暗号探偵クラブ~女たちの殺人捜査S1E3【#3】
2020年10月18日 公開
シーズン1エピソード3【#3】のあらすじ&最後までのネタバレです。
さて、最終話です。
前回の終わりで、クラウリーという怪しい人物の名前が判明。
彼の情報を手に入れるために、スーザンは彼が入院していた精神病院を訪ねましたが……
さて、最終話です。
前回の終わりで、クラウリーという怪しい人物の名前が判明。
彼の情報を手に入れるために、スーザンは彼が入院していた精神病院を訪ねましたが……
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クラウリーが入院していた精神病院を訪れたスーザン。
彼を担当していた医師はもう退職していなかったが、クラウリーが入院するときのテストを担当した医師だという人物に話を聞くことができた。
クラウリーが事件に関与していることをどうやって突き止めたのかと彼は尋ね、スーザンは自分が暗号学校に居たことを告げた。
犯行のパターンからクラウリーにたどり着いたと言うと、彼はぶつぶつと何かを呟き、スーザンはそれが気になった。
何を言ったのかとスーザンが尋ねながら彼の顔を見ると、その目は狂気に満ちていた。
すぐの目の前の男がクラウリー本人であると気付いたスーザンは、大急ぎでその場をあとにする。
ミリーたちにクラウリーに対面したことを報告して家に帰ると、ティモシーがスーザンを責めた。
「今日は俺の命の恩人であるウィリアムの命日だぞ?それをこんな時間まで……」
ティモシーの怒りもわかり、自分の不甲斐なさと、正義感の間でモヤモヤとして涙するスーザン。
ティモシーは「二人の子どもの母であることを忘れないでくれ」と言い、そのやさしさに触れてスーザンは心から彼に謝罪をした。
その後、ルーシーは暴力夫から逃げ出し、ミリーとともに暮らすことに。ジーンとスーザンも駆けつけて、捜査会議を開く。
「どうしてクラウリーは病院に?」
するとルーシーは、殺人で逮捕された容疑者が全員精神障害を持っていたことを報告する。
クラウリーは自分の罪を着せる人物を捜していたのではないかと四人は推理し、彼がどこに潜んでいるかを探るため、彼について詳しく調べることにする。
スーザンはキャベンディッシュに会いに行き、クラウリーが生きていることを報告、彼に関するすべての資料を開示するように要求した。
さらに資料には載っていない彼の経歴をキャベンディッシュに尋ねた。
「彼は心理戦の担当で、相手の戦意喪失を図るために、扇動的な絵を描いていた」
そう言って彼は、クラウリーが作成した資料を見せてくれた。女性が男性と交わる官能的なイラストだったが、その目的は、戦地に居る兵隊がそれを見て妻の浮気を疑い、戦意を喪失させることだという。
しかし、生き埋めにあった三日間を経たクラウリーは人が変わり、描く絵も過激でとても使えるような代物ではなくなったのだという。
翌日、スーザンが朝食の準備をしていると、ティモシーが朝刊を取りに行ってくれた。しかしいつもとは違う新聞が来たという。
きっと配達員が間違えたのだというが、その新聞のクロスワードはすでに解かれていた。いたずらではないかとティモシーは言うが、そのクロスワードの空白の欄をみて、それが「キャベンディッシュ」の住所を指しているのだとすぐにわかる。
これはクラウリーからの脅しだと気付いたスーザンは、夫と子どもが出かけたのを見計らってキャベンディッシュに会いに行った。
しかしそこには、彼の遺体が。自殺に見えたが、彼の性格やタイミングからして、クラウリーに殺されたのだろうとすぐにスーザンは気づいた。
警察を呼んだスーザンは同時にミリー達を招集。その場にあったクラウリーが戦時中に描いていた絵を持ち帰った。
その後スーザンは真犯人がクラウリーであるとスコットランドヤードに進言するが、犯人はジェラルドで決まりだと言って追い払われる。挙句のはてには「夫に告げ口するぞ」と脅され、スーザンは仕方なく退散する。
四人はやはり自分たちでクラウリーを探し出すしかないと考え、彼が描いていた絵にヒントがあるのではないかと調べ始める。
事故に遭ったあとに描き始めた過激な絵のモデルとなった女性は、みな同じ顔をしていることにルーシーが気づく。
「もしかして、この女性に何かヒントがあるのかもしれない?一緒に三日間を過ごした遺体の女性では?」
彼が犯行を重ねているのは、事故の時の記憶を追体験しているからではないかと考えた四人は、EH課で働いていたアンジェラを再度訪ね、キャベンディッシュの死に報いるためにも協力を依頼。
爆撃で亡くなった女性の資料を見せてもらう四人は、絵のモデルと似たジュリーという女性に行き当たる。
彼女の資料を集めて調べると、彼女は亡くなる三か月前にクラウリーに付きまとわれたと苦情届を出していることが分かった。
ようやく接点を見つけた四人は喜ぶ。
その夜、事件のことが気になって仕方がないスーザンは夜な夜な法則性を見つけるために数式と格闘。
翌朝、残る三人にスーザンは犯行のパターンを解析した結果を報告。
最初の事件があった場所が、ジュリーの父親が住んでいる別荘の近くであると判明。ジュリーの遺品がその住所へ送られていることもわかり、スーザンが電話を掛けると、出たのはなんとクラウリーだった。
家族を傷つけられたくなければ一人で来るようにと言われ、スーザンは三人に嘘を吐いてクラウリーに会いに行く。
「来てくれてうれしいよ。君の頭脳は、ジュリーと同じだ」
恍惚に満ちた表情でスーザンをほめるクラウリー。ミリーが護身用に持っている銃をこっそりと持ってきていたスーザンは、それを使って脅すが、クラウリーには通用しない。
彼は手りゅう弾の束をスーザンに見せて逆に脅し、香水をつけるように言った。
「ここには二人きり。夫や子供のことは忘れて」
スーザンにジュリーを重ねながら、クラウリーは迫ってくる。
もうだめかと涙を流すスーザンだったが、そこへ銃声が。
護身用の銃が無くなっていることに気づいたミリーがほかの二人を伴って援護に駆け付けてくれたのだ。
クラウリーはそのまま死亡し、警察はスーザンの主張を聞き入れなかったことを謝罪。
ミリーは「どうして一人で行ったのか」とスーザンを責めた。
これからどうするべきか分からない、と放心状態のスーザンに対し、これで終わったのだから、夫にすべてを話して仲直りするべきだとジーンは背中を押した。
家に帰るとティモシーや子供たちが、スーザンを温かく迎えてくれるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
冒頭シーンはびっくりしましたね。
すごい人当たりのいい医者が出てきたな~と思っていたら、まさかの真犯人。
ですがスーザンが自分に気づいたのに、その時は襲わないってのがまた不気味だよな~と思いました。
安心していたら、まさかのキャベンディッシュが殺されるという!!
スーザンは自分の家がバレて、家族に危険が及ぶんじゃないかと焦るし。
終盤にかけて、ハラハラする展開が恐ろしかったし、面白かった。
ただ、スーザンはクラウリーの好みとはちょっと違うようだったけど、最終的には襲われそうになっちゃうという。結局女性だったら誰でもよかったのか?
キャベンディッシュが殺された現場に残されていた、クラウリーが戦時中に描いていたという絵(カード)
あれはクラウリーがわざと現場に残したんですね。
絵のモデルが同一の女性であること、そこから彼が一番最初に起こした事件を紐解かせ、そしてスーザンたちをおびき寄せようとしたわけです。いや~賢いっす
何と言うか、無駄がない展開ですね。これもあれもそれも、ピースがピタリとはまっていくと言いますか。
ただ、事件が解決した時、警察が「すまなかった」とスーザンに謝罪をするわけですが、そのあっさりさも含めてちょっともやっとする部分はありつつ。
トリックや謎解きの部分は大いに面白く感じられたんだけど、物語の軸として「女は社会の役に立てないのか?」的なテーマが根底にあるのを描きたいんだろうなというのが見えました。
社会に対する問題提起?みたいなのは取っ払って内容だけを楽しみたいタイプの人間なので、悶々とする部分もありましたね。
しかしやっぱり、四人のキャラクターのマッチ具合と、脅威の知能には脱帽で、ほんと3話一気に観ることが出来ました。
いや~面白かった!
シーズン2も楽しみだい!
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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クラウリーが入院していた精神病院を訪れたスーザン。
彼を担当していた医師はもう退職していなかったが、クラウリーが入院するときのテストを担当した医師だという人物に話を聞くことができた。
クラウリーが事件に関与していることをどうやって突き止めたのかと彼は尋ね、スーザンは自分が暗号学校に居たことを告げた。
犯行のパターンからクラウリーにたどり着いたと言うと、彼はぶつぶつと何かを呟き、スーザンはそれが気になった。
何を言ったのかとスーザンが尋ねながら彼の顔を見ると、その目は狂気に満ちていた。
すぐの目の前の男がクラウリー本人であると気付いたスーザンは、大急ぎでその場をあとにする。
ミリーたちにクラウリーに対面したことを報告して家に帰ると、ティモシーがスーザンを責めた。
「今日は俺の命の恩人であるウィリアムの命日だぞ?それをこんな時間まで……」
ティモシーの怒りもわかり、自分の不甲斐なさと、正義感の間でモヤモヤとして涙するスーザン。
ティモシーは「二人の子どもの母であることを忘れないでくれ」と言い、そのやさしさに触れてスーザンは心から彼に謝罪をした。
その後、ルーシーは暴力夫から逃げ出し、ミリーとともに暮らすことに。ジーンとスーザンも駆けつけて、捜査会議を開く。
「どうしてクラウリーは病院に?」
するとルーシーは、殺人で逮捕された容疑者が全員精神障害を持っていたことを報告する。
クラウリーは自分の罪を着せる人物を捜していたのではないかと四人は推理し、彼がどこに潜んでいるかを探るため、彼について詳しく調べることにする。
スーザンはキャベンディッシュに会いに行き、クラウリーが生きていることを報告、彼に関するすべての資料を開示するように要求した。
さらに資料には載っていない彼の経歴をキャベンディッシュに尋ねた。
「彼は心理戦の担当で、相手の戦意喪失を図るために、扇動的な絵を描いていた」
そう言って彼は、クラウリーが作成した資料を見せてくれた。女性が男性と交わる官能的なイラストだったが、その目的は、戦地に居る兵隊がそれを見て妻の浮気を疑い、戦意を喪失させることだという。
しかし、生き埋めにあった三日間を経たクラウリーは人が変わり、描く絵も過激でとても使えるような代物ではなくなったのだという。
翌日、スーザンが朝食の準備をしていると、ティモシーが朝刊を取りに行ってくれた。しかしいつもとは違う新聞が来たという。
きっと配達員が間違えたのだというが、その新聞のクロスワードはすでに解かれていた。いたずらではないかとティモシーは言うが、そのクロスワードの空白の欄をみて、それが「キャベンディッシュ」の住所を指しているのだとすぐにわかる。
これはクラウリーからの脅しだと気付いたスーザンは、夫と子どもが出かけたのを見計らってキャベンディッシュに会いに行った。
しかしそこには、彼の遺体が。自殺に見えたが、彼の性格やタイミングからして、クラウリーに殺されたのだろうとすぐにスーザンは気づいた。
警察を呼んだスーザンは同時にミリー達を招集。その場にあったクラウリーが戦時中に描いていた絵を持ち帰った。
その後スーザンは真犯人がクラウリーであるとスコットランドヤードに進言するが、犯人はジェラルドで決まりだと言って追い払われる。挙句のはてには「夫に告げ口するぞ」と脅され、スーザンは仕方なく退散する。
四人はやはり自分たちでクラウリーを探し出すしかないと考え、彼が描いていた絵にヒントがあるのではないかと調べ始める。
事故に遭ったあとに描き始めた過激な絵のモデルとなった女性は、みな同じ顔をしていることにルーシーが気づく。
「もしかして、この女性に何かヒントがあるのかもしれない?一緒に三日間を過ごした遺体の女性では?」
彼が犯行を重ねているのは、事故の時の記憶を追体験しているからではないかと考えた四人は、EH課で働いていたアンジェラを再度訪ね、キャベンディッシュの死に報いるためにも協力を依頼。
爆撃で亡くなった女性の資料を見せてもらう四人は、絵のモデルと似たジュリーという女性に行き当たる。
彼女の資料を集めて調べると、彼女は亡くなる三か月前にクラウリーに付きまとわれたと苦情届を出していることが分かった。
ようやく接点を見つけた四人は喜ぶ。
その夜、事件のことが気になって仕方がないスーザンは夜な夜な法則性を見つけるために数式と格闘。
翌朝、残る三人にスーザンは犯行のパターンを解析した結果を報告。
最初の事件があった場所が、ジュリーの父親が住んでいる別荘の近くであると判明。ジュリーの遺品がその住所へ送られていることもわかり、スーザンが電話を掛けると、出たのはなんとクラウリーだった。
家族を傷つけられたくなければ一人で来るようにと言われ、スーザンは三人に嘘を吐いてクラウリーに会いに行く。
「来てくれてうれしいよ。君の頭脳は、ジュリーと同じだ」
恍惚に満ちた表情でスーザンをほめるクラウリー。ミリーが護身用に持っている銃をこっそりと持ってきていたスーザンは、それを使って脅すが、クラウリーには通用しない。
彼は手りゅう弾の束をスーザンに見せて逆に脅し、香水をつけるように言った。
「ここには二人きり。夫や子供のことは忘れて」
スーザンにジュリーを重ねながら、クラウリーは迫ってくる。
もうだめかと涙を流すスーザンだったが、そこへ銃声が。
護身用の銃が無くなっていることに気づいたミリーがほかの二人を伴って援護に駆け付けてくれたのだ。
クラウリーはそのまま死亡し、警察はスーザンの主張を聞き入れなかったことを謝罪。
ミリーは「どうして一人で行ったのか」とスーザンを責めた。
これからどうするべきか分からない、と放心状態のスーザンに対し、これで終わったのだから、夫にすべてを話して仲直りするべきだとジーンは背中を押した。
家に帰るとティモシーや子供たちが、スーザンを温かく迎えてくれるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
冒頭シーンはびっくりしましたね。
すごい人当たりのいい医者が出てきたな~と思っていたら、まさかの真犯人。
ですがスーザンが自分に気づいたのに、その時は襲わないってのがまた不気味だよな~と思いました。
安心していたら、まさかのキャベンディッシュが殺されるという!!
スーザンは自分の家がバレて、家族に危険が及ぶんじゃないかと焦るし。
終盤にかけて、ハラハラする展開が恐ろしかったし、面白かった。
ただ、スーザンはクラウリーの好みとはちょっと違うようだったけど、最終的には襲われそうになっちゃうという。結局女性だったら誰でもよかったのか?
キャベンディッシュが殺された現場に残されていた、クラウリーが戦時中に描いていたという絵(カード)
あれはクラウリーがわざと現場に残したんですね。
絵のモデルが同一の女性であること、そこから彼が一番最初に起こした事件を紐解かせ、そしてスーザンたちをおびき寄せようとしたわけです。いや~賢いっす
何と言うか、無駄がない展開ですね。これもあれもそれも、ピースがピタリとはまっていくと言いますか。
ただ、事件が解決した時、警察が「すまなかった」とスーザンに謝罪をするわけですが、そのあっさりさも含めてちょっともやっとする部分はありつつ。
トリックや謎解きの部分は大いに面白く感じられたんだけど、物語の軸として「女は社会の役に立てないのか?」的なテーマが根底にあるのを描きたいんだろうなというのが見えました。
社会に対する問題提起?みたいなのは取っ払って内容だけを楽しみたいタイプの人間なので、悶々とする部分もありましたね。
しかしやっぱり、四人のキャラクターのマッチ具合と、脅威の知能には脱帽で、ほんと3話一気に観ることが出来ました。
いや~面白かった!
シーズン2も楽しみだい!
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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