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主任警部モースS8E2【カインの娘たち】

シーズ8エピソード2【カインの娘たち】のあらすじ&最後までのネタバレです。

二話目。1996年11月放送だそうです。今から24年前ですか……私は小学生の頃です。
こちらもBSで放送されていた物を録画したので、吹替なのですけれど、吹替の厄介なところは、人の名前が聞き取りにくいところですね。
私の本名の苗字は結構珍しいので、いつも一度では聞きとってもらえないのですが、聞き取る側も大変だなと常々思っています。そんな気持ちを体験している感じです。

さて「カイン」とあるので、カインとアベルの「カイン」なのだと思うのですが、いったいどんな意味があるのでしょうか。

===

自宅で寛いでいたモースの元へ電話がかかってくる。オックスフォードの在学生が、卒業生に寄付を募る電話をかけていたのだった。
電話で寄付金集めなんて、そんなことをやっているから、寄付金に頼らないと運営ができなくなるんだと一喝するモース。
その裏では、教授たちが寄付金集めの集会を開いていた。

余命僅かの学校教師スティーブンスは、家政婦であり、友人でもあるブレンダに誕生日をお祝いしてもらっていた。
そんなブレンダは夫テッドからの暴力に悩まされていた。

ある日、大学で寄付金集めの運営をしていたマクルーア博士が刺殺体で発見される。
ホブソン医師の鑑定では刃渡り13センチほどの切れ味の悪いナイフで殺されたらしい。凶器は不明で、犯人はスニーカーを履いていたことが判明する。
ホブソンはモースのネクタイの色がおかしい、髪の毛が長いといじりつつ、遺体とともに引き揚げていった。
彼の部屋を捜索すると、若い女性が写る写真が残されていた。そしてマンションの住人の証言で、彼を訪ねてくる若い女性が居たことが判明する。

モースはストレンジから警察改革の話を聞いて、経費削減のために昇進がしばらく延期になることや、捜査人員の削減などもろもろ切り詰められるように迫られていた。ルイスの昇進話もしばらくは無かったことになるのだろうと考えると、ストレンジもモースも肩を落とした。

捜査のため、マクルーアが勤めていた大学へ向かったモース。彼は学生からの人気が高く、寄付金集めに長けていたらしい。
彼の世話係の女性に案内してもらい、彼の執務室を見学したモース。彼女はまた担当して短いらしく、ほとんど関りがなかった。
彼女の前にテッドという男性がマクルーアの担当をしていたが、転職をして今は博物館の警備員をしていると教えてもらう。転職理由を尋ねてみると、どうやら上階で学生が転落死するという事故があったらしく、そのことで気に病んだのではないかと彼女は言った。
被害者の名前はマシュー。ルイスは彼の検死報告書を調べてみることにする。

モースはテッドが勤めている博物館へむかったが、彼は心臓発作を起こして入院していると言われる。
警察署へ戻ってきたモースはルイスから、マシューが死亡時、麻薬中毒になっていたことを知らされた。
「どうせ麻薬やるくらいなら、ビールでも飲めばいいのに」
そういうルイスをパブへと誘ったモースは、ストレンジから伝言を頼まれていた昇進の延期について語った。ルイスは少し不服そうにしていたが、それはモースにもどうしようもなかった。
マクルーア事件を早く解決しれば、昇進への道も再び開かれるかもしれないとモースは発破をかける。
なぜ、マシューの事件の直後、テッドは学校を辞めたのかが引っ掛かるモース。マクルーアとは長い付き合いだったのか、彼は博物館にテッドを推薦する手紙までしたためていた。
それを聞いたルイスは「仲が良かったのではなく、追い出したかったのかもしれませんよ」と意見を述べた。

モースとルイスは、大学へ向かい、テッドについて話を聞いた。表向きは退職だったが、マクルーアが穏便に事を済ませるために追い出したのだと言う。
マシューの麻薬の横流しをテッドがしていたのではないかと疑われていたのだ。
もしそれが事実だとすると寄付金集めに支障がでるため、証拠はなかったものの、丁重な推薦文を書いて博物館へと転職させたのが実情だった。
テッドのことが気になったモース達は、彼が入院しているという病院へ向かったが、彼は勝手に退院した後だった。

彼の自宅へ向かうと、テッドと妻のブレンダが迎えた。妻に横柄な口の利き方をするテッドに、モースとルイスは眉をひそめた。
マシューの事件について話を聞いてみるが、彼は麻薬には一切関係ないと答える。
ルイスがブレンダに話を聞くと、娘の名前がケイと言うことを知り、マクルーア博士の家に電話帳にあった「ケイ」という名前と合致することに気づいた。もしや彼の家に出入りしていた若い女性は、、テッドとブレンダの娘、ケイではないかと考え始める。
モースはマシューに、博物館までの通勤は大変ではないかと尋ねた。彼は自転車で通っているらしいが、心臓発作で倒れる前夜、パブで盗まれたと言う。マクルーアが殺された時間にアリバイがあったが、心臓の不調を訴えてから入院するまで11時間も空白の時間があることが、モースは引っかかっていた。
ひとまず引き揚げることにした二人。
「自転車なんてどうして気になさるんです?」
「どうせアイツが川に捨てたんだろう。マクルーアの遺体でも担いだんじゃないか?」
「それは不可能です。アリバイが」
「夜中に心臓発作を起こしてるのに、昼に入院するやつがあるか」
そんなモースに対し、ルイスもケイという娘がいること、その女性にそっくりな写真をマクルーアが持っていたことを報告する。
「テッドを引っ張って絞るか?」
「心臓発作で倒れますよ」
「うーん、じゃあひとまず泳がせるか」

警察署へ戻ってきた二人。ルイスはケイという人物宛てに何度も留守電を残した。
「留守電と言うものは好きになれないな」「電話その物がお嫌いでしょ?」と冗談を言いつつ、二人はマクルーアの家に残っていた若い女性の写真を眺めていた。
親子ほど年の離れた二人の関係を推理する。するとルイスは数ある写真の中から気になるものをピックアップした。それはマクルーアの働いていた大学で撮影された写真だった。

さっそくモースは大学へ向かい、学寮長に話を聞いた。写真に写っていたのはマクルーアとケイと思われる謎の女性。
もう一枚の大学の写真には、デイビスという資産家の息子と、マシュー、そして謎の女性。
デイビスとマシューは険悪だったらしく、何度か騒ぎを起こしたことがあった。資産家の息子と言うことで処分は甘かったが、結局デイビスは自主退学してしまったと言う。
学寮長にデイビスの現住所を訊き出したモース。彼は父親が持っている競走馬を育てるために牧場で働いているらしい。
一方もルイスはケイという人物の住所を割り出した。彼女は高級コールガールをしていた。

その頃スティーブンスは、自分の生徒であるケビンを部屋に呼び出し、自分に好意を抱いている彼を利用して、ある計画を進めていた。

モースとルイスはパブへ向かい、今一度事件を整理してみることにする。
テッドがマクルーアを殺していないとして、だれが容疑者として考えられるか。ケイを取り合っていたマシューとデイビスの怨恨。マシューを麻薬漬けにして殺し、ケイを独り占めしようとしたが、マクルーアとケイが男女の仲だと知り、デイビスがマクルーアを殺した説。
そんな突飛な発想をしたらまた本部長に怒られる、とルイスはモースに言うが、モースは解決すれば問題ないと答える。

ルイスはデイビスに会いに行った。
マシューとは親友と呼べる仲で、ケイとは恋人同士だったが、マシューとも親しくするケイに嫉妬して、マシューと喧嘩をしたこともあったと言う。
マクルーア博士は、マシューと自分の喧嘩を仲裁してくれたことがあり、そこからケイとの関りを持ったのではないかとデイビスは言う。
ケイとマクルーアの関係を疑うルイスだったが、デイビスはそれを否定。結婚の予定もあり、彼女がコールガールをしていても気にはならないと毅然と答えるのだった。

一方モースはケイと連絡を取り、彼女に会った。マクルーアとは良き友人としてプラトニックな関係だったと彼女は言う。父親のテッドと不仲だったこともあり、父のように慕い、何でも話せる間柄だった。
「テッドは本当の父じゃない。本当の父は3歳のころに死んでるわ。暴力をふるわれて、肩に火傷もある。母も被害者よ」
彼女はデイビスのことを愛しているが、結婚は考えられないと言う。マクルーアにも相談した結果、デイビスと結婚すべきだと言われ、それに従っているもののそれでも迷っていた。
それを聞いたモースは、ケイがデイビスよりもマクルーアを愛しているのだと分かった。

街中でテッドの自転車が放置されているのが発見され、そこにはマクルーアの血もついていた。
ストレンジに相談して、医者立ち合いの元事情聴取をする許可を得る。

その夜、テッドの働く博物館にケビンが向かっていた。彼は展示ケースをこじ開けて、展示品に手を伸ばす。
スティーブンスはブレンダや生徒たちとマクベスの芸術鑑賞へ向かっていた。

翌朝テッドを訪ねて家へ向かったモースとルイスは、彼が行方不明になっていることを知る。
妻は昨晩スティーブンスの部屋に泊まったらしく、夫がどこへ行ったかは分からないと言う。
モースは彼女の様子があまりにも出来すぎていて、まるで練習をしたかのように感じられた。
そこへ本署から連絡が入り、テッドが勤める博物館で、展示品の短剣が盗まれたとの通報の知らせを受けた。
念のためルイスが調べることになり、モースはブレンダと親しくしているスティーブンスに話を聞きに行った。

スティーブンスはブレンダの不遇をモースに語ったが、テッドのことを嫌悪していて、このまま見つからなければいいと言う。
攻撃的な彼女の口ぶりに困りながらも、聴取を終えて戻ってくると、ルイスとストレンジが話していた。
ストレンジが何をしゃべったのか気になるモースだが、ルイスは「どうせ暇なんでしょう」と返した。(捜査状況が気になるのと、ルイスのフォローもしなきゃという優しさからの行動と思われますが)
ルイスは盗まれた美術品が、マクルーアを殺した凶器と特徴が一致する点をモースに報告。殺害とは時間が前後するが、奇妙な一致であることにモースも首をひねった。

そこへ、テッドの遺体が発見されたとの通報が入り、現場へと急行する。
第一発見者に話を聞くと、流れがほとんどない場所だから、捨てられたのはこの付近だろうと証言を得る。
ホブソンに呼ばれて、遺体に刺さったままの凶器を確認したところ、それは博物館から盗まれたものだった。
「これ、マクルーア殺しの凶器にも合致するわよ」
ホブソンとルイスは偶然の一致だろうかと考える。モースもあり得ないと否定しながらも、その謎が引っ掛かっていた。

博物館へ向かった二人は、そこでテッドがあるトリックを使ったのではないかと考える。展示品を並べるケースの裏張りには、日焼けしづらい布が使われていた。
もし一本の短剣を盗んでいたとしても、ほかの展示品をずらせば、そこに何かが飾られているとは思われない状態だった。
「つまり、テッドはずっと前から短剣を盗んでいたにもかかわらず、周囲は気づいていなかった。昨日の盗難騒ぎは、わざと起こされたものだとしたら?マクルーア殺しの凶器がこの短剣であると我々に知らせるために起こした狂言盗難ではないでしょうか」
モースは今回の殺人を「カインの娘たち」の犯行だとたとえた。
テッドのことを憎む人間たち、ブレンダ、スティーブンス、ケイが共謀してテッドを殺したのではないかと考えていたのだ。

その頃スティーブンスは病院に見舞いに行っていた。教え子のケビンが自動車で事故を起こし瀕死の重傷を負っていたのだ。

モースはテッドの死の真相を探るため、妻のブレンダを訪ねた。
マクルーア殺しはテッドの犯行ではないかと単刀直入に聞いてみると、彼女はそれを認めた。麻薬の密売をしていたことがマクルーアにバレ、それで彼を殺したのだろうとブレンダは言った。
しかしテッドを殺した人物は分からないと言うブレンダに、本当にそうなのか、だれが入り知恵をしているのかと追及するモースだが、彼女は答えなかった。

一方ルイスはスティーブンスに話を聞きに行っていた。脳腫瘍が神経を圧迫しているからなのか、思うように証言が引き出せない。
そして彼女はルイスの前で倒れてしまう。
病院に運ばれた彼女は、モースに話があると言い出した。
テッドを殺したのはだれかと問いかけても、腫瘍のせいで、彼女はもううまく言葉が出せない。彼女は認否も出来ず、二人はケイに話を聞きに向かうことにした。
警察署を出る前、スティーブンスがブレンダに預けていた手紙を渡されたモース。スティーブンスは自らが死んだあとで開封してほしいと頼んでいたが、モースたちは手紙を開封した。
ルイスが読み上げると、その手紙の中でスティーブンスが犯行のすべてを自供していた。
しかしにわかには信じられないモースたち。
「おそらく殺したのは三人で、犯行時刻は我々が思っているよりももう少し前だ。博物館の盗難騒ぎがあったことで、凶器が盗まれた日よりも後だと我々は思わされていたが、本当はもっと前から短剣は盗まれていて、テッドは殺されていたと考えれば、自然だ。
ブレンダ、スティーブンス、ケイ全員にアリバイがないだろう」

スティーブンスの車からは、テッドをくるんでいたカーペットと同じ繊維が発見され、彼女の車が犯行に使われたことが明らかになる。
ケイは自分にはアリバイがあり、犯行には一切かかわっていないと断言。
警察署に連行するも、完全に否認をした。デイビスと一緒に居たアリバイも成立し、ケイは釈放に。さらにブレンダも訴追できないまま。
「私たちよりも、スティーブンスは何枚も上手だったんだ」
スティーブンスは亡くなり、事件は完全に手詰まりを迎え、被疑者死亡で解決を迎える。
納得のいかないルイスはストレンジに捜査続行を訴えるが、ケイとブレンダを訴追するだけの証拠がないこと、そして上層部から捜査終了だと言われていると告げられる。納得のいかないルイスは自分が警察を続ける自信を失ってしまうが……
モースはスティーブンスの葬儀へ向かった。そこへルイスも駆けつけて、彼女の棺を二人は黙って見送るのだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

うおおおお、もやっとするラストですわ~~~
途中までこれは核心にせまっているなあと思っていたのですが、スティーブンスの病状悪化で真相は闇の中ということですかね。
闇と言うか、スティーブンスがすべての罪を背負って黄泉の国へと旅立ってしまった。
合間合間のシーンで、スティーブンスが着々と計画を進めているのは描かれていました。
ブレンダにテッドからの暴力のことを聞いていたし、ケイの存在も知っていました。おそらくマクルーアの殺害についてもブレンダから聞いていて、テッドへの復讐を決めたのでしょう。
ブレンダやケイには動機があるため、全く無関係の教え子ケビンを利用することにしました。ケビンもそれを望んで?いたのでしょう。
実際に誑かしていたわけだし(きっと身体を差し出したよね)
彼を利用した報いとして、彼が共犯であることは一切漏らさずにすべてを抱えてスティーブンスは逃げ切りました。
ケビンはケビンで、本当にスティーブンスのことが好きだったのかな。彼は彼女の罪に加担したあとで、自損事故で瀕死の重傷を負いますが、それでも彼女のことを思っていたし、スティーブンスの願いが叶ったことを祝福していました。
自損事故を起こす直前まで、彼は車に乗って猛スピードで街中を走り回っています。かなりハイの状態でした。
あれはどんな精神状況なのかわかりませんが(薬をやっていたわけではなさそうだし)、今まで経験したことのない悪事に加担した興奮?好きな女性(教師)の役に立てた興奮?彼女を手に入れることができた興奮?
何がどうなったのかはわかりませんでしたけど、ケビンはケビンで、あのシーンの彼は完全に満たされた状態だったように見えました。

テッドは学内で麻薬を流していました。それをマクルーアが気づいて止めさせた。結局また麻薬の横流しをしていたのが見つかってしまい、テッドはマクルーアを殺したけども、ブレンダが夫からの暴力に悩んでいたことを知っていたスティーブンスは、彼女を解放するためにテッドを殺そうと計画した。
マクルーア殺しの凶器をあえて使用することで、テッドによるマクルーアの殺害を告発したということになるのかな。
ちょっと難しかったですね。

スティーブンスが最初に登場した時のセリフがすべてですかね。
「人生は長さではなく、どう生きたかが大切」
この人が余命短いってのはこの台詞で分かったんですけれど、この台詞にどんな含みがあったのか、このシーンではまだ分かっていませんでした。
彼女なりに何か成し遂げたいと思っていたんだなと後で思い起こされる台詞ですね。
悔いなく生きていたいっていう描写はドラマとかでもよくありますけど、彼女が命残り少ない時にやり遂げたいと思ったのは、ブレンダとケイを助けてあげたいという気持ちからくる「復讐」だったんだなあ。彼女なりの人助けのつもりだったんだよなあ。名前を付けるなら「復讐」なんだけれど。

さて事件とは全く関係ないルイスの可愛かったシーンを。
経費削減の波が来てますね~~~前回に引き続き、テムズヴァレー署はコストカットの嵐が吹き荒れていますwww
ストレンジ警視正から「昇進はしばらくなし」と言われ、モースはルイスにそのことをパブに飲みに誘ったついでに話します。
その時の「ふ~ん、へ~そうなんだ~(ツーン)」って感じのルイスの顔が最高に可愛いんですけどww吹替の岩崎ひろしさんも、かっこいい感じの声なのに、ここだけはちょっとツンとした声を出していて、表情と相まってGOOD笑
パブのシーンは突然切り替わるので、警察署の風景からいきなりルイスの不満顔がドンとアップで出てくるのに爆笑してしまいました。

今回はユーモア多めの回なのかしら。
テッドの事情聴取で心臓発作弄りもそうですが、パブでのシーンで、マシューの事故死を殺人ではないかと考えだしたモースに対し、
「本部長が怒りますよ~殺人事件をまた一つ増やしたら」とルイスは言います。
「いいんだよ、二ついっぺんに解決すれば大喜びだ!」と答えるモースの掛け合いだいいですね。
このシーンの言い回しはちょっと面白かったです。モースが「ハハハ」と笑うシーンがあるんですが、そこもよかった。

ルイスがデイビスの事情聴取から帰ってきて、自分なりの推理を述べるんですが、あまりつじつまが合ってないのでモースは否定します。
ただルイスが積極的に捜査をしてくれることが嬉しくて「やる気になってくれて嬉しい」とほめるんですね。その後すぐに、ストレンジにもルイスはめっちゃ頑張ってるんやで!!ってアピールしてました♡可愛いww昇進させてあげたいんだなあ
ストレンジもストレンジで、捜査を頑張って熱くなっているルイスを認めていましたね。まあ宥めるのが目的でしょうけど、ルイスがほめられるのは私も気分がいいです。

あとルイスは前回もそうだったように思いますが、勘がさえわたってます。
前回は、写真から場所を特定していました。
今回はブレンダの家で「ケイ」を見つけましたし、マクルーアがテッドの転職先に推薦状を書いたのは懇意にしていたからではなく「追い出したかったからでは」と勘付いたり。あとはテッドとブレンダの家のキッチンが最新のシステムキッチンだったことに気づいていました。
薄給のテッドに、どこからそんな金がわいてくるのか、と怪しんで、麻薬密売へと繋がっていきましたね。さすがです。

その他、細かい部分が書ききれませんでしたが、ケイはコールガールとして働いていました。彼女は偽名を使ってマンションを買っていたのですが、それが、ケイ・バッハと名乗っていました。それを聞いたモースはそれがすぐにケイ・ブルックの偽名だと気付きました。
ドイツ語読みと英語読みの違いに瞬時に気づいていましたね。これまた、さすがです。

あとテッド自身もなかなかの策略家でありました。彼はマクルーアを殺すために、博物館の短剣を盗んでいました。
殺した後でそっと博物館に戻そうとしていたのでしょうが、心臓発作が起きて、仕方なく返せないまま。スティーブンスたちはそれに利用して、その凶器で彼自身を殺しました。
教え子のケビンは、わざと博物館の展示ケースを破壊したというわけです。そこまで考えつくスティーブンスの構成力もすごいです。

と、話の流れはもやっとしてしまったんですけど、モースとルイスのコンビ感は相変わらずよかったのです。
最後、スティーブンスのお葬式の時の二人の表情が、なんだろう、どうしようもない気持ちを共有していたな、と思いました。
真実はもう明らかにしようがないし、明らかにする必要があると思う気持ちを持つルイスの気持ちもよく分かっているモース、モースが呑み込んだ気持ちも分かっている(だろう)ルイス、黙って消えていくスティーブンスの棺を見つめていた二人の心中は重なってたんじゃないかなあ。やりきれなさとか。

タイトルのことですが、カインってのはあの、カインとアベルのことだと思うのですが、カインの娘たち、というのはどういう意味なのでしょうか。
カインは弟のアベルに嫉妬して、殺しました。そして殺したことを隠しましたが、やがて露見し、カインは追放されます。
復讐を恐れたカインでしたが、彼を復讐する者は七倍の復讐を受けることになるという刻印をヤハウェはカインに与えて守りました。
カインには子どもが居ました。追放された地で妻をめとって、エノクという息子を持ちました。
エノクは別に人を殺したわけではないので「カインの息子」は悪人ではないように思います(どうなんだろう)

「カインの娘」というのは、人殺しの娘という意味だと思うのですが、だとしたら人殺しをテッドだとすると、娘はケイということになります。全然しっくりこない解釈です。
そもそもカインがアベルを殺したのは嫉妬が理由なので、今回のようなマクルーア殺しも、テッド殺しも動機は合致しません……(ーー;)
しっくりこないから、無理やり理解しようと考えてみます。
テッドはカインだとして、彼が殺したマクルーアを愛していたケイ、テッドへの憎しみがあったブレンダ、そして二人の深い悲しみを耳にして余命を使い切ってでも彼女たちの復讐心を全うさせようとしたスティーブンスの三人もまた(人殺しだから)カインだったのか?もしくは、カインに復讐をしようとした者たちを指しているのか。だとしたら「The daughters of Cain」ってのが合わないしなあ。
きっと原作を原文で読めば、分かるのかな……

結局、緻密に練られたスティーブンスの計画によって、彼女一人が罪を被りました。ケイもブレンダも、ケビンも罪には問われません。
ケイもブレンダもそれが分かっていましたね。不敵な笑みを浮かべていたケイも、スティーブンスの死の悲しみに暮れているブレンダも、無罪放免です。スティーブンスの完全勝利でした。
スティーブンスがその命と引き換えに、復讐を果たしたわけですが、もしや、カインを殺した者に与えられる七倍返しの復讐というのは、「彼女(スティーブンス)の死」だったのかな?いや、それも解釈としては合わないな。
というわけで無理やり解釈もできませんでした(放棄)(◞‸◟)

とても難しい話でした。いつか、またしっかりと観なおして、理解を深めたい作品ですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

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