【ねことじいちゃん】を観た
2021年02月20日 公開
流行り病の影響もあって、ひさしく映画館で映画を見ておりません。
あまり興味ひかれる映画の公開がないってのもありまして。
テレビで放送されている映画はたまに観ているので「映画観てないな~」という感覚もないと言う。
とくに感想をまとめようと思っていなかったのですが、備忘録がてら。
先日BSテレ東で放送されていた【ねことじいちゃん】のあらすじ&最後までのネタバレです。
あまり興味ひかれる映画の公開がないってのもありまして。
テレビで放送されている映画はたまに観ているので「映画観てないな~」という感覚もないと言う。
とくに感想をまとめようと思っていなかったのですが、備忘録がてら。
先日BSテレ東で放送されていた【ねことじいちゃん】のあらすじ&最後までのネタバレです。
===
過疎化の進む小さな島で暮らす大吉。
妻に先立たれた大吉は、妻が拾った猫のたまと一緒に暮らしていた。
朝の日課はたまと二人で散歩すること。
幼なじみで仲良しの巌やサエとのんびり暮らす毎日だった。
春、東京から美智子の女性がやってきて、島にカフェを開いた。
「こんな何もない島に、よくやってきたね」という年寄りに対し「そんなことない。いろんなものがありますよ」と美智子は言う。
たまはサエの飼い猫みーちゃんという猫に夢中。
美智子の美人ぶりに村の若医者健太郎は好意を抱いた。
サエがえんどう豆をおすそ分けしてくれた。
亡き妻が春先に豆ごはんを作ってくれたことを思い出す大吉。
レシピが残っていないものかと家を探し、たまが偶然落した箱の中から書きかけの料理ノートを見つけた。
しかしそこには、ほんの数品のレシピしか残っていなかった。
サエ、巌、そして美智子にそのノートを見せた大吉。
美智子から「続きは大吉さんが描いてみたら?」と言われ、大吉は料理作りに精をだす。
夏、妻の三回忌を済んだ。
東京から息子の剛が帰ってきた。
妻が料理教室を開いたと言い、それを聞いた大吉はレシピノートの続きを書いていることを話す。
そして稲荷ずしを振る舞った。
懐かしの味、母との思い出が蘇ってくる二人。
不自由の多い島での一人暮らしを心配した剛は、よかったら東京で一緒に暮らさないかと言い、帰っていった。
秋。
島の郵便局員サトシは、大吉の教え子だった。若者が島を離れる中、サトシはこの島が好きだからと残っていた。
そんな彼の発案で、島の住民達全員で参加できるイベントをしようという話に。
美智子も賛同し、仲良しの巌の提案でダンスホールを開くことに。
島民たちが協力し、学校の体育館を装飾。大吉は手料理で島民をもてなす。
巌は幼なじみのサエとダンスを踊る。互いに好意を持っていたが、それぞれ別の道を歩んでいた。
胸に秘めた思いを昇華するように、二人はそのひとときを楽しんだ。
それから間もなくサエは亡くなる。
彼女の愛猫みーちゃんは巌が引き取るべきではと皆は言うが、巌は固辞した。
結局、島の猫として美智子の店で飼うことに。
冬、大吉が自宅で倒れる。
美智子がたまたま家に来たことで助かるが、心臓の機能が低下していると言われ、
駆けつけた息子の剛は東京で暮らそうと再度提案する。
診療所から自宅へ戻ってきた大吉だったが、たまが行方不明に。
三日経っても行方知れずで、もしや亡くなったのかと不安が過る大吉。
探し疲れて帰宅すると、玄関に魚が一匹。
そしてたまが帰ってきていた。自分のために魚を取って帰ってきてくれたのかと喜ぶ大吉。
島の人とのふれあいの中で、レシピノートが埋まっていく喜び。
穏やかな時間、変わらない日々の中で暮らしていきたいと話し、それを聞いた剛は心配を口にしながらも納得して帰っていく。
からだの調子も良くなり、一人と一匹、島で暮らす日々が続いていくのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
いや~ねこちゃん可愛いです。終始、猫に癒される映画でした。
この作品、公開当時に映画館に観に行こうと思っていた作品でしたが、叶わず。
主演は立川志の輔さん。巌役に小林薫さん、サエ役は銀粉蝶さん、若医者は柄本佑さん、美智子役は柴咲コウさん。
息子の剛役は山中崇さん、郵便局員には葉山奨之さんがご出演されていました。
そして監督は、動物写真家の岩合光昭さん。世界ネコ歩きが大好きな私です。
原作は同名のエッセイ?漫画?らしいです。全体的にほんわかとしたお話で、山や谷があるというわけでもありません。
島での穏やかな時間と、綺麗な自然、そして人と猫の交わりを堪能する映画でした。
小さな物語がちりばめられています。あらすじにまとめられなかったので、ここに書いておきます。
・息子の優しさも分かっているが、島に残りたい気持ちがある大吉。
大吉じいちゃんは決して頑固モノではないんですよね。
郵便局員のサトシから「先生」と呼ばれていることから、学校の先生だったというのが分かるのですが、優しくて穏やかなじいちゃんです。
東京がイヤだとか、息子の世話になりたくない!とかではなく、この島での生活を大事にしてるんだなというのが伝わってきます。
そして、息子の剛もそんな父のことを大切に思っているんですよね。剛は最後に言っています。
「心配だけど、東京に行ったら、親父もたまも、元気なくなりそうだもんな」
この言葉に、親子のいい距離感がでているなと思いますね。縁側での会話っていうのも素敵。
・巌とサエの初恋?
二人はそれぞれ別のひとと結婚して、子供ももうけ、連れ合いを亡くして一人で暮らしています。
想い合っていたけれど、結ばれなかったのが端々で描かれています。
ダンスホールをやりたい!と巌が提案しましたが、失った?青春を取り戻したかったんだろうなと感じました。
二人で踊っているシーンは、若者の恋物語よりもキュンとくるものがあります。
巌はネコが苦手な爺さんですが、猫にはめちゃくちゃ好かれます。
サエの忘れ形見であるみーちゃんを引き取ることを固辞するのですが、それはネコが苦手という理由ではなく、
自分がいつ亡くなるか分からないという不安と、遺される者の悲しみを思っての行動でした。
・タミさんと、トメさん
原作にあるキャラなのか不明ですが、けんかばかりしている島のばあさん二人。
世話焼きと、偏屈頑固、水と油の二人。途中で大喧嘩するわけですが、互いに思い合っていて、本当は仲良くしたい。
喧嘩するほど仲がいい、というわけではないのだろうけど、つかず離れずで関わりあっているようです。
映画の最後では喧嘩していましたw大吉は見て見ぬふりをしてましたw
・健太郎と美智子、幸生とあすみ
健太郎は美智子に一目ぼれしていましたね。恋仲になる描写があったわけではありません。
美智子は美人でしっかり者。自分をしっかりもっている女性という感じでしたね。健太郎はちょっと不器用そうな感じ。
もう一つ、ほとんど僅かなシーンではありましたが、高校生カップル?の存在もありました。
幸生とあすみの二人。幸生は漁師の息子、あすみは東京の大学に行くために島を離れていきます。
最後であすみがフェリーに乗って島を離れるわけですが、幸生が堤防で全力バイバイするシーンはよくある青春映画みたいでしたね。
幸生はその後、父を次いで漁師デビューしています。大吉はそれを見て微笑ましく思っていました。
・サトシはネコが好き
サトシは、島が好きで、島を離れずに、年寄りだらけの島で郵便局員をしています。
きっと若者ということもあって年寄りたちには頼りにされ、かわいがられています。
その逆もしかりで、お年寄りたちの様子もちゃんと見ています。
猫が大好きなのに、好き好きオーラ全開ゆえに、猫には嫌われてしまうという悲しい関係はほっこりさせられましたね。
嫌な奴のいない、全体的にほっこりする映画でした。
何といっても、猫たちがとても愛らしい~猫好きにはたまらない映画でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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過疎化の進む小さな島で暮らす大吉。
妻に先立たれた大吉は、妻が拾った猫のたまと一緒に暮らしていた。
朝の日課はたまと二人で散歩すること。
幼なじみで仲良しの巌やサエとのんびり暮らす毎日だった。
春、東京から美智子の女性がやってきて、島にカフェを開いた。
「こんな何もない島に、よくやってきたね」という年寄りに対し「そんなことない。いろんなものがありますよ」と美智子は言う。
たまはサエの飼い猫みーちゃんという猫に夢中。
美智子の美人ぶりに村の若医者健太郎は好意を抱いた。
サエがえんどう豆をおすそ分けしてくれた。
亡き妻が春先に豆ごはんを作ってくれたことを思い出す大吉。
レシピが残っていないものかと家を探し、たまが偶然落した箱の中から書きかけの料理ノートを見つけた。
しかしそこには、ほんの数品のレシピしか残っていなかった。
サエ、巌、そして美智子にそのノートを見せた大吉。
美智子から「続きは大吉さんが描いてみたら?」と言われ、大吉は料理作りに精をだす。
夏、妻の三回忌を済んだ。
東京から息子の剛が帰ってきた。
妻が料理教室を開いたと言い、それを聞いた大吉はレシピノートの続きを書いていることを話す。
そして稲荷ずしを振る舞った。
懐かしの味、母との思い出が蘇ってくる二人。
不自由の多い島での一人暮らしを心配した剛は、よかったら東京で一緒に暮らさないかと言い、帰っていった。
秋。
島の郵便局員サトシは、大吉の教え子だった。若者が島を離れる中、サトシはこの島が好きだからと残っていた。
そんな彼の発案で、島の住民達全員で参加できるイベントをしようという話に。
美智子も賛同し、仲良しの巌の提案でダンスホールを開くことに。
島民たちが協力し、学校の体育館を装飾。大吉は手料理で島民をもてなす。
巌は幼なじみのサエとダンスを踊る。互いに好意を持っていたが、それぞれ別の道を歩んでいた。
胸に秘めた思いを昇華するように、二人はそのひとときを楽しんだ。
それから間もなくサエは亡くなる。
彼女の愛猫みーちゃんは巌が引き取るべきではと皆は言うが、巌は固辞した。
結局、島の猫として美智子の店で飼うことに。
冬、大吉が自宅で倒れる。
美智子がたまたま家に来たことで助かるが、心臓の機能が低下していると言われ、
駆けつけた息子の剛は東京で暮らそうと再度提案する。
診療所から自宅へ戻ってきた大吉だったが、たまが行方不明に。
三日経っても行方知れずで、もしや亡くなったのかと不安が過る大吉。
探し疲れて帰宅すると、玄関に魚が一匹。
そしてたまが帰ってきていた。自分のために魚を取って帰ってきてくれたのかと喜ぶ大吉。
島の人とのふれあいの中で、レシピノートが埋まっていく喜び。
穏やかな時間、変わらない日々の中で暮らしていきたいと話し、それを聞いた剛は心配を口にしながらも納得して帰っていく。
からだの調子も良くなり、一人と一匹、島で暮らす日々が続いていくのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
いや~ねこちゃん可愛いです。終始、猫に癒される映画でした。
この作品、公開当時に映画館に観に行こうと思っていた作品でしたが、叶わず。
主演は立川志の輔さん。巌役に小林薫さん、サエ役は銀粉蝶さん、若医者は柄本佑さん、美智子役は柴咲コウさん。
息子の剛役は山中崇さん、郵便局員には葉山奨之さんがご出演されていました。
そして監督は、動物写真家の岩合光昭さん。世界ネコ歩きが大好きな私です。
原作は同名のエッセイ?漫画?らしいです。全体的にほんわかとしたお話で、山や谷があるというわけでもありません。
島での穏やかな時間と、綺麗な自然、そして人と猫の交わりを堪能する映画でした。
小さな物語がちりばめられています。あらすじにまとめられなかったので、ここに書いておきます。
・息子の優しさも分かっているが、島に残りたい気持ちがある大吉。
大吉じいちゃんは決して頑固モノではないんですよね。
郵便局員のサトシから「先生」と呼ばれていることから、学校の先生だったというのが分かるのですが、優しくて穏やかなじいちゃんです。
東京がイヤだとか、息子の世話になりたくない!とかではなく、この島での生活を大事にしてるんだなというのが伝わってきます。
そして、息子の剛もそんな父のことを大切に思っているんですよね。剛は最後に言っています。
「心配だけど、東京に行ったら、親父もたまも、元気なくなりそうだもんな」
この言葉に、親子のいい距離感がでているなと思いますね。縁側での会話っていうのも素敵。
・巌とサエの初恋?
二人はそれぞれ別のひとと結婚して、子供ももうけ、連れ合いを亡くして一人で暮らしています。
想い合っていたけれど、結ばれなかったのが端々で描かれています。
ダンスホールをやりたい!と巌が提案しましたが、失った?青春を取り戻したかったんだろうなと感じました。
二人で踊っているシーンは、若者の恋物語よりもキュンとくるものがあります。
巌はネコが苦手な爺さんですが、猫にはめちゃくちゃ好かれます。
サエの忘れ形見であるみーちゃんを引き取ることを固辞するのですが、それはネコが苦手という理由ではなく、
自分がいつ亡くなるか分からないという不安と、遺される者の悲しみを思っての行動でした。
・タミさんと、トメさん
原作にあるキャラなのか不明ですが、けんかばかりしている島のばあさん二人。
世話焼きと、偏屈頑固、水と油の二人。途中で大喧嘩するわけですが、互いに思い合っていて、本当は仲良くしたい。
喧嘩するほど仲がいい、というわけではないのだろうけど、つかず離れずで関わりあっているようです。
映画の最後では喧嘩していましたw大吉は見て見ぬふりをしてましたw
・健太郎と美智子、幸生とあすみ
健太郎は美智子に一目ぼれしていましたね。恋仲になる描写があったわけではありません。
美智子は美人でしっかり者。自分をしっかりもっている女性という感じでしたね。健太郎はちょっと不器用そうな感じ。
もう一つ、ほとんど僅かなシーンではありましたが、高校生カップル?の存在もありました。
幸生とあすみの二人。幸生は漁師の息子、あすみは東京の大学に行くために島を離れていきます。
最後であすみがフェリーに乗って島を離れるわけですが、幸生が堤防で全力バイバイするシーンはよくある青春映画みたいでしたね。
幸生はその後、父を次いで漁師デビューしています。大吉はそれを見て微笑ましく思っていました。
・サトシはネコが好き
サトシは、島が好きで、島を離れずに、年寄りだらけの島で郵便局員をしています。
きっと若者ということもあって年寄りたちには頼りにされ、かわいがられています。
その逆もしかりで、お年寄りたちの様子もちゃんと見ています。
猫が大好きなのに、好き好きオーラ全開ゆえに、猫には嫌われてしまうという悲しい関係はほっこりさせられましたね。
嫌な奴のいない、全体的にほっこりする映画でした。
何といっても、猫たちがとても愛らしい~猫好きにはたまらない映画でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
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