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主任警部モースS8E1【森を抜ける道】

シーズン8エピソード1【森を抜ける道】のあらすじ&最後までのネタバレです。

さてさて、めっっっっっっっっちゃ久しぶりの主任警部モースです!!!!
ブログはちょこちょこっと更新していましたが、あれは書き溜めしていたもので、おそらく一箇月半ぶり?くらいに見るのではないでしょうか。
シーズン7が終わりまして、シーズン8になりました。といっても連続放送ではなく、単発ものになっている形式です。
あと5話で終わってしまうと思うと、寂しくて、なかなか見る意欲がわかなかったのですが、逃げてばかりもいられず……( ;∀;)
ずっとDVDをレンタルして視聴していましたが、このエピソードからラストまでは今年初めにBS放送されていたものを録画していたので、吹き替え版で堪能したいと思います。
横内正さんと岩崎ひろしさんのお声、久しぶりでどきどき♡

===

ファーンリー拘置所の中で、連続殺人犯の男パーネルが殺された。
彼は死に際に「最後の一人は俺が犯人ではない」と言い残していた。
最後の被害者の名前はカレン。パーネルは自白をしていたが、遺体は見つかっていなかった。
囚人同士の喧嘩だとして、担当のジョンソン警部は事件を決着させようとするが、モースはそれを疑っていた。
パーネルは未だ裁判には掛けられていなかった。モースは、「神の審判の前に、地上での審判を受けさせるべきだった」とストレンジに皮肉を言った。

モースはバイロイト音楽祭を観に行くために長期の休暇を取っていた。そのおかげでパーネルの捜査からは外れており、担当していたのが、ジョンソン警部と補佐としてついたルイスだった。
モースは、パーネルがカレンの死についても自白したことが納得いっていなかった。彼女の死体は見つかっていないことが引っ掛かっていたからだった。
さらにジョンソン警部の取り調べがきついことは有名で、やっていなくても自白するのではないかとモースが考えていた。
ストレンジはそれに対し、カレンの遺体がある湖の底は深いから見つけるのは不可能だと答える。彼女のカバンがその湖で見つかったため、遺体もそこにあるのではないかと考えられていたが、モースは疑っていた。
事件に首を突っ込もうとするモースを快く思わないストレンジは、口出しするなよと忠告した。

モースはストレンジに頼まれた経費削減のレポートづくりに忙しくしていたが、どうしても事件のことが気になってこっそりと調べ始める。
カレンが残していたカバンには絵葉書が入っていた。その絵が気になったモースは、街の本屋へと出向いた。
そこには、先日のコンサートで知り合った女性クレアが働いていた。偶然を喜ぶモース。ミレーの画集を求めて店を訪ねたが、高級品だったため一日だけレンタルさせてほしいと頼む。
彼女は、コンサートでプログラム代をモースに(小銭がなくて)払ってもらった手前、レンタルを快諾した。

一方もルイスは、ジョンソンとともにファーンリー拘置所へ向かった。そこでパーネルの最期の状況を聞く。
ジョンソンはもう事件を調べるつもりはなさそうで、所長に呼ばれて部屋で一杯飲むと言う。ルイスはそれを断り、メモを取っていると、そこへ一人の男性が近づいてきた。
彼は、パーネルの最期を看取った牧師だった。
「パーネルは、最後の女性を殺したのは自分ではないと言っていました。死に際に人間は嘘を吐きません」
その言葉を聞いて、すぐにジョンソンに報告したルイスだったが、取り合わない。
モースなら、そういう小さな点を必ず明らかにして事件を解決するのにと反論すると、ジョンソンはお人よしのルイスの性格を責めた。
「そんなんだから、手柄を独り占めされて、警部になれないんだ!」

警察署へ戻ったルイスを、モースが飲みに誘った。ジョンソンとの先約が入っていると断ると、モースは少し寂しそうにした。
事件のことが気になったモースはそれとなくルイスから話を聞き出そうとして、遮られてしまう。気分を害させてしまったと退散するモースだったが、ジョンソンが取り合ってくれなかったパーネルの最期の言葉をモースに話した。

モースはその後、カレンのカバンを発見したジョージに話を聞きに行った。
カレンの行方不明が報じられた一週間もあとに、道端に落ちているバッグを発見していたジョージ。その空白期間が気になったモースは、カバンを発見した日付を間違っているのではないかと指摘したが、ジョージは怒り出した。
「もう事件は解決してるんだろう!このことはジョンソンも知らないはずだ。チクってやる」
面倒なことになったモースはジョージの家から退散する。

翌日、ストレンジに呼ばれたモースは、事件に首を突っ込んだことに対して大目玉を食らう。
「過去も、現在も、未来も、あの事件の担当はお前じゃない」
そう言われたものの、モースには確信があった。パーネルが狙っていたのはカップルだけ。しかも遺体は見つかりやすい場所に放置していた。
しかしカレンは手口が違う。彼女はオックスフォードに単身で旅行に来ていた。
「彼女は湖には行っていない。行くとしたら、ワイタムの森です」
絵葉書に描かれたミレーの絵から、そうではないかと考えていたモースは自分の意見を述べるが、聞き入れられない。
「パーネルは自白を撤回しています。忌の際に、殺したのは四人だけだと言っていたそうです」
それを聞いたストレンジは目の色を変えた。ジョンソンがその証言を握りつぶしていたため、ストレンジは知らなかったのだ。
そこへ電話がかかってきて、男の遺体が見つかったと通報が入る。

現場へ急行したモース。そこにはジョージの遺体があった。
ブレニングで庭の整備を担当していたジョージが、敷地内で何者かに殺されていたのだ。
ジョンソンではなくモースが陣頭指揮を執ることになり、ルイスも補佐に就いた。ストレンジはモースに事件解決を任せる。
ジョンソンは、ルイスがパーネルの最期の言葉をモースに教えたことを「忠実な飼い犬だ」と詰ったが、ルイスは「ちゃんと名前で呼んでくれ」と反抗した。

その後、現場に監察医のホブソン女医がやってきて簡単な検死を行った。
口が達者な彼女にタジタジのモースと、それがおかしくて仕方がないルイス。
その後、二人はある学寮へとやって来た。そこは数日前にモースが屋外コンサートを聞きに来た場所だった。その学寮で、ジョージは庭師として非正規ながらも雇われていたのだ。
経理を担当しているハーディングに話をきいた二人。ジョージは本来なら、今日は学寮での庭の整備をしなければならないにも関わらず、ブレニングロッジに向かって殺されていた。
ルイスはその理由が気になるが、時間にルーズな男だったとハーディングが言っていたことをモースは信じた。
「違います、私が気になっているのは時間じゃないです、場所です。なんでブレニングに向かったかです」

翌朝、モースはワイタムの森を管理している事務局へと向かった。そこで保安担当のデイブに話を聞くことができた。
森は大学に寄贈された土地となり、学生たちのデートスポットになっているらしい。モースはそこでカレンの遺体を捜索しようと考えていた。
ひとまず警察署に戻ったモースは、ルイスからジョンソンと調べたカレンの事件の資料を渡される。その量の多さに驚きつつ、モースはルイスに、ジョージとカレンをつなぐ何かがないかと探すように命じた。
午後にデイブに会いに森へと向かったモースだったが、デイブはすでに森の中に入っていた。妻にジョージがこの森にやって来たことはないかと尋ねてみたが、彼女は知らないと答えた。

警察署へ戻ってきたモースは、ルイスに、カレンが撮っていた写真を見せられる。カレンは殺される前に数回オックスフォードへと旅行に来ていた。
恋人でもいたのではないかとルイスは考えを述べる。彼女の愛用のカメラが見つかっていないのは、カレンが肌身離さず持っていたからだろうと考え、ジョージが発見したカバンの中に入っていたのではないかと推理するモース。
モースとルイスは、ジョージの妻に話を聞きに行った。
カメラのことを尋ねると明らかに挙動不審になった。そして彼女はジョージがカメラも一緒に見つけていたことを白状し、中身を捨ててカメラを奪ったと答えた。
中にはネガが入っており、現像したものを息子のフィリップがモースたちに手渡した。

パブへ向かった二人は、渡された写真を確認した。そこに映るのは、場所が分からない建物と、森と、男。その男がカレンの彼氏ではないかと考えた二人。
モースは森が「ワイタムの森」だと確信していた。
翌日、ルイスは写真を引き伸ばして建物がどこのものなのかを考えていた。少し変わった屋根の形に着目したルイスは、パークタウンに該当する建物があることを見つける。
そこはマクブライトという男が整骨院を営む屋敷だった。その屋敷の庭で、カレンは男の写真を撮っていた。マクブライトに話を聞くが、彼は何も知らないと答える。しかし、モースが写真を見せると、彼は真実を語りだした。
「男はジェームス・マイトン、私の患者です。少しずつ趣味の話をするようになったんです。写真が趣味だと。女性のヌード写真を撮るのが趣味でした」
モデルの女性を新聞で募集し、カレンとも交流を持つようになった。その後彼女が事件に巻き込まれたことを知り、ジェームスとも疎遠になっていると言う。
写真はすでに燃やしてしまったと言った彼に、カレンが行方不明になる直前の撮影会に誰が参加していたかを尋ねるモースたち。
マクブライトは、マイトンと自分以外にも参加者が居たと証言した。

それはハーディングだった。妻が出迎えに来て、警察だと名乗ると急に取り乱す。ハーディングが宥めて二人を部屋に招き入れたが、妻の様子について「娘が事故で亡くなってからあの調子で」と語った。
モースはジョージが殺された日のアリバイを尋ねた。義理の妹のクレアと買い物をしていたと証言する。
モースの関心は、ハーディングの趣味仲間についてだった。
「あなたがマクブライトさんの屋敷でどんな撮影会をしていたかというのはこの際どうでもいいんです。カレンがだれに殺されたか。それを知りたい」
撮影会のあとは、マイトンとハーディングそしてカレンの三人で家を出たとマクブライトは証言していた。ハーディングはそれに補足して、自分はいつも駅で降ろしてもらっていて、マイトンが彼女を送っていたと答えた。
ハーディングからマイトンの住所を聞き出したモースたちはさっそく現地へと向かった。彼は南アフリカからの留学生で、滞在期間を四か月も残していながら、帰国してしまったと言う。
彼の部屋にはミレーの絵の模写が残されており、その中には、カレンが持っていた絵葉書と同じ絵も残っていた。

警察署へ戻ったモースは絵葉書のことをルイスに話した。
「本文に、また『ここ』で会おう M と書かれているんだから、その絵の場所が重要になるとは思わないか」
なぜそれをジョンソンたちは見逃してしまったのだとモースはルイスを詰った。
その後、ストレンジにワイタムの森の捜索の許可をお願いするモースだったが、本部長からの圧力で、許可を渋る。
「本部長はジョンソンがお気に入りで、捜査指揮を彼に執らせたがっている。何も出てこなかったじゃ済まされない」
と発破をかけるストレンジ。

その後、ミレーの画集を返却しに本屋へ向かったモース。ハーディングの義理の妹クレアは、モースを見て少し口を尖らせた。
「警察だってことを黙っていたでしょう。どうして?」
モースは嫌われたくなかったと答えた。そして、偶然を装って本屋に立ち寄ったのは、あなたに会いたかったからだと口説く。彼女もまんざらでもない様子で、二人はディナーの約束を入れた。

翌朝、早くから森の捜索を開始する警察。しばらくして、白骨化したカレンの遺体が発見された。
モースは、マイトンがカレンを殺し、荷物を捨てた現場をジョージが目撃して強請っていたのではないかと考えていた。そしてジョージの殺した。
となると、マイトンは国内に身を潜めているのではないかと考え、ルイスにその線で当たらせる。

その夜、モースはクレアとディナーに行き、楽しい時間を過ごした。
一方のルイスは一晩中徹夜して、聞き込み資料の再チェック。翌朝、モースに結果を報告したものの、当りはなし。
マイトンの入出国記録を南ア大使館に問合せして返答待ちだと伝えると、昼に落ち合おうと言ってモースは出かけてしまう。

モースはジョージの庭師仲間に聞き込みをしていた。彼はなぜ殺された日、学寮での仕事があったにもかかわらず、ブレニングロッジへ行ったのか。
「ガソリンスタンドにお気に入りの女性が居て、彼はいつもその子としゃべってから出勤するから11時に来るのが普通だった。だけどあの日は10時には来ていたな」
マイトンの写真を見せるが、部外者が入ってきたらすぐにわかるはずだと彼は答える。一般公開は11時からのため、部外者が入ることはないだろうというのだ。

ランチタイムに落ち合った二人だが、作業の進捗がイマイチのルイスに対して嫌味を言ってしまうモース。
ちょうどジョンソンが警視に昇進する話が出て、彼から「もっとふさわしい仕事をするべきだ」と誘われていたため、モースの言動に苛立ってしまうルイス。
ジュースも飲まずに帰ると言い出したルイスをモースは引き留めるが、
「あなたはいつも指揮だけして、私が地味な作業をするばかり。どうせ私はロバですよ!!」
と怒って去って行ってしまう。モースはしょんぼり。

その後、監察医のホブソンに話を聞きに行ってみたものの、見つかった骨が少なすぎてわかる情報があまりなかった。
そこへ、栄転が決まったジョンソンが現れて、モースに嫌味を言う。
「お前のことが嫌いだ。ストレンジは騙されているが、俺はお前の正体を知っている。最低のアマチュアめ。俺を馬鹿にするな」
それに対しモースは言い返す。
「君はパーネルの自白を鵜呑みにして考えることを止めた。君を笑いものにするとしたら、それはパーネルだろう」

そこへルイスがやってきて、聞き込み資料の中にある人物の名前を見つけた。
カレンが行方不明になった前後、検問を行った時の証言資料に、ハーディングの名前があったのだ。
二人はさっそくハーディングの自宅へ向かった。そこにはクレアも居た。
検問での証言とハーディングの証言が食い違っていた。ジョージの殺害時刻のアリバイも虚偽の可能性がある、とモースが詰め寄ると、ハーディングの妻が真実を語った。
「夫とクレアは、毎週ホテルヘ」
ハーディングの検問での証言は虚偽であると分かったものの、それ以上は進展がないまま。
そこへホブソンから連絡が入り、森で見つかった骨が男性のものだったと判明。

ストレンジはモースから指揮権をジョンソンへ移し、ジョンソンはモースに嫌味を全開。ルイスを補佐に付けて、ジョージ殺しを息子のフィリップの線で考えて、無理やり逮捕させる。
モースはそれが信じられず、ジョージの妻に話を聞いた。
ジョージの行動を具に思い出してもらい、彼が亡くなる前夜(モースが訪問した日)にガソリンを入れに出かけたと言う。
しかし彼の仕事仲間の話では、ジョージは出勤前にガソリンを入れる習慣があり、矛盾が生じていた。

ルイスを呼び止めて、ガソリンスタンドの領収書がなかったかと尋ねるが、ジョンソンとの事情聴取に立ち会わなければならないルイスは困り果てる。
「いい加減にしてください。振り回されるのはたくさんです」
ジョンソンの誘いを受けて、モースとのコンビを解消すると宣言するルイス。
そのままジョンソンのフィリップの事情聴取に同席するルイスだが、暴力をふるう彼に対し、異議を唱える。
さらにモースに言われた言葉がどうしても引っかかっていて、ジョンソンの制止を振り切ってモースの捜査に参加する。

マイトンの下宿先の家賃は年末分まで払われていた。しかし彼は8月に帰国したことになっている。彼が殺されたのは遺体の状況から見て7月。8月以降の家賃を払った人物は、マイトンが生きているように偽装したかったのではないかとモースとルイスは考えた。
モースはジョージが懇意にしていたガソリンスタンドへ向かい、監視カメラの映像を見ていた。ジョージも映っていたが、彼はやはり朝にガソリンスタンドを訪れていた。

その後、ハーディングに会いに行ったモースは、ワイタムの森で何があったのか尋ねた。
「私がワイタムの森へ向かうと、そこには顔がつぶされたマイトンの遺体がありました。私は検問で取り調べを受けていたので、犯人に間違われたらと思い、怖くなって逃げました」
その後、モースはジョンソンに捜査のアドバイスをするが、ジョンソンはモースとルイスを馬鹿にする。
「お前たちは本当にバカだ。空想話ばかりしている」
それに対し、ルイスは馬鹿ではないと反論するモース。
ルイスは、マイトンの家賃のことを調べ、彼の家賃がマクブライト名義の小切手で支払われていることに気づき、その線で捜査を進めていたのだ。ジョンソンはその仮説を完全に否定する。

モースがルイスの家に電話をしたが、彼は不在だった。
ガソリンスタンドから預かってきたビデオを見ていると、そこには森林保安のデイブの妻ケイトが映っていた。
ちょうど同じタイミングで、カレンのカメラの内側に残っていた指紋の照合結果が判明。それば前科のある女性のものだった。その人物の資料を確認するモース。するとその女性こそ、デイブの妻ケイトだった。

モースは急いでワイタムのデイブの元へ向かう。警官にルイスにもそう伝えろと言うと、彼は「ルイス部長刑事はすでに向かわれました」と答えた。
モースは最悪の状況を予想し、急いでワイタムへと向かう。
デイブの家からライフルを一丁持ち帰ろうとしていたルイス。ルイスは、デイブをマイトン殺しの容疑者と考えていた。そして、マイトンの家賃のことを尋ねてみた。
「マクブライトの名義で小切手は切られていましたが、口座はあなたのものでした。どうして、そんな工作を?」
それに対し、デイブは否定するが、奥から妻のケイトが現れて、ルイスにライフルを向けた。
彼女こそ、行方不明になっていたカレンだったのだ。
「マイトンは私をレイプしようとした。だから殺したの!ジョージもよ。あいつも殺した」
それを聞いたデイブは頭を抱える。警察に自首をして人生をやり直そうというが、ケイトは聞く耳を持たない。
「終わりよ。終わり。ガソリンスタンドで私を見たジョージは、真実に気づいて私に会いに来た。だから殺したのよ!」
止めようとするデイブにライフルを放ち、即死した彼をルイスに担がせて、バンに乗せた。
銃で脅しながら、ルイスに運転させ、森の奥へと入っていく。

穴を掘り、そこへデイブの遺体を転がすルイス。そして背中を向けるように言われ、銃口を向けられた。命乞いをするルイス。
そこへモースが駆け付ける。
彼女は父親からレイプされ、その父親を殺したことで刑務所に入っていた。マイトンにもレイプされそうになって正当防衛で殺した。
男は皆盛りの付いた豚だと怒る彼女。
「でも、デイブは君を心から愛していただろう?」
そんなモースの言葉も耳に入らないケイト。撃つなら自分を撃てというモース、ルイスもそうはさせまいと彼女の注意を逸らした。
二人で彼女を制圧しようとするが、銃が暴発してしまい、ケイトに命中。彼女は絶命する。

応援が駆け付けて、事件は決着を迎えた。モースとルイスは木陰で、ケイトの死を受け止めるのに必死だった。
「もっと何かを感じるのかと思っていた。感じないよ。彼女を殺したのに」
「これでよかったんですよ。彼女にとって。彼女は檻に戻りたくないと言っていたんですから」
人を殺してしまったという自責の念から、心の穴が開いてしまったモース。
自分を責めすぎる傾向にあるモースを、ルイスの言葉が包み込む。
「……ルイス、君は強いな。私よりも、ずっと」
「よく言うでしょう?勝利と挫折の両方をあじわうものは、そのどちらもを同じように扱いなさい、と」
「キップリングか?」
「いいえ、全英テニス協会です。センターコートに書いてますよ」
「……ああ、そうだな」
そう言って、二人は帰っていくのだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

でましたでました~ルイスが別のオッサンとコンビ組んで、モースがもやもやしちゃうパターン。私の大好きな設定ですね(設定とはw)
ルイスに対して「お前は人が良すぎる!手柄をモースに独り占めされて!本当なら警部に上がっているはずだ」と言われて、ルイスは何を考えたんだろう?
その後警察署に帰って、モースに事件のことで話しかけられたとき「もうその話は(解決したんだし?)……」と一度遮りました。その意図は何だったんだろう。
モースが自分の手柄を奪っている、なんてことはルイスは考えてないと思うんですよね、憶測ですけど。ちょっと冷たく話を遮っちゃったルイスは、すぐにハッとして、しょぼんとしたモースを呼び止めましたね。

モースは、カレンがパーネルによって殺されていないと確信していました。
小さな違和感を見逃さないんですね。まあムラがあるときはありますが、つじつまが合わないことはとことん追求したいのだろうなあ。
ジョンソンの補佐についていたにも関わらず(しっかり者の)ルイスが彼に従ったことによって、事件の筋を読み間違えていたと、モースはルイスを責めました。ルイスもちょっとしょんぼりしていましたね。

モースが指揮を執ることになって、ルイスが刑事たちに指示を出すシーンがありました~~なんかちょっとレベルアップしてるルイスが見れて嬉しい♡頑張ってるね。
あと、ストレンジがなんだかんだでモースのことが好きなんですよね。表立ってかばったりはしないんですけど、信頼は厚い。
若モースとかを見てても思いますけど、ストレンジはモースのひらめきとか知識量にある種の羨望を抱いているんじゃないかなと思うんです。捜査手腕に対しては本当に信頼していると言いますか。

久しぶりのモースで、どう感想をまとめていいのか分からない状態ですが、今回も複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスをいれ……(探偵ナイトスクープかよ)
じゃなくて、複雑に入り組んだ怪しい横道がたくさんありました。本筋が見えるまで私の頭は大混乱です。

まず、拘置所でパーネルが殺された事件。これは単純に、囚人同士の喧嘩だったんですね。ただその最期の言葉が事件の引き金を引いていたのがスタートでした。
普通ならモースが担当するであろう事件でしたが、バイロイト音楽祭に行っていたからモースは不在。そこで登場したのがジョンソンだったわけですね。
まあ完全な余談ですが、バイロイト音楽祭には私も人生のうち、一度は行ってみたいです。ザルツブルク音楽祭と、ベルリンのヴァルトビューネ、あとウィーンのニューイヤーコンサートも、人生で一度は本当に行ってみたいなあ。モースがうらやましい……(´・ω・)まあワーグナー派のモースはバイロイト一択だろうなと思いますが、私はどちらかと言うとザルツブルク音楽祭かな笑

ジョージが殺される前、ガソリンスタンドの姉ちゃんとしゃべっていたシーンで、ケイト(カレン)とすれ違っていました。
それがかなり序盤の描写だったので、まったく分からないまま物語が進展していってしまい、置いてきぼりを食らっていましたwいつものモースのパターンです。
凄く重要なシーンでしたが、最後にならないとその謎が解けない。私は外国の方のお顔がすっと覚えられないので、あの女性は……とポカーンとすることが多々あります。

ジョージが真犯人では?と思わせるミスリードが多かったように感じました。なにせ態度がおかしい。気性の荒い感じだったり、ガソリンスタンドで女性に話しかけて喜んでたり、ケイトの車を追いかけたり、仕事場に女性の水着写真を貼っていたり、とにかく怪しい。
モースにも反抗的な態度だったし、んでもってすぐ殺されとるやんけ!と言うね。

ハーディングも怪しさ満点でしたが、ヌードカメラマンであることと、妻公認で義理の妹と不倫していることが明らかになっただけで、犯罪とは無関係でした。まあマイトンの遺体を発見していて黙っていましたけれど。
クレアに対して淡い気持ちを抱いていたモースですが、今回もまた、泡沫となってしまいました。

モースが自分の今後について話すシーンがありました。クレアとの食事の席での話です。
「階級の見直しで、主任警部の主任の文字が消えるかもしれない。自分の力が警察にとって必要なくなるときがくるだろう」
機械化された捜査で、自分のやり方との乖離を感じているんですね。でも隠居するようなタイプじゃないから、どうしたもんだろうか、と語っています。
なんだか、こういうシーンを見ちゃうと、ああモース警部ももうすぐ終わっちゃうんだ、と思ってしまってシュンとしてしまいます。架空の人物なのに、なんだか同じ時を刻んでいるようで。

それにしても、今回はジョンソンの登場で、いつにもましてモースとルイスの仲はしっちゃかめっちゃか。
パブでも口論、何度かのおなじみのシーンですね。
よその警部の補佐に就くと、大概モースとルイスはこの類の喧嘩をしています。
だけど、今回はいつにもまして、ちょっとヒートアップしていたような気がします。なんでだろう。

モースの口調はいつもと変わらなかったんですけど、ジョンソンの言葉ですかね?あとルイスの気持ちと言うか、年齢も上がってきて、万年部長刑事っていうのもなあと、ルイス自身も考えていたのかもしれません。
自分では、モースの駒となって動いているようなつもりはなかったんだと思います。ルイスはいつも、真実に向かってひた走る真面目君です(時々なおざりだけどw)
それがジョンソンに「君にはもっと価値がある」「いつまでもそんな下っ端の仕事を」と言われると、「あ~そうなのかな?」って思っちゃうんだろうか。
いつもはムスっとするだけのルイスが、かなりきつめに反論していたのに驚きです。

それにしても、ジョンソン鬱陶しかったですね~口が悪くて、あんまり紳士な感じもしないんですが、玄田哲章さんが吹替されていてとにかく声がいい!!笑
見た目は、ボリス・ジョンソン首相みたいでしたけどねw
むかつくことを言うオッサンだったんですけど、一番笑ったシーンがありました。カレンの骨だと思われていた、白骨遺体が男性の物だと判明した後のシーンです。
「ほねほねほねほね、男のほね~~♪」ってモースとすれ違いざまに歌っていたんですけどwwwちょいwww歌うな!と爆笑しました。
イヤミな奴だとは思っていましたが、なんというか子どものような人でしたね。こういう人がどうして本部長に好かれているのか謎です。おべっかがうまいのでしょうか。

さて、途中で喧嘩別れしそうになりつつも、やっぱりルイスはモースと同じで「本当にこれで事件は終わりなのか?」と自問をして、ジョンソンの元から出奔しました。(出奔と言っていいのかw?)
不動産屋に向かったら、モースが先に話を通していて、ルイスは待たずにすぐに書類が見られましたが、あれってモースは「ルイスなら必ず動いてくれる」と踏んでいたからでしょうかね。
モースは指示をしましたが、ルイスは事情聴取があるので、と言って突っぱねました。その後で、思い直したルイスが不動産屋に向かうわけですが、そこまでモースは予期していたのかな?偶然?
私の推測ですが、二人はやっぱり名コンビだと思いたいですねw

そして、ルイスは真相?(というか真相の一歩手前)に気づいて、デイブの家を一人で訪ねました。それを知ったモースは焦ったでしょうね。単身乗り込んでいって、危ない!!って。
終盤のシーンはかなりクレイジーでした。ケイトの過去も明らかになりましたし、彼女が凶行に走ったのも、まあ頷けます。
デイブの愛は本物だと思いましたが、ケイトはそれも受け入れられなかったのかなあ。デイブはケイトとの間に子供が居ると言っていました。ルイスもそれを喜んでいましたけれど、ケイトは「それは嘘だ」とラストで言っていました。なぜ嘘を……?

そして遅れてワイタムの森へと到着したモース。血だまりを見て「遅かったか!」と焦ってるモースよ!!心配だよね!
その場に置かれていたルイスのジャケットを手に取って、「ルイス!まずい!」と急いで車に乗るモースよ!!!
ジャケットは持って行ってあげてよ~~~と心の中で思いましたが、現場維持って意味もあったのかな。
銃を突き付けられながら死体を埋める穴を掘るルイスってのが、なんか……今まで見てきた中でトップクラスに衝撃的なシーンだなと感じました。
(デイブの血で)血まみれでぼろぼろのルイスもそうですし、最後、発砲しようとするケイトを二人で制圧するシーンね。かなりの迫力でした。
枝で銃口を逸らそうとするモースと、大声を上げて気を逸らそうとするルイス。驚いて手から滑り落ちた銃は暴発して、たまたまケイトの方へと銃弾を放ってしまいました。
一瞬の出来事なんですけども、綺麗な森の緑の中で、赤い血が浮いて見えました。補色ってのもありますが。なかなかの刺激的な画力に驚きました。

さんざん喧嘩をした二人ですが、一番最後のシーンで、モースとルイスの関係を良く描いてくれていて、ホッとします。
「If you can meet with triumph and disaster and treat those two impostors just the same」
もし勝利と敗北の両者に出会ったなら、これらの詐欺師をどちらも同じように扱わなければならない

キップリングの言葉を引用してモースを励ましたルイスですが、本人はそれがキップリングの言葉だとは気づいていません。
センターコートの碑文だと思っているところが可愛いじゃないですか!ルイス、テニスやってそうだもんね。
モースは、「それはキップリングの言葉なんやで」と思いつつも、ルイスの言葉を否定しないんです。その感じがいいじゃないですか。

考えすぎて、落ち込んでしまいがちな頭でっかちなモースの心に響くのは、ルイスの軽やかな言葉なんだと思います。
嬉しさも、悲しさも、ひとしく感受しようってルイスは「センターコート」の言葉を用いてモースに伝えているわけですね。
ルイスは決して偉そうなことを言わないし、モースを掬い(救い)上げてあげようみたいな気持ちはないんだと思います。
ルイスの優しさはさりげないところがいいんですよね。尻もち付きそうな時に、そっとお尻の下にクッションを置いてくれるような優しさ。寂しいと言ったら、にぎやかなところに連れて行くんじゃなくて、ただ黙って横に居てくれるみたいな温もりと言いますか。

シーズン8と言っても単発版ですが、ジョン・ソウさんも、ケヴィン・ウェイトリーさんも年を重ねましたね。
二人がともに年輪を重ねて、絆が深まっている(ドラマの中でもだし、きっと役者仲間としてもそうだったのだと思いますが)ことがほほえましくて、やっぱりこの二人が好きだなあと実感します。

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

Comments 2

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S・H

スペシャル版突入!

お疲れ様です。現時点で私はついにスペシャル版の4本目まで見終えて、残るは最終回のみ…。楽しみやら寂しいやらです。来週の木曜に見ます!
このスペシャル版1本目も、力強い作品でしたね。少し人間関係が複雑でしたが、気合の入った作りだなと思いました。展開も予想外で、最後はルイスが窮地に…という。これまでは大抵、モースが窮地に陥りルイスが助けるのがパターンでしたが、今回は逆でした。いいシーンでしたね。最後の言葉は、実際にキプリングの言葉なんですね。テニス協会の文言だというルイスの言葉を、そのまま受け取ってしまいました。勉強になります!
監察医のホブソンの登場も楽しみにしていました。何しろ「ルイス」シリーズの超重要人物なので。なるほど、初登場はこんな感じだったのか…と感慨深かったです(ん?)
1つだけ細かく引っかかった部分が、モースのキャラクターですね。スペシャル版に入って、なんだか〝先祖返り〟したといいますか、初期の(原作の?)モースに戻ってしまった印象が強く残りました。スペシャル版に入って、あえて原作のモースに近づけたのかもしれません。ルイスに対するパワハラっぽい言動とか、暴走気味に捜査したりとか、パブで小銭を借りたりとか、容疑者かもしれない女性にホレたりとか…。当初の作品(原作も)は確かにそんな描き方でしたが、回が進むにつれてマイルドになり、ルイスとの関係性も相棒っぽいものに進化していたのですが。初回から順にみている者としては、〝後戻り〟した感が否めませんでした。原作に忠実に描き直した、と言われればそれまでですが。
まあ、それは細かい部分で、十分楽しめましたけどね。

2020/11/22 (Sun) 00:31
ちゃんこい

ちゃんこい

Re: スペシャル版突入!

S・Hさん、コメントありがとうございます(^^)/
先週、とうとうモースが最終回を迎えてしまったようですね…(AXNミステリーのタイムスケジュールはよく見ていますw)12月はアガサクリスティなのか~とか、グラナダ版のシャーロックは一挙放送だ~とHPを見ながら、よだれを垂らしています。グラナダ版ホームズが大好きなもので…

スペシャル版になって、テイストが全然違っているように思えて、誉め言葉的な意味で、日本の二時間サスペンスみたいな緩急があったような気がしました。この作品は特に。
モースは(特に老モースの方は)あまり抑揚がないといいますか、それはそれで味があって好きなのですが、こういうパターンも面白かったです。最後にぐわ~と盛り上がって、ルイスは命の危機に!!まさに2Hサス!
ホブソンさんは超重要人物なのですね!コメントを拝見してから「ルイス警部」のウィキペディア(英語版)をネタバレ上等でがんがんに読んだのですが、確かに、超重要人物でした!!!これはルイス警部を見る日が楽しみで今からワクワクです笑
ホブソンさんのキャラの濃さもなかなか良いですねwモースを黙らせる圧がたまりません!(^^)!

モースのパワハラは復活していましたね。今までのシーズンに比べると和気あいあい感がなくて(歳を取って偏屈帰りしたのかと思ってましたw)「モース&ルイス」推しの私としてはきゅんきゅんが足りない(;∀;)
S・Hさんに言われて思い出しましたが、確かにシーズン1?2?あたりの空気感ですね。だいぶ仲良しになったのに~~!!く~
でもまあ最後の二人の掛け合いが可愛かったので、良しとします♡(誰目線)

2020/12/03 (Thu) 00:48