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刑事コロンボS4E2【逆転の構図】

シーズン4エピソード2【逆転の構図】のあらすじ&最後までのネタバレです。

コロンボのタイトルは似ているような似ていないような「あれ?これ前にもなかったっけ?」というこそばゆさがあります。
「◎◎の△△」っていうタイトルが多いからなんでしょうね。構想の死角?が想起されましたが、よく見たら二文字しか合ってなかった……
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写真家のガレスコは、口うるさい妻を憎んでいた。そして、ずっと温めていた彼女の殺害計画を実行に移す。
誘拐に見立てて妻をあばら家で拘束し殺害。脅迫状や、脅迫写真を作成し、刑務所上がりのダシュラーという男に罪を擦り付けて、身代金受け渡しの時にもみ合ったと偽装して射殺した。
その時、ガレスコは自らの脚も撃って真実味を持たせたのだが……

コロンボはさっそくダシュラーが発見された廃車置き場へと向かった。
そこで先に到着していたホフマン刑事からざっと事情を聞いたコロンボ。そこへ巡査に連れられて浮浪者の男が現れる。
「俺は全部知ってるもんね」
どうやら廃車置き場の車の中で生活をしていたらしく、ダシュラーとガレスコの一件の音を耳にしていたらしい。
ホフマン刑事は厄介払いするが、コロンボは彼を警察で保護するように指示をする。

その後コロンボはガレスコが処置を受けているという病院へ向かい、詳しい事情を聞いた。
「昨日、妻を下町のバザーへ連れて行って別れた。それで夜になっても帰らないから心配していた」
翌朝10時、ダシュラーから電話がかかってきて、小額紙幣で二万ドルを要求されたと言う。護身用の銃と、現金を持って受け渡し場所へと向かい、銃で脅されたため発砲したのだとガレスコは答えた。

その後、ダシュラーが借りていたホテルの部屋を捜索し、脅迫状に使われた新聞や文房具、そして脅迫写真を撮影したカメラが発見された。
コロンボが部屋を見て回っていると、そこへホテルのマネージャーがやってくる。
事情を聞くと、ダシュラーは数日前にカメラを盗まれたと言って、ホテル側とトラブルになっていたらしい。それを聞いてコロンボは首をひねった。
その後、ダシュラーがどんな行動をしていたかを尋ねた。彼は当日朝10時にフロントの電話から、電話を一本掛けていた。番号はガレスコの自宅。
ガレスコの証言と一致するため、ホフマン刑事はダシュラーが犯人に違いないと断定するが……

翌朝、コロンボはまだ引っかかっていた。ダシュラーが部屋に証拠を残しすぎている点がどうしても気になっていたのだ。
コロンボは真犯人は別なのではないかと考えて、検死官にダシュラーの硝煙反応を調べてもらうように指示をした。
ちょうどそこへ連絡が入り、ガレスコの妻フランソワの遺体が発見される。

現場へ向かったコロンボ。遅れてパトカーに乗ってガレスコも駆けつける。
その後、彼女の遺体が見つかったあばら家をコロンボも調べる。アンティーク調の家具の中でやけに浮いている時計が気になったコロンボ。
埃をかぶった暖炉の上に置かれていたが、時計の上には埃はなく、つい最近置かれたものだとコロンボは推理する。
さらに暖炉の中にくしゃくしゃに丸めて捨てられているフランソワの写真を見つけてまたも気になってしまう。
あばら家を購入したのはダシュラーだった。不動産屋に話を聞くと、タクシーに乗って何件も一緒に内見に付き合って、ようやく決まったのだと言う。
熱心に室内の写真を撮っていたという話から、誰かの代理で物件選びをしていたのではないか?と考え始めるコロンボ。

その後、現場に居合わせた浮浪者の男に話を聞くため、彼が居るという教会の施設へとやって来たコロンボ。
汚い(お気に入り)のコートを着ているために浮浪者と間違われてシスターから施しを受ける。食事を与えられ、スープをすすっていると、部屋の奥に探していた男を発見。
証言の裏を取りたいと言って供述書を読み上げるが、彼は「全く記憶にない」と答え、コロンボは頭を抱えてしまう。
コロンボは彼の証言から、ダシュラーが放った銃と、ガレスコが放った銃、その二つの間にはそれなりに時間の間隔があったのではないかと思っていた。しかしそれを確かめることはできなくなってしまった。

コロンボはガレスコに会いに行く。
二つの銃声の間隔も気になっていたが、もう一つコロンボには気になることがあった。
「昨日病院であなたのズボンを見た時、傷のところが焦げてましたね。相当な至近距離で撃たれたことになります。でもダシュラーはそうではなかった」
一体どういう状況だったのかとガレスコに尋ねると、彼は「もみ合いになって、ダシュラーは銃を落とした――そして……」と見事にコロンボをだまして納得させる。

コロンボは翌日、ダシュラーがカメラを買ったという店に向かった。店員に話を聞くとダシュラーのことを覚えており、変わった客だったと証言する。
領収書の金額を書き換えるように言ってきて、チップを渡してくれた。そして表でタクシーを待たせながら買い物をしていたと言う。
それを聞いたコロンボは不動産屋との話を思い出し、なぜダシュラーはレンタカーを借りなかったのかと考える。

フランソワの葬儀が開かれる。コロンボはカメラを持参し葬儀へと駆け付けた。
葬儀後にガレスコになぜカメラを持っているのかと尋ねられたコロンボは、共犯者の存在の可能性を教える。
「彼は出所してすぐにもかかわらず大金を持っていました。仕事のあてがあると周囲に言っていたようですし」
そしてコロンボはもう一つ気になっていることを尋ねた。
「家政婦さんの話では、午後五時にダシュラーから呼び出されたと聞いています。ですが、あなたが警察に通報してきたのは午後五時四十五分。なぜそんなに時間が空いたんでしょうか」
ダシュラーと廃車置き場で会って、すぐにもみ合いになったのだとしたら、時間が空きすぎていないかとコロンボは考えた。
「私のカミさんが誘拐されたら、なんとしても五時ピッタリに行きますよ。あなたは違ったんですか?」
そう問うと、ガレスコは苦しい言い訳をする。
「別に五時ぴったりに廃車置き場によばれたわけじゃない。公衆電話に呼ばれたんだ。確か……スタンドが近くにあったはず」
その返答に対してコロンボはまたしても首をひねる。
「よく分からない場所の公衆電話をよく見つけられましたね」
コロンボは、ガレスコがダシュラーから電話を受けた時にとってメモについて言及する。
「小額紙幣を二万ドル、と書くよりは、どこかよく分からない公衆電話の場所をメモしませんか?ふつうは」
そう尋ねると、気が動転していたんだと言ってガレスコは質問を遮り帰ってしまった。

ダシュラーの所持品を調べに倉庫へとやって来たコロンボは、同僚の警部にまだ捜査をしているのかと呆れられてしまう。
「どうしてもタクシーのことが気になって」
そう言ってダシュラーの所持品を調べたところ、その謎が解けた。
「やっぱり。ダシュラーは免許を持ってなかったから、タクシー移動をしてたんだ」
これで解決したなと同僚は言うが、コロンボはまたしても謎が増えたと言う。それは、免許が取れたその日に誘拐を実行している点だった。
もし免許試験に落ちていたら、誘拐はできないはずなのに、そんなリスキーなことをするだろうかと考えたのだ。

コロンボはガレスコのオフィスへ向かった。助手のローナの座る席の後ろに、ガレスコの写真集が並んでいた。
仕事の合間にガレスコに話を聞くコロンボは、葬儀の時に撮影した写真を見せた。そこにはピンボケの写真が並んでおり、ガレスコは失笑する。
その中の一番後ろに、コロンボはフランソワの写真を混ぜていた。それを見たガレスコは驚く。
コロンボはなんで混ざったんだろうかととぼけつつ、ダシュラーがこの写真を暖炉の中に捨てていたことを教えた。自分には綺麗に映っている写真だと思うが、とコロンボが言うと、
「これはまるでだめだ。構図がなっていない」
とガレスコは写真を講評した。それを聞いてコロンボは、ダシュラーのカメラの腕前は、プロ並みだったんですねと返した。

ガレスコはスタジオを畳んで、助手のローナとともにフィリピンへと撮影旅行へ行く計画を立てていた。
その前に友人のポールとともに最後の個展を開いていたが、そこへコロンボがやってくる。
「あなたが出版した写真集の中に、刑務所で7週間密着して撮影したものがありましてね」
その刑務所で囚人たちとともに7週間泊まり込みをして被写体を撮影していたガレスコ。その刑務所にはダシュラーも居た。
実は顔見知りだったのではないかと尋ねるが、その質問にガレスコは憤る。助手のローナが止めに入って聞き取りは取りやめに。
ガレスコは「あと二日でフィリピンだ。もし追いかけてきたら人権侵害で訴えてやる」と息巻いた。

コロンボは、ダシュラーの免許の試験を担当した指導官に会いに行き、ダシュラーの顔を確認してもらう。
その後、コロンボはすべての証拠を洗い直し、ホフマン刑事に頼んでガレスコを警察署まで同行してもらった。
呆れ口調のガレスコに対し、コロンボは真犯人はあなただと指摘する。
「この脅迫状に使用された新聞紙。切り抜いたらたくさんの細かいクズが出るのに、ホテルの部屋にはそれがなかった。大きな新聞は残っていたけれど、くずは無かったんです。不自然でしょう」
そしてコロンボはまくしたてる。
「それにね、ダシュラーにはアリバイがあるんです。ダシュラーが撮影したと思われる誘拐時の写真。ここれには時計が写り込んでいます」
その時計は午前10時を指していた。その時間に運転免許取得の試験を受けていたダシュラーにはアリバイがあるとコロンボは主張する。
するとそれを聞いたガレスコは笑いながら、それは違うと言った。
「その写真、裏焼しているだろう。左右が反転している。だから実際に誘拐したのは午後2時だ」
そう言われ、コロンボは慌てるそぶりを見せた。
「素人がやりがちな間違いだ。ネガを確認すればわかることだ」
ガレスコはそう言うが、ネガを塩酸で溶かしてしまったとコロンボが言うと、では「自分が再現してやろう」と言ってガレスコは棚に置かれたカメラの中から一台を取った。

その行動を見た瞬間、コロンボの目の色が変わる。
「ホフマン刑事、見たね?今の行動を」
それはコロンボの仕掛けた罠だった。棚には複数のカメラが置かれていたにも関わらず、ガレスコはほかには目もくれず、フランソワのネガが入った(ダシュラーの買った)カメラを手に取っていたのだ。
ホフマン刑事は言った。
「あんた、自分で罪を認めたんだよ」
妻の写真を撮ったカメラを手に取ってしまった自分の不用意な行動に、遅れて気づいたガレスコはうなだれたまま、連行されていくのだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

コロンボの「?」①
妻の居場所はどこ?
先に現場へ到着していたホフマン刑事がガレスコに話を聞いていたわけですが、ガレスコはダシュラーに銃を向けられて思わず発砲したと答えているようです。
妻が誘拐されていて、身代金を渡しに行ったはずのガレスコが妻の居場所を知る前に、ダシュラーを撃ってしまった点をコロンボは奇妙に思います。

コロンボの「?」②
ダシュラーがおバカすぎるのか、仕組まれているのか。
余りにも物証がありすぎる状況に、怪しさしか感じていないコロンボ。
新聞紙のかみくずに気が回ることにも驚きです。確かに、あの場所で作業をしていたのならクズも残っているはずなのに、ということですね。

コロンボの「?」③
タクシー移動。不動産購入。一体お金はどこから出ているのか。
それに対してガレスコは「彼は一貫して一匹狼で犯罪を犯してきたのではないか?」と反論する。
ガレスコはそこまで調べたうえでダシュラーを犯人に仕立てようとしていたんですね。自分とつなぐものが無いように。
そしてレンタカーを借りなかった理由が「免許がないから」ということに気づいてからは、ガレスコに対して疑いビンビンでした。

この話はすごい記憶にあって、子どもの頃の再放送で見た気もするし、ついこの前(ってほどでもないけど)人気ランキングの上位を放送していた時も観ていた気がします。
あの写真のくだりが鮮明で。

ガレスコという人物に特に魅力は感じなかったんですけれど、フランソワが悪妻という感じでしたね。
フランソワの性格については詳しくは不明ですが、メイドの仕事の質にも文句たらたらだったし、意地悪ばあさんみたいな感じでしょうか。
ガレスコのことも愛していなかったんだろうなと思います。それはガレスコに殺されそうになっていても口が悪かった場面を見ると余計にそれを思いました。
きっと離婚にも応じなさそうですね。ガレスコの名声に惚れていたのかもしれません。
だからガレスコが可哀想だなあと思う部分もありました。ずっと自由になりたかったんですね。
人のことを下げてばかりの人は、やはり恨みを買うものです。敵を作ってもいいことはないなと思いますね。ネガティブな言葉を発していると、顔も歪むと言いますし。

ガレスコは頭がいいんですね。今回、本当に非の打ちどころがないくらい完璧な計画だったように思いました。
ダミーの犯人選びから、計画の遂行、証拠の残し方、コロンボへの受け答えも満点レベルでは?実際付け焼刃で受け答えしていたんだろうけど、めちゃくちゃ怪しい返答はなかったし。
終盤まで、コロンボただ一人が「ダシュラーが真犯人ではない説」を信じていましたからね。
犯人を知っている上でよく見たら、ガレスコの焦げたズボンのことや、タクシーのこと、そのほかにもあまりにも出来すぎていて怪しく感じるんですが、コロンボはその小さな「?」に着目してどんどん暴いていくんだから驚かされてばかりです。

今回はキャラの立った脇役の人が多くて面白かったです。
まず、不動産屋。彼との会話でタクシーという糸口を見つけます。
次に、カメラ屋の店主。彼との会話ではやっぱりタクシーが気になり、さらに、写真を反転して現像するという手法も知り。
教会のシスターには浮浪者に間違われてたじたじに。しかも刑事だと名乗ったら「変装してお仕事を!」と言われるというオチつきw
免許の試験官も面白かった。コロンボが自分の車に乗せたわけですが、とにかく小言が多くてコロンボの運転への信頼のなさが笑えました。役所まで送ってくれると言うのに、怖いから数キロ手前で下りて歩いて帰っていきました。口調がとても面白かった。
ホフマン刑事もよかったですね。ガレスコにとどめの一言を言ったのは彼でした。シンプルで、グサッとくる攻撃力高めの台詞でしたね。

コロンボが最後にガレスコを追い詰めるシーンは、いったんガレスコを安心させると言う二段構えになっていて感服。
わざと写真を裏焼して、安心させたところでしっぽを出させる。名芝居でした、コロンボ。
逆にそこまでしなければ、あと二日でフィリピンに旅立ってしまうガレスコを捕まえられないため、大博打を撃ったんですよね。その機転と決断力にブラボー!

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

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