鞍馬天狗Ep5【山嶽党奇談後編】
2020年10月09日 公開
エピソード5【山嶽党奇談後編】のあらすじ&最後までのネタバレです。
前回は、近藤勇と鞍馬天狗が山嶽党の一味に襲われたところで終了しました。
その続きになります。
前回は、近藤勇と鞍馬天狗が山嶽党の一味に襲われたところで終了しました。
その続きになります。
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糺の森で、山嶽党の一味に襲われた鞍馬天狗と近藤勇。相手方の人数が多く、なかなか窮状を打破できない二人に、吉兵衛が加勢し、煙玉で視界を眩ませた間に、鞍馬天狗と近藤は逃げおおせる。
しかし白菊は未だ囚われの身のまま。
大塚が山嶽党とつながりがあることに気づいた鞍馬天狗は、桂小五郎に相談。さらに大塚に「私なら、鞍馬天狗を斬れる。だから山嶽党の仲間に入れてほしい」と申し出た。
桂小五郎と協力して、鞍馬天狗を殺したふりをして山嶽党にもぐりこむことに成功し、今村や大塚らの信頼を得る。
山嶽党のあじとへともぐりこんだ鞍馬天狗は、彼らが勤皇では佐幕でもなく、第三の視点で新しい世を開くために大きなことを起こそうとしていることを知る。
その夜、捕われていた白菊が逃亡を図る。山嶽党に見つかり、窮地に追い詰められるが、そこを助けたのは鞍馬天狗(倉田典膳)だった。
二人は吉兵衛の助けで都へと戻ってくることができたが、しばらくは身をひそめることに。
一方で近藤勇は三島屋に再度、山嶽党とのつながりについて探りを入れるが、それが京都所司代の耳に入ってしまう。
「幕府御用達の三島屋に手出しをするな」
そう言われ、カチンとくる近藤勇。山嶽党は未だに活発に活動をしていると警告をする。
近藤勇は幾松からの手紙を受け取り、彼女の引き合わせで鞍馬天狗と顔を合わせた。鞍馬天狗が死んでいないことを確かめた近藤勇は、彼から山嶽党のたくらみを聞かされる。
自らは山嶽党の支援者である三島屋に手出しできないため、鞍馬天狗に三島屋の成敗を依頼する近藤。
三日後に都へと山嶽党が攻め入ることをしった近藤は、新選組内に未だに残っていると思われるスパイを炙り出すために嘘の情報を流し、山嶽党が硝石や武器を運び出すように仕向ける。
そしてその夜、新選組は山嶽党を急襲。一網打尽にするが、首領の今村は生き延びて三島屋も元へ向かった。
その頃、吉兵衛は三島屋から盗み出した書状がロシア語で書かれていたことが判明し、ようやく訳文が手に入る。
それは三島屋がロシアと繋がっており、山嶽党を利用して日本を制圧、ロシアと手を組んで利益を得ようとしているという内容だった。
三島屋では、今村が山嶽党の再起を誓っていたが、三島は「二度はない」と言って今村に銃を放つ。
そこへ鞍馬天狗が現れ、三島屋のたくらみを暴いた。銃を向ける三島の手を斬りつけるが、刀を討たれ、丸腰状態に。
もともと山嶽党を利用して金儲けをするつもりで、最終的には山嶽党を裏切って国賊に仕立てるつもりだった。
その言葉を聞いた今村は、最後の力を振り絞り、刀を三島に向けた。その隙に床に落ちていた銃を拾い上げ、鞍馬天狗は三島屋に銃弾を放った。
全てが片付いた後、近藤は京都所司代の元へと向かった。
しかし所司代は言う。
「山嶽党なる賊軍は居なかった」
その言葉ですべてを悟った近藤。河原で佇んでいると、そこへ鞍馬天狗がやってくる。
「山嶽党は存在しないことになっていた。豪商の三島屋を殺したのは、鞍馬天狗ということになっている」
近藤がそう言い、鞍馬天狗も頷いた。
「体制転覆をはかる輩が居るなどど、世間に知られてはまずいからな」
このままでは鞍馬天狗を「三島屋殺し」の悪党として殺さねばならない。近藤は鞍馬天狗に言う。
「振り向く前に、姿を消せ」
近藤の言葉に、鞍馬天狗は静かに立ち去るのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
白菊姫の勇気が凄い。囚われの身だというのに、行動力がね。
三島屋が手を組んでいたのは、まさかのロシア。19世紀末なので、ロシア帝国か~
世界史は知識がうっすいですが、帝政ロシアの末期かなあ~末期まではいかないか。
クリミア戦争後くらいになるのかな。
というか、京都の商人がロシアと関わりを持てるんだなあ。そんなに外国と近いのか?
鎖国ってそこまで厳密ではなかったて教科書が変わったとは聞いたけど、ひそやかに繋がれるの??
山嶽党は可哀想な結末でした。志はとっても良かったんだけどねえ。大義をなすには多少の犠牲が必要って思ってるってことよね。
しかしまあ利用されるだけ利用されて、殺されるなんて気の毒。
鞍馬天狗と近藤勇の不思議な関係が気になりますね。認め合ってるけど、仇っていう。
近藤勇は「仁義」を通してる。今回の一件では、敵は鞍馬天狗じゃないから殺さない。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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糺の森で、山嶽党の一味に襲われた鞍馬天狗と近藤勇。相手方の人数が多く、なかなか窮状を打破できない二人に、吉兵衛が加勢し、煙玉で視界を眩ませた間に、鞍馬天狗と近藤は逃げおおせる。
しかし白菊は未だ囚われの身のまま。
大塚が山嶽党とつながりがあることに気づいた鞍馬天狗は、桂小五郎に相談。さらに大塚に「私なら、鞍馬天狗を斬れる。だから山嶽党の仲間に入れてほしい」と申し出た。
桂小五郎と協力して、鞍馬天狗を殺したふりをして山嶽党にもぐりこむことに成功し、今村や大塚らの信頼を得る。
山嶽党のあじとへともぐりこんだ鞍馬天狗は、彼らが勤皇では佐幕でもなく、第三の視点で新しい世を開くために大きなことを起こそうとしていることを知る。
その夜、捕われていた白菊が逃亡を図る。山嶽党に見つかり、窮地に追い詰められるが、そこを助けたのは鞍馬天狗(倉田典膳)だった。
二人は吉兵衛の助けで都へと戻ってくることができたが、しばらくは身をひそめることに。
一方で近藤勇は三島屋に再度、山嶽党とのつながりについて探りを入れるが、それが京都所司代の耳に入ってしまう。
「幕府御用達の三島屋に手出しをするな」
そう言われ、カチンとくる近藤勇。山嶽党は未だに活発に活動をしていると警告をする。
近藤勇は幾松からの手紙を受け取り、彼女の引き合わせで鞍馬天狗と顔を合わせた。鞍馬天狗が死んでいないことを確かめた近藤勇は、彼から山嶽党のたくらみを聞かされる。
自らは山嶽党の支援者である三島屋に手出しできないため、鞍馬天狗に三島屋の成敗を依頼する近藤。
三日後に都へと山嶽党が攻め入ることをしった近藤は、新選組内に未だに残っていると思われるスパイを炙り出すために嘘の情報を流し、山嶽党が硝石や武器を運び出すように仕向ける。
そしてその夜、新選組は山嶽党を急襲。一網打尽にするが、首領の今村は生き延びて三島屋も元へ向かった。
その頃、吉兵衛は三島屋から盗み出した書状がロシア語で書かれていたことが判明し、ようやく訳文が手に入る。
それは三島屋がロシアと繋がっており、山嶽党を利用して日本を制圧、ロシアと手を組んで利益を得ようとしているという内容だった。
三島屋では、今村が山嶽党の再起を誓っていたが、三島は「二度はない」と言って今村に銃を放つ。
そこへ鞍馬天狗が現れ、三島屋のたくらみを暴いた。銃を向ける三島の手を斬りつけるが、刀を討たれ、丸腰状態に。
もともと山嶽党を利用して金儲けをするつもりで、最終的には山嶽党を裏切って国賊に仕立てるつもりだった。
その言葉を聞いた今村は、最後の力を振り絞り、刀を三島に向けた。その隙に床に落ちていた銃を拾い上げ、鞍馬天狗は三島屋に銃弾を放った。
全てが片付いた後、近藤は京都所司代の元へと向かった。
しかし所司代は言う。
「山嶽党なる賊軍は居なかった」
その言葉ですべてを悟った近藤。河原で佇んでいると、そこへ鞍馬天狗がやってくる。
「山嶽党は存在しないことになっていた。豪商の三島屋を殺したのは、鞍馬天狗ということになっている」
近藤がそう言い、鞍馬天狗も頷いた。
「体制転覆をはかる輩が居るなどど、世間に知られてはまずいからな」
このままでは鞍馬天狗を「三島屋殺し」の悪党として殺さねばならない。近藤は鞍馬天狗に言う。
「振り向く前に、姿を消せ」
近藤の言葉に、鞍馬天狗は静かに立ち去るのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
白菊姫の勇気が凄い。囚われの身だというのに、行動力がね。
三島屋が手を組んでいたのは、まさかのロシア。19世紀末なので、ロシア帝国か~
世界史は知識がうっすいですが、帝政ロシアの末期かなあ~末期まではいかないか。
クリミア戦争後くらいになるのかな。
というか、京都の商人がロシアと関わりを持てるんだなあ。そんなに外国と近いのか?
鎖国ってそこまで厳密ではなかったて教科書が変わったとは聞いたけど、ひそやかに繋がれるの??
山嶽党は可哀想な結末でした。志はとっても良かったんだけどねえ。大義をなすには多少の犠牲が必要って思ってるってことよね。
しかしまあ利用されるだけ利用されて、殺されるなんて気の毒。
鞍馬天狗と近藤勇の不思議な関係が気になりますね。認め合ってるけど、仇っていう。
近藤勇は「仁義」を通してる。今回の一件では、敵は鞍馬天狗じゃないから殺さない。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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