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名探偵ポワロS3E11【猟人荘の怪事件】

シーズン3エピソード11【猟人荘の怪事件】のあらすじ&最後までのネタバレです。

シーズン3の最終話となりました。
「怪事件」シリーズは、「エンドハウス」「スタイルズ荘」に続いて今回で、三回目になります。
あながちmysteryという単語を怪事件と訳しているわけではないようで、先日のスペイン櫃の原題にもmysteryは使われていましたが、そのときは「秘密」と訳されていました。不思議なものです。

===

ポワロはヘイスティングスに誘われて、ライチョウの猟へとやってくる。
ヘイスティングスの友人でロジャーという男が、猟場近くの猟人荘の主人をしているハリーの甥っ子で、その縁でやって来たのだ。

ライチョウを追い立てて飛んだところを、陣地から猟銃で撃って狩りをするヘイスティングス。
ポワロの目的は、ヘイスティングスが獲ってくれる(予定の)ライチョウ料理。しかし、寒空の下に二時間も待っていたポワロは風邪をひいてしまう。
猟を終えて、猟人荘へと戻ってきたポワロは急いで暖炉の前に陣取るが、体の芯まで冷えてしまって体調が悪化してしまう。
ポワロはヘイスティングスとともに予約していたホテルへと戻っていった。

その夜、猟人荘の主人が何者ハリントン(ハリー)かによって射殺される。
駆け付けた警察に家政婦のミドルトン夫人が状況を話した。
「だぶだぶのオーバーを着た、ひげを蓄えた男が主人に会いたいと言ったのでお通ししました」
彼を撃った犯人はそのまま部屋の窓から逃走。翌朝にはジャップ警部も到着するが、なぜか重要参考人であるミドルトン夫人が行方不明に。

ポワロも事件の捜査をしたいところだが、高熱が下がらず動くことができない。その代わりにヘイスティングスとジャップ警部から話を聞いて、推理をしていくことにする。
ヘイスティングスの友人ロジャーは、ハリーの遺産を相続することになっていた。
彼は昨日の狩りのあと夕刻18時過ぎの汽車に乗ってロンドンへと帰っていた。事件の連絡を受けて慌てて戻ってきたロジャーをヘイスティングスが迎え、ポワロに会ってもらう。
ロジャーのアリバイを確認したポワロ。彼はロンドンに戻ってキングスクロス駅から少し歩いてクラブへ行っていたと答えた。

ジャップ警部とヘイスティングスは、ロジャーの妻ヘイバリング夫人にも話を聞いた。彼女は昨晩、事件のあった時間に猟人荘に居た人物の一人だった。
彼女は当時のことを克明に証言した。犯人と思われる男を目撃したと言い、車の音が聞こえなかったので歩いてきたか、遠くに停めていたのではないかと証言した。

ポワロはホテルの部屋からフロントへ電話をして、列車の時刻表を知りたいと言った。
ジャップ警部たちが部屋に戻ってくると、そこには駅員アンストラザーの姿が。彼はポワロに列車のことを聞かれたついでに、昨晩の出来事を相談していた。
彼が立ち去ったあと、ポワロはジャップ警部たちにアンストラザーの身に起こったことを話した。
「彼は、もじゃもじゃの髭にメガネの男に、自転車を盗まれたんですよ」
ポワロはヘイスティングスに、ハリーの従弟であるアーチーに話を聞いてくるように指示を出した。

ヘイスティングスは、小学校の教師をしているアーチーの元を訪ねた。そしておじのハリーに対していい感情を抱いていなかったのではないかと単刀直入に尋ねる。
「当たり前です。しかしあんな男は殺しに値しない」
ハリーは、腹違いの実の弟を使用人のようにこき使い、人をだまして金を手に入れ、それをもとに大儲けしていた。そんな男に良い感情を抱くはずがない、とアーチーは答えた。

その後ホテルに戻ってきたヘイスティングス。ポワロはロジャーが嘘を吐いていると言い出す。
ロジャーを呼んだポワロは、彼のアリバイが成立しないと主張した。
「あなたは18時過ぎの列車に乗って、その後次の駅で変装した姿で下りた。そして猟人荘へ向かったんです」
このままではあなたは逮捕される、と警告するポワロだが、本当のことは口にできないとロジャーは口を閉ざした。
そこへジャップ警部宛てに連絡が入り、行方不明になっていたミドルトン夫人が発見されたと分かる。

ミドルトン夫人に会いに行ったポワロたち。彼女からは意外な証言が出てきた。
「私、家政婦紹介所からの紹介で猟人荘の仕事に向かったんですけれど、駅で素敵なアイルランド人の奥様に呼び止められて。その方はハリー・ペース夫人と名乗られましたが、その方に、今月のお仕事は無しで構わないと言われたんです」
その分、給与はしっかりと払ってもらったらしく、ひと月の間、ほかの仕事を入れなければもうひと月分の給与もくれると言われ、ミドルトン夫人は快諾したという。
つまり、警察に犯人の証言をした家政婦のミドルトン夫人は偽物だったのだ。

ジャップ警部は本当のミドルトン夫人を見つけなければと躍起になるが、ポワロは盗まれた自転車を見つけることの方がきっと近道だという。
警察に連行されたロジャーは、ついにアリバイについて真実を話した。
「競馬の借金について、話し合いをしていたんだ」
どうしてもそのことを夫人にばらすわけにはいかず、嘘を吐いたのだとロジャーは白状した。

その後、ポワロとヘイスティングスは猟人荘へ向かい、メイドのジョーンに話を聞いた、ミドルトン夫人はどんな人物だったかと尋ねると、厳しくて、いつもメモ書きで指示を出していたという。
事件のあった日は、ロジャーたちと一緒に車に乗ってジャックの家まで荷物を取りに出かけたという証言を得る。
彼女が愛用していたというエプロンを拝借したポワロは、そのままハリーの弟であるジャックに話を聞きに行った。
事件のあった日、ミドルトン夫人が荷物を取りに来たかと尋ねたが、彼女は来なかったという。
事件があった直後、ミドルトン夫人がやってきて、事件の通報をしてほしいと頼んできたらしい。
なぜミドルトン夫人は猟人荘の電話で通報しなかったのかとポワロが聞いてみると、
「ヘイバリング夫人に鎮静剤を飲んでもらわないといけないから、代わりに通報してほしいと頼まれた」
と答えた。それを聞いたポワロは、ジャックの飼っている猟犬を使って、ある実験をしたいと言い出す。

犬にエプロンの臭いをかがせたポワロは、ジャックやヘイスティングス、警部を伴って道を進んでいく。
ある農地で反応を示した犬は、そこに埋められた変装用のコートや行方不明になっていた自転車を発見する。
そのまま猟人荘へと向かった一同。そこにはアーチーやロジャーたちがそろっていた。
ポワロは今回の事件の謎解きを始める。
ロジャーが乗った18時過ぎの列車には変装をしたある人物が乗っていた。その人物の行動は非常に奇妙で、変装して乗り込み、次の駅で降りた後、駅員の自転車を盗んで、その自転車と変装道具を農地の土の中へ埋めた。
「ロジャー、あなたは一度警察に捕まり、言いにくいアリバイを証言することで、自らを容疑者リストから外そうと考えた」
ロジャーと同じ列車に変装していた人物は、妻のヘイバリング夫人。彼女こそ、偽のミドルトン夫人だった。
「ミドルトン夫人は一か月前から臨時雇いで猟人荘で働いていました。不思議なことに、彼女とヘイバリング夫人は同じ場所に同時に居たことがない」
彼女が仕事をしているときは夫人は寝室で休んでおり、ヘイバリング夫人が居る時は、ミドルトン夫人は行方不明。
事件当夜、ミドルトン夫人としてジャックの家に行ったものの、その足で戻ってきたヘイバリング夫人は、銃でおじを殺し、ミドルトン夫人としてジャックの元へ向い警察に通報してもらったあと、ミドルトン夫人の変装用の衣装を暖炉で燃やした。
そして彼女は永遠に行方不明に。
ロジャーたちはただの推理で、証拠がないと主張するが、ジャックの猟犬にエプロンの臭いをかがせた後、猟犬はヘイバリング夫人の前で止まった。

叔父のことを快く思っていなかったロジャーたち。競馬での借金を返済するために彼を殺して、遺産を相続しようと考えた末の犯行だった。

その後、アンストラザーに見つかった自転車を返しに行ったポワロたちだったが、埋められていたことで泥まみれ、歪んでしまった自転車に、アンストラザーはいい顔をしない。
感謝の言葉を期待していたポワロは帰り道苛立った。それにたいしジャップ警部は「プロは感謝を期待しちゃあいけませんよ」という。
ポワロは「ジャップ警部も言うもんだ」と苦笑いするのだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

なるほど、みんなの厄介者が殺された事件でした。
ミドルトン夫人といういかにも怪しい感じの家政婦さんが、偽物で、ヘイバリング夫人の変装でした。
ポワロの事件の中には結構変装していたっていう展開(トリック)が多いのですが、男性の変装はやっぱり髭が定番で、あとは男女兼用で牛乳瓶底の眼鏡ですね。

あとトリック?のエッセンスとしては「一度疑われた人が、容疑が晴れかけると、怪しさも消える」というやつ。
これはスタイルズ荘の怪事件でもありました。
一度逮捕されれば、容疑が晴れると二度と検挙されない、一事不再理?みたいな感じのことですかね。
ロジャーは「競馬の借金について、ある人物と相談をしていた」というのは本当だったんですよね。実行犯はヘイバリング夫人だったけど。
この場合、ロジャーはどういう罪で裁かれるんだろう。

ヘイスティングスの友人でもあるロジャーが犯罪の片棒を担いでいたわけですが、あまりヘイスティングスはダメージを受けていないようでした。それが意外で。
身近な友人が殺人事件の当事者だったらもう少しうろたえるけどなあと私は思いますw

一番面白かったシーンは、ラストでヘイバリング夫人がミドルトン夫人だったと判明したところです。
猟犬が匂いで、ミドルトン夫人=ヘイバリング夫人、だと示したわけですが、それに対して「くだらない小芝居だ!」とロジャーは苛立っています。まだ誤魔化そうとしているわけですね。
それに対して、ヘイバリング夫人が「いい加減にしなさい、ロジャー」と一喝するシーン。
潔いと言いますか……女は強いなと思いました。
そもそもこの事件の引き金になったのは、ロジャーの競馬癖なわけで、ロジャーが借金さえ抱えなければ、この殺人は起きなかったわけですよね?
そう考えると、空しいやら可哀想やら、ヘイバリング夫人にちょっと同情してしまう自分が居ました。

あとはちょこちょこ気になったシーンをまとめて。
ポワロがヘイスティングスと宿泊していたホテルの名前が「red grouse」と書いてありました。赤ライチョウホテル?ってことですかね?
ちらっとしか見てなくて、忘れちゃいましたけれど。

あとジャックの証言も気になりました。確か事件当日の夜、ミドルトン夫人は確かにジャックに通報を頼んでいましたけど「ヘイバリング夫人に薬を飲ませないと」という発言はしていなかったように思います。端折られたんでしょうか。

アンストラザーに自転車を返しに行った時、別にろくに感謝してくれない彼にポワロが苛立っていましたね。その時のジャップ警部の言葉はしみました。
「プロは感謝を求めちゃだめ」
いや~わかります。見返りを求める優しさは「下心」なんですよね。別にそれでいいんですけど、感謝されないことを不満に思っていると、どんどんその不満が募っていくからなあ……と自分の私生活(仕事)のことを思い出してちょっとへこんだ私でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

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