逃げよう」
しかし、お喜代の言葉に藤倉は耳を貸さなかった。
その夜、藤倉はほかの隊士とともに宴会へ。そこで「女力を借りなければ人も斬れない」と隊士の村上に馬鹿にされた藤倉。
飲み屋の表で斬りあいになり、殺されてしまう。
他の隊士との喧嘩で殺されたことを知ったお喜代は、自殺を図った。しかしそれを止めたのは典膳だった。
藤倉の亡骸が運ばれた屋敷で、お喜代は典膳に身の上を語った。
「天涯孤独の身で山賊に拾われて、石礫の投げ方を教えてもらった。ある日山狩りに遭って独りぼっちになり、各地を転々と。
親しくなる人は次々と亡くなり、もう自殺しようと思った矢先、藤倉に出会った。旅芸人をしていた男で、この男と一緒になれば、血なまぐさいところから離れられると思った。
なのに、何を血迷ったか、突然新選組に入って……」
そんな彼女の半生を聞いた典膳は、自分のそれと重ねて、彼女を解き放つ言葉を掛ける。
「私も同じような身の上だ。父の仇である伯父を殺せと育てられたが、仇は別の者に殺された。だが、そのおかげで自分が解放された。背負っているものが外れ、私は自由になったのだ」
その優しさに、お喜代は救われる。
自分が慕う人はみな死んでしまうと嘆くお喜代に、私は不死身だと微笑む典膳。
お喜代はその後、嵯峨野の寺に入った。典膳は安堵するが、吉兵衛からの情報で、お喜代の元を土方が連れ戻したと言う。
「お前に惚れておる。私が面倒を見るから、還俗しろ」
そして石礫を握るようにと迫るが、お喜代は断固拒否をした。
刀を抜き、お喜代を殺そうとする土方の前に鞍馬天狗が現れる。
隊士たちに囲まれ、窮地の鞍馬天狗とお喜代。どうして自分を助けてくれるのかと尋ねたお喜代に対し「私は不死身だ」と返した鞍馬天狗。
その姿が典膳と重なって見えたお喜代。
屯所の表まで出てきた鞍馬天狗に隊士、数十人の隊士がねらう。さらに背後からは鉄砲を持った隊士も居た。鞍馬天狗に襲い掛かる隊士に向けて、頭上から石礫が降ってくる。お喜代が加勢してくれたのだ。
彼女を狙う火縄銃。鞍馬天狗の反応が遅れて彼女は被弾し、屋根を転がり落ちていく。
鞍馬天狗は彼女を馬に乗せ、人気のない場所へ。
虫の息の彼女は倉田への託を鞍馬天狗に頼んで、腕の中でなくなる。
鞍馬天狗は「お前の罪は消えた」と言って、かんざしを握らせたのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今回のゲストは、お喜代役の黒谷友香さんと、藤倉役の西川忠志さんでした。
西川さんは腰抜けっぽい男の役が似合いますね。あとボンボンとか。
すっかり貴族から町娘になった白菊ちゃん。京野ことみさんは町娘がとてもお似合いですね。
しかしまあ、このドラマは新選組が敵役?なので、とても描かれ方がむさくるしいというか、むさくるしい見た目の役者さんが演じていらっしゃいます。
だから、よけいにシュッとした鞍馬天狗が映えるんですけれども。
藤倉は、彼女(お喜代)を使って自分の名を上げようとしていたのかもしれませんが、でもお喜代のことはめちゃ好きだったんですよね。
結局仲間の隊士に切り殺されるわけですが、その喧嘩の発端も「お喜代のことを馬鹿にされた」からなわけで。しょーもない理由で殺されてますわ
新選組って規律厳しいイメージで、しょっちゅう切腹している感じがするのですが(粛清されまくり)、そんなん、この土方のお喜代への横暴は許されるんかいな!
仏門に入った人間を無理やり還俗させるとか、どうかしてるやろ。近藤勇が居たらもうちょっとマシやったんちゃう?
と思ってしまいます。ちなみに、今回の出来事は、近藤不在の出来事でした。
さて私、「あ、もしかしてこの人って、あの人と同じ人物……?」的演出が好きなんですよね。
「私は不死身だ」という台詞を典膳が言って、その後助けに行った鞍馬天狗も言う。お喜代は「え……同じ人?」って思うけど、まあそんなことを確かめる余裕もない状況で、
結局それに気づいているのか気づいていないのか明白に描かれてはいないんですけれど、そういう感じ、好きです。
今回は非常に緒方直人さんの出番が少なかった……次回は予告にも登場していたので、出てくるはず!
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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