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【2周目】主任警部モースS1E3【死者たちの礼拝】

シーズン1エピソード3【死者たちの礼拝】のあらすじ&最後までのネタバレです。

1周目はこちら→主任警部モースS1E3【死者たちの礼拝】

このエピソードでシーズン1は終了。
1周目に見た時の感想は「??」だったように思います、モースという人のことがよく分かっていなかったから余計に。
でもやっぱり2周目を見ても「???」でした。

===

教会で男が刺殺される。
献金を教会に運び込んですぐの出来事だったため、始めは、ホームレスの男が献金を奪うための犯行と思われた。
聖餐を受けていた浮浪者のスワニーが容疑者として上がり、緊急配備が敷かれる。
教会に居た信者のルース、そしてオルガン奏者のモリスが遺体を確認し、刺殺されたのが教区委員のハリーであると判明する。

礼拝には13人が参加していた。牧師のポーレンが遺体を発見したが、物音を聞いただけで逃げる人物は目撃していないと言う。
礼拝の参加者が13人というのは少ないのではないかとモースが尋ねると、今日の礼拝は「特別なもの」だったと彼は答えた。
聖アウグスティヌスの回心の祝日の礼拝だと言う。

被害者のポケットには大金と馬券が残されていた。
しかし容疑者のスワニーは依然として行方不明。
モースはハリーがなぜ大金を持っていたのか知るために、ルースに会いに行った。彼女は幼少の頃から聖歌隊で歌っており、教会の清掃も担当していたと言う。
ハリーは無職で、妻のブレンダは看護師をしていた。無職のわりに金回りが良いハリーのことが気になり、ルースの夫婦の実情について尋ねた。
彼女曰く、ハリーは元軍人で戦争の英雄だったらしいが、退役後は質素な生活をしていたらしい。そして教会への献金をくすねていたのではないかと疑われていたが、証拠はなかったと言う。

さらにマックスによる検死の結果、胃から大量のモルヒネが発見され、死因は薬物中毒だと判明する。
教会の礼拝で振る舞われるワインにモルヒネを入れていたのではないか、と二人は考えた。

次にモースとルイスは、ハリーが持っていた大金はどこから来たのかを調べることに。
彼が馬券を当てたのかと思われたが、販売員に尋ねてみると「当たっているところは見たことがない」という。

謎が深まった二人は、事件のあった教会へと向かう。
そしてちょうど執り行われていた礼拝に参加。信者たち全員に振舞われるワインを見て、「これでは全員が死んでしまう」と、今回のトリックが分からなくなり、ますます混迷を深めることに。

一番怪しいのは聖杯を触れることのできる牧師のポーレンだと考え、事情を訊くことに。
ミサを終えたポーレンの様子を見ていると、合唱団の少年の髪の毛を愛おしげに撫でていた。モースは、彼が少年趣味ではないのかと疑う。
そしてハリーが持っていた大金は、ポーレンを脅迫して得た金ではないかと推理した。

モースは気になっていた信者の女性ルースに会いに行く。
しかし彼女の自宅へ向かうと、そこには病気で弱っている母親だけが居た。
一緒にシェリーを飲んで待っているとルースが帰ってきて、勝手に上がり込んでいたモースを責めた。
ルースにポーレン牧師のことを聞くが、「彼は少年愛者ではない」ときっぱりと言われる。
「彼も自分も独身ではあるが、異性が好きだ」と言われ、モースは苦笑い。
モースは彼女と打ち解けるためにも食事に誘うも、用事があるからと断られてしまう。
その足でモースは教区委員ハリーの経歴やポーレン牧師について調べるために、管理局へと向かった。
過去に居た教区で少年愛者の噂が立ったことは認めたが、証拠は何もないと断言される。

一方ルイスがオルガン奏者のモリスの家に事情を訊きに行くと、被害者の妻ブレンダがバスローブ姿で現れて驚く。

翌朝、モースとルイスはポーレンに会いに行く。
第一容疑者のスワニーと親しくしていたホームレスの男に話を聞くと、スワニーとポーレンは「兄弟」だったと言う。
そのことでポーレンに揺さぶりをかけようとモースが署へ同行を願うと、ポーレンは着替えてくると言って教会の奥へ下がっていった。
礼拝が終わった直後だったため、教会にはルースの姿もあった。モースと彼女が話していると、ポーレンは教会の屋根から飛び降りて死亡する。
目の前でポーレンが自殺をし、ルースはショックを隠し切れない。

ポーレンには優秀なサイモンという弟が居た。
彼らを教えた教諭に会いに行ったが、サイモンは派手好きで女性にモテていたと言う。
カリスマ性があったが、問題を起こしたせいでその道から外れてしまった。
さらに両親の死後はおばに育てられたが、サイモンはおばから見放され、遺産のすべてをポーレンが受け取っていたと言う。

事件を洗いなおすため、再び教会へとやってきたモースとルイス。
ポーレンの持っていた鍵を使って搭に昇る階段へと向かったが、屋根まで上るとモースは高所恐怖症のせいでぐったり。
先に登ったルイスは隣の建物の屋根の上に、オルガン奏者のモリスの遺体が遺棄されているのを発見する。

遺体確認のためにモースはルースを呼んだ。
現場に警視に昇進したベルがやってきて、モースは事件を早く解決するようにと叱責されてしまう。
モースは彼が車で解いていた新聞のクロスワードを見て、スワニーこそサイモンだと気付く。
スワニーは本名をスワンポールと名乗っていた。その名前が、サイモン・ポーレンという文字のアナグラムだと気付いたのだ。

モースは身元確認に来たルースに、ハリーが亡くなった日のことを今一度正確に思い出してほしいと頼む。
彼女は聖餐式に観光客が居たという新しい証言をした。
その帰り道、モールはルースを送っていき、最後にキスをする。

モースはルイスと共にパブへとやってきた。そこでのひょんな会話から、教会の地下納骨堂のことを失念したことに気付く。
モリスの息子が行方不明になっており、彼の捜索が行われていたが、地下室にモリスの息子の遺体が転がっていた。

ハリーの妻ブレンダはテムズ川のほとりのホテルに滞在していたが何者かに殺害される。
彼女の遺留品の手帳を調べていると、そこに「SO」の文字が頻繁に登場していることがわかった。
それが一連の事件が起きている聖オズワルド教会のことであるとモースとルイスは考えたが、なぜか夫ハリーが殺された日には何も書かれていないことに気づく。

ハリーが殺された日には特別な礼拝が行われたとポーレンから聞いていたモースは、その意味を調べてみることにする。
しかし大執事に聞いてみても、その日に祈願するような出来事は典礼記に書かれていなかった。

モースとルイスは再び教会へと向かった。その日は水曜日で、ルースが教会の清掃に来る日だった。
そしてルイスの調べで、礼拝の日にポーレンの口座から3万ポンドという大金が引き出されていることが判明する。
ルースは教会にやってきた。その様子をモースは内部から、ルイスは外から監視する。
教会に怪しい人物が入ってきた。彼こそハリーだった。彼はルースを手にかけようとするが、モースが飛び出してきて救出する。

屋上へと逃げたハリーを追い詰めるモース。
ハリーはモースを殺そうと襲いかかるが、状況を察知したルイスが助けに入り、燭台で殴り掛かる。
ふらついた反動でハリーは地上へと落下して即死した。

ルースに対し、もっと早く真実を話してほしかったとモースは言葉を掛けた。
刑務所に行く覚悟はあるのかとモースが尋ねると、今までも(母の介護で)囚われの身だったようなものだとルースは答えた。
「ハリーは親切にしてくれた。母のために家も改装したのに、こんなことになるなんて」
ルースは罪をすべて自白し、逮捕される。

モースは事件解決を祝してバーに向かった。そして、いまだによく真相を分かっていないルイスに事件のあらましを説明する。
ハリーに見立てて殺されたのは、ポーレンの弟サイモンだった。
ポーレンは弟サイモンによる誹謗中傷(少年愛者であるという嘘)のせいで教区を転任させられるほどだった。彼は敬虔な聖職者であり、また寄付金も多く持っていた。
サイモンに関する悩みを信者の前で打ち明けると、信者たちは欲に目がくらみ、サイモン殺しを計画する。

ハリーは人生を立て直すための金。
モリスと浮気相手のブレンダは駆け落ちの資金。
ルースは、母親の治療代。

それぞれが分配するはずだったお金を、ハリーは独り占めするために殺していく。
そしてモリスとその息子に対しては、自分の妻を寝取ったことに対する恨みも込めて。

事件の裁判が開かれ、ルースが被告人として呼ばれる。
彼女は逮捕前にモースに自白するつもりがなかったが、モースはそれを知った上で、情状酌量を認めてもらえるよう嘘の証言をする。モースに後悔はなかった。
裁判を終え、ルースには一年半の刑期が言い渡された。
優しさを傾けてくれる彼に感謝するルース。モースは必ず会いに行くと言い、口づけをして別れる。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

今回もちょこちょこカットが入っていましたね。
ルースはモースとの約束を断った後で、別の男性と飲みに行っているわけですが、そのパブのシーンがカットされていました。

あとはルースの家でのシーン。
ハリーは彼女の家の改装を手伝ったこともあり、自分が殺された(ことになった)後、ルースの家に身を潜めています。
そして彼女と懇ろな関係に。その辺はちょこちょこ挿入されていましたが、一部カットされているようでした。

事件の話
1周目に見た時は「理解する」まで事件の流れに追い付けず、あらすじを書くことでいっぱいいっぱいでしたが、2周目になると多少の余裕が出ますね。新しい発見があります。
冒頭、ハリー(というかサイモン)が殺されるシーン。
まるで黒魔術の儀式でもやるのか?と思えるほど、暗く、緊張感のある教会の雰囲気に「ハラハラ」感は1周目の視聴の時から感じていたのですが、殺人を控えて、一致団結している場面とは露とも思っておらずに観ていました。
2周目となると、それが「ああ、この人たちは今から警察に向けて一世一代の大芝居を打つんだ」と分かり、その異様さが際立ちます。

そして、皆が共謀して警察に対抗(?)しているわけですが、ポーレンは自ら脱落。
そこからはハリーの無双が始まってしまいました。そもそも、妻を寝取られたハリーがルースと「そういう仲」になっているのもどうかと思うのですが、「それはそれ、これはこれ」ってことなんですかね?

モースが自宅でルイスと話しながら、徐に書棚から本を取り出して中身を見るシーンがありますが、その本がサミュエル・ベケット著「ゴドーを待ちながら」でした。
なんであのシーンがあったんだろう。ゴドーは「=ゴッド」らしいんですが、今回のエピソードに合わせた挿入なのかな。

くすっと笑えるシーンがたまにあるのでまとめます。
まずは、モースの駐車シーン。
モースはいつも勝手に駐車するんですよね。
前のエピソードでは、バートレット博士用の駐車場の勝手に止めて、事務員(管理人)に怒られて移動させられています(移動はルイスがしてますが)。
今回も、検死結果の詳細を聞くためにマックスの勤める病院に向かったのですが、緊急車両用の駐車スペースに停めて警備員に貼り紙をされています。さすがに、どうなってんだモラルは!と思ってしまいますね笑
そしてその貼り紙はクチャクチャポイ!ですwどんだけww

あと、死人が出まくりの今回の事件について、マックスの発言。
今回は被害者が片手で収まらないほどになってしまったわけですが、そのことでルイスに対し、
「モースも連行しないと、墓の数が足りなくなる」と言っています。マックスの台詞は皮肉が利いてて面白いです。


キュンとした話
シーズン1では、ルイスがモースを助けまくりです。それは推理の面においても、フィジカルの面においても。
最後、ハリーと屋上でもみ合っているのに気づいていなかったら、モースは死んでいたでしょうし。でもルイスは最後の最後まで、ハリーとサイモンを間違えていましたwそこが可愛い。

ルイスってスルースキルがすごいなと感じます。
正直なところ、モースのめちゃくちゃな推理に巻き込まれてあれやこれや調べさせられ、使いっぱしりにされていて、なおかつ部下なのにパブで上司に奢らされる羽目になったりと、とにかく可哀想だなあと思うわけですが、ルイスは適当(?)にあしらっています。
そしてモースの「ちょっとどうなの?」っていう捜査に対しても、案外目をつぶっていると言いますか、スルー能力を発動させているので凄いなと。(後々喧嘩になったりもしますけどね)
たぶんめっちゃ真面目な部下だったり、感化されやすい部下だったら、成立しない関係なのではないかなと思いました。
ルイスもルイスで抜いているところは抜いているからこそ、偏屈おじさんについていけると言うか……
モースは知識特化型で頭の中でいろいろ考えて暴走するし、ルイスは経験や知識が乏しいことで、頓珍漢なっことを言ったり、まっすぐに物を見たりできるから、モースを刺激できる。
そして躱すこともできる(笑)
そんなルイスの飄々とした凡人さが、モースとの関係においてはアドバンテージになっている気がします。

音楽の話
冒頭の礼拝シーンで流れているのはバッハの曲で間違いないんですが、オルガニストの譜面の文字が識別できず!音声認識アプリで調べたけどヒットしなかった(たぶん合致するCD演奏が無かった)
何の曲なんだろう……Aの音が印象的に聞こえていたのでイ短調かなと思い、YouTubeを漁ったんですが(たぶん)「前奏曲とフーガ イ短調」です。(違っていたらすみません)


そしてモースの登場シーン
町の本屋さんに立ち寄ったモースと共に映る店先のポスターや雑誌。
でかでかとグリーグの肖像がありますね~。私はグリーグのピアコンが好きですね。

そしてカルロス・クライバーのレコードのポップも。これは1982年バイエルン国立響とライブ収録したベートーヴェン交響曲4番のレコードのやつ。
そのほかにも、カラヤン、アンドレ・プレヴィンの雑誌が見えます。
そして、もう一冊チェリストの雑誌もあるのですが、表紙はヤーノシュ・シュタルケルかな?顔がよく見えないので不確か……

そして、そのお店で買ったと思われるカセットテープをカーオーディオに挿して事件現場へと向かうのですが、それがカール・ベームのチャイコフスキー交響曲4番(めっちゃ賑やかで元気出る曲、でも5番より仰々しくなくて私は好きです)。

モースってチャイコも聴くのか。ワーグナー狂だと思ってた(あとは古典)
でも、そのシーンで掛かっている曲はウェーバー作曲オペラ「オイリアンテ」の序曲です。
ウェーバーと言えば「魔弾の射手」くらいしか印象にないのですが(失礼)、結構頻繁に演奏されている曲目なのに、私は演奏経験ないんだよなあ。いつか弾いてみたい。

音楽の話から、また事件の話に戻りつつそろそろまとめに……
モースの人柄についてです。
1周目に見た時は、彼のルースに対する行動が余りにも理解できずにいました。
ですがこのシリーズを最後まで観たあとで今回のエピソードを観て、少しだけ気持ちが分かった?ように思います。

モースの優しい行動(裁判での偽証のことです)は彼がルースに話した通り「下心」によるところも、あったのだと思います。
ですがそれ以上に彼女を孤独から救いたかったのかなとも思いました。
モースは物語の中盤で、母の介護に追われる彼女にたいし「自分の人生を生きないとだめだ」と話します。
彼女の中で「母への愛情」「母への疎ましさ」が綯い交ぜになっていたのだと思います。
この事件で母親のためにお金を工面したかったというのがルースの動機の一つでもあり、金を得て母を療養所に入れることで、自分が解放されたかったんだろうとも思います。
モースはそれを理解したうえで、彼女の善人の部分を信じたのかな。彼女から何も返ってこないかもしれないんだけどね。私人としての判断なのかなと思います。

まあ、それが警察官であるという立場の上に立ってしまっているのは、どうかとも思うのですが。皆、聖人君子ではないと言うことなのか。
フィクションの世界では、現実世界ではグレーな部分に対して「あるべき姿」を見せてほしいと思ってしまう気持ちもあります。非情なら非情でもいいとも思ったり、正義を貫いてほしかったり――と言いますか。
だから(?)モースのその優しさが、理解できそうで、できない部分でもあり、人間らしいなと感じるところです。

というわけでシーズン1の2周目が終了しました。
2周目でもたっぷり楽しめましたね。全エピソードを復習したいな~そのためにはモースのBlu-ray買うかな!(今年のクリスマスプレゼントにでも……)
一にも二にも、ルイスが可愛い。かっこいい。若い。髪の毛撫でつけてて、イイ!!(ルイス過激派)
シーズン2も録画しているので、また復習ブログを上げたいなと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)




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ちゃんこい
Posted byちゃんこい

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